中部地方の気候や観光地まとめ!有名な料理も紹介

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2022/07/29

「中部地方の有名な観光名所や料理を知りたい」という人もいるでしょう。中部地方は日本のほぼ中央に位置し、3つの山脈があることから「日本の屋根」と呼ばれる地域です。太平洋側と日本海側、山間部で気候や文化が大きく異なっており、地域ごとに特色のある産業や料理があります。来日する際はこのコラムを参考にして、中部地方を訪れる計画を立ててみてください。

目次

  1. 中部地方は9つの県からできている
  2. 中部地方の観光名所まとめ
  3. 中部地方のソウルフード・名物グルメまとめ
  4. まとめ

中部地方は9つの県からできている

中部地方は日本列島の中央に位置し、9つの県からできています。「日本アルプス」と呼ばれる飛騨・木曽・赤石の3つの山脈が連なっているため、「日本の屋根」といわれる地域です。山脈によって、太平洋側の東海地方、日本海側の北陸地方、山と盆地からなる中央高地の3つの地域に分かれています。東海地方は温暖な気候で、雪はあまり降りません。北陸地方は日本海からの季節風の影響で積雪量が多い地域です。中央高地の盆地では、夏は気温が上がり冬は冷え込みが厳しい日が多くあります。一方、標高が高い地域では夏でも気温が低く過ごしやすいのが特徴です。3つの地域ごとに気候や見どころが異なっているので、旅行に行く際は自分の行く場所の特徴をよく調べてみましょう。

1.愛知県

愛知県は太平洋側に位置する県です。夏は気温が上がり降水量が多く、冬は晴れた日が多いものの北西から冷たい風が吹きます。県庁所在地である名古屋市は中部地方最大の都市です。名古屋城や東山動植物園などの遊んだり観光したりできる場所も多くあります。

愛知県では自動車やビデオカメラ、ミシンなどのものづくりが盛んな地域として有名です。伝統工芸品も作られており、瀬戸焼きや常滑焼きなどの焼き物が全国に知られています。工業や伝統工芸に興味がある人は、工場や工房の見学を旅の予定に組み込んでみても良いでしょう。

2.静岡県

静岡県は太平洋側にある県で、東西に長い地形をしています。北部の山岳地帯は、冬には降雪量が多く、夏でも涼しい地域です。一方、太平洋側は温暖な気候で冬でも雪はあまり降りません。静岡県と山梨県には、日本で一番高い富士山がまたがってます。

3.岐阜県

岐阜県は愛知県の上にある海に面していない県で、南北に長い地形です。北部は冬は降雪量が多く氷点下になるほど寒冷な気候で、春から秋にかけても朝晩は冷え込みます。一方、南部の盆地は夏に気温が40度を超え、国内最高気温を記録する街もあるほどです。

岐阜県には、江戸時代の木造の町並みが残っている「飛騨高山」という地域があります。歩いて回るのはもちろん、人力車に乗って町を巡るのもおすすめです。岐阜県には温泉もあり、中でも下呂温泉は全国的に有名で日本三名泉といわれています。岐阜県に行った際は、歴史ある町並みや温泉を楽しんでみてください。

4.山梨県

山梨県は、内陸にあり静岡県の上に位置する県です。静岡県との県境にある富士山のほかにも高い山々があり、登山や川遊びを楽しめます。山梨県の気候の特徴は、日照時間の長さや降水量の少なさ、一年を通して気温差が激しいことなどです。この気候が果物の生産には適しており、もも・すももは全国1位の収穫量を誇っています。また、ぶどうの収穫量も全国1位で加工品のワインの種類も豊富です。日本のワインに興味のある人は山梨県のワイナリーに訪れたり自国のワインと味を比べてみたりしてください。

5.長野県

長野県は日本アルプスに囲まれており、朝夕及び夏冬の気温差が激しい県です。高原は夏でも涼しいため、長野県の東にある軽井沢は避暑地として人気があります。歴史ある建物や町並みが残されており、見どころです。善光寺には国宝に指定されている本堂があり、全国から多くの人が訪れます。また、木曽路とよばれる京都と東京を結ぶ江戸時代の街道も有名です。木曽路の中でも、妻籠宿といわれる街道の拠点には、江戸時代の町並みが残っています。観光できるだけでなく実際に歴史ある建物に泊まれるので、日本の古い建築に興味のある人におすすめです。

6.富山県

富山県は、日本海側に面している県です。冬は季節風の影響で雪が降りますが、暖流が流れ込んでくるため、寒さは厳しくありません。富山湾では漁が盛んで、ぶりやほたるいか、白えびなどが獲れて、新鮮な魚介を使った郷土料理があります。中でも、しょうゆや砂糖を使って作るぶり大根は、全国に広がった有名な料理です。

また、富山県には日本一の高さを誇る黒部ダムがあり、6~10月に行われる観光放水では毎秒10tもの水が放出される圧巻の光景も見られます。

7.石川県

石川県は、南北に長く日本海側に突き出た半島を持つ県です。県庁所在地である金沢市は、大きな天災や戦災に合っていないため、武家屋敷や古くからの神社仏閣が残っています。現代に伝わっている伝統工芸も多く、漆器の輪島塗や染物の加賀友禅、焼き物の九谷焼などが有名です。日本の伝統工芸に興味がある人は、工房で製作体験をしてみるのも良いでしょう。また、和倉温泉や山中温泉、山代温泉など、多くの温泉があります。そのため、石川県は温泉が好きな人にもおすすめです。

8.福井県

福井県は日本海側に位置しています。海岸に近い地域では、冬に雨がよく降り天候が変わりやすく、北部の山に近い地域は豪雪地帯です。福井県に旅行で訪れる際は自分がどの地域に行くのかを調べて、衣服や傘を用意しましょう。

南部の若狭湾は入り江や湾が複雑に入り組んだリアス式海岸で、養殖業が盛んに行われています。また、天然の越前がにや若狭ふぐも獲れ、特産品として有名です。ほかにも、福井県の特徴として、日本での恐竜の化石の多くがこの県で発見されていることが挙げられます。恐竜博物館もあるので、興味がある人は訪れてみると良いでしょう。

9.新潟県

新潟県は中部地方の北部にあり、日本海側に面している県です。日本海側に面しているほかの県と同様、冬は季節風の影響により雪が高く降り積もります。新潟県には日本最長の信濃川が流れており、豊富な水を利用し米が盛んに作られている県です。米から日本酒を製造し販売する蔵元も多くあり、見学や試飲ができるところもあります。日本酒が好きな人は、新潟県で日本酒の蔵元巡りをするのもおすすめです。

日本の気候については、「日本の季節や気候を外国人に向けて解説!」のサイトでも解説しています。参考にして、日本に関する知識を深めてください。

中部地方の観光名所まとめ

中部地方には、外国人の方におすすめの観光名所が多くあります。ここでは、河口湖・合掌造り集落・兼六園・松本城についてまとめているので、観光をする際の参考にしてください。

河口湖(山梨県)

河口湖は富士山のふもとに広がる湖で、山梨県にあります。富士山の雄大な姿とともに、四季折々の風景が楽しめるスポットです。河口湖の北部では、湖面に富士山が逆さまに映り込んだ逆さ富士も見ることができます。遊覧船も出ているので、湖から周辺の景色を眺めるのもおすすめです。同じエリアには季節の花々が楽しめる大石公園や温泉もあり、1日中遊べる観光地といえるでしょう。

合掌造り集落(岐阜県・富山県)

合掌造りは、岐阜県の白川郷と富山県の五箇山と周辺の地域のみに存在する独特の建築様式です。茅葺きの傾斜が急な屋根が特徴で、ユネスコの世界文化遺産にも認定されています。多くは100~200年前に作られ、最も古いものは400年前に作られたといわれています。合掌造り集落には田んぼや山林などもあり、古い日本の景色を楽しめる場所です。

兼六園 (石川県)

兼六園は石川県金沢市にある庭園で、江戸時代にこの土地を治めていた藩主によって作られました。日本三大名園の一つに数えられており、人気の観光地です。春には桜、夏には濃い緑の木々、秋には紅葉が見られます。また、冬になると見られるのが、樹木が雪の重みで折れないように支柱と縄で支える雪吊りが行われている景色です。

広大な庭園内には、大小さまざまな池や茶屋といわれる日本風の飲食店があります。美しい景色を眺めながら茶屋で抹茶を味わうのも良いでしょう。

松本城(長野県)

松本城は長野県松本市にある城郭建築で、国宝に指定されています。上にいくほど小さくなる五重の屋根から成る天守閣が特徴です。天守閣が現存する日本の城は12城しかなく、松本城は五重の天守閣を持つ城の中で日本最古といわれています。天守閣の壁面は上部が白く下部は黒く塗られており、この壁の配色もほかの城にはあまり見られません。

中部地方のソウルフード・名物グルメまとめ

中部地方には、古くから受け継がれ人々に愛されている料理があります。ここで紹介するのは、バラエティに富んだ中部地方の9つの料理です。

味噌煮込みうどん(愛知県)

味噌煮込みうどんは、うどんや鶏肉、かまぼこ、ねぎ、油揚げなどを愛知県発祥の八丁味噌を溶いた汁で煮た料理です。土鍋といわれる土で作られた厚みのある鍋で煮込みそのまま提供されるため、暖かいまま食べられます。八丁味噌の濃厚な味と香りが特徴の愛知県のソウルフードです。

元々は家庭料理で、明治時代に愛知県の一宮市の飲食店で提供されたのが始まりといわれています。その後、名古屋市に広まり、愛知県全体でよく食べられるようになりました。

うな重(静岡県)

うな重は、うなぎを醤油や砂糖などで作った甘辛いタレを塗って焼き、ご飯の上に置いた料理です。静岡県の浜名湖はうなぎ養殖が始まった地とされており、周辺にはうなぎ料理店が多くあります。浜名湖のうなぎは、脂が乗っておりふっくらしているのが特徴です。香ばしい香りは食欲をそそり、タレのかかった甘いうなぎはご飯とよく合います。

朴葉味噌(岐阜県)

朴葉味噌(ほおばみそ)は、元々、ほおのきの枯葉にねぎやしょうがなどの薬味を混ぜた味噌を乗せて焼いて食べる郷土料理でした。昨今では、岐阜県特産の飛騨牛や魚、野菜を味噌と一緒に焼いた朴葉味噌も食べられています。朴葉味噌の特徴は、朴葉の良い香りと薬味や調味料を加えた味噌の味わい深さです。葉に具が乗っている見た目も珍しいため、目でも楽しめる調理といえます。

ほうとう(山梨県)

ほうとうは、小麦粉から作った平たいほうとうめんと具を味噌を溶いた汁で煮た料理です。具には、かぼちゃやじゃがいも、大根、人参、白菜などの野菜と油揚げが入れられます。体が温まるため、冬によく作られる料理です。ほうとうは、米の生産に向いていない山梨県の山に囲まれた地域で、メインの料理としてよく作られてきました。具にさまざまな野菜を使うため栄養価も高く、先人の知恵が活かされた料理といえるでしょう。

おやき(長野県)

おやきは、小麦粉やそば粉に水を加えて作った皮に具を入れて焼いて作ります。具には、長野県特産の野沢菜の漬物やねぎ味噌、かぼちゃなどが一般的です。

元々は、長野県の山間の小麦粉の生産量が多い地域で作られ、主食として食べられてきました。歴史は古く、縄文時代の遺跡にも粉を練って焼いた跡が見つかっています。

ます寿司(富山県)

ます寿司は、川魚のますのピンク色と笹の緑色が鮮やかな押し寿司です。木製の丸い容器「わっぱ」に笹を置き、上に酢飯とますの切り身を敷き詰めて作ります。保存性を高めるために、ます自体も酢で味付けされているのは通常の寿司と異なる点です。食べるときに中央から放射線状に切り分けるのも、珍しい寿司の食べ方といえます。

かぶら寿司(石川県)

かぶら寿司は、かぶと人参の塩漬けやぶりの切り身、米、塩などで作ります。一般的な酢を使った寿司とは異なり、米でぶりを発酵させて作っているのが特徴です。一般的な寿司は握った米の上に魚を乗せますが、かぶら寿司はかぶに入れた切り込みにぶりの切り身を挟んでおり、周りに米が付いています。にんじんの色がアクセントになり、見た目も美しい料理といえるでしょう。

越前そば(福井県)

越前そばは、そばに濃いつゆをかけ大根おろしを乗せた料理です。おろしそばや越前おろしそばとも呼ばれています。麺とつゆを別の容器で提供するスタイルもありますが、大根おろしが添えられているのは共通です。

越前そばの麺は、一般的なそばよりも香りが強く黒っぽい色をしています。また、そばは通常啜って食べますが、越前そばは噛んで食べるほど歯ごたえが強めです。

のっぺい汁(新潟県)

のっぺい汁は、鶏肉やさといも、にんじん、きのこなどをだしで煮た料理です。島根県や奈良県、熊本県でも作られますが、一般的には新潟県の郷土料理として知られています。各地ののっぺい汁は汁が多い料理ですが、新潟県ののっぺい汁は汁物というよりは具がメインの煮込み料理です。新潟県特産の鮭やいくらが使われたり夏は冷やして食べられたりする点は新潟県独特の食べ方といえるでしょう。

日本の郷土料理や名産について知りたい人は、「日本の食べ物を外国人に向けて紹介!文化について解説」や「日本の名物料理や名産って?都道府県別に有名なものを紹介」のコラムでも紹介しているので、ぜひご覧ください。

まとめ

中部地方は愛知県・静岡県・岐阜県・山梨県・長野県・富山県・石川県・福井県・新潟県からできている地域です。日本アルプスと呼ばれる高い山脈により3つの地域に分かれており、各エリアで気候や文化が異なります。それぞれの県に、城や江戸時代の町並み、有名な日本庭園などがあり、見どころが多いといえるでしょう。また、バラエティに富んだ郷土料理やグルメが存在し、食べる楽しみもあります。来日する際は、ぜひ中部地方へ足を運んでみましょう。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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