大分県には魅力がいっぱい!外国人留学生や労働者が多い理由も解説

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2023/02/10

大分県は源泉数・湧出量日本一の温泉地として有名で、別府温泉や由布温泉などの人気の観光地があります。温泉以外にも、鍾乳洞や神社など魅力的な観光スポットがたくさん。美味しい食べ物も数多くあります。さらに、環境面・金銭面で生活しやすい条件が揃っており、移住先としてもおすすめです。このコラムでは、大分県の外国人の受け入れ状況についても解説しています。

目次

  1. 外国人に知ってほしい大分県の魅力
  2. 大分県の魅力的な観光スポット
  3. 大分県の魅力的な食べ物
  4. 大分県には外国人留学生・外国人労働者が多い
  5. まとめ

外国人に知ってほしい大分県の魅力

外国人に知ってほしい大分県の魅力の画像

大分県は自然豊かで住みやすく、さまざまなレジャーが楽しめるところです。有形文化財や温泉が多いのも魅力といえます。以下では、大分県の魅力を詳しく解説するので、大分県に興味がある、もしくは訪れる予定がある外国人はぜひチェックしてください。

環境・金銭面で生活しやすい条件が揃っている

大分県は暮らしやすい環境が整っており、生活費も抑えられるのが魅力です。総務省が発表した「統計でみる都道府県のすがた2023」を見ると、公共施設が整備されており家賃も低いことが分かります。たとえば、一般病院数は人口10万人当たり11.4施設で、全国4位の結果でした。0〜5歳人口10万人当たりの保育所等数は685施設、認定こども園数は344.6施設で、子どもを育てやすい環境にあるといえます。
さらに、民営賃貸住宅1ヶ月3.3㎡当たりの家賃を見ると3,374円で、東京都の8,795円や大阪府の5,805円と比べると、かなり安い結果でした。

自然豊かでさまざまなレジャー体験ができる

自然豊かでさまざまなレジャー体験ができるの画像

大分県の魅力は、自然が豊かで多彩なレジャーを楽しめることです。海に面している東側では、サーフィンやカヤックなどに挑戦できます。水族館のうみたまごや約1500頭の野生のニホンザルが生息している高崎山自然動物園なども人気です。また、西側のくじゅう連山では、夏は沢下り、冬はスキーが体験できます。
大分県は季節ごとにさまざまなレジャーを楽しめるため、アウトドア派の人におすすめです。

有形文化財の保有数が日本一

有形文化財の保有数が日本一の画像

大分県は、歴史上高い価値があるとされる有形文化財に指定されている建造物の数が日本で一番多い県です。大分県の「県政概要2023」によると、760件もの建造物が市町村指定有形文化財に指定されています(2022年5月1日時点)。日本特有の建築様式を見られる建造物が多く残っている大分県は、日本の歴史が好きな方にとって魅力的な場所といえるでしょう。

たとえば、臼杵市(うすきし)にある旧臼杵藩主稲葉家下屋敷では、武士屋敷と美しい日本庭園を見られます。旧臼杵藩主稲葉家下屋敷から少し南に行った二王座は武家屋敷や寺院などを見ながら散策できる地域で、レトロな街並みが人気です。

有名な温泉地が多い

有名な温泉地が多いの画像

大分県は、日本で最も源泉・湧出量が多い温泉地として有名です。大分県の「県政概要2023」によると、温泉源泉総数はなんと5,093孔(2021年度末)。日本国内外から大分県の温泉を目当てに多くの観光客が訪れます。
別府温泉や湯布院温泉といった全国的に人気のある温泉地があるため、大分県は「おんせん県」とも呼ばれています。温泉ごとに湯の色や効能に特色があるため、大分県を訪れた際は温泉巡りをしてみるのも良いでしょう。商店街や細い路地裏に趣を感じられる共同浴場が密集している場所もあり、近場で複数の温泉を楽しめます。

日本の温泉についてさらに詳しく知りたい方は「火山と温泉はどのような関係があるの?仕組みや有名な火山性温泉を解説!」のコラムもおすすめです。

参照元
大分県公式Webサイト「トップページ」

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大分県の魅力的な観光スポット

大分県の魅力的な観光スポットの画像

以下では、大分県の魅力的な観光スポットを紹介します。旅行・観光で大分県を訪れる外国人は内容をチェックして、行きたい場所を探してみてください。

血の池地獄

血の池地獄の画像

引用:血の池地獄 | 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト

血の池地獄は大分県にある天然温泉の一つです。酸化鉄によって赤くなった湯が血のように見えるため、血の池地獄と呼ばれています。なお、血の池地獄は高温のため入浴はできません。見学する際は入園料として、大人は450円が必要です。
地獄と名の付く温泉はほかにもあり、湯の色がコバルトブルーの海地獄や間欠泉の竜巻地獄、ワニが飼育されている鬼山地獄などがあります。血の池地獄を起点に、地獄めぐりをしてみるのも良いでしょう。

九重"夢"大吊橋

 

引用:九重“夢”大吊橋 | 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト

高さ173m、歩行距離390mの九重“夢”大吊橋(ここのえ“ゆめ”おおつりはし)は、見晴らしの良さが魅力的な観光スポットです。九重“夢”大吊橋の高さは日本一で、渡っている最中に足下を見るとスリルを味わえるでしょう。運が良ければ、九重“夢”大吊橋の近くにある「震動の滝」に虹が掛かった幻想的な光景が見られます。
また、九重“夢”大吊橋は紅葉の名所としても人気です。観光客が少ない時間帯に行きたい方は、早朝や夕方に訪れると、赤く色づいた山をゆっくりと一望できるでしょう。

熊野磨崖仏

熊野磨崖仏の画像

引用:熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ) | 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト

熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)は岩壁に彫刻された仏像で、国指定の重要文化財です。神秘的な力によって癒されたり活力が湧いたりするパワースポットとして人気で、拝観するには300円を払う必要があります。
熊野磨崖仏は六郷満山(ろくごうまんざん)にあり、「鬼の石段」という石で組まれた道を通るため、山登りに適した服装や靴で訪れましょう。

宇佐神宮

宇佐神宮の画像

引用:宇佐神宮 | 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト

宇佐神宮(うさじんぐう)も、パワースポットとして人気の場所です。金運アップ・学業成就などのご利益があるとされている神社で、八幡大神(はちまんおおかみ)や比売大神(ひめおおかみ)、神功皇后神功皇后(じんぐうこうごう)が祀られています。日本の神社に興味がある方や神さまに叶えてほしい願いがある方は、参拝してみると良いでしょう。

なお、宇佐神宮には上宮と下宮といわれる2つの建物があり、参拝する際は両方にお参りするのがマナーです。

稲積水中鍾乳洞

稲積水中鍾乳洞の画像

引用:稲積水中鍾乳洞 | 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト

稲積水中鍾乳洞(いなずみすいちゅうしょうにゅうどう)は、幻想的な光景が見られる観光スポットです。3億年前の古生代に形成された鍾乳洞が30万年前の阿蘇火山の大噴火によって水没した場所で、水中鍾乳石や珊瑚石、ヘリクタイトなどが見られます。日本最長の水中洞窟であり、洞窟内からつながっている川までの距離はおよそ150m。予約すればスキューバダイビングも楽しめます。

由布岳

由布岳の画像

引用:由布岳 | 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト

由布岳は標高1,584mの活火山です。二つの耳のように並んだ岩峰を持つことから、「豊後富士」とも呼ばれています。くじゅう連山に並ぶ大分県の名峰で、登山のしやすさと山頂からの眺めの良さから根強い人気がある観光スポットです。また、太陽を背に立ったときに、自分の影の周囲に虹色の光輪が見える「ブロッケン現象」が体験できる山でもあります。
登山を楽しみたい方や珍しい自然現象を体験したい方にとって、由布岳は魅力的な観光スポットといえるでしょう。

参照元
大分県観光情報公式サイト「トップページ」

大分県の魅力的な食べ物

大分県の魅力的な食べ物の画像

引用:ひじの魅力。城下かれい | ひじを知る|ひじまち観光情報公式サイト

大分県は周防灘(すおうなだ)や伊予灘(いよなだ)、豊後水道(ぶんごすいどう)に面しており、新鮮な魚介類が獲れます。上品な甘みが特徴の城下かれいは、食通にも人気のある食べ物です。
また、標高が高い山々に囲まれた肥沃な土地で育った豊後牛は、ブランド牛として評価されています。温暖な気候のため農業も盛んで、たくさんの野菜が入っただんご汁が郷土料理として有名です。以下では、大分県の魅力的な食べ物として、とり天と地獄蒸し、関アジ、関サバを紹介します。

とり天

とり天の画像

引用:とり天 大分県 | うちの郷土料理:農林水産省

とり天は鶏肉に小麦粉や水、卵を入れた衣をつけて揚げた料理で、酢醤油やポン酢をつけて食べます。飲食店で提供されるのはもちろん、家庭でもよく作られる、人気がある大分県の郷土料理です。

同じく鶏肉を使った大分県の魅力的な料理として、中津からあげが挙げられます。中津からあげは大分県中津市が発祥のからあげで、醤油やしょうが、にんにくを使った香ばしい風味が人気です。
中津市には多くの専門店があるので、からあげが好きな方は訪れてみると良いでしょう。

地獄蒸し

地獄蒸しの画像

引用:大分県別府市 地獄蒸し工房鉄輪の公式Webサイト|別府グルメ

大分県別府市の鉄輪温泉(かんなわおんせん)には、地獄蒸しという名物料理があります。地獄蒸しとは、塩分が含まれた温泉の蒸気が噴き出す「地獄蒸し釜」の中に、ザルにのせた野菜や魚介類を入れて蒸した料理です。温泉の蒸気で蒸すことによって、凝縮された具材のうま味が楽しめます。
地獄蒸し体験ができる施設もあるので、興味がある方はチャレンジしてみてください。

関アジ・関サバ

関アジ・関サバの画像

引用:大分市/関あじ・関さば

関アジ・関サバは、豊後水道で一本釣りされた真アジ・真サバのことで、高級魚として人気があります。関アジの旬は7月~9月です。刺し身にして大分県名産の柑橘類であるカボスをかけて食べると、一段とうま味が際立ちます。一方、関サバの旬は12月〜3月です。刺身にして食べると、脂ののったうま味や歯ごたえが楽しめます。
大分県には、関アジ・関サバを使った魅力的な料理もあります。新鮮な魚介類を醤油や砂糖、酒で作ったタレに漬けて作るりゅうきゅうは、大分県の代表的な郷土料理です。

参照元
農林水産省「大分県」
農林水産省「りゅうきゅう大分県」

大分県には外国人留学生・外国人労働者が多い

大分県には外国人留学生・外国人労働者が多いの画像

独立行政法人日本学生支援機構が発表した「2022年度外国人留学生在籍状況調査結果」によると、大分県の外国人留学生の数は3,050人でした。人口10万人当たりの留学生数は、全国3位という結果です。

また、厚生労働省がまとめた「「外国人雇用状況」の届出状況表一覧(令和4年10月末現在)」によると、大分県で働く外国人労働者は8,383人で、外国人労働者を受け入れている事業所の数は1,834所でした。

大分県は自然豊かで、生活費が抑えられるという暮らしやすい条件が揃っています。さらに、外国人が働く環境も整っており、移住に魅力的な場所といえるでしょう。

参照元
大分県公式Webサイト「トップページ」
厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)」

まとめ

大分県は九州地方の都道府県の一つで、海も山もある自然豊かな場所です。観光スポットが多く、名物料理も味わえるため、外国人観光客の旅行先としても人気があります。また、大分県は留学生が多く、外国人にとって生活しやすい環境が整っているのが特徴です。ぜひ、魅力あふれる大分県を訪れてみてください。

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