大分県には魅力がいっぱい!外国人留学生や労働者が多い理由も解説

WeXpats
2023/02/10

観光や移住、就労などの理由で日本について調べている外国人のなかには、九州地方にある大分県が気になっている方もいるでしょう。大分県は源泉数・湧出量日本一の温泉地として有名な場所で、ほかにも魅力的な観光スポットや名物グルメが数多く存在します。そこで、このコラムでは外国人向けに大分県の魅力を詳しく紹介。また、留学や就労目的の外国人にとって、大分県が暮らしやすい場所かについても解説します。

目次

  1. 外国人に知ってほしい大分県の魅力
  2. 大分県の魅力的な観光スポット
  3. 大分県には外国人留学生・外国人労働者が多い
  4. まとめ

外国人に知ってほしい大分県の魅力

外国人に知ってほしい大分県の魅力の画像

ここでは、大分県に訪れたことがない外国人にも分かりやすく地域の魅力を紹介します。大分県に興味がある、もしくは訪れる予定がある外国人はチェックしてみましょう。

大分県は有形文化財の保有数が日本一

大分県は有形文化財の保有数が日本一の画像

大分県はかつてポルトガル人やスペイン人との貿易を盛んに行っていたため、当時の名残を感じさせる彫刻や工芸品といった有形文化財が多く、その保有数は日本一です。また、同じく有形文化財に指定されている建築物も数多く残されており、日本の歴史が好きな方にとっても大分県は魅力的な場所といえます。

有名な温泉地が多い

有名な温泉地が多いの画像

大分県は、日本で最も源泉・湧出量が多い温泉地として有名です。日本国内外から大分県の温泉を目当てに訪れる観光客もいます。別府温泉や湯布院温泉など全国的に有名な温泉地が多いこともあり、大分県は「おんせん県」と呼ばれることもあるようです。温泉ごとに湯の色や効能、周囲の景色などが異なるため、大分県を訪れた際は温泉巡りをしてみるのも良いでしょう。商店街や細い路地裏に古き良き共同浴場が密集している場所もあるので、近場で複数の温泉を楽しむことも可能です。

日本の温泉についてさらに詳しく知りたい方は「火山と温泉はどのような関係があるの?外国人に向けて解説!」のコラムもおすすめです。

年間を通して山と海の幸が楽しめる

年間を通して山と海の幸が楽しめるの画像

大分県は太平洋と瀬戸内海に面した都道府県であり、標高が高い山々が連なるくじゅう連山を有しているため、年間を通して山と海の幸を味わえるのが魅力です。関アジに甘めのしょうゆタレを掛けて酢飯と食べるりゅうきゅう丼、梅酢で味わう城下かれいの刺身、野菜がふんだんに使われただんご汁などの名物料理があります。また、とり天や大分県のブランド牛である豊後牛のステーキといった肉料理も有名です。

大分県別府市にある鉄輪温泉には、温泉を活かした「地獄蒸し」という名物料理もあります。地獄蒸しとは、塩分が含まれた温泉の蒸気が噴き出す「地獄蒸し釜」の中に、ザルにのせた野菜や魚介類を入れて蒸した料理です。大分県を訪れた際は、食事でもその土地ならではの魅力を感じられるでしょう。

大分県の魅力的な観光スポット

大分県の魅力的な観光スポットの画像

ここでは、大分県の魅力的な観光スポットを紹介します。旅行・観光で大分県を訪れる外国人は参考にしてみましょう。

九重"夢"大吊橋

九重"夢"大吊橋の画像

高さ173m、歩行距離390mの九重“夢”大吊橋は、見晴らしの良さが魅力的な観光スポットです。九重“夢”大吊橋の高さは日本一で、渡っている最中に足下を見るとスリルを味わえるでしょう。運が良ければ、九重“夢”大吊橋の近くにある「震動の滝」に虹が掛かった幻想的な光景が見られます。また、九重“夢”大吊橋は紅葉の名所としても有名です。秋の早朝や夕方に訪れれば、比較的観光客が少ない環境で山が色づく光景を一望できるでしょう。

熊野磨崖仏

熊野磨崖仏の画像

熊野磨崖仏は大分県にあるパワースポットの一つです。パワースポットとは、神秘的な力があり癒されたり活力がわいたりするような場所のことを指します。熊野磨崖仏はその名のとおり岩壁に彫刻された仏像で、国指定の重要文化財です。なお、熊野磨崖仏を見る際は拝観料300円を支払います。熊野磨崖仏は六郷満山にあり、「鬼の石段」という石で組まれた道を通るため、山登りに適した服装や靴で訪れましょう。

宇佐神宮

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宇佐神宮も大分県のパワースポットの一つとして有名です。八幡大神や比売大神、神功皇后などが祀られており、金運アップ・学業成就などのご利益があるとされています。日本の神社に興味がある方や神さまに叶えてほしい願いがある方は、参拝してみると良いでしょう。なお、参拝する際は上宮と下宮の両方にお参りするのがマナーです。

血の池地獄

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血の池地獄は大分県にある天然温泉の一つです。酸化鉄によって湯の色が赤くなっているため、血の池地獄と呼ばれています。なお、血の池地獄に入浴する際は入浴料が必要です。地獄と名の付く温泉はほかにもあり、コバルトブルーの湯の海地獄や間欠泉の竜巻地獄、わにが飼育されている鬼山地獄などがあります。血の池地獄を起点に、地獄めぐりをしてみるのも良いでしょう。

稲積水中鍾乳洞

稲積水中鍾乳洞の画像

稲積水中鍾乳洞は、幻想的な光景が見られる観光スポットです。3億年前の古生代に形成された鍾乳洞が30万年前の阿蘇火山の大噴火によって水没した場所で、水中鍾乳石や珊瑚石、ヘリクタイトなどが見られます。洞窟内からつながっている川までの距離はおよそ150mで、日本最長の水中鍾乳洞としても有名です。なお、予約すればスキューバダイビングも堪能できます。

由布岳

由布岳の画像

由布岳は標高約1,500mの活火山です。二つの耳のように並んだ岩峰を持つことから、「豊後富士」とも呼ばれています。くじゅう連山に並ぶ大分県の名峰で、登山のしやすさと山頂からの眺めの良さから根強い人気がある観光スポットです。また、太陽を背に立ったときに、自分の影の周囲に虹色の光輪が見える「ブロッケン現象」が体験できる山でもあります。日本で登山を楽しみたい方や大自然に触れたい方にも、由布岳は魅力的な観光スポットでしょう。

大分県には外国人留学生・外国人労働者が多い

大分県には外国人留学生・外国人労働者が多いの画像

出入国在留管理庁のデータによると、2021年6月末時点の大分県の在留外国人は12,665人です。そのうち最も多い在留資格は「技能実習」で3,778人、次いで「留学」が2,334人となっています。専門的・技術的分野に該当する在留資格を持つ外国人も多いようです。

大分県には、「立命館アジア太平洋大学(APU)」という外国人留学生の受け入れに積極的な大学が存在します。外国人留学生が学びやすい環境が整っているため、大分県に移り住む人もいるようです。また、技能実習や就職においても大分県は魅力的な場所といえます。大分県では食料品や自動車、電子部品などの製造業が盛んです。外国人労働者を雇用したり技能実習生の受け入れを行ったりする企業が多いため、仕事に困ることは少ないでしょう。外国人にとって大分県は観光だけでなく、生活においても魅力的なところだといえます。

参照元
出入国在留管理庁「在留外国人統計(旧登録外国人統計)統計表

まとめ

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大分県は九州地方の都道府県の一つで、海も山もある自然豊かな場所です。温泉や水中鍾乳洞といった観光スポットが多く、りゅうきゅう丼や地獄蒸しといった名物料理を味わえるため、外国人観光客の旅行先としても人気があります。また、大分県は外国人も学びやすい大学や働きやすい企業があり、在留外国人が多いのも特徴です。外国人にとって大分県は魅力的な場所といえるため、ぜひ足を運んでみることをおすすめします。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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