日本への再入国について(新型コロナウイルス(COVID-19)流行下の特例措置)2020年8月31日現在

2020年08月28日
WeXpats (執筆)
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新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行により、日本での就職を考えていた人、日本への留学を考えていた人が日本に入国できない状態が続きました。2020年9月より、日本への入国基準が緩和されるとの報道を受け、入国に関する最新情報と注意点を紹介します。

日本への再入国の現状

2020年8月31日現在の日本入国拒否対象者と入国許可対象者は以下のとおりです。

今後、現地の日本国大使館や大学推薦を受け、日本政府が学費や生活費を支給している「国費留学生」の受け入れを開始し、その後「私費留学生」の受け入れも検討しています。

外務省 「在留資格を有する外国人の再入国について」https://www.mofa.go.jp/mofaj/page1_000864.html
外務省 「「特段の事情」による入国・再入国について」https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page6_000411.html
令和2年8月22日朝日新聞「外国人留学生の入国、月内にも緩和 再入国は全面解禁へ」https://www.asahi.com/articles/ASN8P7648N8PUTFK008.html

・入国拒否対象

日本国政府は、新型コロナウイルスの影響から、出入国管理及び難民認定法(=「入管法」)により、当分の間、以下に該当する外国人について、特段の事情がない限り、上陸拒否をしています。

① 上陸の申請日前14日以内に、表の国・地域における滞在歴がある外国人

外務省「新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html

② 中国湖北省又は浙江省において発行された同国旅券を所持する外国人 

③ 香港発船舶ウエステルダムに乗船していた外国人 

*特別永住者は除きます

出入国在留管理庁「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否について」
http://www.moj.go.jp/content/001327502.pdf

・入国許可対象

2020年8月28日の決定により、以下の条件にあたる人は、特段の事情があるものとして、2020年9月1日以降の再入国を認めることになりました。

① 2020年8月31日までに再入国許可(みなし再入国許可を含む)をもって出国した日本の在留資格保持者

有効期限内の在留資格を保有している人で、有効な再入国許可(みなし再入国許可*1)を含む)を有する人は再入国が可能です。

*1)みなし再入国とは

日本に在留資格をもって在留する外国人で、有効な旅券を所持している方のうち,「3月」以下の在留期間を決定された方及び「短期滞在」の在留資格をもって在留する方以外の方が,出国の日から1年以内に再入国する場合には,原則として通常の再入国許可の取得が要らないというものです。

みなし再入国 http://www.immi-moj.go.jp/tetuduki/zairyuu/minashisainyukoku.html
Special Re-entry Permit http://www.immi-moj.go.jp/english/tetuduki/zairyuu/specialre-entrypermit.html

② 2020年9月1日以降、再入国許可をもって、日本を出国し、出国前に出入国在留管理庁が交付した受理書を所持する人

法務省「本邦滞在中の在留資格保持者の再入国予定の申出について」
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00245.html

③ 「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置」に沿って上陸申請する外国人

感染状況が落ち着いている国や地域を対象に、ビジネス上必要な人材等の出入国は許可されています。以下の国が対象です。

・タイ(2020年7月29日許可)

・ベトナム(2020年7月29日許可)

・シンガポール(2020年9月予定)

・マレーシア(2020年9月予定)

・カンボジア(2020年9月予定)

・ラオス(2020年9月予定)

・ミャンマー(2020年9月予定)

外務省「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html

④ 個別の事情に応じて特段の事情が認められるもの

・ 日本人・永住者の配偶者又は子

・ 定住者の配偶者又は子で、日本に家族が滞在しており、家族が分離された状態にあるもの 

・ 「教育」又は「教授」の在留資格を取得する外国人で、所属又は所属予定の教育機関に欠員が生じており,その補充がないと当該教育機関の教育活動の実施が困難となるなどの事情を解消するために入国の必要があるもの 

・ 「医療」の在留資格を取得する外国人で,医療体制の充実・強化に資するもの

出入国在留管理庁「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否の措置に関し,個別の事情に 応じて特段の事情があるものとして入国・再入国を許可することのある具体的な事例」 
http://www.moj.go.jp/content/001327505.pdf

日本への入国前に行うこと

あなたが再入国可能な条件を満たしている場合、以下の手続きを行いましょう。ここでは、日本に再入国する人(在留資格を持って日本に滞在していた人)に絞って情報を紹介しています。

今後、新たに日本に入国する人は、入国目的等に応じて、滞在先の国・地域の日本国大使館・総領事館において査証を発給する必要があります。

※現在、査証(ビザ)効力を停止している国は以下のとおりです。
新型コロナウイルス感染症に新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について関する水際対策の強化に係る措置について

・居住国にある日本国大使館のwebサイトを確認

日本への入国に関する最新の情報は、居住国の日本国大使館・総領事館のウェブサイトを確認してください。

外務省「在外公館リスト」https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/list/index.html(日本語)
https://www.mofa.go.jp/about/emb_cons/mofaserv.html(英語)

・必要な手続き・書類を準備

日本へ再入国するには、以下の2点の書類を取得することが必要です。

①新型コロナウイルス(COVID-19)に関する検査を受けて「陰性」であることを証明する検査証明を取得

②居住国の日本国大使館・総領事館で、再入国関連必要書類提出確認書を取得

①新型コロナウイルス(COVID-19)に関する検査を受けて「陰性」であることを証明する検査証明

出国前72時間以内に検査を受け、新型コロナウイルス「陰性」である証明が必要です。フォーマットをダウンロードし、居住国の医療機関が記入、医師が署名または押印することが求められます。

外務省「再入国の際に必要な手続・書類等」1(1)所定のフォーマット(WORD)https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html

②居住国の日本国大使館・総領事館で、再入国関連必要書類提出確認書を取得

居住国の日本国大使館・総領事館に以下の書類を提出し、再入国関連必要書類提出確認書を発行してもらいます。発行可能の場合、申請者に連絡が行きますので、申請者か代理人が取りに行きます。申請日当日には発給されないので、注意が必要です。

・旅券(有効な再入国許可(みなし再入国許可を含む)が貼付されているもの)

・在留カード

・交付申請書

交付申請書

外務省「再入国の際に必要な手続・書類等」2必要な手続き・書類https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html

・航空便の予約

①新型コロナウイルス「陰性」検査証明と②再入国関連必要書類提出確認書を取得する時間を確認しながら、日本行きの航空便のチケットを予約しましょう。

・日本入国後、翌日から14日間待機する宿舎の確保

日本に入国すると、入国の次の日から14日間待機することが求められます。待機できるのは、自宅、親戚の家、友人の家、マンスリーマンション、自分で予約したホテル等です(ゲストハウスや宿舎など、トイレやお風呂などを多数の人が、共同で使用する場所がある施設は対象外です)。

厚生労働省「水際対策の抜本的強化に関するQ&A 3 待機場所について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1-1

・空港からの移動手段の確保

日本に入国後、空港から自宅等の待機場所まで、公共交通機関(電車、バス、タクシー、航空機)以外の交通手段(自家用車やレンタカーなど)を用いて、移動する必要があります。

<英語で検索できるハイヤー一覧>

株式会社かすみ交通:http://www.kasumi-taxi.jp/Returnee-transfer.html

Kasumi Tokyo Taxi & Hire Company: http://www.kasumi-taxi.jp/Returnee-transfer-A.html

株式会社AXIS: https://www.limousine-cruise.com/

AXIS,inc: https://www.limousine-cruise.com/en/

東京MK株式会社: https://www.tokyomk.com/hire-plans

Tokyo MK group: https://en.tokyomk.com/hire-plans

ハイヤー一覧 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00020.html
水際対策の抜本的強化に関するQ&A 4 移動手段について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html#Q1-1

日本入国後の流れ

日本に入国したら、実際に何をするのか説明します。

・新型コロナウイルスのPCR検査をする

「入国拒否対象地域」に滞在歴のある人全員に、PCR検査が実施され、検査結果が出るまで、原則空港内のスペースや検疫所が指定した施設で待機する必要があります。検査後、検査結果がでるまでに数時間~2日程度かかります。2020年8月7日現在、自宅で検査結果を待つことができるのは、福岡空港を使用した人のみです。成田空港、羽田空港、関西国際空港を使用した人は必ず空港で待機します。

検査結果がでるまでの期間、事前に予約した待機場所に移動できませんので、注意が必要です。

厚生労働省「帰国された皆様へ」https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000656244.pdf

・入国後に待機する滞在先と空港からその滞在先まで移動する手段を検疫所で登録する

日本での検疫時に、以下の書類を提出します。

・質問票 Qestionnaire

・健康カード Health Card

・LINEアプリの同意書 (日本国内の電話番号を持っている人のみ)

入国後14日間は、「質問票」に記載した国内の住所を管轄する保健所から、「質問票」に記載した連絡先に、電話又はメールで、毎日の健康状態の確認がなされます。LINEアプリの同意書に同意・署名した人には、LINEで、健康状態の確認の連絡が届きます。

厚生労働省検疫所「新型コロナウイルス感染症について」https://www.forth.go.jp/news/20200129.html

・PCR検査の結果を受け、宿舎で待機する

PCR検査が「陰性」の場合、自分で確保した宿舎等に移動し、14日間(入国した次の日から数える)待機します。14日間は待機場所から外出したり、公共交通機関を使用したりするのは止めましょう。「陽性」の場合は、検疫所の指示に従ってください。

まとめ

外国人雇用に関する質問は以下のお問い合わせフォームより、ご連絡ください。

https://we-xpats.com/ja/biz/contacts/input/

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響は未だ留まるところを知りませんが、WeXpatsは、外国人の方がこれから日本で活躍できることを願い、サポートを続けていきます。