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在留カード用の写真はどのようなものが良いか、分からない方もいるでしょう。証明写真の決まりを理解しておらず、申請が不許可になるような写真を提出する外国人も少なくありません。そのため、雇用する企業が写真の決まりを理解し、サポートをするのが大切です。このコラムでは、在留カード用の写真の規格やNG例を紹介。このコラムを参考にして、在留カードの申請をスムーズに進めましょう。
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目次
在留カードとは、在留資格を得て中長期に渡り日本に滞在する外国人に対して発行される身分証明書です。在留資格許可申請が許可されると交付され、在留期限が来ると在留カードの有効期限も切れます。以下で詳しく説明するので参考にしてください。
在留カードには氏名や性別、国籍などの基本情報や顔写真が貼付されているので、外国人の身分証としての役割を持っています。また、在留資格や在留期限、就労許可の有無も記載されているので、外国人を雇用する際の確認で目にする企業も多いでしょう。外国人は在留カードを常に携帯する義務があり、怠ると20万円以下の罰金が科せられます。
すでに日本で暮らしている外国人の在留資格および在留カードの手続きは、住居地を管轄する地方出入国在留管理局で行います。在留変更許可申請の審査が完了するとはがきが送られてくるので、指定の日時までに地方出入国在留管理局に出向き、新しい在留カードの交付を受ける流れです。なお、企業が海外に居住している外国人を雇用し、国内での在留資格発行の手続きを代行した場合には、日本に入国する際の空港で在留カードが交付されます。なお、那覇空港など、一部の空港から入国した場合は後日発行される決まりです。
在留カードの有効期限は、在留期限と同じです。在留期限は、在留資格の種類や外国人によって異なります。在留期限が来る前に在留資格更新許可申請を行い、許可されれば新しい在留カードが受け取れる仕組みです。また、在留期限のない永住者や特別永住者などの在留資格を持つ場合でも、在留カードの有効期限はあります。永住者や特別永住者の在留カードの期限は、16歳未満の場合は16歳の誕生日まで、16歳以上だと在留カードの交付日から7年です。在留資格の更新がともなうほかの外国人とは違い、在留カードだけの更新は忘れがちなので注意しましょう。
参照元 出入国在留管理庁「在留カードとは?」
WeXpats Bizでは「在留カードに記載されている項目とは?企業向けに確認すべきポイントを解説」をはじめ、「在留カード番号の意味とは?企業に向けて失効情報の確認方法を解説」「在留カードの携帯義務がある理由とは?外国人を雇用する企業に向けて解説」といった在留カードに関するコラムをいくつも掲載しています。ぜひ、合わせてチェックしてみてください。
在留カード用の写真には厳密な決まりが存在します。規格から外れると在留資格の申請が受理されないことも少なくありません。ここでは在留カード用の写真の規格や、よくあるNG例を紹介します。
在留カード用に提出する写真の決まりは以下のとおりです。
写真のサイズは縦4㎝×横3㎝です。また、写っている本人や写真の余白の大きさも細かく決まっています。具体的な基準は頭の上の余白が5±3㎝、顔の大きさが25±3cmです。また、被写体が中心にある必要があり、半肩がそれぞれ15±2㎝ずつ写っていなくてはなりません。
写真は提出日の3ヶ月前までに撮られたものに限ります。何年も前に撮影した写真を提出しても、不許可になる可能性が高いでしょう。
写真の裏面には氏名を記入します。裏移りしない消えないペンを使い、フルネームで署名しましょう。
背景がある写真を使うと、申請を受け付けてもらえない可能性が高くなります。写真を撮影する際は、白い無地の背景が望ましいでしょう。また、影が写り込んでいる写真もNGです。
外国人は、日本人と証明写真に対する考え方が異なる場合があります。そのため、申請に相応しくない写真を提出してしまうことも珍しくありません。たとえば、笑顔の写真です。在留カード用の写真は、歯を見せた笑顔だと平常時の顔と異なる見え方をするため不許可になります。しかし、海外には証明写真の表情に規定のない国も多いため、満面の笑顔の証明写真を提出してしまう外国人がいるようです。また、大勢の人と一緒に撮った写真を切り取って提出したり、ピースサインをした写真を提出したりする人もいます。
髪型や眼鏡のかけ方で、申請が不許可になる場合もあるようです。前髪が長く、目や顔にかかっていると不適当だと判断されます。フレームが太く顔を隠してしまうデザインの眼鏡も注意しましょう。また、眼鏡に照明が反射して目元がよく見えなかったり、フレームが目にかかっていたりする写真も要注意です。なお、ヒジャブやブルカなど宗教上の理由で顔を隠す布を用いている場合は、外す必要はありません。ただし、顔の表情が分かるように見え方を調節して撮影します。帽子を被ったまま撮影した写真を提出する外国人も多いようですが、在留カード用の写真には相応しくありません。
参照元 出入国在留管理庁「提出写真の規格」
外国人が在留カード用の写真を用意する際のポイントは、写真館や撮影スタジオなどでプロに依頼することです。また外国人が写真を準備する際に、雇用している企業のサポートがあると申請がスムーズに進むでしょう。
在留カード用の写真は、写真館や撮影スタジオなどで撮れば間違いはないでしょう。写真のサイズや背景なども整えたうえで、撮影を行ってもらえます。在留カードの申請では、ぼやけている不鮮明な写真では許可が通りません。費用は掛かるものの、プロに依頼すれば鮮明な写真が用意できます。外国人を雇用する企業は、写真を用意する際に写真館や写真スタジオでの撮影を勧めてみましょう。
スマートフォンで撮るときは、撮影環境を整えましょう。在留カード用の写真は、スマートフォンで撮影したものを印刷して用意しても問題ありません。証明写真作成アプリを利用して、コンビニエンスストアのマルチコピー機で簡単にプリントできます。ただし、注意しなければならないのが撮影環境です。自宅では、無地の背景がなかったり影が入ったりする可能性があります。そのような写真では、申請を受け付けてもらえません。撮影環境を整えるのが困難な場合は、写真館や写真スタジオに依頼するのが賢明です。
企業は、外国人が証明写真を用意する際に丁寧なサポートを心掛けましょう。外国人任せにすると在留カード用の写真の規格を理解できず、受理されないような写真を提出して在留資格の申請が滞る可能性があります。特に海外にいる外国人を呼び寄せて雇用する際は、事前に証明写真の決まりを伝えておくと良いでしょう。外国人を招へいして雇用する際は、本人が用意した写真や書類を送ってもらい、企業の担当者が在留資格認定証明書の手続きをするのが一般的です。在留資格認定証明書用の写真がそのまま在留カードにも使用されるので、外国人が写真の規格を理解していないと、何度も海外と日本で郵便物のやり取りが発生します。時間も費用も余分に掛かるため、あらかじめ企業がサポートしておくとスムーズです。
在留カードの写真は途中で変更が可能です。在留資格を更新・変更する際は、在留カードの写真も変更されます。しかし、「写真の写りが悪い」「容姿が大きく変わりそのままだと不便」などの理由で途中で在留カードの写真を変更する人もいるようです。そのようなときは居住地を管轄する地方出入国在留管理局に「現在の在留カード」「新しい証明写真」「パスポート」を持参し、手続きを行います。なお、費用は手数料として1,600円が必要です。
在留カードの写真は細かな規格が定められています。正しい写真を提出しないと在留カードを交付できません。外国人を雇用する企業は、写真の規格を理解したうえで、外国人をのサポートを行いましょう。