日本のドミノ・ピザは、ピザ生地ではなくご飯の上に具材を乗せるらしい――。
日本人の異常な米への愛を皮肉るジョークだと思うかもしれません。でも、マジなんです。
ドミノ・ピザ ジャパンが1年の歳月をかけて開発した和食メニュー、それが「ピザライスボウル」! バター風味のライスの上に、100%モッツァレラチーズとトッピングを乗せ、オーブンで香ばしく焼き上げた……と公式サイトでは説明されています。
「まあ、日本人ならやりかねないな」と鼻で笑ったそこのあなた。ちょっと待ってください。この商品、ぶっちゃけ日本人から見てもクレイジーです。
WeXpatsの日本人スタッフによれば「ピザでご飯を食べるなんて考えたこともない」とのこと。 ちなみに「ライスバーガー(ハンバーガーのパンをご飯に変えたもの)は好き」とも言っていました。こいつの舌はどうなってるんだ……。
というわけで、日本人にも味が想像できない「ピザライスボウル」を食べてみました! 結論から言えば、日本ならではの“とあるフレイバー”が感動するくらい美味しかったです。
思わず笑ってしまうかも? なぜか美味しい「ピザ×ごはん」の組み合わせ
2023年5月現在、販売中のピザライスボウルは7種類。今回は世界中で親しまれている「ドミノ・デラックス」と、日本風の「炭火焼チキテリ」の2品をチョイスしました。まずは「ドミノ・デラックス」からいただきます。
さっそくスプーンを入れてみると、アツアツのチーズがトロリと伸びます。ぱっと見、AIが悪ふざけで作った合成写真みたいですが、一体どのような味がするのでしょうか? 食べてみたスタッフの反応はというと……
まさかの爆笑。
なんだこれ!!! めちゃくちゃおバカな味がする!!!
口に入れた瞬間、おなじみのトマトソースの味が口の中で爆発。それを濃厚なバターライスが受け止めます。なんというか、意味不明な組み合わせなのに、なぜか美味しくて頭が混乱してきました。
もしバターライスが普通の白米だったら、ピザソースの味が強すぎてバランスがめちゃくちゃになっていたでしょう。さすがは世界のドミノ・ピザ。味はジャンクなピザそのものなのに、高級料理並みのこだわりを感じられて笑ってしまったのでした。
一方の「炭火焼チキテリ」はしっかり和風のテイストで正統派のおいしさ! テリヤキソースの醤油味が、ご飯とベストマッチしています。
こちらは全員一致で「すごく美味しい」と純粋な高評価。中には「お腹いっぱい」と言いながらお代わりを続けるスタッフもいました。チキンがしっとり柔らかいのもスプーンが止まらなくなるポイントですね。
と、ピザライスボウルの完成度に驚かされたWeXpats編集部でしたが、この後さらなる衝撃が待ち受けていたのです。
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ドミノ・ピザのイメージが変わる味!? 日本限定の「炭火焼ビーフ」が美味すぎる
実は今回、「ピザライスボウル」だけでなく、日本限定のピザメニューも注文していました。その名も「クワトロ・ニッポン」。日本ならではの食材にこだわった4種類のフレーバーの組み合わせです。
明太子とおもち(!?)がトッピングされた「明太マヨモチ」などなど、4種の味はどれもユニークでおいしかったのですが、中でも「炭火焼ビーフ」がドミノ・ピザの常識を覆す味でした!
ピザに乗っているお肉といえば、ペパロニや成型肉を想像する人が多いのではないでしょうか。ところが、このピザの具材は本物の牛肉。しかも、デリバリーだというのに柔らかく、脂が舌の上でとろけます。どうなってるのこれ!?
炭火焼きの香ばしさがこれまた食欲をそそるんです。バーベキューとはまた違う、日本風の焼肉の上品な香り。というか、これこそ「ピザライスボウル」にめちゃくちゃ合うんじゃない……?
我慢できずに「炭火焼ビーフ」のピザライスボウルも追加で注文しちゃいました。
これ……思った通り最高です。こんがり焼いた牛肉がご飯に合わないはずがない。ひとつの料理としてめちゃくちゃ美味しい。なんかもう全然ピザの味じゃないけども!
というわけで、WeXpatsがオススメする日本限定ドミノ・ピザは「ピザライスボウル 炭火焼ビーフ」に決定!
ドミノ・ピザ ジャパンの公式サイトは英語にも対応しています。日本在住の方はもちろん、旅行で日本を訪れる方も、ちょっと変わった日本の味が食べたくなったら、ぜひ注文してみてくださいね。