日本の郵便物や荷物の送り方を外国人に向けて紹介!【コンビニや郵便局が便利】

WeXpats
2023/02/14

日本で暮らしていると、誰かに郵便物をおくったり、どこかに荷物を送る機会がいずれ出てきます。しかし、送り方が分からない方もいるでしょう。国内の配達であれば、郵便局やコンビニからの発送が手軽でおすすめです。日本から海外に発送する場合は、郵便局を使うのが最も簡単な方法といえます。
このコラムでは、外国人に向けて日本での荷物の送り方を解説。内容を参考にして、相手に荷物を滞りなく送りましょう。 

目次

  1. 郵便局での郵便物の送り方と流れ
  2. コンビニでの荷物の送り方と流れ
  3. 送られてきた荷物を受け取るときはどうする?
  4. 日本から海外へ荷物を送る際のポイント
  5. まとめ

郵便局での郵便物の送り方と流れ

郵便局での郵便物の送り方と流れの画像

郵便局では、日本国内はもちろん、海外にも手紙や荷物を送ることができます。郵送したいものの種類やサイズ、重さによって料金やサービスが異なるので、目的に合ったサービスを選びましょう。

はがき・手紙の送り方

1.はがきや切手を買う

通常はがきは1枚63円で、郵便局やコンビニで買うことができます。所定の規格内のサイズと重さであれば、市販のポストカードや自作のポストカードでも送ることができますが、その際には切手を貼るのを忘れないように!ただし、所定の規格を超えるものは手紙と同じ「第一種郵便物」という扱いになり料金が変わるので、要注意です。

手紙はサイズや重さによって切手の料金が異なります。詳しくはこちらをご覧ください。切手は郵便局やコンビニで買うことができますが、料金に不足がないようにしましょう。

切手を貼る位置にもルールがあります。縦長の場合は左上に、横長の場合は右上に貼りましょう。

2.ポストに投函する

切手を貼ったら、ポストに投函します。その際、封筒の場合はのりや両面テープでしっかりと封するのを忘れずに!

最近ではほとんどのコンビニでポストが設置されているので、より便利になりました。近くの郵便ポストの設置場所はこちらで調べることができます。

投函口が2箇所ある大きな郵便ポストの場合は、通常のはがきや手紙は投函口が小さい左側に、速達や定形外郵便などは投函口が大きい右側に入れましょう。

3.郵便局の窓口で出す

料金不足の場合は以下のいずれかの対応となり、受取人にも迷惑をかけてしまいます。

①郵送されず、差出人に返送される

②受取人に郵送され、受取人が不足額を支払う

③受取人が不在または受取拒否をし、差出人に返送される

料金が正しいかどうか心配な方は、郵便ポストではなく、郵便局の窓口を利用しましょう。郵便局の窓口では、その場でサイズや重さをはかってもらえるので安心です。

また、窓口では急ぎの郵便には「速達」、大切な郵便には記録が残る「書留」など、特別な郵便にも追加料金を払えば対応してもらえます。もちろんポストからでも送ることができますが、送る際のルールが複雑なので、郵便局の営業時間内に行ける方は郵便局を利用しましょう。

レターパックの送り方

レターパックは、郵便局が提供しているサービスでA4サイズ・4㎏までの荷物(書類やCD、衣類など)が送れるサービスで、全国一律の料金となっています。

1.レターパックを買う

レターパックは、郵便局やコンビニで買うことができます。対面での配達の場合は520円、郵便受けへの配達の場合は370円です。

2.送りたいものをレターパックに入れる

レターパックに送りたいものを入れたら、宛名を書いてしっかりと封をしましょう。この際切手は不要です。また、送る前に【ご依頼主さま保管用シール】を剝がすのを忘れずに。こちらに記載されている番号で荷物の追跡ができるので、荷物が届くまでは大事に保管しておきましょう。

3.ポストに投函する or 郵便局の窓口で出す

投函口が2箇所ある郵便ポストの場合は、投函口が大きい右側に入れましょう。ただし、投函口が小さくて投函できないポストもあるので要注意!

また、営業時間内であれば、郵便局の窓口からも送れます。

この他にも、フリマアプリで出品した商品(小型のもの)を安く送りたい方向けのクリックポストゆうパケット、1kgまでの冊子やCDなどを送りたい方向けのゆうメールもあるので、用途に合ったサービスを利用しましょう。

ゆうパックの送り方

ゆうパックは、サイズ3辺が合計170cm以下、重さが25kgまでの荷物を送れるサービスです。料金はサイズと宛先によって異なります。

1.送り状を用意する

ゆうパックの送り状は、郵便局やコンビニのほか、インターネットやスマホアプリからでも購入・作成ができます。詳しくはこちらをご覧ください。スマホアプリは手書き不要でオンライン決済ができるので、とても便利です。さらに180円の割引もあります。

2.荷物を送る

荷物を梱包し、送り状を貼って送ります。包装資材がない場合は、郵便局で段ボールなどを購入することもできます。荷物は自宅から集荷をお願いすることもできますが、郵便局やコンビニに直接持っていくと1個につき120円割引になるので、持っていくのがおすすめです。

ゆうパックは種類が豊富で、重量ゆうパック(25~30kgの荷物)、チルドゆうパック(生鮮品)、ゴルフゆうパック(ゴルフ用品)、スキーゆうパック(スキー用品)、空港ゆうパック(スーツケースなど)、当日配達ゆうパック(急ぎの荷物)など、様々な用途に合ったサービスがあります。

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コンビニでの荷物の送り方と流れ

コンビニでの荷物の送り方と流れの画像

日本では、郵便局や宅配業者の営業所に行かなくてもコンビニから荷物が送れます。とても便利なので、ぜひ利用してみてください。以下でコンビニから荷物を送る方法を紹介します。

1.宅配業者や郵便局と提携しているコンビニを探す

荷物の配送サービスは、日本のすべてのコンビニで行われているわけではありません。まず、宅配業者や郵便局と提携しているコンビニを探しましょう。なお、家具のような大きい荷物や冷凍保存が必要な荷物は、コンビニからは送れません。

荷物を送れるコンビニには看板やのぼり旗が立っているので、すぐ分かります。また、郵便局や宅配業者のWebサイトから確認することも可能です。

2.梱包を済ませておく

コンビニで梱包をすることはできないので、あらかじめ自宅で済ませておきましょう。割れ物はもちろん、衝撃で傷が入るような品物はすべて緩衝材で包みます。緩衝材や段ボールは、ホームセンターや100円ショップで購入可能です。

梱包時は品物と段ボールの間にすき間ができないよう、緩衝材や新聞紙などをしっかり詰めましょう。梱包後に左右上下に振り、ガタガタと音がするようならまだ不十分です。音がしなくなるまで詰め直してから、封をします。なお、できるだけ小さく梱包したほうが配送料が安くなりお得です。

3.コンビニに行き配送伝票を記入する

梱包した荷物を持ってコンビニに向かいます。配送伝票を店員に声を掛けて受け取り、記入しましょう。なお、配送伝票には「元払い」と「着払い」の2種類があります。元払いは、発送主があらかじめ料金を支払う配送方法です。着払いは荷物を受け取った人が料金を支払います。元払いで送るべきときに着払いの伝票を使ってしまうと、相手に迷惑を掛けるので十分気を付けましょう。

伝票の宛名や住所は、配送業者の配達員が読めるように書かなければ正しく届きません。漢字が複雑な場合も、調べながらしっかり書きましょう。

4.料金を払う

元払いの場合は、コンビニのレジで配送料金を支払います。コンビニ店員が荷物の大きさや重さを測って料金を決定するので、余裕を持って多めにお金を用意しておくと良いでしょう。着払いの場合は、発送時の支払いは発生しません。

5.控えを受け取る

料金を支払ったら、伝票の控えを受け取ります。荷物に関する問い合わせやトラブル対応のときに使うので、捨てずに取っておきましょう。

なお、日本のコンビニでは荷物を送るだけでなく、公共料金の支払い、ATMやコピー機の利用ができるサービスも充実しています。「日本のコンビニに興味がある外国人に向けて品揃えやサービスを紹介!」で、詳しく解説しているので、コンビニサービスをフル活用したい方はぜひご一読ください。

送られてきた荷物を受け取るときはどうする?

送られてきた荷物を受け取るときはどうする?の画像

自分に送られてきた荷物は、基本的に自宅で受け取ります。自宅に居る日時に配達してもらえるように、時間や日にちの指定をしておくと良いでしょう。なお、宅配ボックスがある物件に住んでいる場合は、配達時に自宅に居なくても問題ありません。

「置き配」サービスを活用するのも便利です。置き配とは、玄関先やガスメーターBOXなどに荷物を届けてもらえるサービスのことで、2020年の新型コロナウイルスの流行拡大後に広まりました。不在時にも荷物が受け取れるので便利ですが、盗難に遭うリスクもあるので利用時は十分注意しましょう。

配送業者によっては、職場や学校の近くのコンビニに届けてくれるサービスもあるので、ぜひ利用してみましょう。配送業者のWebサイトから「コンビニ受け取り」を選択すると、指定したコンビニに荷物が届きます。忙しくて家にあまり居ない人におすすめのサービスです。

日本から海外へ荷物を送る際のポイント

日本から海外へ荷物を送る際のポイントの画像

ここでは、母国の家族や友人に日本から荷物を送る際のポイントを紹介します。

郵便局を利用するのがおすすめ!

日本から海外に荷物を送る際は、郵便局を利用するのが手軽でおすすめです。郵便局から海外に荷物を送る場合、以下の4つの方法のいずれかを使います。

  • EMS(国際スピード郵便):値段は高めだが保障サービスがあり、速く安全に届けられる(最大30kg)
  • 航空便:EMSの次に速く届けられる
  • SAL便(エコノミー航空便):船便より速く、航空便より安いサービス
  • 船便:値段はお手頃だが、時間が掛かる(数ヶ月単位)

なお、新型コロナウイルス感染状況によっては、海外の配送スケジュールに乱れが生じる可能性があります。最新の情報をチェックしてください。

梱包はしっかり行おう

海外に荷物を送る際は、しっかり梱包を行うようにしましょう。海外では、荷物を雑に扱われることも珍しくありません。長時間の移送なので、途中でトラブルが起きる可能性もあるでしょう。荷物の破損やキズを防ぐために、日本以上に頑丈な梱包が必要です。荷物を入れる段ボール自体の強度が低いと、中身をしっかり包んでも意味がないので、「Wフルート」という2段重ね構造の段ボールを使うのがおすすめです。

インボイスの記入が必要な場合もあるので注意

海外に荷物を送る際は、「インボイス」の記入が必要な場合があります。インボイスとは、税関での申告や検査のときに使う書類です。内容物の具体的な品名や個数、重量などを書きます。なお、内容物に関する記載は、英語かフランス語、または送り先の国の言語で書かなければなりません。国によって必要な書類の種類や枚数が変わるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

参照元
日本郵便株式会社「インボイスについて

なお、荷物を送ったあとは母国の家族や友人に電話で知らせる方もいるでしょう。日本から海外に電話をかける際は、「日本の国番号は「81」!国際電話をかける方法を外国人に向けて解説」のコラムを参考に、国際電話を利用してください。

まとめ

まとめの画像

日本には、コンビニから荷物を送れる便利なサービスがあります。コンビニは町中のいたる場所にあるので、上手に活用してください。荷物の送り方はそこまで複雑ではありませんが、分からないところがあれば店員に確認し、間違いのないようにしましょう。

ライター

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