英語のことわざを一覧で紹介!かっこいい表現や有名なフレーズを覚えよう

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2023/03/29

ことわざは日本語だけでなく各言語に存在します。なかでも英語のことわざは世界中で幅広く使われ、有名なものも多いため、覚えておくとコミュニケーションに役立つでしょう。また、日本語の勉強にもなります。このコラムでは、英語のことわざと意味を紹介。内容を参考にして、英語のことわざを会話に取り入れてみてください。

目次

  1. 日本語と英語で同じ意味のことわざ
  2. 有名な英語のことわざ
  3. 短くてかっこいい英語のことわざ
  4. ビジネスで使える英語のことわざ
  5. 時間やお金に関する英語のことわざ
  6. 恋愛に関する英語のことわざ
  7. まとめ

日本語と英語で同じ意味のことわざ

日本語と英語で同じ意味のことわざの画像 

ことわざは日本で生まれたものだけでなく、海外から伝わって日常的に使われるようになったものもあります。ここでは、日常で使えることわざのうち、日本語と英語で同じ意味のものを紹介。英語表現や意味を理解し、会話に活かしましょう。

When in Rome, do as the Romans.

「When in Rome, do as the Romans.(ローマでは、ローマ人のようにしなさい)」は日本でもよく使われることわざです。日本語では「郷に入っては郷に従え(ごうにいってはごうにしたがえ)」と表します。新しい場所ではそのしきたりやルールに従った方が良いという意味で使われ、仕事や引っ越しなどで環境が変わった人へ向けてよく使われることわざです。

Tomorrow is another day.

「Tomorrow is another day.(明日はまた別の日)」は日本のことわざでは「明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)」に置き換えられます。両方とも、過去の後悔にとらわれずに気持ちを切り替えようという意味です。失敗や後悔を嘆いている人を、励ましたり慰めたりする際によく使われます。

Strike the iron while it is hot.

「Strike the iron while it is hot.(鉄は熱いうちに打て)」は、西欧から伝わったことわざです。英語を直訳した「鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)」が日本でもそのまま使われています。タイミングの重要性を表したことわざで、ビジネスシーンでもよく使われる言葉です。鉄は熱して柔らかくなった時にしか打てないことから、時期を逃さないようにするべきという意味があります。

Where there’s smoke, there’s fire.

「Where there’s smoke, there’s fire.(煙があるところには火がある)」は、日本語でも同様に「火のないところに煙は立たぬ(ひのないところにけむりはたたぬ)」と表現されます。日常でもよく使われる日本でも有名なことわざです。根拠がなければうわさは立たない、うわさが立つには何か原因となることがあるという意味で使われています。起きた出来事に対して何か理由はあるはずだと感じたときに使う言葉です。

Good medicine tastes bitter.

「Good medicine tastes bitter.(良い薬は苦い味がする)」は、日本語でも同様の意味で「良薬は口に苦し(りょうやくはくちににがし)」と表現します。忠告やアドバイスは、素直に受け入れるのが難しい。しかし、自分の役に立つ大切なものという意味で使われるようになりました。他人の意見を素直に受け入れられない人に向けて使われることわざです。

日本のことわざについて知りたい方は「ことわざと慣用句の違いは?特徴を覚えて日本語の勉強に役立てよう」「日本のことわざについて知りたい!歴史や使い方を解説」のコラムも参考にしてください。

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有名な英語のことわざ

有名な英語のことわざの画像 

日本で使われていることわざのなかには、海外で使われている有名なものも多くあります。ここでは、有名な英語のことわざを紹介。日本語の表現と比較し、意味を理解しましょう。

Make hay while the sun shines.

「Make hay while the sun shines.(日が照っているうちに干し草を作れ)」は、日本のことわざで表すと「思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)」が当てはまります。吉日とは、縁起が良く何かを始めるのに最適とされる日のことです。物事を始めるときは良い日を待つのではなく、思い付いたそのときに始めるのが良いという教訓が込められています。

Never put off till tomorrow what you can do today.

「Never put off till tomorrow what you can do today.(今日できることを明日に延ばすな)」は、アメリカの政治家、「ベンジャミン・フランクリン」氏が残した言葉です。日本でも「今日できることを明日に延ばすな」を座右の銘にしている人も多く、ビジネスシーンでもよく使われます。物事を先送りしてしまうと成功が遠のいていくため、いつかやるのではなくやるべきことは今すぐやろうという意味の言葉です。

There’s no crying over spilt milk.

「There’s no crying over spilt milk.(こぼれてしまったミルクを嘆くことはできない)」は、日本語では「覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)」と訳すことができます。「There’s no crying over spilt milk.」は起きた出来事を悔やんでも仕方がないという前向きな教訓です。一方で「覆水盆に返らず」は、一度してしまったことは取り返しが付かないという後悔の意味が強く表れています。また、一度離婚した夫婦は元通りに仲良くなれないという、人間関係のたとえとしてもよく使われることわざです。

Out of the mouth comes evil.

「Out of the mouth comes evil.(災いは口からでる)」は、日本語では「口は災いの元(くちはわざわいのもと)」という同じ意味で使われています。不用意な発言はトラブルを招く恐れがあるため慎むべきであるという意味です。噂話や陰口なども含め、根拠のない話をしないように忠告する際に使われています。

Home is where you make it.

「Home is where you make it.(家は自分で作り上げるもの)」は、どこに居ても工夫次第で居心地の良い場所が作れるという意味です。日本のことわざに置き換えるとするなら「住めば都(すめばみやこ)」が相応しいでしょう。都とは天皇が居る土地を指す昔の言葉で、日本人にとっては素晴らしい場所という意味の言葉です。どのような場所でも住んでいるうちに都のように住みやすく居心地が良くなるということわざで、日常でも広く使われています。

ほかにも日本でよく使われることわざを知りたい方は「日本の有名なことわざと意味を紹介!よく使うことわざ 一覧から英語のことわざまで」のコラムも参考にしてください。

短くてかっこいい英語のことわざ

短くてかっこいい英語のことわざの画像 

英語のことわざには、短くてシンプルな表現のものや、かっこいい格言のようなものもあります。ここで紹介する短くてかっこいいことわざは、座右の銘としても使えるでしょう。就職活動時の面接や自己紹介にも役立つことわざなので、参考にしてください。

Practice makes perfect.

「Practice makes perfect.(練習が完璧を作る)」は、日本語では「継続は力なり(けいぞくはちからなり)」と表現されます。教育機関などでも校訓としてよく掲げられているため、日本人には馴染みのあることわざといえるでしょう。努力の大切さを伝えるときに使われることわざで、練習を続けたり実践を繰り返したりすることは、上達や成功に繋がるという意味があります。

Once in a lifetime chance.

「Once in a lifetime chance.(一生に一度のチャンス)」と同じ意味の日本語は「一期一会(いちごいちえ)」です。一期一会は、戦国時代から安土桃山時代にかけ、茶道の道を確立させた茶人「千利休」が言ったとされる言葉で、人との出会いや与えられた機会や時間を大切にしようという意味があります。また、同様の意味として「Treasure every meeting, for it will never recur(二度とない出会いを大切に)」と表現することもあるため、あわせて覚えておくと良いでしょう。

No pain, no gain.

「No pain, no gain.(痛みなくしては得られない)」は、苦労しなくては何も成し遂げられないという意味です。似た意味の日本の意味のことわざである「虎穴に入らずんば虎子を得ず (こけつにいらずんばこじをえず)」は中国の武将が言った言葉からできたといわれています。虎の子どもは、親の虎がいる危険な虎の巣穴に入らないと捕まえられないとの意味です。リスクを覚悟しなければ物事は成功しないとの教訓は、日々生活するうえで大きな助けになるでしょう。

Now or Never.

「Now or Never.(やるなら今しかない)」は、曲の歌詞やキャッチフレーズなどによく使われる英語表現です。「Now or Never」は省略された形で、英文では「We should do it now, or we’ll never do it」となり「今しなければ一生しないだろう」と表せます。日本語では「今がチャンス」や「今やらないでいつやるの」と訳されタイミングや時間、機会の重要性を表すときに使われる言葉です。

Seeing is believing.

「Seeing is believing.(見ることは信じること)」は、日本語の「百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)」と同じ意味のことわざです。百回聞くことは一回見ることに及ばないという意味があり、自分の目で確かめることの大切さを伝えたいときに使います。

日本のかっこいいことわざについて知りたい方は「かっこいいことわざを紹介!読み方や意味も合わせて覚えよう」もぜひご覧ください。

ビジネスで使える英語のことわざ

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ビジネスシーンで使えることわざを覚えておくと、会話が弾みコミュニケーションに役立ちます。また、ことわざを励みに問題を乗り越えたり、目標を再認識したりすることもあるでしょう。ここでは、仕事の場で使えることわざを紹介します。

Two heads are better than one.

「Two heads are better than one.(2つの頭脳は1つより良い)」は、一人で何かをするよりも皆で力を合わせたほうが物事がスムーズに進むという意味です。日本には「三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ)」ということわざがあります。文殊とは知恵をつかさどる仏様のことです。天才ではなくても、3人集まればとても良いアイデアが浮かぶという教えが込められています。

Custom makes all things easy.

「Custom makes all things easy.(慣れれば何でも簡単にできる)」は、日本語のことわざでは「習うより慣れろ(ならうよりなれろ)」といいます。頭で考えるよりも実際にやりながら覚えて慣れたほうが良いという意味です。仕事を始めたばかりの部下や後輩に、激励の言葉として伝えるのも良いでしょう。

After a storm comes a calm.

「After a storm comes a calm.(嵐のあとには落ち着きが訪れる)」は、嵐のあとには静けさが訪れるのでその時が来るまで待とう、という意味のことわざです。日本語では、同様の意味で「雨降って地固まる(あめふってじかたまる)」ということわざがあります。悪い出来事のあとにはかえって状況が良くなるという意味で使われ、職場での困難やトラブルがあったときに役立つことわざです。

Too many cooks spoil the broth.

「Too many cooks spoil the broth.(料理人が多いとスープがダメになる)」は、指示する人が多いと物事が上手くいかないというたとえです。似た意味の日本のことわざに、「船頭多くして船山に上る(せんどうおおくしてふねやまにのぼる)」があります。船頭とは現代における船長のことです。船長が多くいると船の運航に混乱を招き、海を渡るはずの船が山に行ってしまうという意味で、リーダーは多くないほうが良いとの教えが込められています。職場で団結を呼びかけるときに使えることわざです。

All’s well that ends well.

「All’s well that ends well.(終わり良ければ全て良し)」は、日本語でも同じ意味と表現で使われています。「終わり良ければ全て良し(おわりよければすべてよし)」は、途中の経過がどうであれ、大切なのは結果であるという意味です。ビジネスシーンにおいてトラブルがあったときなど、同僚や部下を励ます意味でも使われます。また、最終的に良い結果となったことを評価する際にも使えることわざです。

ほかにもビジネスシーンで使えることわざを知りたい方は「日本語のことわざはビジネスや日常生活に役立つ?外国人が学ぶメリットとは」のコラムも参考にしてください。

時間やお金に関する英語のことわざ

時間やお金に関する英語のことわざの画像 

時間やお金に関することわざは、大切な教えとして多くの国で使われています。ここでは、時間やお金に関する英語のことわざを紹介。英語での表現を覚えておくことで、海外の人との会話でもコミュニケーションが円滑に進めやすくなるでしょう。

Time flies.

「Time flies.(時は飛んでいく)」は、「時間が経つのは早い」という意味で使われることわざです。似た意味の日本語のことわざに「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」があります。光陰は月日という意味で、光は日、陰は月です。月日が経つのは放った矢のように早いものだという意味で使われます。「Time flies.」が比較的短い時間を表すのに対し「光陰矢の如し」は年月や日数が過ぎる早さを表すことわざです。

Time heals all wounds.

「Time heals all wounds.(すべての傷は時間が癒してくれる)」は、日本語では「時が解決してくれる(ときがかいけつしてくれる)」という表現で日常でもよく使われます。今は辛くても時間が経つにつれて少しずつ気持ちが落ち着いていくという意味で、傷ついた友人を励ましたり慰めたりする際に使われる言葉です。

The early bird catches the worm.

「The early bird catches a worm.(早起きの鳥は虫を捕まえる)」は、朝早起きすると良いことがあるという意味のことわざです。日本のことわざにすると、「早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)」になります。三文とは江戸時代のお金の単位で、現在の価値だとおよそ100円ほどです。「ほんの少し」「少額であること」を表すときに定型的に使われます。早く起きると、少しだけ良いことがあるという教えが込められたことわざです。

Time is money.

「Time is money.(時は金なり)」は、日本語でも英語と同じ意味と表現で使われていることわざです。「タイムイズマネー」と英語のまま使う人もいます。時間はお金と同じくらい価値のある大切なものだという意味で、アメリカ建国の父といわれる政治家「ベンジャミン・フランクリン」氏が言った言葉です。また、時間を失えば稼げる可能性やお金を得る機会も失われるという注意喚起する意味も含まれています。

Money comes and goes.

「Money comes and goes.(お金は行き来するもの)」は、「金は天下の回りもの(かねはてんかのまわりもの)」ということわざとして、日本でもよく使われています。お金は世の中を巡っているものであり、持っていない人のもとへもいずれ回ってくるという意味です。お金がないことを悲観している人に対する励ましの言葉として使われています。

恋愛に関する英語のことわざ

恋愛に関する英語のことわざの画像

英語のことわざのなかには恋愛にまつわるものも多く、日本でも一般的に使われています。ここでは、恋愛に関する英語のことわざを紹介。ことわざを通して、海外の愛情表現についても理解を深めましょう。

Love is blind.

「Love is blind.(恋は盲目)」はイギリスの劇作家であるシェイクスピア作の小説『ベニスの商人』のセリフにある有名なことわざです。日本語でも同じ表現で使われています。「恋は盲目(こいはもうもく)」とは、恋をすると夢中になり人は理性や常識を失ってしまうという意味です。恋をした相手に夢中になり、周りの意見を聞くことができず、冷静に状況を判断できなくなった人に対してよく使われます。

Love makes the world go round.

「Love makes the world go round.(愛は世の中を動かす)」は、英語の曲名や歌詞にも使われています。「世界を動かしているのは愛だ」という意味で、愛情の偉大さを表したことわざです。愛情や思いやりが社会を良くするという意味を持ち、広く使われています。

Love begets Love.

「Love begets Love.(愛は愛を生む)」は、愛の連鎖を表したことわざです。愛情をもって接すれば、相手にも愛情が生まれるという意味で使われます。似た意味の表現に「Love is the reward of love.(愛は愛の報いである)」という言葉も。「Love begets Love.」は、シンプルでかっこいい表現なので覚えておきましょう。

Love laughs at locksmiths.

「Love laughs at locksmiths.(恋は鍵屋をあざ笑う)」は、意訳すると「恋愛に不可能はない」という意味です。愛情や恋愛の力は、どのような障害や困難も乗り越えられるほどの強さを持っていると解釈されています。

A good wife is a good prize.

「A good wife is a good prize.(よい妻は宝)」は、パートナーの重要性を表したことわざです。結婚し、良い妻を持つことは何よりの幸せだという意味で使われます。結婚式のスピーチなどでよく使われることわざです。

日本にはほかにも面白いことわざが多くあります。「面白いことわざを知って日本語の学習に役立てよう!」のコラムでも紹介しているので、ぜひご覧ください。

まとめ

まとめの画像

英語と日本語には、同じ意味のことわざがいくつもあります。また、国や言語は違っていても、時間やお金、人の気持ちを大切にする心は共通している部分もあるでしょう。ビジネスシーンにおいては、会話のなかでことわざを使うとコミュニケーションが円滑に進みやすくなることもあります。シンプルで覚えやすいものから実際の会話に取り入れてみましょう。

ライター

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