外国人留学生のアルバイトは夏休み中「週40時間」まで!必要な許可も解説

WeXpats
2024/07/03

学校が夏休みや冬休みなどの長期休暇に入ると、アルバイトを始める学生が増えます。外国人留学生も資格外活動許可を得るとアルバイトができるため、応募を考えている人も多いでしょう。

しかし、外国人留学生のアルバイトには就労時間や業種の決まりがあり、守れなかった場合は在留資格が取り消される事態が生じます。安心して働けるよう、アルバイトを始める前にルールを確認しておきましょう。

目次

  1. 外国人留学生がアルバイトをするには資格外活動許可が必要
  2. 外国人留学生がアルバイトをする際に押さえるべきこと
  3. 夏休みは週40時間までアルバイト可能
  4. 外国人留学生が就労可能時間をオーバーした際の罰則
  5. 外国人留学生の不法就労はバレる?
  6. 夏休み中の外国人留学生におすすめのアルバイト
  7. まとめ
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外国人留学生がアルバイトをするには資格外活動許可が必要

外国人留学生がアルバイトする際は、在留資格外の活動が認められる「資格外活動許可申請」をしましょう。理由は、外国人留学生が取得している在留資格「留学」は、大学や専門学校などでの学業しか認めていないからです。「資格外活動許可」を受けると、在留カードの裏面に「許可:原則週28時間以内・風俗営業等の従事を除く」と記載されます。

「資格外活動許可申請」の審査期間は、2週間から2ヶ月程度です。処理されるまで時間が掛かるので、申請は早めに行う必要があります。申請先は、外国人留学生の居住地を管轄する地方出入国在留管理官署です。また、在留カードを受け取れる空港で入国審査を受ける際は、その場で「資格外活動許可申請」を行えます。

資格外活動許可について詳しく知りたい方は、「留学生がアルバイトする際は資格外活動許可が必要!申請の仕方とは」の記事を参考に手続きを進めましょう。

参照元
出入国在留管理庁「資格外活動許可について

外国人留学生がアルバイトをする際に押さえるべきこと

外国人留学生はアルバイトする際に、就労時間の決まりや働ける業種、待遇のルールを確認しておきましょう。ここでは、外国人留学生がアルバイトをする前に押さえておくべきことを紹介します。

アルバイトは原則週28時間まで

出入国管理及び難民認定法第19条によって、外国人留学生の普段のアルバイトは週28時間までと決められています。理由は、外国人留学生の本分である学業を妨げないためです。残業時間を含めて週28時間までなので、オーバーしないように注意しましょう。

アルバイト先が2つ以上ある場合も、就労時間の上限は週28時間です。雇用主は別のアルバイト先の就労時間を把握できないので、留学生本人が合計時間の上限を超えないように気を付けましょう。

アルバイトできる業種には制限がある

外国人留学生は、風営法で決められた「風俗営業」に当てはまる業種でのアルバイトが禁止されています。風俗営業に当てはまる業種の例は以下のとおりです。

  • キャバクラ

  • ホストクラブ

  • バー

  • 雀荘

  • パチンコ店

  • ゲームセンター

ほかにも、客への接待を伴う飲食店や性風俗店は、外国人留学生のアルバイトが認められていないので注意しましょう。
たとえ皿洗いや清掃といった裏方であっても、外国人留学生は風俗営業に関わる業種では働けません。一見問題ないように見えても、実際は業務内容が風営法に抵触していた事例もあります。アルバイトに応募する際は、業務内容をよく確認しましょう。

最低賃金や休日のルールが日本人と同じか確認する

外国人留学生がアルバイトをする際、休日や休憩は日本人と同じルールが適用されます。労働基準法第3条では国籍を理由に待遇や給与に差をつけることを禁じているからです。休日は少なくとも週1日か4週間を通じて4日以上と決められています。休憩は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上必要です。就業先を選ぶときは、上記のルールが守られている職場かどうか確認しましょう。

最低賃金の額も日本人と同様です。アルバイトで働く外国人留学生にも最低賃金法が適用されます。金額は都道府県によって異なるため、応募する前に雇用先の都道府県の基準を確認しておきましょう。

外国人がアルバイトする際の制限とは?在留資格やルールについて理解しよう」の記事では、外国人がアルバイトする際の注意点についても書かれているので、あわせて確認してみましょう。

参照元
警視庁「風俗営業等業種一覧」
e-Gov「労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)」
厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧

夏休みは週40時間までアルバイト可能

外国人留学生は夏休みや冬休みといった学則による長期休暇中のみ、1日8時間、週40時間までのアルバイトが認められています。複数箇所でアルバイトをしている場合は1箇所で計算せず、合計の時間が上限を超えないようにしましょう。

また、休憩や休日に関しても労働基準法を守ることが必要です。「最低賃金や休日のルールが日本人と同じか確認する」で先述した休日日数と休憩時間を取るようにしましょう。

外国人留学生が就労可能時間をオーバーした際の罰則

不法就労しているとみなされるのは、許可された就労時間の上限を超えた労働や「風俗営業」の店でアルバイトをしてしまった場合などです。ここでは、不法就労をしてしまった場合の罰則について紹介します。

外国人留学生への罰則

労働時間の制限を超えてしまった外国人留学生は、在留資格の更新停止や取り消しといった罰則の対象です。悪質な不法就労と判断されれば、退去強制処分を受ける場合もあります。退去強制によって日本を離れる場合、5年間は再入国できません。

知らずに上限を超えて労働したり、「風俗営業」の店で働いてしまったとしても、日本に在留できなくなります。事前にしっかりとルールを認識しておきましょう。

雇用主への罰則

就労可能時間を超えた外国人留学生の雇用主も、不法就労助長罪という罪に問われます。雇用主が受ける罰則は、3年以下の懲役か300万円以下の罰金です。または、両方が科せられる可能性もあります。
不法就労者であると知らなかったとしても、雇用前の身分確認を怠ったという過失があれば処罰の対象となり、その人だけでなく企業も罰せられます。

外国人留学生がコンビニでアルバイトをする際の注意点や仕事内容を解説!」の記事でも、外国人留学生がルールを守らずにアルバイトしてしまった場合の罰則について解説しています。コンビニのアルバイトが人気の理由についても紹介しているので、興味がある方はご覧ください。

参照元
警視庁「外国人の適正雇用について」
出入国在留管理庁「退去強制手続と出国命令制度」
出入国在留管理庁「退去強制手続と出国命令制度Q&A

外国人留学生の不法就労はバレる?

外国人留学生の不法就労は地方出入国在留管理官署にバレます。なぜなら、外国人留学生のアルバイト状況は、地方出入国在留管理官署やハローワークなどで共有されているからです。

外国人留学生の雇用主は、雇用状況をハローワークに申告する義務があるため、誰がどこで働いているか分かります。また、留学生の収入額から上限時間の超過が疑われることもあるのです。雇用元が行う納税手続きにより、市区町村が発行する納税証明書には留学生の収入額が記載されます。

出入国在留管理庁のリーフレットには、「不法就労者を見つけた場合は地方出入国在留管理局への通報や、出頭を促すように」との指示も。同僚やアルバイト先の利用客から通報される可能性もあるでしょう。

前述したように、不法就労と判断されると日本に在留できなくなる可能性があるため、アルバイトをする際は許可された就労時間を守る必要があります。

参照元
厚生労働省「外国人の雇用」
法務省「不法就労防止に

夏休み中の外国人留学生におすすめのアルバイト

ここでは、夏休み中の外国人留学生におすすめのアルバイトを紹介します。いずれも7月〜8月の夏休み期間に募集が多いアルバイトです。

イベントスタッフ

夏休み中には、花火大会や音楽フェス、アニメの大規模イベントが催されるため、多くのアルバイトが募集されます。仕事内容は、会場の設営や清掃、来客の誘導、駐車場の警備などです。入場料が必要なイベントの場合、チケットの販売や確認などの仕事もあります。未経験でも応募できる仕事が多いのが、おすすめの理由です。
興味のあるイベントに応募して採用されれば、楽しみながらアルバイトできるでしょう。

海水浴場のスタッフ

海が好きな外国人留学生には、海水浴場でのアルバイトがおすすめです。日本では夏になると「海の家」という店舗が出店され、アルバイトを募集します。仕事内容は、浮き輪やビーチボールの販売、パラソルの貸し出し、食べ物の調理などです。
接客の多い仕事なので、日常会話程度の日本語が話せると良いでしょう。また、炎天下でのアルバイトのため、体力に自信がある方向けのアルバイトといえます。

プールのスタッフ

プールのスタッフも、夏休み中の外国人留学生におすすめのアルバイトです。主な仕事として、入場券の販売やプールの清掃、安全確認などがあります。飲食店が併設されているプールだと、接客や調理を任される場合もあるでしょう。未経験でも応募できる場合が多く、挑戦しやすいといえます。
プールのスタッフを募集するのは、スポーツセンターやホテル、リゾート地などです。応募前にプール周辺の環境を確認すると、アルバイトする際のイメージが浮かびやすいでしょう。

キャンプ場のスタッフ

山が好きな外国人留学生におすすめのアルバイトが、夏休み中のキャンプ場のスタッフです。主な仕事は、受付業務やトイレの清掃、バーベキューセットの準備などです。テントやアウトドアグッズの貸し出し、イベントの企画が仕事に含まれるキャンプ場もあります。鮮やかな緑やきれいな川といった、自然に囲まれて働けるのが魅力のアルバイトです。
公共交通機関で行きにくいキャンプ場が多いため、応募前に通える場所にあるかを確認しましょう。

【外国人向け】アルバイトの探し方とは?おすすめの職種から注意点まで紹介」の記事でも、おすすめのアルバイトを紹介しています。

まとめ

外国人留学生のアルバイト時間は、夏休みや冬休みなどの長期休暇中のみ週28時間から40時間まで延長されます。就労時間が長くなれば収入を増やせるうえ、アルバイト先からは歓迎されるでしょう。
ただし、オーバーワークになると外国人留学生と雇用主の双方に罰則があります。許可された就労時間内のアルバイトになるよう、必ず調整を行ってください。

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