バスの乗り方がわからない人必見!路線バスや高速バスの乗車方法

WeXpats
2023/03/29

車を運転しない人にとって、バスは便利な公共交通機関です。しかし、日本の路線バスは乗り方が複雑なため、「どうやって乗ればいいのか分からない…」と悩む人もいます。

このコラムでは、主な路線バスの乗車方法と注意点を解説。今までバスに乗車したことがない方にも分かるように、詳しくまとめています。空港からの移動や旅行の際に便利な高速バスの乗り方も紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。

目次

  1. 路線バスの乗り方は地域によって異なる
  2. 路線バスに乗る際の注意点
  3. バスの路線によってはICカードでの支払いが可能
  4. 高速バスは事前に乗車券の購入が必須
  5. 高速バスに乗車するまでの流れ
  6. 高速バスに乗る際の注意点
  7. まとめ

路線バスの乗り方は地域によって異なる

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初めて路線バスに乗る際は、乗車する人の動きを確認したり運転手に乗り方を聞いたりするのがおすすめです。日本は地域によって路線バスの乗り方が異なります。乗車ドアの位置や料金支払いのタイミングにいくつかのパターンがあるので、バスの乗り方が分からない方は覚えておきましょう。

1.後ろの乗車ドアから乗る運賃後払い式

日本全国で最も採用されている路線バスの乗り方は、後ろの乗車ドアから乗り、目的の停留所についてから料金を支払う運賃後払い式です。バスの中にある発券機で乗車場所を証明する整理券が発券されるので、支払いのときまで持っておきましょう。
路線バスには、車体の前方と後方にそれぞれドアがあります。降りるときは、乗る人の邪魔にならないようにバスの前方にあるドアから降りましょう。

バス停で待っていれば、バスが到着した際に降車ドアから乗客を降ろしたあと、乗車ドアを開けてくれます。「乗車ドアが分からないからバスに乗るのが不安」という方は、バスの車体を確認するのも一つの方法です。バスの前面にある行き先表示やドア横に、乗り方が表示されている場合もあります。「中乗り」と表示されていたら、乗車ドアはバスの後方です。

2.前の乗車ドアから乗る運賃後払い式

ドアが一つしかない路線バスの場合、前方ドアから乗り降りする運賃後払い式が採用されています。田舎の路線バスや長距離バスでよくある乗り方なので、念のために覚えておきましょう。利用する乗客が少ない路線バスの場合、あらかじめ運転手に降りるバス停を伝えておくと支払いがスムーズです。

3.前の乗車ドアから乗る運賃前払い式

東京23区や名古屋などの一部地域では、路線バスの前方にあるドアから乗車し、最初に料金を支払う方法が採用されています。降車ドアはバスの後方です。この乗車方法の路線バスは街中を走行していることが多く、基本的に全区間で均一運賃を採用しています。

運賃前払い式の路線バスの中には、運転手に目的地のバス停を伝えて料金を支払う方法もあります。しかし、目的地の伝え間違いによる支払いの過不足が発生しやすいため、現在では多くの路線バスが上記のいずれかの方法に切り替えられているようです。

路線バスに乗る際の注意点

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路線バスを利用したい方は、乗り方だけでなく注意点も把握しておきましょう。路線バスは道路を走行する公共交通機関です。専用のレールがある電車と違って、交通状況によって遅延したり運休したりする可能性もあります。運行状況は利用するたびに確認しましょう。ほかにも、路線バスならではの注意点が存在します。路線バスの利用に慣れていない方は、以下の内容を参考にしてください。

行先はバスの正面や側面の表示を確認する

行先はバスの正面や側面の表示を確認するの画像

路線バスは、同じ見た目の車両がいくつものルートを運行しています。利用する際は乗り間違いがないように注意しましょう。路線バスの行き先は、前面か側面にある電光掲示板で確認できます。バスの前面にある行き先表示で分かるのは、主な経由地と終点です。側面の電光掲示板には、途中にあるバス停が表示されています。終点が同じでも経由地が異なる路線バスもあるので、しっかり確認してから乗車しましょう。どうしても分からない場合は、運転手に確認するのが確実です。

降りるときはバス停に着く前に降車ボタンを押す

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路線バスは乗り降りする乗客がいない場合、基本的にバス停に停車しません。そのため、バスを降りる際は降車ボタンを押して意思表示する必要があります。運転席付近にあるモニターか車内アナウンスで次のバス停を確認できるので、目的地が案内されたら降車ボタンを押してください。降車ボタンは手すりや窓枠、座席の背面などに設置されています。

整理券は紛失しないようにしまう

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運賃後払いの路線バスでは、乗車したバス停を確認するために整理券が発券されます。運賃を支払う際に必要になるので、なくさないようにしましょう。万が一整理券をなくした場合は、運転手に紛失したことを伝えてください。乗車したバス停から目的地までの運賃、または降車時点の最大料金を支払うことになります。

乗車料金は運賃箱に入れる

乗車料金は運賃箱に入れるの画像

現金で路線バスの運賃を支払う場合、前払い・後払いともに運賃箱に入れます。運賃箱は運転手の座席付近にあり、両替機と隣接している場合が多いので、間違えてお金を投入しないように注意しましょう。整理券が発券される路線バスの場合は、運賃と一緒に運賃箱に投入します。なお、一部を除いてほとんどの路線バスはおつりが出ません。誤って多く支払った場合は、運転手に相談しましょう。差額を返金してもらえたりバス回数券にしてもらえたりします。

事前に両替を済ませる

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路線バスの運賃を現金で支払う際は、あらかじめ両替しておくことをおすすめします。バス内の両替機は、安全のため停車中しか使えません。また、降車のタイミングは両替機付近が混雑するのでほかの乗客の迷惑になります。バスに乗る前に小銭を用意したり信号待ちの間に車内で両替したりしましょう。

路線バスに乗車する際のマナーは、「日本のマナーを外国人にも分かりやすく解説!観光で役立つ場面別に紹介」で紹介しています。日本特有のマナーを知りたい方は、参考にしてください。

バスの路線によってはICカードでの支払いが可能

バスの路線によってはICカードでの支払いが可能の画像

近年、ICカードで運賃を支払える路線バスが増えつつあります。ICカードを使えば、両替や整理券は不要です。運賃前払い式は乗車時にワンタッチ、後払い式は乗り降りのタイミングでツータッチするだけで、路線バスを利用できます。

ICカードが乗車したバス停を記録し、目的地までの運賃を自動で支払うので、過剰入金の心配もありません。また、路線バスによっては現金よりもICカードの方が運賃が安かったりポイントがついたりと、お得に利用できます。「両替が面倒」「整理券をなくしそうで不安」「運賃を安く済ませたい」という方は、ICカードを使って路線バスに乗るのがおすすめです。

高速バスは事前に乗車券の購入が必須

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遠出や旅行の際に安く移動したい人に人気がある高速バスは、路線バスと違って事前に乗車券を購入する必要があります。高速バスのチケットは、インターネットか電話で予約可能です。支払い方法はクレジットカードやコンビニ決済、窓口支払いなどがあります。支払いが完了するとメールで乗車券が届くので、乗車の際は忘れずに持っていきましょう。

支払いが完了していても、乗車確認が取れないと高速バスに乗れないので注意してください。なお、なかには予約なしで乗れる高速バスもありますが、当日に座席が残っている場合しか乗車できません。必ずバスに乗りたい人は、事前予約を行いましょう。

高速バスに乗車するまでの流れ

高速バスに乗車するまでの流れの画像

ここでは、高速バスの乗り方を紹介します。高速バスの乗り方が分からない方は、参考にしてください。

バス乗り場で乗車確認を行う

高速バスに乗るには乗車券の確認が必要です。発車時刻の約15分前から乗務員が乗車確認を行っているので、バス停に到着したら乗車券を提示しましょう。基本的には紙のチケットを見せますが、インターネット予約の場合は、スマートフォンで乗車券を表示できます。乗車確認の際に席を案内されるので、指定の場所に座りましょう。

大きな荷物はトランクルームに預ける

高速バスに乗る際、スーツケースやボストンバッグはトランクルームに預けるのがマナーです。車内に持ち込む荷物は、座席の上にある網棚や足元のスペースに収まる範囲にとどめましょう。なお、高速バスはペットの持ち込み禁止です。ペットと一緒に出かけたい人は、飛行機や新幹線を利用してください。

指定の席に座る

乗車確認を終え、荷物を預けたら指定された席に座りましょう。高速バスは乗車時間が長いので、目的地につくまでに何度か休憩が入ります。トイレや水分補給のためにバスを降りたあと自分の席に戻れるよう、座席の番号はきちんと覚えておきましょう。

高速バスに乗る際の注意点

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高速バスの乗車マナーや注意点は、路線バスと異なります。初めて高速バスに乗る方は、以下のポイントに注意しましょう。

バスの発車時刻に間に合うように行動する

高速バスは発車時刻が決まっているため、余裕を持って乗車しましょう。発車時刻に遅れても、高速バスは待ってくれません。新たに予約を取り直したり別の乗り場から乗車したりする必要があります。高速バスはバスターミナルから発車することが多く、待合室にはカフェやコンビニが併設されているので、早めに到着しても暇つぶしが可能です。高速バスに乗る際は、発車時刻の15分前には集合場所に到着するよう心掛けてください。

乗車中の会話は控える

高速バスに乗る人の中には仮眠をとる人もいるので、乗車中は会話を控えるのがマナーです。昼行バスや観光バスは会話OKとしている場合もありますが、ほかの乗客のことを考えて声のボリュームを落としましょう。

周囲に迷惑を掛ける飲食物は原則NG

匂いが強い食べ物やお酒、スナック菓子などは高速バスに持ち込まないようにしましょう。ハンバーガーやカップ麺、カレーなどをバス内で食べると、ほかの乗客から苦情が入ったりシートを汚したりする可能性があります。高速バスでの移動中に飲食をしたい場合は、ふたが閉まる飲み物やおにぎり、パンなどがおすすめです。チョコレートやグミといったお菓子も音が出ないので、高速バスでの飲食に向いています。

電子機器類の使用は控える

夜間に走行する高速バスは消灯時間があるので、ほかの人の睡眠を邪魔しないように、スマートフォンやパソコンの使用を控えましょう。また、音漏れの可能性があるので音楽プレーヤーの利用にも注意してください。周りを気にせずにスマートフォンやパソコンを使いたい方は、遮光カーテンつきの車両を選ぶことをおすすめします。

リクライニングを倒す際は後ろの人に声を掛ける

高速バスで横になるときは、後ろの座席の乗客に一言声を掛けるのがマナーです。高速バスの座席は基本的にリクライニング機能がついています。仮眠をとる際に便利な機能ですが、倒しすぎると後ろの乗客の迷惑になるので注意しましょう。座席の背面にはドリンクホルダーがあるので、声を掛けずにリクライニングすると後ろの乗客に飲み物が掛かってしまうことがあります。「椅子を倒しても良いですか?」と聞いて、許可を得てからリクライニング機能を使いましょう。

まとめ

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路線バスや高速バスは便利な移動手段です。乗り方が分からない方は、各バス会社の利用案内をチェックしてみましょう。乗車マナーや利用方法を把握したら、日常生活や旅行での移動手段としてバスを活用してみてください。

ライター

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