生活費を節約する方法とは?毎月の食費や光熱費を抑えるワザを紹介

WeXpats
2023/05/25

充実した生活を送るには、ある程度まとまったお金が必要です。特に近年はさまざまな商品が値上げされており、少しでも生活費を節約したい人も多くいるでしょう。
このコラムでは、「自炊をする」「安い食材を買う」「家庭菜園で野菜を育てる」といった、食費の節約術をまとめています。また、水道代・電気代・ガス代などの水道光熱費の節約術も解説。交通費・通信費・などの節約術のほかにも、固定費の見直しも紹介しています。

目次

  1. 生活費節約の進め方
  2. 毎月の食費を節約する方法を紹介!
  3. 毎月の水道光熱費を節約するには?
  4. 食費や水道光熱費以外に掛かる費用の節約方法
  5. 生活費節約のために実行すべきポイント
  6. まとめ

生活費節約の進め方

生活費節約の進め方の画像

生活費を節約するときは、やみくもに支出を押さえようとしてもあまり効果はありません。実際に、何にどれだけお金を払っているのかを把握したうえで、支出プランを立てる必要があります。生活費を節約する際は、以下の手順で進めましょう。

毎月の生活費を項目ごとに把握する

生活費を節約する際は、何にどれぐらいのお金を払っているのか、内訳を把握する必要があります。
支出の内訳を把握する際は、家計簿をつけるのがおすすめです。毎日の買い物や移動に掛かった費用、家賃、水道光熱費などを記入しましょう。
支出を可視化することで、無駄使いしているお金や節約できる費用の確認がしやすくなります。

家計簿をノートに記入するのが面倒な場合は、スマートフォンのアプリを利用するのもおすすめです。

毎月の生活費の支出プランを立てる

実際に支払った生活費の内訳を把握したら、支出プランを立てましょう。支出の内訳を見て費用を削れそうな項目を洗い出し、支払いの目標額を決めます。人によってお金を掛けたい項目は異なるので、自分の生活や趣味に応じた支出プランを立てることが必要です。

支出プランを立てる際に参考になるのが、財務省が公開している「家計調査」の結果です。一人暮らしと家族がいる場合に分かれた、細かい支出の内訳を見られます。自分の生活費が平均と比べて高いのかどうかを判断する際の基準になるでしょう。

なお、支出プランを立てる際は、毎月使うお金の総額が収入を超えないようにするのが重要です。

実際の生活費と支出プランを照らし合わせる

1ヶ月が終わったら、実際に掛かった生活費と支出プランを照らし合わせて、何にどれだけお金を使ったのかを確認します。実際の費用が支出プランより高かった項目は、節約が必要です。

出費ごとに、本当に必要な支払いだったのか浪費だったかも判断しましょう。浪費とは、お金を無駄に使うことです。娯楽や嗜好品、使わない物に多くのお金を払っていた場合は、翌月から気をつけましょう。

日本の生活費はどれくらい?一人暮らしの平均や節約のコツを紹介」のコラムでは、一人暮らしの平均支出額や生活費の内訳を紹介しています。

毎月の食費を節約する方法を紹介!

毎月の食費を節約する方法を紹介!の画像

生活費を節約するために、すぐ始められるのが食費の削減です。「自炊をして外食に掛かる費用を抑える」「安い食材や割引されたお惣菜を買う」などの節約術があります。ここでは、食費の節約術を4つ紹介するので、自分に合った方法をチェックしてみてください。

自炊をして外食に掛ける費用を減らす

最も効果的な食費の節約術は、自炊をして外食を控えることです。外食は料理する手間が省けて便利ですが、その分多くの費用が掛かります。

料理が苦手な人も、簡単な料理から挑戦してみましょう。作った料理は冷蔵庫で保存しておけば何日間か持つので、毎日調理する手間が省けて電気代やガス代など光熱費の節約にも繋がります。

作り置きの料理があると、弁当箱に詰めるだけでお昼ご飯の用意ができ、ランチ代の節約も可能です。

安い食材や割引されたお惣菜を購入する

スーパーで安い食材を購入するのも、食費の節約術の一つです。一般的に価格が安いとされているキャベツやもやし、豆腐などを選ぶと良いでしょう。
スーパーによっては、さまざまな食材が安くなる日が設定されている場合があります。店舗ごとに食材の価格や安くなる商品の種類が異なるため、どのスーパーで何を買うと良いのかを知っておくのが大切です。

なお、安いからといって食材を大量に購入すると、使い切れずかえって無駄な出費になってしまう可能性があります。料理に慣れていない人は、事前に何日間かの献立を決めて必要な食材だけを購入すると良いでしょう。

一人暮らしで少量の料理で足りる場合は、割引になったお惣菜を購入するのもおすすめです。
お惣菜は、調理してから時間が経ったり店舗の閉店時間が近くなったりすると値段が下げられ、割引シールが貼られる場合があります。割引になる時間帯を把握し安くなったお惣菜を購入するのも、実践しやすい食費の節約術です。

家庭菜園で野菜を育てる

食費を節約するために、家庭菜園で野菜を育てるのも良いでしょう。ミニトマトやバジルなど、家の庭やベランダで気軽に育てられる野菜はたくさんあります。店舗で購入せずに家庭菜園で育てると、野菜の購入費用の節約が可能です。

家庭菜園に慣れてきたら、作物の栄養や色味を考えて、さまざまな種類の野菜や果物を育ててみましょう。育てる野菜や果物の種類が増えると食費を節約しながら、食卓を豊かにできます。

マイボトルを持ち歩く

マイボトルを持ち歩くと、コンビニエンスストアや自動販売機で使う飲み物の購入の費用が減り、節約できます。

通勤や通学途中、休憩時間につい飲み物を購入してしまう人は、ぜひマイボトルを持ち歩くようにしましょう。ペットボトルや缶の飲み物の購入費用は1回150円前後ですが、毎日買ったとすると1ヶ月で4,500円程度の支出になります。
マイボトルにお茶や水、コーヒーなどの自分の好きな飲み物を入れて持ち歩けば、いつでも飲めるうえ、節約も可能です。

毎月の水道光熱費を節約するには?

毎月の水道光熱費を節約するには?の画像

ガス代や水道代などの水道光熱費を抑えることも生活費の大きな節約に繋がります。ここでは、エアコンやお風呂の使い方を見直す節約術を5つ紹介するので、挑戦してみましょう。

冷房や暖房を効率良く使用する

水道光熱費を節約するには、エアコンを効率良く使用するのが重要です。

冷房と暖房のどちらも、設定温度と外の気温の差が大きいほど多くの電力を使用します。冷房を使用する際は少し高めの温度に設定して、サーキュレーターや扇風機を同時に使いましょう。サーキュレーターや扇風機を使用すると冷たくなった空気が循環するため、効率良く部屋を冷やしながら電気代を節約できます。

暖房を使用するときは温度を低めに設定して、カーテンを閉めましょう。厚手のカーテンを使うと、窓の隙間から冷たい風が入ったり室内の暖かい空気が逃げたりするのを防げます。

なお、家のなかが設定温度に達するには少々時間が必要です。そのため、短時間の外出であればエアコンをつけたままにしておくほうが電気代の節約になります。

契約しているガス・電気会社を見直す

「プロパンガス」を使用している方は、より料金が安い「都市ガス」への変更を検討しましょう。プロパンガスは小売業者が価格を設定するため、一般的にガス代が高くなります。引っ越しの際は、都市ガスが導入されている物件を選ぶとガス代を節約できるでしょう。

2017年からの都市ガス自由化により、自分でガス会社を選び契約できるようになりました。ガス自由化のメリットは、よりガス代が安い会社を選べるだけではありません。同時に電気の契約をすると、割引になるプランが利用できる場合もあります。

お風呂の湯の沸かし方を工夫する

お風呂の湯を沸かす際に少し工夫すると、水道代とガス代を節約できます。たとえば、自分が入っても溢れない程度の湯量で沸かすのは、重要な節約術の一つです。水道代とガス代を節約するために、湯量を調節して溜めましょう。また、湯を沸かす際は浴槽のふたを閉めると保温力が高くなるため、ガス代を節約できます。

お風呂の湯が沸いたら、すぐに入るようにしましょう。追い炊きに掛かるガス代の節約に繋がります。

お風呂の残り湯を再利用する

お風呂の残り湯を再利用するのも、水道代の節約術の一つです。お風呂の残り湯は洗濯や掃除、植物の水やりなどに使用できます。特に、洗濯をする際は大量の水を使うため、お風呂の湯を再利用するのがおすすめです。

なお、洗濯にお風呂の残り湯を再利用する場合は、できるだけ温かいうちに使用しましょう。なぜなら、冷たい水よりも湯のほうが服についた汚れを落としやすいからです。お風呂の湯は、浸かったあと長い時間を置かずに洗濯に使うようにしましょう。

外出するときは家電のコンセントを抜く

電気代を節約するために、外出するときは家電のコンセントを抜きましょう。スイッチを切っても、コンセントが接続されている家電は操作を待っている状態になり、電力を消費します。
たとえば、テレビはコンセントを抜かないと、リモコンの指示待ちのために微量ながら電力を消費するのです。

外出時はもちろん、就寝時も使っていない家電のコンセントも抜くと、電気代の節約に繋がるでしょう。

電気代の節約についてさらに詳しく知りたい方は「外国人が日本で生活すると電気代(電力消費量)はいくら?節約術も紹介!」のコラムも併せてご覧ください。

食費や水道光熱費以外に掛かる費用の節約方法

食費や水道光熱費以外に掛かる費用の節約方法の画像

生活していくうえで掛かる、交通費や家賃、日用品費なども、少しの工夫で節約が可能です。ここでは、食費や水道光熱費以外に掛かる生活費の種類や節約術を紹介します。

交通費

交通費は、近い距離であれば徒歩や自転車で移動すると節約できます。電車の場合は使用する路線によって運賃が異なるため、最も安い金額で済む経路を調べると良いでしょう。

電車やバスの交通費は、現金よりICカードで払ったほうが安くなる場合があります。ただし、利用する区間によっては現金で払ったほうが安い場合もあるので、自分に合った支払い方法を調べてみましょう。

家賃

家賃は持ち家でない場合、生活費のなかで大きな割合になりがちです。
物件は、駅の近くや都心を避けて探すと相場が安くなり家賃の節約に繋がります。便利な場所にこだわり過ぎず、安い家賃の物件を探してみましょう。

家賃の節約には、ルームシェアをするのもおすすめです。何人かで同じ物件を借りれば、家賃を人数分で折半できるので大幅な節約に繋がります。

通信費

通信費のなかでも、一般的に割合が高いといわれているのが携帯電話の利用に掛かる費用です。携帯電話に掛かる費用を節約したい場合は、格安SIMを利用しましょう。
格安SIMを提供している会社は、大手携帯電話会社の設備を借りて運営しています。設備に掛かる費用が安いので、大手携帯電話会社に比べて月額料金の設定が低額です。そのため、格安SIMに切り替えると、毎月支払う携帯電話の費用を節約できます。

使っている携帯電話を変えたくない方は、契約しているプランを見直すのも良い節約術でしょう。

日用品費

日用品を節約するには、なくなりそうな物のみを購入しましょう。安いという理由だけで日用品を購入してしまうと、使わなかった場合に無駄な出費となります。普段使用している日用品をリストにまとめて、必要なときに購入しましょう。

購入する日用品の種類を最小限に留めて、使い回すのもおすすめです。たとえば、重曹とクエン酸を購入すれば、お風呂や洗面所の掃除のほかに、食器洗いもできます。使用用途別に考えず複数の場面で使える日用品を購入して、生活費を費用を節約しましょう。

生活費節約のために実行すべきポイント

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食費や水道光熱費、家賃を抑える方法のほかにも、節約のために実行すべきポイントがあります。ここでは、「クレジットカードを使う」「不要な固定費を見直す」という術を紹介するので、ぜひ実行してみてください。

支払いは現金でなくクレジットカードを使う

さまざまな支払いをする際に、現金でなくクレジットカードを使うのがおすすめです。クレジットカードは、支払額に応じてポイントがつきます。たとえば、還元率が1%のクレジットカードで1万円の買い物をすると、100ポイントが溜まるのです。

公共料金や通信費などの引き落としも、手続きをするとクレジットカードから行えます。毎月溜まるポイントはわずかでも積み重なると節約に繋がるので、ぜひ検討してみましょう。

不要な固定費を見直す

毎月の支出のうち、不要な固定費を見直すのも効果が大きい節約術の一つです。固定費は必ず払う費用のことで、家賃や水道光熱費の基本料金、保険料、新聞代などを指します。

たとえば、病気や怪我が心配だからとなんとなく保険に入っている場合は、内容を吟味し、より掛け金が安い商品に切り替えると固定費を節約できます。
新聞を契約しているけれど実際にあまり読まない方は、解約してインターネットでニュースを読むようにすると節約に繋がるでしょう。

まとめ

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生活費を節約する際は、食費や水道光熱費を見直しましょう。食費は、自炊して外食を控えたりスーパーで安い食材を購入したりすると節約が可能です。水道光熱費は、エアコンの使い方や風呂の湯を沸かし方を少し工夫するだけで節約できます。
電気代やガス代、通信費の高さに悩んでいる人は、契約している会社を見直してみるのも良いでしょう。自分が実践できそうな節約術から試してみるのがおすすめです。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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