日本国旗の意味って?日の丸に似ている外国旗とは

WeXpats
2023/02/03

「日本国旗の意味は?」「日の丸と似ている世界の旗が知りたい」という方もいるでしょう。日本国旗の丸は太陽を象徴しています。日本国旗の縦横比や色は、1990年に正式なデザインが定められました。

このコラムでは、日本国旗の意味や歴史を紹介。また、日本国旗と似ている世界の旗もまとめています。内容を参考にして、日本や世界の国旗についての知識を深めましょう。

目次

  1. 日本国旗の意味と由来
  2. 日本国旗について
  3. 日本国旗の歴史
  4. 旭日旗(きょくじつき)の意味と由来
  5. 日本国旗に似ている世界の旗
  6. まとめ

日本国旗の意味と由来

日本国旗の意味と由来の画像

日本国旗に使われている赤と白は、日本ではおめでたい配色とされます。赤には博愛と活力、白には神聖と純潔の意味があるのです。

日本国旗の赤い丸は、太陽が由来だといわれています。古くから農耕が盛んだった日本にとって、太陽は人々に恵みをもたらす大切な存在でした。太陽が重要とされていたのは、日本神話で最高の位にいる天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、太陽神であることからも伺えます。飛鳥時代の政治家である聖徳太子は、中国王朝の隋に送った国書で、日本を「日出ずる国」と呼びました。「日出ずる」とは日の出を指します。以上のことから、日本国旗には日本人にとって重要な太陽がおめでたい色で描かれているといえるでしょう。

日本の国名について、さらに知りたい方は「日本という名前の由来は?呼び方の歴史も紹介」のコラムも参考にしてください。

日本国旗について

日本国旗についての画像

日本国旗の法律で定められた正式名称は、日章旗(にっしょうき)です。一般的には日の丸とも呼ばれます。以下では、日本国旗の正式なデザインや国旗掲揚(こっきけいよう)のルールについてまとめているので、参考にしてください。

日本国旗の正式なデザイン

正式な日本国旗は、全体の縦横比が3対2です。赤い丸は旗の中心に位置し、直径は国旗全体の縦幅に対し5分の3で描かれます。丸の色は鮮やかな赤の紅色で、ほかの部分は白です。日本国旗の正式なデザインは、1999年に公布・施行された「国旗及び国歌に関する法律」によって定められました。「国旗及び国歌に関する法律」ができる以前は、日本国旗全体に占める丸の比率や色などに決まりはなく、作成者によって微妙に違いがあったようです。

日本国旗の掲揚(けいよう)

日本国旗は祝日や式典、葬式などで掲揚されます。掲揚とは、旗を高く掲げる行為です。日本国旗を掲揚する際にはルールがあります。掲揚する時間帯は、日の出から日没までです。祝日やおめでたい式典などでは、竿の先と日本国旗の間を空けずに掲揚します。葬式の場合は、日本国旗を一旦竿の先まで揚げたに、ポールの半分まで降ろすのがルールです。竿に対する日本国旗の位置は、向かって右にします。

参照元
内閣府「国旗及び国歌に関する法律(平成11年法律第127号)

日本国旗の歴史

日本国旗の歴史の画像

日本国旗は、日の丸が正式に定められるまで、ほかのデザインで描かれることもありました。ここでは、日本の長い歴史の中で使われてきた国旗のデザインや使用目的などを紹介します。

~江戸時代

古くから日本国旗には、太陽を象徴する丸が描かれていました。ただし、平安時代までは赤地に金の太陽が描かれた日本国旗が使われていたようです。白地に赤い丸の日本国旗が使われるようになった理由ははっきりとしていません。一説には、平安時代末期に源氏と平氏が戦った源平合戦が由来といわれています。1180年に始まった源平合戦では、源氏が白地に赤丸、平氏が赤地に金丸が付いた旗を掲げて戦いました。その結果、源氏が勝ち白地に赤丸の旗が一般的に使われるようになったといわれています。

明治時代以後

明治時代には、商船規則で日の丸が船舶の国籍を示す選別旗に定められました。その後、日の丸は船舶に使用されるだけではなく、日本を示す国旗として一般的になります。ただし、日の丸が正式な日本国旗に定められたのは明治時代ではありません。先述したとおり、1999年に公布・施行された「国旗及び国歌に関する法律」で、初めて日の丸が正式な日本国旗とされました。

日本の時代について知りたい方は「日本の歴史を外国人向けに紹介!各時代の出来事も解説」も読んでみましょう。

旭日旗(きょくじつき)の意味と由来

旭日旗(きょくじつき)の意味と由来の画像

日本には、日の丸とはデザインが異なる旭日旗という旗があります。旭日旗は、赤い丸の周辺に太陽光線をモチーフとした赤白の線が描かれているのが特徴です。日の丸と同様、縁起の良いデザインとされ、出産や節句の祝いなどさまざまな場面で広く親しまれてきました。また、収穫の多かった漁船が帰港する際に揚げる大漁旗(たいりょうばた)にも、旭日旗のデザインは取り入れられています。

日本国旗に似ている世界の旗

日本国旗に似ている世界の旗の画像

世界には、日本国旗に似ている旗が存在します。ただし、成り立ちや使われている色が示す意味は国によってさまざまです。ここでは、日本国旗に似ている世界の旗を、由来や色の意味とともに詳しく紹介します。

パラオ

パラオの旗と日本国旗の似ている点は、無地の背景に丸が描かれているところです。パラオ国旗は、青地に中心から少し左にずれた位置に黄色の丸が描かれています。丸が中心からずれているのは、旗がなびいたときにバランス良く見せるためです。明るい青は美しい海を表し、黄色は海を明るく照らす満月を意味しています。パラオ国旗は、国が持つ大自然を象徴しているといえるでしょう。

グリーンランド

グリーンランドの国旗は、エルファラソープトと呼ばれ、氷の大地から昇る朝日を表しています。日本国旗との共通点は、赤白の2色で丸が描かれているところです。グリーンランドの国旗は、丸が中心よりやや左に位置し、中央に水平な線が一本描かれています。丸の上半分は赤、下半分は白で、地の色は上が白、下が赤が使われており、隣り合う図形の色が反転しているのが特徴です。寒さが厳しいグリーンランドの人々にとって大切な、氷の大地から昇る太陽を描いた国旗といえます。

バングラデシュ

バングラデシュの国旗は、濃い緑に赤い丸が描かれています。パラオ国旗と同様に、風になびいてもきれいに見えるように、丸がやや左にずれているのが特徴です。緑は豊かな大地を、赤い丸は昇る太陽を示しています。バングラデシュの旗が日本国旗とよく似ているのは、日の丸を参考にしたためです。初代大統領が国旗を決める際に日本の国旗を参考にしたとの説もあります。

ラオス

ラオスの国旗には、横に赤・青・赤のラインと中央に白丸が描かれています。1975年にラオス人民民主共和国が成立した際に、この旗が新国旗に制定されました。赤は革命時に流れた血を、青はメコン川を、白は満月を象徴しています。ラオス国旗が示すのは、国の統一や繁栄です。ラオスの歴史を象徴し、未来への明るい展望を表している旗といえるでしょう。

ロシア連邦サハ共和国

サハ共和国の国旗には、上部の青地に白い丸が、下部に白・赤・緑のラインが描かれています。ラインの4色が象徴するのは青い空・白い雪・赤く咲く花・緑の草原、白い丸が示すのは太陽です。また、太陽には生命、白い雪には希望、赤い花には強さ、緑の草原には喜びの意味があります。サハ共和国の国旗は、雪に覆われた風景と風土を象徴したデザインといえます。

まとめ

まとめの画像

日本国旗の赤い丸は、太陽を象徴したものです。日本では太陽は重要な存在とされ、国名の由来にもなっています。また、日本国旗の紅白は、日本ではおめでたい配色とされてきました。

世界には日本国旗と似ている旗があります。グリーンランド、バングラデシュなどの国旗は、形が似ているだけでなく、太陽をモチーフとしているところも共通点といえるでしょう。日本国旗についての知識を深め、世界や自国の旗と比べてみてください。

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