外国人留学生のための簡単な自己分析のやり方

WeXpats
2023/01/30

日本での就活を成功させるために欠かせないのが、「自己分析」です。
過去の自分を振り返り、自分をよく知ったうえで、「日本でどのように働きたいのか」「どんな仕事が自分に向いているのか」を明確にしましょう。そして、自信を持って就活本番へ望んでください。
本記事では、簡単にできる自己分析のやり方と、日本の就職活動の流れをご紹介します。

目次

  1. 日本での就活に欠かせない「自己分析」とは
  2. 外国人留学生のための簡単な自己分析のやり方
  3. 自己分析はいつやる?日本の就職活動の流れ
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日本での就活に欠かせない「自己分析」とは

日本での就活に欠かせない「自己分析」とはの画像

まず、自己分析とは一体なにか、それがどうして日本の就活に必要なのか、説明していきます。

自己分析とは?

自己分析とは、「自分を知る」ことです。
自分が生まれてから今日までの出来事を振り返り、自分とはどういう人間で、どんな経験を経て今の思考やポリシーが生まれたのか…。
そういった、「自分自身の内面」をあぶり出していく行為が、自己分析です。

日本の就活に自己分析が必要な理由

終身雇用制度の根強い日本では、長期的な活躍を視野に入れて採用をおこなう傾向にあります。
ですから、現時点で必要なのは高い技術やスキルよりも、今後見込まれるポテンシャルであり、重視されるのは人柄や内面でしょう。
その人がどんな風に自分を振り返り分析し、どんなものの考え方をしていて、どのような経験を経て今の人格が形成されたのか…。
企業は、そういうった点をふまえ、長く企業で働いていける人材なのかを見極めています。
つまり、自己分析を徹底するかどうかが、今後の選考に関わってくるといって良いでしょう。

外国人留学生のための簡単な自己分析のやり方

外国人留学生のための簡単な自己分析のやり方の画像

自己分析の大切さを強調しましたが、自己分析自体は難しいものではなく、今すぐにでも簡単におこなうことができます。
それでは、外国人留学生のための自己分析のやり方をみていきましょう。

自己分析の実施方法

自己分析の中でも一番手軽ですぐにできるのが、紙に書き出す方法です。
過去から現在までの自分を年表のように羅列していく形式や、自分の特徴や印象的な出来事をランダムに書き起こし、関連性のあるものピックアップしていく形式が一般的。
一つ自分の特徴を書いて、それに関連するワードを数珠つなぎに出していく方法もあります。
これは、自分でも気がついていない深層心理を深堀りできるので、おすすめです。是非試してみてください。
Webサイトでは、質問項目に答えていき、潜在的な自分の特徴を知る自己分析ツールなども利用することができます。思いつく限りの方法を試してみましょう。

日本に留学した経緯を振り返る

外国人留学生に対し、日本の企業は「なぜ日本に来たのか」知りたいはずです。
そこで、自分が日本へ来た経緯を中心にして、自己分析をしていきましょう。

まずは一度日本のことを忘れ、「生まれてから日本に来るまでの自分」を振り返ります。
どういう幼少期を過ごし、学生時代を経てきたのか。また、どんな友人を持ち、どんな家庭環境だったのかなど、とにかく思いつくことは全て書き出しましょう。
それが出来たら、今度はたくさんの自分に関連するワードの中から、日本に来た理由に関係しそうなものだけを囲みピックアップします。
それが、「あなたが日本に来た理由」を伝えるための強力なヒントになっているはずです。

日本で働く理由を考える

自分がなぜ日本に来たのかが明確になったら、次は「日本で働く」理由を考えてみます。
今度は、日本に来てから今日までの自分を、同様に振り返ってみましょう。
実際に学生として日本へ来て、いろいろな経験をして、なお日本の企業で働こうと思った理由は、就活をする上ではっきりさせなくてはいけない重要な部分です。
長く暮らすなかで、日本のどの部分に惹かれたのか。日本の産業や経済のどういう特性を垣間見たのか…。
思いつく限りのエピソードをあげ、その中で「日本で働く」理由と関係しそうなものをピックアップしていきましょう。

将来なりたい自分を想像する

最後は、自分自身のこれからについて考えます。
過去の経験をふまえ、将来自分はどういう人間になっていたいか、どういう仕事をしてどんな成果をあげたいか、などを想像してみましょう。
おそらく、「自分のなりたい姿」は、過去のなんらかの経験に基づいたものなのではないでしょうか。
もちろんそうでない場合もあると思います。
ただ、実際に就職活動で将来のことを聞かれた際、今までの自分と地続きで繋がっているような人間像を伝えると、一貫性のある人間だと受け取られやすく、好印象になる場合があるので、心に留めておきましょう。

紹介した自己分析方法であぶり出した、「一貫性のある自分像」を活用し、実りのある就職活動を実現させましょう。

自己分析はいつやる?日本の就職活動の流れ

自己分析はいつやる?日本の就職活動の流れの画像

それでは、いつ頃から自己分析に取り組むのがベストなのでしょうか。
日本の就職活動には、ある程度決まった流れがあります。

日本の就活の流れ

  1. インターン(前年大学3年生の7月頃~当年翌年2月頃まで)
  2. 自己分析・業界研究(前年大学3年生の7月頃~当年翌年2月頃まで)
  3. 企業エントリースタート(大学3年生の3月~)
  4. 説明会(大学3年生の3月~)
  5. エントリーシート提出(大学4年生の4月~)
  6. 筆記試験・面接などの選考スタート(大学4年生の6月~)
  7. 内定式(大学4年生の10月)

上記は一般的なケースです。選考スタートは企業によって差異があるので、よく確認しておいてください。
ただ、3月大学3年生の春休みに企業エントリーが開始されることが多いので、できれば3月までには自己分析をすませておくと良いでしょう。
企業のエントリーが始まると、そこからは説明会や応募書類の提出、選考に追われ非常に忙しくなります。
ですから、ゆっくり自分を振り返る時間がある前年大学3年生のうちから、こつこつと自己分析をしていくことをおすすめします。

以上、外国人留学生のための、簡単な自己分析のやり方を説明していきました。
「自分」のことは、自分自身でも、意外とよく知らないものです。
しかし、「内面性」を重んじる日本で就活するためには、今までの自分と深く向き合う必要があるでしょう。
自己分析をおこなうことで、自分のことをもっとよく知り、自信を持って就活に挑むことができます。

就職活動の自己分析に特化したコラム「就活の自己分析の目的とは?外国人留学生のためのやり方を解説」も合わせてチェックし、ぜひ、今すぐ自己分析をはじめてみてください!

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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