日本の行事を一覧で紹介!季節ごとのイベントを楽しもう!

WeXpats
2022/05/17

海外から移住して日が浅く、日本の行事について詳しく知らない方もいるでしょう。日本には、四季と密接に関経した行事や特有の風習に基づいた伝統行事があります。日本人は伝統やしきたりを大切にしているため、古来から現代まで受け継がれる行事が数多くあるのです。このコラムでは、日本の行事を季節ごとに分けて紹介。また、人生の節目の行事もまとめています。内容を参考にして、日本の文化・慣習への理解を深めましょう。

目次

  1. 日本の行事は季節ごとの特色がある
  2. 日本の季節ごとの行事一覧
  3. 日本に住む人の人生にまつわる行事
  4. まとめ

日本の行事は季節ごとの特色がある

日本の行事は、季節と密接に関係しているのが特徴です。ほかにも季節がある国はたくさんあります。しかし、日本のように春・夏・秋・冬とはっきり季節が分かれ、全く違う気温や気候になる国はそう多くはありません。日本の4つの季節は「四季」といい、数ヶ月ごとにどんどん移ろいでいきます。そのため、日本人は訪れた季節を存分に感じ、楽しもうとするのです。以上のことから、日本には季節と深く関係している行事が多いのだといわれています。

日本に季節についてさらに知りたい人は「日本の季節や気候を外国人に向けて解説!」のコラムもご覧ください。

日本の季節ごとの行事一覧

ここでは、日本の行事を季節ごとに分けて一覧で紹介します。なお、日本の行事は暦日で季節を分けているのが特徴です。

日本の行事【春】

日本の春は、暦のうえではお正月から3月までとされています。春の訪れを喜ぶような、華やかな行事が多いのが特徴です。

節分

2月3日の節分は、季節の変わり目に発生する邪気を払うために始まった行事です。鬼を邪気の化身として、豆を投げて追い払います。「福は内」「鬼は外」とは、「不幸は去り、良い出来事だけ起こりますように」といった日本人の願いが込められている言葉です。なお、近年ではその年の縁起が良いとされる方角を向いて、無言で恵方巻きという巻き寿司を食べる行事としても知られています。

ひな祭り

3月3日のひな祭りは桃の節句ともいい、女の子の成長を願う日本の伝統的な行事です。ひな人形という着物姿の人形を飾り、ひなあられやちらし寿司を食べます。ひな人形に厄を移し、女の子を事故や病気から守ることが目的の行事です。近年では、家庭の女の子が主役となり可愛らしいひな人形を飾って楽しむ日として親しまれています。

春のお彼岸

春のお彼岸は、春分の日を中心とした前後3日間です。お彼岸は先祖と交流できる時期とされ、お墓参りをしたりおはぎを供えたりします。おはぎとは米を潰したもちを、あんこで包んだ和菓子です。春のお彼岸では、こしあんを使うことが多いようです。

お花見

お花見は、日本の行事のなかでも特に人気です。行事としてのお花見は、奈良時代の貴族が開いていた梅を見て楽しむ会が始まりといわれています。桜が咲くシーズンになると、各地の名所でレジャーシートを引き、宴会が始まるのです。日本で特に有名な桜の名所には、目黒川や大阪城周辺、新宿御苑などが挙げられます。桜は咲き始めてから散るまでが非常に早い植物です。縦に長い日本では地域によって桜が咲く時期も大きく異なるので、お花見をする際は開花予想をこまめにチェックしておきましょう。

花まつり

4月8日の花まつりは、仏教を始めた釈迦の誕生日を祝う行事です。お寺に参拝に行き、花御堂と呼ばれるお堂に安置された誕生仏に甘茶をかけます。日本人全員が行うような行事ではありませんが、仏教を信仰する人々や仏教組織が設立母体の教育機関では、古くから親しまれてきました。

日本の行事【夏】

日本は6月から9月ごろまで暑い日が続きます。しかし、伝統的な暦のうえでは4月から6月までが夏です。気候の関係で災害が増えるため、厄払いの行事が多くなります。

端午の節句

5月5日の端午の節句は、男の子の成長を祝う行事です。五月人形や兜を飾る文化は、江戸時代の武家社会から庶民に広まりました。また、端午の節句の時期には、鯉を模した飾りである「鯉のぼり」が男の子のいる家庭の庭で飾られます。

土用の丑の日

土用の丑の日は本来、立春・立夏・立秋・立冬それぞれにあり、季節の変わり目を指す日と捉えられてきました。しかし、昨今の日本では、夏の土用の丑の日にうなぎを食べる行事として定着しています。なぜなら、土用の丑の日に「う」の付くものを食べると、夏バテせず過ごせると考えられているためです。日本人にとってうなぎはごちそうで、頻繁に口にする食べ物ではありません。そのため、土用の丑の日に限り、うなぎ料理を出す店に行列ができます。

夏祭り

夏祭りは、ただ出店や花火を楽しむものではありません。もともとは災いを鎮めるのが目的の行事です。夏は疫病や災害が起こりやすい季節であるため、神社や寺院で神に祈りを捧げ無病息災を願います。日本の有名な夏祭りは青森ねぶた祭や京都の祇園祭などです。

日本の行事【秋】

気象学的には日本の秋は9月から11月ですが、暦のうえでの秋は7月から9月です。そのため、この時期に行われるイベントも秋の行事になります。

七夕

七夕は星を祭る行事です。毎年、7月7日に行われるのが一般的ですが、8月7日に行う地域もあります。七夕は、中国の星伝説と古来から伝わる日本の伝説が合わさってできた行事です。短冊に願い事を書いてお祈りしたりそうめんを食べたりする風習があります。

お盆

お盆とは、先祖や故人を供養する日本の行事です。お盆は通常8月13日から8月16日までとされています。以前は、旧暦の7月13日から7月16日までがお盆の期間でした。8月13日の夕方に、先祖や故人を迎える「迎え火」を焚き、最終日の8月16日には、先祖や故人を送り出す「送り火」を焚きます。海外でも有名な「盆踊り」は、先祖や故人をもてなすためにお盆に行う儀式です。

秋のお彼岸

春のお彼岸は秋分の日を中心とした前後3日間です。春のお彼岸とやることは一緒です。ただし、御供がぼたもちからおはぎに名称を変えます。なお、小豆の収穫期は秋なので、おはぎはつぶあんで作るのが一般的です。

お月見

お月見とは、秋の美しい月を見る行事です。「十五夜」や「中秋の名月」とも呼ばれています。お月見の日は豊作を願うために、ススキや団子、栗などをお供えするのが特徴です。

日本の行事【冬】

日本の冬は気象学的には12月から2月、暦のうえでは10月から12月とされています。日本の冬は、1年をしっかり締めくくるための行事が多いのが特徴です。

酉の市

酉の市は、商売繁盛や開運招福を願う行事です。毎年11月の酉の日に、日本各地の鳥や鷲にまつわる神社仏閣で行われます。大判や小判、鶴などの縁起物が装飾された縁起熊手が売られているのが特徴的です。

正月事始め

正月事始めは、お正月に年神様を迎えるための準備です。一般的には12月13日に行われます。正月事始めで行うのは、すす払いや松迎えです。すす払いは、家の中のほこりやすすを掃除するだけでなく、厄を払うという意味も持ちます。松迎えとは、お正月に必要な松や薪を山から集めてくることです。現在は、松や薪はスーパーなどで売られているため、松迎えをする家庭は少なくなっています。

正月

日本の正月は、無事新年を迎えられたことに感謝しながら家族とゆっくり過ごす人が多いでしょう。また、初詣に出掛ける人もいます。初詣とは、年が明けてから神社や寺院に参拝し新年の幸せや無病息災を祈る行事です。初詣をするのは通常1月1日から1月3日の間で、お守りを買ったり絵馬を書いたりします。

日本の行事についてさらに詳しく知りたい人は「日本の伝統行事や年間行事を一覧で解説!特別な日に食べる行事食とは?」のコラムも参考にしてください。

日本に住む人の人生にまつわる行事

日本には人生の節目に行う行事があり、これを「人生儀礼」といいます。人生儀礼は喜ばしい行事ばかりです。内容を知って、周囲に人生儀礼を迎える人がいたら一緒にお祝いできるようにしましょう。

お宮参り

お宮参りとは、土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に子どもの誕生を報告し、これから守ってもらえるように祈りを捧げる行事です。男子は生後31日目か32日目、女子は生後32日目か33日目に行うのが古くからのしきたりですが、現代はそこまで厳格ではありません。生後1ヶ月ごろに神社に参拝し、その後親族で集まって食事会をしたり写真撮影をしたりします。

七五三

七五三とは、7歳・5歳・3歳の節目に子どもが無事成長したことを神に感謝し、祝う行事です。女の子は3歳と7歳、男の子は3歳と5歳のときにお祝いをします。七五三は11月15日前後に神社やお寺で行うのが一般的です。毎年この時期になると、各地で振袖や袴を着た可愛らしい子どもの姿が見られるでしょう。

成人の儀

成人の儀とは現代の成人式のことです。1896年4月から2022年3月まで、日本の成人年齢は20歳とされていました。毎年1月の第2月曜日に定められている「成人の日」の前後に式典が行われ、20歳を迎える若者は振袖や袴、スーツなどを着て出席します。

日本では民法改正により、2022年4月1日から成人年齢が18歳からに引き上げられました。しかし、成人式を18歳の年に行うと就職や進学の時期と重なり、出席できない人が増えると予想されるため、今までどおり20歳の年に行う市町村が多いようです。

結納

結納とは、新郎新婦の婚約を正式に成立させるために、関西式では男性側から女性側へ、関東式ではお互いに結納品を納める行事です。仲人が両家を行き来して結納品を交わす「正式結納」と、ホテルや料亭で行う「略式結納」があります。ただし、現代では両家の顔合わせも兼ねた食事会を、結納の代わりにする人も増えているようです。

長寿祝い

日本では、節目の年齢を迎えたご老人を祝う「長寿祝い」の行事があります。それぞれの長寿祝いの名前は以下のとおりです。

・還暦(かんれき):60歳

・古希(こき):70歳

・喜寿(きじゅ):77歳

・傘寿(さんじゅ):80歳

・米寿(べいじゅ):88歳

・卒寿(そつじゅ):90歳

・白寿(はくじゅ):99歳

・紀寿または百寿(きじゅまたはひゃくじゅ・ももじゅ):100歳

それぞれの年代に、お祝いで贈ると良いとされる色が決められています。具体的には、還暦の赤や古希の紫、米寿の金・黄色などです。

まとめ

伝統やしきたりを重んじる日本には、古くから受け継がれる行事が数多くあります。特に、季節の移り変わりに密接に関係する行事の種類が豊富です。日本の行事について知ることで、日本人の考えや風習をより深く理解できます。機会があれば、行事ごとのイベントにぜひ参加してみましょう。

ライター

WeXpats
生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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