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「日本語能力検定ってどのような試験?」「N1の難易度ってどのくらいなの?」と考える企業の方も多いでしょう。日本語能力試験とは日本語を母語としない外国人を対象とする日本語能力を測る試験です。このコラムでは日本語能力試験の難易度や、似た名称の認定試験である「日本語検定試験」との違いを紹介します。また、採用に活かす際の注意点も解説していますので、参考にして外国人雇用をスムーズに進めましょう。
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目次
日本語能力試験は、日本語を母国語としない外国人の日本語能力を測る認定試験です。「Japanese-Language Proficiency Test」を略し、JLPTとも呼ばれます。日本での就職や留学を考える外国人や、既に日本企業で働いている外国人のスキルアップを目的として、幅広い年齢層の方が受けている試験です。また、特定の在留資格の要件となっていたり、、中学程度卒業認定試験で試験科目の一部の免除が受けられたりするなどのメリットもあるため、受験をする外国人もいます。日本国内では各都道府県で試験が行われ、海外ではアジア、北米、南米、欧州、アフリカなど85の国と地域で行われています。年間受験者数も100万人を超えており、世界最大の日本語試験となっています。
日本語能力試験では言語知識に加え、読む、聞くの知識を基準に日本語能力を測ります。日本語の文字や文法、語彙の知識だけでなく、その知識を利用してコミュニケーションが測れることも重要な認定基準です。
日本語能力試験はN1からN5までの5段階のレベルに分かれており、難易度を選択して受験します。N1がもっとも難易度が高く、幅広い場面で使われる日本語能力が必要とされ、N5はもっとも易しく基本的な日本語を理解できるレベルです。
日本語能力試験が外国人の日本語能力を測る試験なのに対し、日本語検定試験は日本人が普段使っている日本語をどこまで正しく理解して、使いこなせているかを測ります。名称は似ていますが、それぞれ対象と目的が異なる試験です。日本語検定試験は日本語の敬語、文法、語彙、言葉の意味、表記、漢字の6つの分野の総合的な能力を判断基準としています。
日本語能力試験の認定のレベルは、N1からN5までの5段階です。もっともレベルが高いのはN1で、幅広い日本語を理解する能力が求められ、外国人が日本の医師等国家試験や准看護師試験を受験するための条件の1つになっています。もっとも優しいのはN5で基本的な日本語をある程度理解できるレベルです。ここでは、各レベルの日本語に関する知識や試験で求められる能力について解説します。
難易度がもっとも高く、幅広い場面で使われる日本語を理解できるレベルです。N1は日本語の新聞を読めるレベルで、日本語での日常会話からビジネス会話に至るまで理解することができるため、日本人とのコミュニケーションもスムーズにできることが多いです。また、自然なスピードのまとまりのある会話やニュースなどの内容を正しく理解する能力や、難しい文章を読み、構成や内容を理解することが可能です。
N1の難易度や合格率を確認したい方には、「日本語能力試験N1の難易度は?外国人採用で求められる日本語レベル」や「日本語能力試験N1の合格率は?外国人採用時に注意すべき点を企業へ紹介」のコラムもおすすめです。各レベルの日本語能力の目安と試験問題の例、企業で外国人を募集するときの注意点もまとめているので参考にしてください。
幅広い場面で使われる日本語を理解し、日常会話が滞りなくでき、コミュニケーションがスムーズにできるレベルです。N1レベルまではいかないものの、ビジネス面でのコミュニケーションを取ることができます。
「日本語能力試験とは?特徴やN2のビジネスレベル」では、外国人の採用を検討している企業へ向けて、日本語能力試験の概要や特徴をはじめ、雇用メリットなどを紹介しています。ぜひご一読ください。
日本語での日常会話をある程度理解できるレベルです。ビジネス会話は理解できないことがありますが、自然に近いスピードの会話を聞いて、内容をおおむね理解できます。また、日常的に使われる日本語を多く用いた文章の理解や、新聞の概要を把握することが可能です。コミュニケーションをあまり必要としない仕事であれば問題なく働くことができます。
N3レベルについて詳しく知りたい方は、「日本語能力試験N3スコアのレベルとは」のコラムをご覧ください。
基本的な日本語が理解できるレベルです。漢字の読み書きや、日常的な会話はゆっくり話せばほぼ理解できるくらいの能力があります。ただし、自分の考えなどを伝えることは難しいでしょう。
自己紹介や挨拶、簡単な受け答えができるレベルです。ひらがなやカタカナ、基本的な漢字で書かれた定型的な語句や文などの基本的な日本語をある程度理解する能力があります。ただし、日本語でのコミュニケーションをスムーズに取ることは難しいレベルです。
日本語能力試験は外国人雇用を考える日本企業にとって興味があるでしょう。ここでは、採用の際に注意すべき点をまとめました。
日本語能力検定を外国人採用に活かす注意点として、認定を受けた証明書を提出してもらうことや、レベルにこだわりすぎないことが挙げられます。また、日本語能力だけにこだわりすぎないことも採用時に注意すべき点でしょう。
日本語能力検定の認定を受けると証明書が発行されます。外国人の中には認定を受けていないのに自らの判断で履歴書に「N2レベル」などの記載をしている場合もあるため、証明書の提出をしてもらい確認すると良いでしょう。雇用する外国人の日本語能力のレベルの目安になります。なお、証明書の発行は受験者本人からの申請が必要です。
N1レベルを取得していれば、日常会話はもちろんビジネス会話まで問題なく使えるので、企業側も安心して採用できます。しかし、N1レベルは日本の医師などの国家試験や准看護師試験を受験するための条件になるほどの高いレベルなので、職種によってはN1レベルにこだわる必要はないといえます。自社で働くのにどのくらいの日本語レベルが必要なのかを事前に明確にしておきましょう。
外国人を採用する際は、日本語能力だけにこだわらないようにしましょう。
日本で働くうえで、日本語能力が高いに越したことはありません。しかし、日本語能力がN1レベルあっても、業務に関係する技術や知識が不十分な場合は、活躍してもらうことは難しいでしょう。日本語能力に不安があっても、企業で活躍できるスキルやポテンシャルがある場合、採用を考えてみるべきです。日本語は企業で十分な教育体制を取れれば、後から伸ばすこともできるでしょう。
企業にとってもっとも必要なものは何なのか考えたうえで、日本語能力試験を採用に活かします。
「日本語能力試験(JLPT)を外国人採用にどう活かす?企業に向けて解説」でも、日本語能力試験の各レベルの認定基準や採用への活かし方を紹介しています。コラムの内容を参考にして、自社に相応しい人材を採用しましょう。
日本語能力試験で測れる日本語能力は、外国人を雇用するうえで重要な役割を果たします。このコラムを参考にして、日本語能力検定について正しく理解しましょう。
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