日本の気候や天気の特徴とは?各季節の注意すべきポイントも解説

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2023/02/08

「日本の気候や天気には、どのような特徴があるのだろう」「各季節で注意すべきポイントって?」と疑問に思う方もいるでしょう。日本の気候は地域や季節によって大きく異なり、熱中症や台風、積雪など、季節ごとに注意すべき点があります。このコラムでは、四季ごとの気候や天気の特徴、注意すべきポイントをまとめているので、日本に来る際の参考にしましょう。

目次

  1. 日本の気候と天気
  2. 季節ごとに注意すべきポイント
  3. 日本の天気予報の特徴
  4. まとめ

日本の気候と天気

日本の気候と天気の画像

気候とは、長年その地域で見られる大気の特徴を意味し、具体的には晴れや曇りなどの現象、気温、降水量などの要素を指します。一方、同じような意味で使われる天気は、1~3日間の大気の状態を指す言葉です。
日本は南北に長い地形をしており、北は亜寒帯気候に、南は亜熱帯気候に属しています。また、東西に連なっている山脈が季節風を遮るため、太平洋側と日本海側では気候が異なっているのが特徴です。四季も存在するため、同じ地域でも1年を通して気温や降水量が変化します。来日する際は自分が行く地域の気候を確認し、防寒具や雨具などの準備をしましょう。

日本の春の気候と天気

春に分類される3~5月は、晴れる日が多く爽やかで過ごしやすい時期です。ただし、3月は朝夕に冷える場合もあるので注意しましょう。地域による差もあり、太平洋側は南からの暖かい空気の影響で気温が上がります。一方で、日本海側では北からの冷たい空気の影響で、気温が下がるのが特徴です。
なお、沖縄や奄美諸島では、5月から雨が降り続く梅雨という時期に入ります。

日本の夏の気候と天気

日本では、6~7月中旬ごろまで梅雨前線の影響を受けて、雨や曇りが続き湿度の高い日が増えます。ただし、北海道は梅雨前線の影響がないため、雨の日が続くことはあまりありません。
梅雨が終わると、全国的に天気の良い日が増えます。気温が30℃を超える日も多く湿度も高いのが、夏の気候の特徴です。
日本では、夏の夕方に「夕立ち」というにわか雨がよく降ります。また、台風がよく発生するのも夏です。

日本の秋の気候と天気

9~10月は、春と同じく天気が良く過ごしやすい日が多い時期です。ただし、9月は台風が来たり残暑が厳しい日があったりするので、体調管理に気をつけましょう。11月になると、日本海側では雨の日が増えて、北の地域では雪が降ることもあります。ほかの地域でも、急に気温が下がり寒くなる日もあるため、注意が必要です。

日本の冬の気候と天気

12~2月は、1年で最も気温が下がります。日本海側では北西から吹く冷たい季節風が山脈に当たり雲が発生するので、雪の降る日が多くなるでしょう。一方、太平洋側では晴れの日が多く、雪はあまり降りません。
ただし、日本列島は南北に長い地形のため、地域により気温が異なります。北の北海道や東北地方では気温が0度以下の日が増えますが、南の沖縄や奄美諸島の平均気温は17度以上です。

日本の季節についてさらに知りたい方には、「日本の四季は海外とは違う?春夏秋冬それぞれの特徴や魅力を知ろう」のコラムもおすすめです。

参照元
気象庁「日本の気候」
「日本の天候の概説」
「那覇平年値(年・月ごとの値)主な要素

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季節ごとに注意すべきポイント

季節ごとに注意すべきポイントの画像

日本には、花粉や熱中症、台風といった季節ごとに注意すべきポイントがあります。ここでは、注意すべきポイントと対策を解説するので、来日後に健康で安全に過ごすため知識を深めてください。

春はスギやヒノキの花粉が多く舞う

日本では1年中、さまざまな種類の花粉が飛んでおり、特に春になるとスギやヒノキによる花粉症の人が増加します。花粉の飛散量が多くなる条件は「晴れや曇り」「湿度が低い」「風が強い」などです。花粉症の人が条件に当てはまる日に外出する場合は、マスクや眼鏡をするのをおすすめします。また、春になる前に耳鼻科にかかり、花粉症の症状を抑える薬を処方してもらうのも良いでしょう。

夏は熱中症対策が必須

気温・湿度が高くなる夏は熱中症対策をしっかりとしましょう。熱中症とは、体内の水分やミネラルを失い、体温が高くなることで表れるさまざまな症状の総称です。具体的には、めまいや頭痛、吐き気が起こり、重症になると意識を失う場合もあります。日本の夏は気温だけでなく湿度も高いので、体内に熱がこもりやすく熱中症になりやすい状態です。
気温が上がる日は屋外や風通しの悪い場所での活動は避けましょう。また、外出する場合は、1日の中でも気温が上がる正午~午後3時ごろまでは避けて、日傘や帽子を使用し、こまめに水分を補給するようにするのがおすすめです。

日本の夏の注意点は「日本の夏を楽しもう!気候の特徴やおすすめの観光地を紹介」のコラムでも解説しています。ぜひ合わせてご一読ください。

夏と秋の初めは台風が来やすい

夏と秋の初めは、日本列島に頻繫に台風が接近または上陸する時期です。台風が近づくと大雨や暴風になり、建物が壊れたり交通機関が運休したりします。特に、太平洋沿岸の南西は台風の被害に遭いやすい地域のため、夏に訪れる場合は注意が必要です。来日時に台風が近づいている場合は、ニュースで台風の進路や規模を確認し、警報が出ていないかに気をつけましょう。

冬は厳しい寒さや降り積もる雪に注意

冬に日本の北部や山間部に行く際は、厳しい寒さや積雪に注意が必要です。日本には世界でも有数の積雪量になる地域があります。過去に、青森県では566cm、新潟県では463cm、北海道では324cmの積雪を記録しました。積雪量の多い地域では、道が雪で塞がれて渋滞が起きたり車両がスリップする事故が起きたりします。
また、北部でなくても盆地は冬になると冷え込む性質があるので、防寒着を持って行きましょう。

参照元
気象庁「歴代全国ランキング

日本の天気予報の特徴

日本の天気予報の特徴の画像

日本の天気予報は、晴れや曇りといった大気の状態はもちろん、季節ごとに重要な情報をあわせて知らせてくれるのが特徴です。春には花粉の飛散量を、夏には熱中症への警戒が必要かを伝えてくれます。
ほかにも、重要なのが台風や大雨に関する警報です。日本では、近年、激しい雨による建物の浸水や交通機関の運休などの被害が増えています。天気予報をよくチェックして、危険を避けるようにしましょう。

まとめ

まとめの画像

日本は南北に長いうえに、東西に伸びる山脈が季節風を遮るため、地域ごとに大きく気候が異なっています。1年の中でも気温や降水量の変化も大きく、各季節に熱中症や積雪といった注意すべきことがあるのも特徴です。
来日する際は、自分がいつどの地域に行くのかを確認し、気温や天気に合った衣服や防寒具を準備しましょう。

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