2021/07/12

日本が誇る映画監督について外国人に解説!国際映画祭の受賞歴も紹介

日本に関心のある外国人に向けて、世界で有名な日本の映画監督を紹介します。映画界は映画の内容だけでなく、手がけた映画監督も話題となることがよくあるでしょう。著名な映画監督から、注目されている新人映画監督まで、さまざまな映画ジャンルを通して監督を知れることも映画の魅力です。このコラムでは、国際映画祭で受賞歴のある日本映画と監督、世界のレジェンドといわれる有名な日本の映画監督を紹介します。

目次

  1. 世界のレジェンドといわれる有名な日本の映画監督
  2. 国際映画祭で受賞歴のある日本映画と監督
  3. 日本アカデミー賞を受賞した映画監督
  4. 今後の活躍が期待される日本の若手映画監督
  5. まとめ

世界のレジェンドといわれる有名な日本の映画監督

世界の巨匠といわれる、名高い日本の映画監督を紹介します。数々の賞を受賞し、手がける映画には根強い外国人ファンも多く存在していることが有名です。

黒沢明(くろさわ あきら)

黒沢明は、第二次世界大戦後の日本映画を代表する映画監督であり、国際的にも有名で影響力があるされています。代表作の「羅生門」(1950年)でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、日本映画が国際的に認知されるきっかけを作った第一人者です。1985年には映画界で初の文化勲章を受章、1990年にはアカデミー名誉賞を受賞しました。

宮崎駿(みやざき はやお)

宮崎駿は、日本の映画監督でありながら、アニメーターや漫画家としても世界的に高い評価を得ています。有名な「スタジオジブリ」の創設者であり、2005年からは取締役に就任。「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」などの劇場用アニメを監督し、「千と千尋の神隠し」でベルリン国際映画祭金熊賞・アカデミー長編アニメ映画賞を受賞しました。

北野武(きたの たけし)

日本では「ビートたけし」の芸名でお笑いタレントとしても活躍しています。海外では本名である「北野武」名義で映画監督として活躍しており、世界的に有名です。1997年、映画「HANA-BI」が、ベネチア国際映画祭で日本作品として、40年ぶりとなる金獅子賞を受賞しました。

国際映画祭で受賞歴のある日本映画と監督

国際映画祭で受賞歴のある日本映画と監督を紹介します。国際映画祭は、世界規模で開催される映画の祭典です。特に、ベルリン・ベネチア・カンヌで開催される映画祭が、世界3大国際映画祭とされています。

1.千と千尋の神隠し(宮崎駿)

「千と千尋の神隠し」は、スタジオジブリ制作の日本屈指といわれる長編アニメーション映画です。2002年、ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品し、最優秀作品賞である金熊賞を受賞しました。この物語は、異世界に迷い込んだ「千尋」と少年「ハク」が助け合い、現実に戻る術を模索していく姿を描いた作品です。

2.おくりびと(滝田洋二郎)

「おくりびと」は、2008年に上映された日本映画です。アカデミー賞外国語映画賞、およびアカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、世界的に有名な作品といわれています。この映画は、、管弦楽団の元チェロ奏者が職を失ったことをきっかけに、納棺師の職に出会ったことから命や死と向き合い、自身の生き方を見つめながら成長を遂げていく物語です。

3.そして父になる(是枝裕和)

「そして父になる」は、2013年に上映されました。この物語は、産院で子供を取り違えられたまま、6年間育てられた2組の家族の子供の葛藤や、家族の絆を描いた作品です。2013年、カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞し、約10分間のスタンディングオベーションが起こったことが世界中で話題となりました。

日本アカデミー賞を受賞した映画監督

日本アカデミー賞とは、日本の映画賞です。主催は日本アカデミー賞協会で、アメリカの映画芸術科学アカデミーより、正式な許諾を得て発足しました。特に優れた経歴のある、有名な日本の映画監督をご紹介します。

大島渚(おおしま なぎさ)

大島渚は、映画監督のほか、脚本家、演出家としても活躍しています。2014年に、日本アカデミー賞の「会長特別賞」を受賞し、代表作である「戦場のメリークリスマス」や 「御法度」は、世界の映画界から高い評価を受けました。1980年から1996年には、日本映画監督協会理事長を務め、日本アカデミー賞協会副会長も歴任した、著名な映画監督のひとりです。

山田洋二(やまだ ようじ)

山田洋二は「男はつらいよ」シリーズの監督として知られており、ほかにも数々の名作を世に出した著名な映画監督です。初となる第1回目の日本アカデミー賞では「幸福の黄色いハンカチ」が監督賞と脚本賞を受賞。海外でもリメイクされるなど、人気を博しました。その後も多くの作品がノミネートされており、世界的に名高い人物として日本が誇る映画監督です。

三谷幸喜(みたに こうき)

三谷幸喜は、日本の脚本家であり、演出家や映画監督も務めている著名人です。1998年の代表作「ラヂオの時間」で最優秀脚本賞を受賞したのち、多くの作品がノミネートされ続けています。ほかにも「THE 有頂天ホテル」「記憶にございません!」など、ユーモアに富んだコメディータッチな演出が多いことが特徴です。

日本の有名な芸術家を紹介!代表作や受賞歴を外国人に解説」のコラムでは、世界的に有名な芸術家もご紹介していますので、気になる方はぜひ、チェックしてみてください。

今後の活躍が期待される日本の若手映画監督

今後の活躍が期待されている、注目の若手監督を紹介します。日本映画の文化を海外に発信していく次世代のエースとして、さまざまな日本のベテラン監督からも高く評価されている2人です。

西川美和(にしかわ みわ)

西川美和は、大学在学中から是枝裕和の監督作品「ワンダフルライフ」にスタッフとして参加し、2002年の「蛇イチゴ」で監督デビューを果たしました。以降、自身の代表作「ゆれる」では、映画をもとにした小説のノベライズ本を自ら出版しており、反響を呼んでいます。日本国内で数々の賞を受賞し続けている、今注目の若手映画監督です。

深田晃司(ふかだ こうじ)

深田晃司は、2011年公開の「歓待」や、2013年公開の「ほとりの朔子(さくこ) 」で第35回ナント三大陸映画祭グランプリを受賞しました。2020年には、「淵に立つ」でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞。この作品を欧米のメディアは「強烈で破壊力のある映画」と評しており、世界で注目されている若手映画監督です。

まとめ

日本の映画界には、世界で活躍する有名な映画監督が多数存在します。アニメーションやコメディーなど、幅広いジャンルで喝采を浴びている巨匠たちは、日本人だけでなく世界中の人々に感動や笑いを与えているでしょう。それぞれの映画監督に特徴があり、それが映画となって表現されていることも魅力のひとつです。お気に入りの1本を見つけて、日本の映画監督について追求してみてはいかがでしょうか。

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