SIMカードやモバイルWI-FIは日本でレンタル可能?選び方と注意点

WeXpats
2023/02/03

海外から日本に訪れる際、インターネットを利用するためにSIMカードの購入やフリーWI-FIの利用を考える方は多いでしょう。そこで、このコラムでは日本でインターネットを使う際におすすめの方法をお教えします。また、SIMカードやモバイルWI-FIをレンタル・購入できる場所、フリーWI-FIが使えるスポットも紹介。スマホやパソコンを使用する方は、滞在期間や目的に応じて参考にしてください。

目次

  1. SIMカードとは?
  2. SIMカードやモバイルWI-FIを入手できる場所
  3. 日本国内でフリーWI-FIを利用できる場所
  4. SIMカードの選び方
  5. モバイルWI-FIの選び方
  6. まとめ

SIMカードとは?

SIMカードとは?の画像

スマートフォン(スマホ)や携帯、モバイルWI-FIといった通信端末には、SIMカードと呼ばれるICチップが埋め込まれたカードが入っています。小さなSIMカードに利用者識別番号や電話番号といった通信に必要な情報が埋め込まれており、差し替えるだけで機種変更が可能です。以前は端末を購入した通信キャリアのSIMカードしか利用できないようにロックが掛けられていましたが、近年制限がなくなり自由に差し替えが行えるようになりました。そのため、SIMフリーのスマホやモバイルWI-FIがあれば、SIMカードを入れ替えるだけで日本でもいつもどおりインターネットを利用できます。

SIMカードやモバイルWI-FIを入手できる場所

SIMカードやモバイルWI-FIを入手できる場所の画像

SIMカードやモバイルWI-FIはレンタル、または購入できます。日本では訪日外国人観光客向けにモバイルWI-FIの貸し出しやSIMカードの販売を行っている企業も多いので、事前に料金プランやデータ容量を調べておきましょう。ここでは、日本でSIMカードやモバイルWI-FIを入手できる場所を紹介するので、レンタル・購入の際に参考にしてください。

空港

日本の主要空港には、モバイルWI-FIをレンタルできるカウンターがあります。貸し出し台数が限られているので、利用したい方は早めに予約しておきましょう。早期予約特典として貸し出し料金の値引きを行っている企業もあるので、お得にモバイルWI-FIをレンタルできる可能性があります。返却時は郵送、または返却ボックスへの投函としている企業が多いので、利用後の手続きも簡単です。また、SIMカードの自動販売機が設置されている空港もあります。手持ちのスマホやモバイルWI-FIにプリペイドタイプのSIMカードを入れて利用したい方は、場所を調べておくとスムーズに購入できるでしょう。各空港のWebサイトから、WI-FIのレンタルカウンターやSIMカードの販売場所を確認できるので、利用したい方は要チェックです。

コンビニ

プリペイドのSIMカードはコンビニでも購入可能です。選べる種類は多くありませんが、どこでも手軽に購入できるのが魅力といえます。クレジットカードがなくても購入できるのも、うれしいポイントです。「モバイルWI-FIはいらないけど、旅行中も気軽にインターネットを利用したい」という方は、プリペイドタイプのSIMカードの購入を検討してみましょう。ギフトカードやショッピングサイトのプリペイドカードと同じコーナーに並んでいることが多いので、購入の際は参考にしてください。

家電量販店

家電量販店では、プリペイドタイプのSIMカードもモバイルWI-FIも購入できます。特に、繁華街や都心部にある家電量販店は扱っている商品が豊富なので、気に入った種類を選べるでしょう。日本の大手キャリアが販売するSIMカード以外に、格安SIMも購入できます。なお、SIMカードにはいくつかのサイズがあるので、購入する際は自分が利用しているスマホやモバイルWI-FIに挿入できるサイズか確認しましょう。
日本に中長期滞在する場合は、家電量販店でモバイルWI-FIを購入するのもおすすめです。即日利用できる機種もあるので、詳しくは店員に聞いてみてください。なお、短期間の滞在で「モバイルWI-FIをレンタルしたい」という場合は、専門のレンタルショップを利用するのがおすすめです。

日本国内でフリーWI-FIを利用できる場所

日本国内でフリーWI-FIを利用できる場所の画像

日本は海外の主要国と比べるとフリーWI-FIの普及率が低いものの、全く利用できないわけではありません。ここでは、フリーWI-FIの環境が整備されている場所を紹介するので、旅行やビジネスで日本を訪れる方は参考にしてください。

コンビニ

コンビニの画像

一部のコンビニではフリーWI-FIの提供を行っています。利用にはメールアドレスの入力や利用者情報の登録が必要になるので、各社にフリーWI-FIの利用手順を調べておきましょう。なお、2022年時点でフリーWI-FIの提供を終了しているコンビニもあるので、利用の際は注意が必要です。

そのほか、日本のコンビニに関する詳しい概要は「日本のコンビニに興味がある外国人に向けて品揃えやサービスを紹介!」にまとめているので、こちらもチェックしてみてください。

カフェ

カフェの画像

チェーンのコーヒーショップや喫茶店は、ほとんどの店がフリーWI-FIを提供しています。ただし、混雑緩和のために利用時間に制限を設けているカフェもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。フリーWI-FIの利用手順やパスワードは、店内に設置されているリーフレットや机に貼られているシールで確認できる場合が多いようです。

飲食店

飲食店の画像

ファミレスやファストフード店も、店独自のフリーWI-FIを提供しています。カフェと同じく混雑緩和のために時間制限を設けている店が多いので、利用する際はチェックしておきましょう。なお、飲食店によっては提携している通信業者のWI-FIを導入していることもあるので、別途設定や登録を求められる可能性があります。

商業施設

商業施設の画像

食料品や日用品はどこで買える?日本のさまざまなお店を紹介」でも取り上げているような大型のショッピング施設では、館内で利用できるフリーWI-FIを導入している可能性があります。各階に設置されているパンフレットやインフォメーションで、フリーWI-FIを利用できないか確認してみましょう。

公共交通機関

公共交通機関の画像

利用者が多い一部の公共交通機関では、乗客向けにフリーWI-FIを提供していることがあります。基本的に利用時間の制限がなくパスワード不要で利用できますが、駅や乗物から離れると利用できなくなるので注意してください。

空港

空港の画像

一日に多くの人々が利用する空港にはフリーWI-FIが導入されています。空港にちなんだ名前がネットワーク名につけられているので、利用規約を読み同意したうえで使用しましょう。なお、空港のフリーWI-FIは暗号化されていない場合もあるので、個人情報の送受信はおすすめしません。あくまで、SIMカードを入れ替えたりモバイルWI-FIを受け取ったりするまでのつなぎに利用する程度にとどめましょう。

繁華街・観光スポット

繁華街・観光スポットの画像

観光客が多い繁華街や観光地は、フリーWI-FIの導入率が高い傾向にあります。地域活性化や観光客の増加を目的として、環境整備の一環でフリーWI-FIを導入している地域が多いようです。接続時間や利用回数の制限はありますが、地図や時刻表を確認する程度なら問題なく利用できます。行く予定の観光地にフリーWI-FIがあるか確認したいときは、訪問先のWebサイトをチェックしてみましょう。

日本の主要都市を外国人向けに紹介!それぞれの特色や見どころも解説」で紹介している主要都市は、ほかの地域に比べてフリーWI-FIが整備されている可能性があります。日本を訪れる予定がある方は参考にご覧ください。

SIMカードの選び方

SIMカードの選び方の画像

日本でインターネットを利用するためにSIMカードを使う際は、レンタルするかプリペイドSIMを購入する方法があります。なお、SIMカードは「データ通信専用」「音声通話つき」「SMSつき」などがあります。ニーズや予算にあわせて、SIMカードをレンタルしたり購入したりしましょう。

レンタルのSIMカード

スマホやタブレットに利用するSIMカードは、店舗によっては1日単位でレンタルできます。大手キャリアの通信回線を利用しているSIMカードもあるので、ストレスなく安定したネットワークを利用可能です。料金は、レンタル終了後に利用した分の金額を支払うシステム、もしくは月額性が主流となっています。スマホとセットでレンタルできるサービスもあるので、興味がある方は調べてみましょう。
SIMカードのレンタルは便利なサービスですが、一方でパソコンでは利用できなかったり返却手続きが面倒だったりとデメリットもあります。ニーズに合わないと感じた方は、プリペイドSIMカードの購入やモバイルWI-FIの利用を検討してみてください。

プリペイドのSIMカード

SIMフリー端末を利用している方は、プリペイドタイプのSIMカードを利用するのがおすすめです。プリペイドSIMは、クレジットカードがあればオンラインで購入し、空港のカウンターで受け取れます。手持ちのスマホやタブレットに挿入するだけですぐに利用できるので、手軽にインターネットを利用したい方におすすめです。購入したデータ容量を使い切ったり利用期限を過ぎたりすると自動的に契約が切れるので、面倒な解約手続きや返却も必要ありません。ただし、プリペイドタイプのSIMカードにもデメリットはあります。たとえば、海外から持ち込んだスマホはプリペイドSIMカードに対応していない可能性があるので、あらかじめ確認が必要です。動作確認済みの端末は、販売サイトでチェックできます。なお、初めてキャリア以外のSIMカードを使う際は、APN設定を行わなくてはならない場合もあるようです。初期設定がうまくいかないときは、レンタルしたショップやカスタマーサポートに問い合わせてみましょう。

モバイルWI-FIの選び方

モバイルWI-FIの選び方の画像

モバイルWI-FIを利用する際は、回線の種類や同時接続台数、電波強度などをチェックしましょう。契約プランがいくつかあるので、用途に応じたモバイルWI-FIを選ぶのが大切です。ここでは、モバイルWI-FIの中でもクラウドSIMタイプとSIMカードフリータイプを紹介するので、メリット・デメリットが知りたい方は参考にしてください。

SIMフリーのモバイルWI-FI

SIMフリーのモバイルWI-FIは、大手キャリアと契約する必要がないため、通信料金を格安にできるのがメリットです。また、モバイルWI-FIはプランが豊富なので、滞在期間やインターネットの利用頻度にあわせて選べるのも魅力といえます。一方で、SIMフリーのモバイルWI-FIは大手キャリアに比べて通信速度が遅い、問題が起きたら自分で解決しなければないといったデメリットがあるのも事実です。挿入するSIMカードも自分で決める必要があるので、面倒に感じる人もいるでしょう。SIMフリーのモバイル端末を利用するときは、メリット・デメリットを加味したうえで判断する必要があります。

クラウドSIMのモバイルWI-FI

SIMフリーのデメリットを払拭したい方には、クラウドSIMのモバイルWI-FIがおすすめです。クラウドSIMとは、クラウドサーバー上に存在する仮想のSIMカードで実体を持ちません。モバイルWI-FIにダウンロードするだけで利用できるので、いちいちSIMカードを入れ直さなくても良いのがメリットです。また、クラウドSIMはいくつものキャリアの通信回線を利用できるので、安定したインターネット接続が可能です。クラウドSIMの対応国・地域であればどこでも利用できるので、面倒な手続きや設定も必要ありません。ただし、国ごとに対応したプランの選択・購入を求められることがあるので、そのたびに利用料金が発生します。

まとめ

まとめの画像

日本にはフリーWI-FIが少ないため、旅行やビジネスで来日する際は、SIMカードやモバイルWI-FIをレンタルしたり購入したりすることをおすすめします。インターネットの利用頻度や使う端末に合わせて、通信環境を用意しましょう。

ライター

WeXpats
生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

Related Articles 関連記事

Special Features 特集

Top Articles 人気記事

Our Social Media ソーシャルメディア

日本の最新情報を9言語で定期更新しています。

  • English
  • 한국어
  • Tiếng Việt
  • မြန်မာဘာသာစကား
  • Bahasa Indonesia
  • 中文 (繁體)
  • Español
  • Português
  • ภาษาไทย
TOP/ 日本を旅行する/ 日本に行く準備/ SIMカードやモバイルWI-FIは日本でレンタル可能?選び方と注意点

当社のウェブサイトは、利便性及び品質の維持・向上を目的に、Cookieを使用しております。Cookieの使用に同意頂ける場合は、「同意する」ボタンを押して下さい。
なお、当社のCookie使用について詳しくはこちらをご参照下さい。

Cookie利用ポリシー