2020/03/10

アルバイト希望の外国人留学生向け、履歴書の書き方

アルバイトに応募する外国人留学生に向けて、履歴書の書き方をご紹介します。履歴書はマナーを守って作成することで採用される可能性が高まるため、項目ごとの正しい書き方を知りましょう!

履歴書とは?


履歴書は、雇用主が応募者のプロフィールや人柄を知り、採用するかどうかを判断するための書類です。履歴書には、住所や連絡先はもちろん、今までの経歴やアルバイトに応募した理由、趣味、特技などを書く欄があり、全てを記入して面接前に郵送するか、面接当日に提出します。

アルバイトの採用は履歴書と面接で決まるので、履歴書はとても大切な書類です。字が雑だったりマナー違反があったりすると、不採用になってしまう可能性があるので、あらかじめ正しい書き方を知っておきましょう。
履歴書で自分の能力や特徴、アルバイトへの熱意を伝えることができれば、採用担当者はあなたに興味を持ち、「この人のことをもっと知りたい」「この人と一緒に働きたい」と思うはずです。
相手にそう思わせる履歴書を完成させるために、それぞれの項目の書き方を学びましょう。

 

履歴書を書く時のルール

まずは、履歴書を書く時の基本的なルールを理解しましょう。

【黒いボールペンを使って書く】

履歴書は黒いボールペンを使って書くのがルール。アルバイト先に提出する正式な書類であるため、強調したい箇所があるからといって、色つきのペンを使ってはいけません。
字が雑だと「やる気がない」と思われてしまうので、丁寧に書くことを心がけましょう。

【修正液は使わない】

もし間違えてしまっても、修正液や修正テープは使わないでください。修正がある履歴書は「書き直す手間を惜しんだ」と思われてしまいます。
面倒だと感じても、間違えたら新しい用紙に最初から書き直しましょう。

【コピーしたものを使わない】

いくつかのアルバイトに応募する場合、複数枚の履歴書を書くのは大変と感じるでしょう。しかし、手書きの履歴書をコピーすると、履歴書を使い回していることが分かり、「意欲がないのでは?」と思われてしまいます。
履歴書からは書き手の誠意が伝わるので、面倒でも1枚1枚作成するようにしてください。

【空欄をつくらない】

履歴書は全ての項目に意味があるため、空欄をつくらないようにしてください。空欄があると書き忘れと思われ、熱意がないと判断されてしまいます。特に志望動機は意欲を伝えるための大切な項目なので、必ず記載するようにしましょう。
免許・資格欄などは、書くことがなければ「特になし」と記載します。

 

名前や住所の書き方


名前や住所といった基本的な情報は間違いがないように記載しましょう。

【日付】

履歴書を書いた日ではなく、郵便ポスト(郵便局)に出す日にち、もしくは、面接に持って行く日にちを記載しましょう。

【名前】

履歴書に「ふりがな」と印刷されている場合は平仮名で、「フリガナ」と印刷されている場合は片仮名で名前の読み方を書きましょう。

【年齢】

履歴書を提出する時の年齢を書きます。

【住所】

郵便番号、都道府県名、市町村名、番地、マンション名を省略せずに書きましょう。

【電話番号】

連絡がとりやすい電話番号を書きます。

【証明写真】

履歴書に印刷された枠の大きさに合った証明写真を貼り付けます。証明写真はあなたの印象を決めるので、髪形や服装の乱れに気をつけてください。前髪が目にかかると表情が暗くなるので、必ず目が隠れていない写真を使いましょう。

 

学歴・職歴の書き方


学歴・職歴欄の書き方をご紹介します。

【学歴の書き方】

「学歴・職歴」と書かれた欄の1行目に「学歴」と記載し、今までに通った学校名と入学・卒業年を書いていきます。学歴は最終学歴の1つ前から書き出せば問題ありません。
現在通っている学校については、入学年とともに「卒業見込み」を記載します。卒業見込みとは、「現在学校に通っており、今後卒業する予定である」という意味です。

〈学歴の記入例〉
20××年4月 ○○日本語学校 入学
20××年3月 ○○日本語学校 卒業
20××年4月 ○○大学○○学部○○学科 入学
20××年3月 ○○大学○○学部○○学科 卒業見込み

【職歴の書き方】

学歴の最終行から1行あけて、次の行の中央に「職歴」と記載し、今までに勤めた会社名と入社・退社の年を書いていきます。
アルバイト経験は職歴に入らないので、今まで会社に勤めたことがない人は「なし」と記載すればOKです。

 

免許・資格の書き方


免許・資格欄には、正式名称で免許・資格を書いていきます。略称の方が一般的な資格もあるので、迷ったら必ず正式名称を調べてください。免許・資格が複数ある場合は、取得した年月の順に書き、免許・資格がない場合は、欄の1行目に「特になし」と書きます。
なお、同じ種類の資格試験を何度か受けている場合は、その中で一番成績が良かったものを記載しましょう。例えば、日本語能力試験のN3とN1に合格している場合、N1のみ記載すればOKです。

〈免許・資格の記入例〉
20××年○月 TOEIC公開テストスコア800点
20××年○月 日本語能力試験(JLPT)N1 合格

 

志望動機とは?

志望動機とは、「なぜそのアルバイトに応募したのか」を説明する項目です。留学生の方は、「お金が欲しかったから」「自宅から近かったから」というさまざまな理由でアルバイトに応募すると思いますが、「働きたい!」という意欲を伝えることがポイントです。
これからご紹介する例文を参考にして、自分自身の志望動機を書いてください。

・大学での勉強と両立できるように、自宅との距離が近く通いやすいこちらの店舗を志望しました。また、アルバイトを通して社会人としてのマナーを身につけていきたいです。
・ホテルの仕事なら、中国語と英語力を活かせると考え応募しました。日本語の勉強にも力を入れて、良いサービスを提供したいと思っています。
・仕送りをしてくれる親の負担を減らすため、学費や生活費を自分で稼ぎたいと考えアルバイトを探しています。アルバイトで収入を得て少しでも親を楽にしたいと考えています。
・母国でも飲食店でアルバイトをしていたので、今までの経験を活かせるこちらのお店で働きたいと思いました。
・前にこちらのお店にきた時に店員さんがとても親切にしてくれたので、私もここで働きたいと思いました。


志望動機は人それぞれなので、自分の状況に応じた説明ができれば大丈夫です。自宅からの距離やお金といった条件を理由にする場合も、「真面目に働いてくれそうだ」と思ってもらえる前向きな姿勢をアピールしましょう。

 

趣味・特技の書き方


趣味・特技はあなたの人柄を伝える項目なので、必ず何か書きましょう。面接では、趣味の話題をきっかけに話が盛り上がることもよくあります。
履歴書の項目に「趣味・特技」と印刷されている場合は、どちらか一方を書けば問題ありません。

【仕事に関係する趣味・特技があれば書こう】

飲食店だったら料理、外国人の宿泊が多いホテルだったら語学、という風に、仕事に活かせる趣味や特技があれば書きましょう。体力が必要な仕事であれば、長年続けているスポーツを書くのもおすすめです。
仕事に活かせそうなものがなければ、その他の内容でも構いません。趣味や特技は面接で詳しく質問される可能性があるため、本当に好きなことを書きましょう。

【簡単な説明を加えよう】

採用担当者がよりあなたのことを理解できるように、趣味や特技には簡単な説明を加えます。次の例を参考にしてください。

〈趣味・特技の記入例〉
読書(年に50冊ほどミステリー小説を読みます)
運動(サッカーを10年続けています)
旅行(これまでに15カ国を訪れたことがあります)

【イメージの悪い趣味・特技は書かない】

ギャンブルなどの社会的にマイナスイメージがある趣味・特技は、「何かトラブルを起こすのでは?」と思われるので、書かない方が良いでしょう。
政治や宗教に関する事柄も個人によって意見が分かれるため、履歴書には書かないのが無難です。

 

本人希望欄、通勤時間、配偶者の書き方


本人希望欄と通勤時間、配偶者の項目はどう書けば良いのでしょうか?

【本人希望欄】

どうしても譲れない条件がある場合に記載します。募集されている仕事が複数ある場合は、希望する職種を書きましょう。また、シフト制のバイトであれば働ける曜日や日数を記載します。大学の授業などでどうしても勤務できない日がある時は、その旨も説明しておくと良いでしょう。
給料や勤務地は自分から希望を書くと印象が悪いので、何も書かないのが基本です。本人希望欄に書くことがない時は、「特になし」ではなく、「貴社の規定に従います。」と書いてください。

〈本人希望欄の記入例〉
調理スタッフを希望します。週3~4日の勤務が可能です。
なお、月曜と火曜は部活動があるため勤務できません。

【通勤時間】

自宅から職場に行くのにかかる片道の所要時間を書きます。徒歩と電車で職場に通う場合は、電車に乗っている時間だけではなく、家を出てから職場に着くまでの時間を書きましょう。
履歴書に記載する通勤時間は5分単位で書けば良いので、27分かかるとしたら、「30分」と書けばOK。34分かかるなら、「35分」と書きましょう。
通勤時間は実際に職場に行かなくても、Googleマップや電車の乗り換え案内をしてくるWebサイトで調べられます。

【配偶者】

結婚している人は「有」、結婚していない人は「無」に丸をつけましょう。

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