2020/03/24

外国人留学生向け!日本での就職のために必要なこととは

卒業を控えた外国人留学生の中には、「日本で働きたいけど、そのためには何をすれば良いの?」と漠然とした悩みを抱えている人もいるでしょう。

このコラムでは、日本で働きたいと考えている外国人留学生に向けて、「就職のために必要なこと」を紹介しています。就活対策から在留資格の変更まで、事前に学んでおくと役立つ情報が満載です。ぜひチェックしてみてください。

就職のために必要なこと ~就活対策~

日本で就職するためには、まずしっかりと就活対策をすること。以下より日本の就活スケジュールと、いつ何をすべきかについてチェックしていきましょう。

【日本の就活スケジュール】

(1)大学3年生の夏~冬:インターンシップ開催
(2)大学3年生の3月:企業エントリー開始
(3)大学4年生の4月~5月:会社説明会、履歴書・エントリシート提出
(4)大学4年生の6月~9月:面接、試験
(5)大学4年生の10月:内定式

多くの企業がこのスケジュールに沿って採用活動を行っています。ただし、独自の選考スケジュールを実施しているケースがあるので注意しましょう。

【いつ何をすべき?】

先述したスケジュールを踏まえた上で、以下のように準備をしておくと、就活を有利に進めることができるはずです。

・大学3年生の6月~2月:自己分析、業界研究
・大学3年生の夏~冬:インターンに参加する
・大学3年生の9月~大学4年生の5月:企業研究、職種研究

このほか、エントリーシートの準備や試験対策についても、大学3年の3月までに取り組んでおきましょう。

就職のために必要なこと ~在留資格の変更~

無事に内定が決まったあとは、「留学」の在留資格から就職に関わる在留資格へと変更する必要があります。以下の概要をチェックしてみてください。

【在留資格変更申請について】

・申請する場所→住居を管轄している地方出入国在留管理官署
・申請できる人→本人(外国人留学生)、または代理人・取次者として認められる人物
・審査期間→2週間~1ヶ月
・手数料→4,000円(許可が下りたときのみ)

[申請時に必要なもの]
(1)在留資格変更許可申請書→法務省のWebサイト、地方出入国在留管理官署にて入手できます
(2)写真(1枚)→サイズなど規定あり。詳しくは法務省のWebサイトを確認してください
(3)在留カード→提示のみ
(4)パスポート→提示のみ
(5)活動内容を証明する書類→就職先、申請する資格によって詳細は異なります。詳しくは法務省のWebサイトを確認してください

申請受付は卒業年の1月~となります。この時期は地方出入国在留管理官署が大変込み合うため、審査に1ヶ月以上かかることも珍しくありません。4月の入社に処理が間に合うよう、すみやかに申請を行うように意識しましょう。

参照元:法務省 - 在留資格変更許可申請 http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-2.html
参照元:法務省 - 日本での活動内容に応じた資料 http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/ZAIRYU_HENKO/zairyu_henko10.html

就職のために必要なこと ~日本企業の風土を知る~

最後に、日本の企業で働くにあたって、知っておきたい風土について紹介します。外国人留学生からすると疑問を感じる部分もあるでしょうが、事前に知識を得ておくことで、入社後に戸惑わずに済むはずです。日本で働く社会人の心構えとして、以下を参考にしてみてください。

【ビジネスに相応しい言葉使いが求められる】

日本語には「尊敬語・丁寧語・謙譲語」といった言い回しの種類があり、ビジネスシーンによってそれぞれ求められる種類が異なります。たとえば、「言う」という言葉は以下のように変化します。

・尊敬語(相手を敬う)→言われる、おっしゃる
・丁寧語(丁寧に述べる)→言います
・謙譲語(自分をへりくだる)→申す、申し上げる

新卒生の場合、日本人でもこれらの使い分けを完璧にマスターしている人は多くありません。外国人留学生であれば、そのハードルの高さはなおのことでしょう。

入社前に基礎的なビジネス用語や、よくある言い回し例などを覚えておくことをおすすめします。

【年功序列で評価されることもある】

日本の企業では、昇進や昇給に関して「年齢」「勤続年数」が評価の対象となることがあります。古くは終身雇用制度を採用していた影響が大きいと言えるでしょう。

転職が珍しくなくなった現在では、成果主義に移行している企業も多いですが、未だに「年功序列」を重んじる企業があることも事実です。特に役員が高齢な会社の場合、その傾向が強いと考えられます。

年齢に関わらず実力を評価してもらいたいのであれば、経営陣や社員の平均年齢が若い企業を狙ってみましょう。

【横並び意識が強い】

日本の社会では「和」や「調和」を重視する風潮があり、「みんなと同じでいないといけない」という横並び意識が強く、足並みを乱す行為は嫌われがちです。

そのため、スタンドプレーをする人や自己主張をする人など、集団の中から飛び抜ける存在は敬遠されてしまうことがあります。自己実現意欲や競争意識を持つ外国人留学生は、こういった雰囲気に慣れるまで時間を要する可能性が高いので、心構えをしておきましょう。

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