「日本で人気のある女優は?」「どのような作品に出演しているの?」と思う外国人もいるでしょう。このコラムでは、日本で活躍している女優のデビュー作や話題になった作品を紹介します。また、日本人の「美人」や「可愛い」に対する価値観についても解説。日本人が美しいと思う顔の特徴や人気のある女優を知り、どのような人が芸能界で活躍しているのかを把握しましょう。
目次
日本人が思う「美人」「可愛い」の定義
日本人にとっての「美人」は顔が整っていて華やかな人です。具体的には、顔のパーツの位置や大きさ、全体のバランスが整っている黄金比の顔を指します。黄金比の定義は、額から眉頭・眉頭から鼻の下・鼻の下から顎先までがすべて同じ長さ、左右の目頭の間と目の幅が同じなどです。美人の定義には顔の黄金比だけでなく、大人っぽく華やかなオーラも含まれます。また、女優やモデルのようにスタイルが良いのも特徴です。
日本人が思う「可愛い」は、小柄で女の子らしい雰囲気を指します。顔立ちやスタイルの良さよりも、愛嬌や親しみやすさが重要です。可愛いといわれる人は、童顔や丸顔などの特徴もあります。
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日本で人気のある20代の女優と主な出演作
ここでは、日本で人気のある20代の女優を紹介します。学園ドラマや映画でヒロインを演じた女優や雑誌の専属モデルとして活躍している人など、さまざまです。
浜辺美波
2011年の「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し、芸能界入りを果たしました。浜辺美波のデビュー作は、2011年に公開された映画『アリと恋文』です。2017年には映画『君の膵臓をたべたい』でヒロイン役を演じ、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
永野芽郁
芸能界入りのきっかけは、小学3年生のときに受けた芸能事務所からのスカウトです。2009年に公開された映画『ハード・リベンジ、ミリーブラッディバトル』で子役としてデビューし、2010年から2019年までは雑誌の専属モデルとしても活躍していました。専属モデルを卒業してからは、女優業に専念しています。
永野芽郁の代表作は、2015年に公開された映画『俺物語!!』や2018年に放送されたNHK連続テレビ小説『半分、青い。』などです。2021年には、主要キャストとして3本の映画に出演しました。
広瀬すず
「ミスセブンティーン2012」でグランプリを受賞し、2012年に芸能界デビューをしました。実の姉である広瀬アリスも2009年に同じ賞を受賞し、ドラマや映画で活躍しています。
2015年に公開された映画『海街diary』では4姉妹の末っ子を演じ、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。そのほかの代表作は、ドラマ『学校のカイダン』や映画『ちはやふる』『怒り』『三度目の殺人』『一度死んでみた』などです。第41回日本アカデミー賞では、『三度目の殺人』で最優秀助演女優賞を受賞しました。
今田美桜
高校2年生のときに地元の福岡でスカウトされ、福岡のローカル番組のレギュラーに抜擢されました。今田美桜の代表作は、2018年に放送されたドラマ『花のち晴れ~花男NextSeason~』です。ツインテールとリボンが特徴的な小悪魔な令嬢「真矢愛莉」を演じ、話題になりました。今田美桜はドラマや映画のほかに、多くのCMにも抜擢されており、2018年から2021年にかけて出演したCMの本数は30本以上です。
橋本環奈
2003年から2017年まで、女性アイドルグループ「Rev. fromDVL」のメンバーとして活動していました。2017年にグループが解散してからは、女優としてドラマや映画などで活躍しています。橋本環奈が話題になったのは、2013年のRev. fromDVLのイベントで撮影された一枚の写真です。踊る姿が美しすぎると話題になり、1000年に1人の逸材といわれるようになりました。
橋本環奈といえば、映画『銀魂』『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』『今日から俺は!!劇場版』などで魅せた、可愛い見た目に反したコミカルな演技が有名です。
中条あやみ
『ミスセブンティーン2011』でグランプリに選ばれ、モデルデビューをしました。イギリス人の父親と日本人の母親を持つハーフで、はっきりとした顔立ちが特徴的です。
2012年に放送されたドラマ『黒の女教師』で真面目な生徒役を演じ、女優デビューを果たしました。そのほかの代表作には、2018年に公開された映画『3D彼女リアルガール』や2021年に放送されたドラマ『君と世界が終わる日に』などが挙げられます。
日本で人気のある30代の女優と主な出演作
ここでは、日本で人気のある30代の女優を紹介します。多くの話題作で主演を務めたり日本アカデミー賞を受賞したりと、デビュー当時から活躍し続けている人ばかりです。
新垣結衣
芸能界デビューのきっかけは、雑誌のモデルオーディションです。2001年にグランプリに選ばれ、2006年から2008年まで放送されたお菓子のCMで話題になりました。制服姿で笑顔で踊る姿が印象的です。
2007年に公開された映画『恋空』では主演を務め、第31回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞しました。2008年に放送されたドラマ『コード・ブルー』や2011年に初主演を務めた『全開ガール』なども有名です。2016年にはドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』に出演し、可愛らしいダンスが注目されました。
石原さとみ
2002年に開催された「ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞し、映画『わたしのグランパ』で子役デビューを果たしました。石原さとみのドラマの代表作は『リッチマン、プアウーマン』や『失恋ショコラティエ』、『アンナチュラル』などです。そのほかにも、映画『進撃の巨人』や『シン・ゴジラ』など話題の作品に出演しました。
2018年から2021年まで4年連続でドラマの主演を務めたり、2021年に公開された映画『そして、バトンは渡された』が話題になったりと、日本の人気女優として活躍し続けています。
長澤まさみ
2000年の「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得し、芸能界デビューをしました。長澤まさみは、日本アカデミー賞において多くの賞を受賞しています。初主演を務めた映画『ロボコン』で新人俳優賞を受賞し、『世界の中心で、愛をさけぶ』で助演女優賞を受賞しました。2019年に公開された映画『キングダム』では最優秀助演女優賞、2020年公開の『MOTHERマザー』では最優秀主演女優賞を受賞するなど、数々の実績を残し続けています。
綾瀬はるか
2000年の「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で特別賞を受賞し、2004年に放送されたドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』ではヒロイン役に抜擢されました。2007年に初の連続ドラマの主演を務めた『ホタルノヒカリ』や2013年に放送されたNHK大河ドラマ『八重の桜』も有名です。『ホタルノヒカリ』では綾瀬はるかが演じる、仕事はできるが家では何もしない干物女のキャラクターが愛され話題になりました。
ドラマや映画だけでなく、紅白歌合戦の司会やCM出演など幅広く活躍しています。
北川景子
芸能界デビューのきっかけは、高校生のころに受けた芸能事務所からのスカウトです。雑誌のモデルとしてデビューし、2003年に放送された『美少女戦士セーラームーン』でドラマデビューを果たしました。北川景子のドラマの代表作は、2009年に山下智久とW主演を務めた『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』です。多くの映画にも出演し、『パラダイス・キス』や『スマホを落としただけなのに』、『ファーストラヴ』では主演を務めました。
佐々木希
ショップ店員として働いていた際にスカウトされ、2006年にモデルデビューをしました。多くの雑誌で表紙に起用されるほど、モデルとしての実力が認められています。
2008年に映画『ハンサム☆スーツ』で女優デビューを果たし、2009年に公開された映画『天使の恋』では主演に抜擢されました。その後も多くの映画やドラマに出演しています。2017年には、自身がプロデュースを手掛けるアパレルブランドを立ち上げました。
日本で人気のある40代の女優と主な出演作
ここでは、日本で人気のある40代の女優を紹介します。モデルやタレント活動を行ったのちに、女優へ転身し活躍している人が多い印象です。
松嶋菜々子
高校1年生のときにモデルとしてデビューし、ドラマ『社長になった若女将』で女優デビューを果たしました。松嶋菜々子の代表作は、ヒロイン役を務めたドラマ『ひまわり』や『やまとなでしこ』、『GTO』、『家政婦のミタ』などです。『家政婦のミタ』は高視聴率を記録し、松嶋菜々子が演じた主人公のキャラクターが話題になりました。愛嬌のある役から無情な女性の役まで幅広くこなしています。
井川遥
短期大学卒業後にOLとし半年間働き、1999年に本格的に芸能界デビューをしました。女優やモデルとして活躍し、40代を過ぎてからも雑誌のモデルを務めています。井川遥の代表作は、2005年に公開された映画『樹の海』や2010年放送のドラマ『フリーター、家を買う。』、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』などです。映画やドラマのほかに舞台やラジオ、CMにも多数出演しています。
吉瀬美智子
1999年に雑誌の専属モデルとしてデビューし、2003年には情報番組のアシスタントに抜擢されました。情報番組のアシスタントを務めたのは、2003年から2007年までの4年間です。20代のころはモデルやタレントを中心に活躍し、30代で女優へ転身しました。吉瀬美智子の代表作は『LIARGAME』や『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』、『神様のカルテ』などです。
篠原涼子
1990年にアイドルとして芸能界デビューを果たし、1994年にはシングルCDの『恋しさとせつなさと心強さと』をリリースし大ヒットを記録しました。篠原涼子がブレイクするきっかけになった曲といえます。2000年ごろからは女優業を本格的に始め、『ハケンの品格』や『アンフェア』などの話題作で主演を務めました。2013年に放送されたドラマ『ラスト・シンデレラ』や2011年公開の映画『ステキな金縛り』も有名です。
まとめ
日本には、数々の話題作で主演を務めたり日本アカデミー賞を受賞したりしている女優が多くいます。女優の活躍は、ドラマや映画だけにとどまりません。雑誌のモデルやCMなど、幅広く活躍し注目を集めています。日本の女優に興味のある外国人は、人気女優が出演している作品を観てみるのがおすすめです。
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