外国人が日本で生活すると電気代(電力消費量)はいくら?節約術も紹介!

WeXpats
2023/02/03

来日を検討している外国人のなかには、「日本の家庭でかかる電気代(電力消費量)はどのくらい?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。また、電気代を節約する方法を知りたい方もいるでしょう。このコラムでは、1世帯あたりの電力消費量を全国平均と地域別に紹介。電気代を節約する方法についても解説しているので、日本で生活するときに役立ててください。

目次

  1. 日本で生活すると電気代(電力消費)はいくらかかる?
  2. 日本の生活で電力消費(電気代)を節約する方法
  3. なぜ国や地域によって電気代が違うの?
  4. まとめ

日本で生活すると電気代(電力消費)はいくらかかる?

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環境省の調査によると、1年間でかかる電気代(電力消費量)は全国平均で1世帯あたり約10万円という結果でした。また、地域別で見てみると北陸地方の電力消費量が最も多く、関東甲信地方が最も少ないことが分かります。

2017年度の家庭のエネルギー事情を知る-家庭でのエネルギー消費量について-の画像

引用:環境省「2017年度の家庭のエネルギー事情を知る-家庭でのエネルギー消費量について-

ただし、電力消費量は地域だけでなく季節や1世帯の人数、あるいは電力会社によって異なるので、必ずしもこの限りではありません。

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日本の生活で電力消費(電気代)を節約する方法

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日本の生活で電力消費(電気代)を節約するには、「待機電力を減らす」「外気が入らないよう工夫する」「料金プランを見直す」といった方法があります。以下で詳しく解説するので、電気代を節約したい方はぜひ試してみてください。

電源プラグを抜いて待機電力を減らす

使用していない電化製品の電源プラグを小まめに抜くと、待機電力が減るので電気代を節約できます。待機電力とは、電源プラグをコンセントに接続しているときに微量に消費している電力のことです。

資源エネルギー庁の調査では、家庭の消費電力のうち5%以上は待機電力により消費していることが分かりました。つまり、1年間で計算すると、平均約5,000円を待機電力のために支払っているのです。オン・オフ切り替えスイッチ付きの電源タップを使用し、小まめに接続を切ったり、電化製品の自動電源オフ機能を使用したりして、待機電力を減らす対策をしましょう。

なお、電化製品によっては、頻繁に電源プラグを抜くと故障の原因になる場合もあるので、製品ごとに確認が必要です。

参照元
資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネって何?

窓から外気が入らないように工夫する

電気代を節約するには、窓から外気が入らないように工夫するのも一つの方法です。外気が入りやすい環境では、エアコンや暖房機器の効果が低いため、結果的に多くの電力を消費してしまいます。

外気の遮断や断熱は、生地の厚い遮光カーテンの使用が効果的です。窓のサイズよりも少し長めのものを選び、床とカーテンの間に隙間がないように設置しましょう。ほかにも、賃貸物件の窓でも使用可能な断熱シートや、断熱フィルムも販売されています。断熱性が上がると、冷房・暖房機器の使用効果が上がるため電力の節約に繋がります。

電力会社や料金プランを見直す

電力会社や料金プランを変更すると、電気代が安くなる場合があります。日本では2016年の電力自由化により、電力会社や料金プランを各世帯で選択できるようになりました。電力を使用する時間帯や1ヶ月の電力消費量、あるいは同一世帯で暮らす人数など、それぞれのライフスタイルに合うものを選べるのです。

ただし、電力会社の数や種類は地域ごとに異なります。自分の居住地にある電力会社を調べ、料金プランを比較してみると良いでしょう。その際は無料で利用可能な民間の比較サービスも便利です。(参考:おすすめ電力会社ランキング by セレクトラ

なぜ国や地域によって電気代が違うの?

なぜ国や地域によって電気代が違うの?の画像

電気代は、電力のエネルギー源によって異なります。また、居住する地域や季節によっても電気代は変動するでしょう。以下で詳しく解説するので参考にしてください。

電力のエネルギー源によって電気代は異なる

電気代はエネルギー源や発電方法によって異なります。たとえば、再生可能エネルギーの普及が進む国や地域では、電力消費量とともに、環境税や電力買取制度の維持費を支払わなければなりません。そのため、1ヶ月の電気代が高い傾向があります。また、電力のエネルギー源に乏しい国や地域は、燃料の輸入価格によって電気代も変動するため、大幅に高騰することがあるようです。

一方、自国の燃料や自然エネルギーを利用し、原子力発電や火力発電、水力発電などを行う国や地域は、電気代が安く抑えられる傾向にあります。

エアコンを多く使う地域は電気代が高くなる

電化製品のなかでもエアコンは電力消費量が多いため、使用頻度の高い地域は電気代も高くなります。環境省の調査では、日本で1年間の電力消費量が多いのは北陸地方、次いで中国地方・四国地方という結果でした。これらの地域は寒さや暑さが厳しい地域です。

2017年度の家庭のエネルギー事情を知る-家庭でのエネルギー消費量について-の画像

引用:環境省「2017年度の家庭のエネルギー事情を知る-家庭でのエネルギー消費量について-

また、地域だけでなく季節によっても電気代は異なります。エアコンの使用頻度が低い春や秋と比べると、夏や冬のほうが電気代が高くなるでしょう。

日本の電力についてより理解を深めたい方は、「日本の電力の需要や消費量は?エネルギーに関する課題についても解説!」のコラムもおすすめです。

まとめ

まとめの画像

日本で生活する際は、1ヶ月約8,000円の電気代が必要だと考えておくのが無難でしょう。電力消費量を少しでも抑えるためには、使用しない電化製品の電源プラグを抜いたり、窓に厚手のカーテンを設置したりするのがポイントです。

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