外国人に大阪が人気の理由とは?魅力とおすすめの観光コースを紹介!

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2023/02/10

大阪への旅行を考えている人のなかには、「どのような魅力があるの?」「おすすめの観光スポットを知りたい」と思っている方もいるでしょう。大阪は粉もんといわれる料理や個性的な文化が有名な土地です。旅行の際には、グルメを堪能したりユニークな看板の前で写真を撮ったりして楽しめます。
このコラムでは、大阪の魅力を詳しく解説。観光プランも載せているので、参考にして大阪観光を楽しみましょう。

目次

  1. 大阪は外国人の訪問率が高い!
  2. 多くの外国人観光客が訪れる大阪の魅力とは
  3. 外国人におすすめ!3日間の大阪観光プラン
  4. 2025年には大阪・関西万博も開催予定
  5. まとめ

大阪は外国人の訪問率が高い!

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大阪は外国人の訪問率が高い場所として知られています。日本政府観光局(JNTO)のデータによると、2019年に日本へ入国した外国人のうち、38.6%が大阪を訪れていました。この割合は、東京への外国人訪問率47.2%に次ぐ、2番目の高さです。日本政府観光局の調査結果が確認できる、2011年から2019年までのすべての年で、大阪は2位、もしくは3位を記録しています。大阪は日本三大都市の一つに数えられる大都市で観光スポットも多いため、訪れたいと思う外国人が多いのでしょう。

大阪に関しては、「近畿地方で外国人に人気がある観光スポット・名物料理まとめ」のコラムでも紹介しているので、ぜひご覧ください。

 参照元 日本政府観光局(JNTO)「日本の観光統計データ

多くの外国人観光客が訪れる大阪の魅力とは

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大阪には、「粉もん」といわれる料理を提供する店舗が多く並んでいます。また、個性的でほかの都道府県にはないような看板が見られるのも特徴です。ここでは、外国人に知ってほしい大阪の魅力を解説します。

粉もんの有名店や屋台が並んでいる

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大阪には、お好み焼きやたこ焼きなどの粉もんを提供する、多くの有名店や屋台があります。粉もんは小麦粉から作られる料理の総称で、関西弁が由来とされている言葉です。大阪でお好み焼きやたこ焼きの店舗に行くと、本場の味を堪能できるでしょう。
大阪は粉もん以外にも、美味しい食べ物が多いことで有名です。そのため、大阪は「くいだおれ(飲食に贅沢をして財産をなくす)の街」と呼ばれています。安い価格で大阪グルメを楽しめる屋台からミシュランガイドに載るレストランまで、飲食店の種類もさまざまです。実際に現地で飲食店を選ぼうとすると迷って時間を無駄にしてしまう場合もあるので、事前に行きたい店舗を調べておくと良いでしょう。

個性的な看板が多い

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大阪の街には、個性的で人目を惹く看板が多々あります。なかでも、お菓子のキャラクターが大きく描かれていたり動くカニが設置されていたりする看板が有名です。ほかにも、ふぐや人の顔をかたどった立体的な看板などもあり、街を彩っています。大阪のようなユニークな看板が集まる場所は、他の地域にはあまりありません。そのため、派手な看板は大阪の観光スポットとなっており、多くの外国人が写真を撮って楽しんでいます。大阪の街を歩く際は、看板に注目しながら観光をするとより楽しめるでしょう。

観光地へのアクセスが便利

大阪の魅力の一つとして、観光地へのアクセスの良さも挙げられるでしょう。大阪では、梅田駅周辺のキタ・難波駅周辺のミナミ・天王寺の3ヶ所に、飲食店やレジャー施設が集中しています。3ヶ所の観光地間も電車でのアクセスが良く、あまり移動時間がかかりません。
また、外国人にも人気のあるUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)も、梅田駅や難波駅、天王寺駅から電車で行きやすい場所にあります。
大阪は隣接した京都や奈良へのアクセスも良好なため、関西地方に旅行に行く際に最初に訪れる場所としておすすめです。

外国人観光客に配慮したサービスがある

大阪は、外国人観光客に配慮した数多くのサービスがあるのが特徴です。大阪の薬局には、外国人観光客へスムーズな対応を行うための「外国人対応マニュアル」が用意されています。外国人対応マニュアルとは、薬の種類や効果などが、英語や中国語(簡体字・繁体字)、韓国・朝鮮語で記載されている指さし会話ツールです。分かりやすいイラストも記載されており、日本語が分からない外国人でも店員に自分の意思を伝えられます。旅行中に体調を崩した際でも、必要な薬が購入しやすいと、安心できるでしょう。

外国人におすすめ!3日間の大阪観光プラン

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大阪はグルメを満喫できる場所やテーマパークなど、子どもから大人まで楽しめるスポットがあるのが魅力です。ここでは、外国人におすすめの大阪の観光地を回る3日間のプランを紹介します。

【1日目】大阪城と天王寺エリアの観光

1日目におすすめしたいのが、大阪城と天王寺エリアの観光です。新幹線が停まる新大阪駅から大阪城の最寄り駅であるJR大阪城公園駅までは、約18分で行けます。また、JR大阪城公園駅から天王寺駅までは、12分程度で移動可能です。大阪城を見たあとは、新世界で大阪グルメを堪能したり通天閣に登ってみたりすると良いでしょう。

大阪城

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大阪城は大阪市中央区にある城で、外国人に人気のある観光スポットです。天守閣には、大阪城を築いた豊臣秀吉の生涯や戦国時代の歴史にまつわる資料が展示されています。展示を見て回ると、日本の歴史や大阪城に関する知識を深められるでしょう。最上階である8階は展望台となっており、地上50mから大阪の街を一望できます。
また、大阪城は石垣も見どころの一つです。天守閣は昭和時代に再建されましたが、石垣は江戸時代に造られたままの形で残されており、歴史を感じられます。石垣のなかでも有名なのが、本丸の入口「桜門」の先にある「蛸石(たこいし)」です。大阪城の石垣のなかで最も大きい石であり、表面積は36畳、重さは推定108トンといわれています。大阪城を訪れた外国人は、迫力のある石垣に圧倒されるでしょう。

新世界・通天閣

新世界・通天閣の画像

新世界は天王寺エリアにある繁華街です。色鮮やかな看板が並んでおり、大阪らしい風景が楽しめます。串カツやすじ肉を煮込んだどて焼きなどの店舗も多くあるので、昼食や夕食のために訪れても良いでしょう。

通天閣は高さ103mもある展望塔で、3つの展望台や食品メーカーのアンテナショップなどがあります。展望台は94.5m・87.5m・84mのものがあり、それぞれ黄金に塗られていたり派手な照明だったりするのが特徴です。また、通天閣の3階の屋上には、日本の伝統的な和のデザインとモダンスタイルが融合した「通天閣庭苑」があります。静かな和風庭園で繫華街の喧騒を忘れ、ホッと一息つくのも良いでしょう。

四天王寺

四天王寺の画像

四天王寺は593年に建てられたとされる、歴史のある寺院です。飛鳥時代の政治家である聖徳太子に縁のある寺院とされています。
日本で最も古いとされる建築様式の一つによって建てられており、中国や朝鮮半島から伝わった技術を取り入れているのが特徴です。五重塔や金堂、講堂、回廊といった、日本の寺院建築に興味がある外国人におすすめします。

【2日目】USJで楽しむ!

【2日目】USJで楽しむ!の画像

USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は、子どもから大人まで楽しめるテーマパークです。有名なキャラクターが登場するアトラクションやエリアがあり、外国人にも人気があります。映画をモチーフとしたジェットコースターやウォータースライダーなどは、迫力満点です。
また、1930年代のニューヨークやハリウッドの華やかな街並みをイメージしたエリアでは、当時の雰囲気を楽しめるでしょう。
USJはレストランやショップの外観が凝っており、パーク内のどこで写真を撮っても絵になるのも魅力です。可愛い食べ物やキャラクターグッズも販売されており、日本のポップカルチャーに興味のある外国人も楽しめるでしょう。パーク内は広く、アトラクションも多いため、1日滞在してゆっくり観光するのがおすすめです。

【3日目】なんば・心斎橋エリアの観光

3日目に訪れるのにおすすめのエリアは、なんば・心斎橋エリアです。個性的な看板で有名な道頓堀や新鮮な食材が並ぶ黒門市場、伝統芸能が見られる国立文楽劇場などの観光スポットがあります。各観光スポットは歩いて行ける距離にあり、街並みを見ながら移動するのも楽しいでしょう。

道頓堀・心斎橋

道頓堀・心斎橋の画像

道頓堀は、大阪を代表する有名な観光スポットの一つです。たこ焼きやお好み焼きなどの大阪グルメを提供する店舗が立ち並び、個性的な看板が目立ちます。これらの看板以外にも有名なのが、中座くいだおれビルの前にある「くいだおれ人形」です。道頓堀を象徴するキャラクターで、写真を撮る人でよく賑わっています。
ほかにも、たこ焼きの作り方を教わって自分で作れる「道頓堀くくるコナモンミュージアム」もおすすめです。粉もんや道頓堀の歴史も学べるので、日本の食文化に関心を持つ外国人は訪れてみると良いでしょう。

心斎橋にある江戸時代の浮世絵が展示されている「上方浮世絵館」も、大阪の人気観光スポットです。江戸時代の歌舞伎役者の絵が多く飾られており、当時の歌舞伎の舞台の様子を学べます。日本の伝統文化について知りたい外国人は、ぜひ訪れてみましょう。

黒門市場

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「大阪の台所」とも呼ばれる黒門市場は、難波近くの日本橋に位置しています。約580mに渡って150軒ほどの店舗が並んでおり、扱っている物は魚介類や野菜、果物などさまざまです。料理人が食材を購入しに来る市場ですが、一般の観光客も利用でき外国人もよく訪れています。新鮮で上質な食材を売っており、食べ歩きも人気です。黒門市場を訪れた際には、刺身や海鮮丼などの和食、新鮮な果物を使ったジュースやスイーツなどを味わってみてください。

国立文楽劇場

日本橋にある国立文楽劇場では、ユネスコの無形文化遺産に登録されている文楽を見られます。文楽は、浄瑠璃といわれる音楽と人形によって演じられる日本の伝統芸能です。

国立文楽劇場には、大小2つの劇場と展示室などがあります。文楽のほかにも、落語や漫才などの興行も行われており、日本の伝統芸能を見たい外国人におすすめです。

日本の伝統文化が知りたい方必見!旅行や観光でおすすめの行事・活動を紹介」や「日本の伝統芸能の種類を一覧で紹介!海外にも伝わる魅力とは」のコラムでは、文楽のほかにもさまざまな日本の伝統文化についてまとめてます。興味がある方は、ぜひご覧ください。

2025年には大阪・関西万博も開催予定

2025年には大阪・関西万博も開催予定の画像

大阪では、2025年に国際博覧会、いわゆる万博博覧会が開催されることが決まっています。期間は2025年の4月13日から10月13日の予定で、開催地は大阪湾に作られた人工島である夢洲(ゆめしま)です。137の国と地域が参加する予定で、約3,000万人の来場者が予想されています。
今後、大阪では国内外からの多くの観光客を迎えるために、交通機関や宿泊施設の整備が進んでいくでしょう。外国人向けのサービスも充実し、さらに魅力的な街になると考えられます。

まとめ

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大阪は、日本のなかでも外国人に人気のある観光地です。道頓堀や新世界には、色鮮やかで個性的な看板が並んでおり、写真を撮る人も多くいます。また、美味しい食べ物が多い場所としても有名で、「くいだおれの街」と呼ばれるほどです。
来日した際はぜひ大阪を訪れて、粉もんを食べてみたり有名なスポットを訪れてみたりしてください。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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