日本にくる台風の名前や決め方を解説!

WeXpats
2022/01/13

「日本にくる台風は名前がついているの?」「日本の台風はどんな名前がついているのだろう」と気になる外国人もいるでしょう。日本には毎年、夏から秋の初めに台風がきます。ここでは、日本の近くで発生する台風の番号のつけ方や特徴のある名前を紹介。また、台風にアジア名をつける理由も解説します。日本にくる台風の名前を知って台風に関心を持ち、防災の参考にしてください。

目次

  1. 台風は番号と名前がついている
  2. 台風のアジア名
  3. 台風のアジア名を種類別に解説
  4. 台風の名前に興味を持ち防災の意識を高めよう
  5. まとめ

台風は番号と名前がついている

日本の近くで発生する台風は番号と名前がついています。多くの台風がくる夏から秋の初め、「令和△年台風第△号」とニュースで見聞きした経験のある方もいるでしょう。ここでは、日本にくる台風にどのように誰か番号と名前をつけるか解説します。

日本の台風の番号のつけ方

日本にくる台風に番号をつけるのは気象庁です。毎年1月1日以降の最初に発生した台風が第1号で、以降発生した順に番号をつけます。発生した台風の勢力が弱くなり「熱帯低気圧」と変化したあと、また台風になった場合は、発生時につけられた番号に戻る決まりです。翌年1月1日でリセットされるため、年をまたぎ台風の番号が増えることはありません。

台風の名前は台風委員会が決めている

日本にくる台風の名前は、日本を含む14の国と地域からなる台風委員会が決めています。台風委員会は、北西太平洋もしくは南シナ海で発生する台風被害を防ぐための組織で、2000年から台風に名前をつけてきました。台風委員会がつける名前は、加盟国や地域が提案した名前で北西太平洋もしくは南シナ海で共通の名前です。

甚大な被害が出た台風は日本独自の名前がつく

甚大な被害が出た台風は、日本独自の名前がついてきました。名前を決める基準は、壊れた家が1000棟前後以上または浸水した家が10000棟前後以上出るなど、被害が大きく後世に伝える必要がある場合とされます。名前のつけ方は、「元号△年」のあとに「甚大な被害が出た地域や河川名」をつけ、そのあとに「台風」とくるのが決まりです。日本独自の名前がついた台風には、「令和元年房総半島台風」や「令和元年東日本台風」などが挙げられるでしょう。

参照元
気象庁「顕著な災害を起こした自然現象の名称について(平成30年7月9日)」
気象庁「台風の番号とアジア名の付け方

台風のアジア名

日本にくる台風の名前はアジア名からつけられます。アジア名は台風委員会が決めた名前で1番から140番まであり、2000年の台風第1号から順番にこの台風の名前が使われてきました。翌年の台風第1号は前年に使われたアジア名の次の名前から使われ、140番までいくと1番に戻る決まりです。アジア名に採用される台風の名前は、アルファベット9文字以内、音節が少なく発音が簡単などの条件があり、どの言葉でもアジア名に採用されるわけではありません。

日本にくる台風にアジア名をつける理由

日本にくる台風にアジア名をつけるのは、2つの理由があります。1つめは、台風のアジア名が世界で使われることにより、アジアの国々や地域の文化を尊重し国家間の連帯・理解を深めるためです。2つめは、アジアに住む人々に馴染みのある台風の名前をつけ人々に注意を促すためとされています。台風のアジア名は、アジアと世界の国との関係を親密にし、台風への警戒の意識を高める目的があるといえるでしょう。

使われなくなったアジア名もある

使われなくなった台風のアジア名もあります。台風のアジア名は何度も利用されますが、甚大な被害を出した台風の名前はそれ以降使わなくすることもあるようです。台風の名前が使用できなくなることを「引退」と呼びます。引退したアジア名は「Vamei(鳥名)」「Chataan(雨)」「Rusa(鹿)」「Pongsona(ホウセンカ)」などです。台風の名前であるアジア名に「引退」の言葉を使うのは、少しおかしく感じる人もいるでしょう。

台風のアジア名を種類別に解説

日本にくる台風のアジア名は140種類あります。それぞれ、名前を提案した国や地域があり、人々の台風に対する恐れやとらえ方を感じられるでしょう。ここでは、日本がつけた名前や少し変わった名前をまとめています。

日本が考えた台風の名前は星座にちなんでいる

日本が考えた台風のアジア名は10個で、すべて星座からつけられています。日本がつけた台風の名前は以下のとおりです。
 

・コイヌ

・ヤギ

・ウサギ

・カジキ

・コト

・クジラ

・コグマ

・コンパス

・トカゲ

・ヤマネコ
 

星座の名前にした理由は、個人や法人の名称などではなく中立的であり、利益や損失を生まないためです。なお、日本が考え引退したアジア名は、「ワシ」「コップ」などがあります。

植物や動物からついた台風の名前

植物や動物からついた台風の名前もあります。植物が由来の名前は、北朝鮮の「Toraji(キキョウ)」や韓国の「Nari(ゆり)」などです。動物にちなんだ名前は、カンボジアの「Damrey(ぞう)」や中国の「Bailul(白鹿)」などが挙げられます。台風のアジア名には、動物や植物の名前も多く、日本にも馴染みのある動植物の名称が少なくありません。

「風神」「海神」など「神」がつく名前

台風のアジア名は、「風神」「海神」など「神」がつく名前もあります。中国が提案した「Fengshen(風神)」や「Haishen(海神)」などです。ほかにも、ミクロネシアが提案した「Ewiniar(嵐の神)」、ベトナムの提案した「Son-Tinh(ベトナム神話の山の神)」などもあります。アジア名に強大な力を持った「神」とつけることで、人々の台風に対する恐れを表しているといえるでしょう。

天気の名前がつく台風もある

台風は天気のひとつですが、ほかの天気の名前がつくこともあります。米国が提案したアジア名は天気の名前が複数あり、「Matmo」は大雨、「Aere」と「Lan」はどちらも嵐という意味です。タイが提案した名前にも雷の「Atsani」があり、台風にほかの天気の名前をつける国は米国だけではありません。台風は大雨が降り、風も非常に強くなるため、警戒の意味を込めてこのような名前がつけられたのでしょう。

変わった台風のアジア名

台風には変わったアジア名もあります。マカオの提案した「Bebinca」はプリンの意味で、台風にお菓子の名前をつけるのは不思議に感じる人もいるでしょう。マカオが提案した名前には、ほかに花火の「In-fa」もあり、台風と同じく空に現れるため連想されたと考えられます。米国が提案した名前の「Omais」は徘徊の意味で、台風が地上を進む様子が想像できる名前です。

台風の名前に興味を持ち防災の意識を高めよう

台風の名前に興味を持ち、日本に近づく台風に関心を高めましょう。島国である日本は、毎年多くの台風が接近・上陸してきます。日本は台風の被害を受けやすく、とくに近年に上陸した大型大風による暴風や大雨、停電などの被害は甚大なものでした。台風の被害から命を守るのは、人々の準備です。ここでは、台風の被害に備えるため必要なことをまとめたので、防災の参考にしてください。

日ごろから備えておくこと

台風は、日ごろの備えが大切です。台風が上陸してからでは、大雨や暴風、停電のため身動きが取れなくなることも考えられます。日ごろから住居近くの指定された避難場所と避難経路を確認しておき、家族で避難場所や連絡方法を決めておきましょう。また、台風中は日用品の買い出しができないことも予想されるため、非常用持ち出し袋の準備も重要です。非常用持ち出し袋には、飲料水やすぐに食べられるクラッカー、海中電灯などを入れると良いでしょう。また、薬やラジオなども必要です。

台風が発生したら気をつけること

日本で台風が発生したら、家の近くの風で飛びそうな物は固定もしくは家の中にしまいましょう。雨が降り排水溝があふれるのを防ぐための掃除も重要です。懐中電灯やラジオ、乾電池などの非常用品の確認をし、台風が近づいてきたら家の外には出ないようにします。ニュースで台風の規模や進路をこまめにチェックして、警報などに注意しましょう。

参照元
気象庁「自分で行う災害への備え

まとめ

日本には毎年、台風がきて甚大な被害が起こります。近年発生した台風でも、暴風や大雨で人命や家が奪われ、停電によって生活に影響が出ました。台風にアジア名をつける目的は、アジアの人々に馴染んだ名前をつけることで、人々の台風への注意を促すためです。台風に興味・関心を持ち、気象情報に注意して災害に備えましょう。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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