日本の季節や気候を外国人に向けて解説!

WeXpats
2022/01/13

日本の季節や気候に興味のある外国人も多いでしょう。日本では季節風や地形の影響により地域によって差があるものの、年間を通して季節が移り変わります。日本の季節は食や行事と密接に関わりがあり、伝統色などの文化を生み出してきました。このコラムでは、日本の季節ごとの気候や植物、行事、伝統色を紹介します。季節と結びつきの深い日本の気候や文化を知って、滞在時の参考にしてください。

目次

  1. 日本の季節や気候の特徴
  2. 日本の季節には四季がある
  3. 日本の季節は四季以外の分け方もある
  4. 日本の季節と伝統色
  5. まとめ

日本の季節や気候の特徴

日本の季節や気候は、ほかの国にはない特徴があります。日本列島は南北に長く、北は亜寒帯気候、南は亜熱帯気候です。また、南北で気候が異なるだけでなく、日本海側の地域と太平洋側の地域では、季節風の影響で降雪量や湿度に差があります。地形や季節風の影響によりに気候に差があるとはいえ、日本全体としては温帯地域に属しているため、ほとんどの地域で季節の変化を感じことができるでしょう。ここでは、日本の季節と気候の特徴をまとめています。

日本には季節の分かれ目がある

日本では1年間を通して季節が変わるため、季節の分かれ目があります。ほかの国にも季節の変化はありますが、日本はより季節や気候の変化がはっきりしているといえるでしょう。このため、気温や湿度の変化にあわせて着る服を変える「衣替え」を行うのも日本の特徴の一つです。季節の分かれ目は気温や湿度の急な上昇や下降、天候の変化が起きて体調を崩しやすくなるので注意してください。

日本では季節により違う植物が見られる

日本では季節よって見られる植物が変わります。春に咲く桜は海外でも有名でしょう。また、季節によって姿を変える植物もあり、落葉樹の葉が赤や黄色に変わる紅葉は秋を代表する景色です。ほかにも、夏のあじさいや冬の椿など、その時々に見られる美しい植物は季節を感じさせるものとして日本の風景と切り離せません。季節ごとに、日本各地に花や樹木の名所が存在するので、ぜひ調べてみてください。

日本人に馴染みのある植物については「植物の日本の名前を紹介!読み方が難しい花や特徴についても解説」のコラムで解説しています。併せてご覧ください。

日本では季節ごとに美味しい食べ物がある

日本では季節ごとに美味しくなる食べ物があります。その食べ物がよくとれ、もっとも美味しくなる時期を旬といい、日本では旬を大切に考えた料理が作られてきました。季節により変わる料理はほかの国ではあまり見らません。また、季節ごとの行事で作られる料理やその時期に見られる風物詩をかたどった和菓子なども含め、食は日本文化の一つといえるでしょう。

日本の季節の食べ物にはどのようなものがあるか知りたい方は、「日本の季節の食べ物には何がある?春夏秋冬の旬の食材を紹介」のコラムもおすすめです。

日本の季節には四季がある

日本には「春」「夏」「秋」「冬」の4つの季節があり、気象庁の定義では春は3月~5月、夏は6月~8月、秋は9月~11月、冬は12月~2月に分けられます。日本の季節の変化は、多くの行事や文化を生んできました。四季ごとに変わる風景は、日本で過ごす楽しみの一つといえるでしょう。ここでは、各季節の気候や植物、行事をまとめているので、四季折々の日本の様子に触れてみてください。

日本の春は、寒さが和らいで暖かく過ごしやすい季節です。日本では古来から、桜を見ながら食事やお酒を楽しむ「花見」が行われてきました。春には桜のほかにも菜の花や桃、藤など、色とりどりの花が咲き誇る風景が見られるでしょう。海外では9月に進学する学校が多いですが、日本では春が入学・新生活のシーズンとなっており「春は出会いの季節」といわれています。

日本の夏は、1年で最も暑い季節です。6月~7月中旬は梅雨といわれる時期に入ります。梅雨になると雨が降りじめじめとした日が続き、晴れの日はあまりありません。梅雨が明けると気温が一気に高くなり、本格的な夏が訪れます。日本の夏の植物は、あじさいや朝顔、ショウブが有名です。日本各地では夏祭りや花火大会が行われます。

日本の秋は、夏の暑さも落ち着き過ごしやすい季節です。イチョウやカエデの葉が赤や黄色に染まる紅葉が見頃の時期で、日本各地には紅葉の名所があります。日本の秋の植物としては、菊やコスモス、彼岸花などが代表的です。また、古来から日本ではススキと団子を飾って月を鑑賞するお月見が行われきました。

日本の冬は、寒さが厳しくなる季節です。1月~2月にかけて氷点下になる地域もあり、北海道や東北、日本海側の地域では雪が積もる日もあります。冬になると枯れる草木もありますが、梅や水仙、さざんかなど、この季節にしか見られない植物も少なくありません。1年の初めの正月は冬にあり、おせち料理といわれる豪華な食事で新年を祝う姿が見られるでしょう。

日本の季節は四季以外の分け方もある

日本には、四季以外にも「二十四節気」や「雑節」といった季節の分け方があります。日本では、四季の初めと終わりでは気候や盛りの植物、旬の食べ物が異なることも少なくありません。古来から、日本人には日々移り変わる季節の小さな変化を楽しもうとする気持ちがありました。小さな変化を分かりやすく伝えるために生まれたのが、四季よりも細かい季節の分け方です。

ここでは、「二十四節気」と「雑節」についてまとめたので、小さな季節の変化を感じ取る、日本人の繊細な感性に触れてみてください。

二十四節気とは

「二十四節気(にじゅうしせっき)」は、中国で生まれた1年間を24つの季節に分ける考え方で、1つの季節は約15日間です。二十四節気の1つである「春分」の日は、昼と夜がほぼ同じ長さになります。この時期に咲くぼたんの花に見立てた「ぼたもち」を食べる習慣があり、店舗でも見かけることが多くなるでしょう。二十四節気の季節である「立春」や「春分」、「夏至」などは、季節の変わり目を表す言葉として、現在でも身近な言葉です。

雑節と日本の行事

「雑節(ざっせつ)」は、日本で作られた季節の分け方です。「雑節」の1つである「節分」は魔除けや厄払いをする日で、悪い気をもたらす鬼を豆で追い払うという行事をします。ほかにも、年に4回ある「土用」の日にはそれぞれに食べると良いといわれるものがあり、夏の「土用」の日にはうなぎが食べられてきました。

日本の伝統的な行事についてさらに知りたい方は、「日本の伝統的な行事を外国人に向けて紹介!」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

日本の季節と伝統色

日本では、季節と密接に関係した伝統色が古くから伝わってきました。ここでは、日本特有の季節や美意識を感じられる伝統色を紹介します。繊細で多彩な伝統色から、日本の季節を感じてみてください。

日本の春の伝統色

日本の春の伝統色は、春に咲く花のように華やかで柔らかい色が多いです。薄いピンクの桜色や紅梅色、黄緑の若葉色、明るい水色の青藤などがあります。いずれも草木が芽吹く春の訪れを感じさせる色といえるでしょう。

日本の夏の伝統色

日本の夏の伝統色は、初夏の空のような爽やかさが特徴です。水色の薄浅黄(うすあさぎ)や露草色、緑の若竹色、紫の杜若(かきつばた)色などがあります。夏の暑さを忘れさせるためか、涼を感じさせる青みのある色が多いのが特徴です。

日本の秋の伝統色

日本の秋の伝統色は、深みのある色が多く見た人に穏やかさを連想させるでしょう。柿色や栗皮色、薄い青紫の竜胆(りんどう)色など落ち着きを感じるのが特徴です。どの色も秋の樹木や作物、山々の景色を思い起こさせ、秋の気配が感じられます。

日本の冬の伝統色

日本の冬の伝統色は、雪景色を連想させるような色が多くあります。灰色の銀鼠(ぎんねず)や黒に近い消炭(けしずみ)色、薄いオレンジの薄香(うすこう)色などです。濃いオレンジの朱色や濃い緑の千歳緑(せんざいみどり)も日本の冬の伝統色で、正月飾りなどに使われることから新年を彩る色といえます。

色から感じられる日本文化の魅力をもっと知りたい方は、「日本の伝統色を外国人に詳しく解説!季節にまつわる色も紹介」のコラムでも解説しています。併せてご覧ください。

まとめ

日本の季節は1年間を通して移り変わり、その時々で気候や植物、行事が異なります。小さな季節の変化を感じ取って日常を楽しもうとする気持ちが、日本の食や伝統色を生み出し、文化を作ってきました。日本滞在時には季節や気候、季節を楽しむ繊細な感性に理解を深めてみてください。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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