2022/07/25

転職におすすめの業界は?外国人に向けて紹介

日本で転職をする際にどのような業界を選べば良いか分からない方もいるでしょう。各業界にはそれぞれ特性や必要なスキルがあります。このコラムでは外国人におすすめの業界や転職しやすい業界を解説。また、転職時に業界選びで確認すべきポイントも紹介します。内容を参考にして、日本での転職活動をスタートさせましょう。

目次

  1. 外国人の転職におすすめの業界7選
  2. 転職しやすい業界3選
  3. 外国人が転職時の業界選びで確認すべきポイント
  4. 外国人が業界を変えて転職をする場合は在留資格に注意
  5. まとめ

外国人の転職におすすめの業界7選

ここでは、外国人の転職におすすめの業界を紹介します。業界ごとに活かせるスキルや向いている人もまとめているので参考にしてください。

1.アニメ・ゲーム業界

アニメ・ゲーム業界は、海外でのアニメの放映やオンラインゲームの普及によって、外国人雇用の需要が増えている業界です。アニメやゲームが好きな人はもちろん、トレンドや最新情報に詳しく、新しいものや技術に興味がある外国人に向いているでしょう。なお、残業が続くこともあるため体力が必要な業界でもあります。

2.翻訳・通訳業界

翻訳・通訳業界は、外国人にとって母国語を活かせるため転職しやすい業界です。なお、翻訳と通訳では仕事の内容や求められるスキルが異なっています。

翻訳は主にWebサイトや本、契約書などの書き言葉を訳す仕事です。日本語や母国語での読み書きが得意で、黙々と仕事をするのが好きな人に向いている仕事でしょう。

通訳は、会議や打ち合わせなどの場で話し言葉を訳す仕事です。言語を正確かつ素早く訳す能力や状況に合わせて対応できる臨機応変さが重要といえます。コミュニケーション能力も必要なため、人と接するのが好きな人におすすめです。

3.旅行業界

旅行業界では、外国人観光客に対応できる人材が必要とされています。日本人スタッフだけでは、さまざまな外国人観光客の対応に限界があるでしょう。そこで、外国人を雇用することで、さまざまな国からの観光客に合わせたサービスの提供ができます。

旅行業界の仕事では、人と関わることが多くあります。そのため、コミュニケーションが得意な人に向いているでしょう。

4.宿泊業界

宿泊業界でも、来日する外国人に対応できる人材が求められています。中でもフロントやホールスタッフは外国語を使う場面が多くあり、語学力を活かせるので外国人におすすめです。また、営業職では海外の旅行会社向けの営業をする際に、語学力を活かすことができます。外国人観光客向けの宿泊プランやイベントなどの企画にも、外国人ならではの視点を活かせる場面があるでしょう。

5.IT業界

IT業界では、人材不足を解消するために外国人エンジニアを積極的に採用する動きがあります。さらに、今後の海外進出や海外顧客へのサービス提供に向けて、日本語以外の言語能力の需要が高まっている状況です。

IT業界には、フレックスタイム制や実力主義といった海外の制度を取り込んでいるところもあります。そのため、外国人にとって馴染みやすく活躍しやすい業界といえるでしょう。IT業界に転職するには、プログラミングスキルや開発経験が必要です。また、システム開発はチームで行うことがあるので、コミュニケーション能力も求められます。

6.卸売・小売業界

卸売業界は、製造メーカーから仕入れた商品をほかの企業へ販売している業界です。小売り業界は、卸売業者から仕入れた商品を消費者に販売しています。卸売業界は、顧客や取引先企業が海外にいる場合、外国語が必要になるため外国人が転職しやすい業界です。また、小売業界でも、来日する外国人の増加に伴い、百貨店や家電量販店での外国人雇用のニーズが高まっています。

卸売・小売業界では人とやり取りする仕事が多いため、語学力はもちろん、コミュニケーション能力も求められるでしょう。

7.教育業界

日本語学校や留学生が多い大学、専門学校などでは外国人向けの求人を多く出しています。業務では、日本語能力はもちろん、留学生の入学時の書類のチェックや学生の母国の教育機関とのやり取りなどがあるため、事務能力も必要です。学生と日本人職員の通訳をしたり学生からの相談を受けたりすることもあります。そのため、親身になって考えたりアドバイスしたりするのが得意な人にも向いているでしょう。

転職活動では、仕事で活かせる資格があると有利です。「転職に役立つ資格って?日本で転職を考える外国人にむけて」のコラムでは、外国人の転職に役立つ資格を業界ごとに紹介しているので参考にしてください。

転職しやすい業界3選

昨今の日本では、人手不足といわれている業界が多くあります。人手不足の業界では求人が多く出ているため、外国人が転職しやすいといえるでしょう。また、外国人の受け入れに積極的な業界は、手続きに慣れているためおすすめです。ここでは、「介護業界」「飲食業界」「製造業界」について、業界の特徴や注意点などについて紹介します。

1.介護業界

近年、介護業界では外国人の採用が増加傾向にあります。日本では高齢化が進み、介護職の人手不足が深刻です。そのため、外国人が転職するチャンスが多い業界といえるでしょう。日本の介護職は、とても手厚い介護サービスが求められます。体力が必要な業界ですが、人のために働くことが好きな人はやりがいを持って働けるでしょう。

2.飲食業界

日本の飲食業界は、人手不足が深刻なため外国人の雇用が注目されており、すでに多くの外国人が日本の飲食業界で活躍しています。料理人に必要な「技能」の在留資格はこれまでの経験を活かして働くことができる業界です。特に母国料理の専門店などの勤務では、日本人では難しい本場の味を再現できるため、自分の腕を存分に活かせるでしょう。

在留資格「技能」のほかには、「特定活動(46号)」や「特定技能(飲食業)」で働けます。ただし、在留資格によって行える業務内容が異なります。

3.製造業界

人手不足が続く製造業界も外国人が転職しやすい業界です。企業は労働意欲の高い外国人を雇用することで、労働力の確保や社内の活性化を狙っています。

厚生労働省の「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(令和3年10月末現在)」を見ると、外国人労働者の27%は、製造業界で従事しています。すでに多くの外国人が働いていることから、製造業は外国人が転職しやすい業界といえるでしょう。

参照元
厚生労働省「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(令和3年10月末現在)

外国人が転職時の業界選びで確認すべきポイント

転職時の業界選びでは、外国人がどのくらい働いているのか、労働環境は整っているのかなどを確認することが大切です。転職してからすぐに辞めないためにも、本当に自分が働きたい業界かを見極めましょう。

外国人がどのくらい働いている業界か

希望する業界で、外国人がどのくらい働いているのかを確認することは重要です。外国人があまり働いていない業界では、受け入れ体制が整っておらず働きづらい可能性があります。また、在留資格の管理や手続きに不慣れで、トラブルが起きる可能性もあるでしょう。外国人雇用に積極的な業界であれば、コミュニケーション面でのサポートがあったり入管に関する手続きもスムーズに進んだりします。

ただし、どうしても働きたい業界で外国人が少ない場合、自分が先駆者になるぐらいの気持ちで思い切って転職してみるのも良いでしょう。

成長が見込める業界であるか

転職時は、今後の成長が期待できる業界かを確認しましょう。現状だけでなく、将来性も考慮して伸びる業界であるかを判断することが大切です。たとえば、IT業界は、近年需要が高いだけでなく将来的にもさまざまな分野と結びつき必要とされていくでしょう。また、高齢化が進む日本では、介護業界は今後も需要が増加していくことが見込まれます。需要があり成長中の業界に転職すると、将来に渡って役立つスキルを身に付けられるでしょう。

労働環境が整っている業界か

給与や福利厚生などの労働環境が整っている業界であることも重要なポイントです。転職サイトには実際に働いている人や元社員が企業の労働環境について投稿していることがあるので、確認しましょう。ただし、円満に退職していない人がマイナスな内容を投稿することもあるので、あくまで参考程度に留めておくことが大切です。

また、求人募集が多い場合は、業務拡大や新規事業に伴う人材の募集かどうかを確認しましょう。退職者が多く人の入れ代わりが激しい業界は、労働環境に問題がある可能性があります。

昔からある業界か

初めて転職する場合は、昔からある業界をおすすめします。なぜなら、新しく出来た業界では、業務マニュアルや指導方法が確立されていない可能性があるためです。昔からある業界では、業務の効率の良い方法や新入社員の指導方法が定まっています。そのため、転職しても業務が覚えやすく働きやすいといえるでしょう。

本当に自分の働きたい業界か

転職先についての情報を調べて、本当に働きたい業界なのかを考えることは重要です。業界について調べるには、Webサイトや新聞、ニュースなどを利用することができます。また、業界研究セミナーや企業説明会などを活用することもおすすめです。情報を得たら、転職した業界でどのような仕事をしたいのか、自分の描くキャリアプランに必要な経験が積めるかなども考えてみましょう。

外国人が業界を変えて転職をする場合は在留資格に注意

外国人が業界を変えて転職する場合は、在留資格に注意しましょう。同じような業務内容でも、必要な在留資格が異なる場合があります。たとえば、「語学教師」の仕事でも、学校で教える場合と英会話教室で教える場合の在留資格は異なるのです。中学や高校で語学を教える際は「教育」、企業の講師として語学を教える際は「技術・人文知識・国際業務」の在留資格が必要とされます。外国人が日本で転職活動をする際は、在留資格のことも考慮して業界を選ぶ必要があるので、注意しましょう。

まとめ

外国人の転職におすすめ業界には、アニメ・ゲーム業界や翻訳・通訳業界、IT業界などがあります。これらの業界は、外国人の語学力や経験を活かせるためおすすめです。また、外国人が転職しやすい業界には、介護業界や飲食業界、製造業界などがあります。すでに多くの外国人が働いていて受け入れ態勢が整っている業界や人手不足の業界は転職しやすいといえるでしょう。

転職時には、業界についてよく調べ、自分が取得できる在留資格を考慮することも重要です。このコラムを参考にして、転職をスムーズに進めましょう。

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