カラオケの意味を外国人向けに紹介!世界と日本で異なる楽しみ方とは

WeXpats
2023/02/08

日本に初めて訪れた際に「カラオケ」の文字を見て、いったいどんな意味の言葉なのか気になったことがある方もいるでしょう。カラオケは日本の娯楽の一つで、近年世界各国でも広まりつつあります。

このコラムでは、カラオケの意味や楽しみ方を解説。カラオケで使われる専門用語の使い方も紹介します。「カラオケとは何か?」「どのような娯楽なのか?」と気になっている方は、ぜひチェックしてみましょう。

目次

  1. 日本発祥の言葉「カラオケ」の意味とは?
  2. 日本と海外ではカラオケの意味が異なる
  3. カラオケ用語の意味
  4. まとめ

日本発祥の言葉「カラオケ」の意味とは?

日本発祥の言葉「カラオケ」の意味とは?の画像

カラオケとは、空オーケストラの略称です。もともとは日本の放送業界で使われていた業界用語で、生演奏ではなく伴奏が収録された音源を流して歌うことをいいます。プロの歌手が歌うときに流していた音源を一般向けに編集し、さまざまな楽曲を気軽に歌えるように改良したのが現在のカラオケです。初めてカラオケが登場したのは1960年代で、当時はバーやスナックに音源を流す機械とマイクが設置されただけの簡素なつくりでした。昨今のカラオケは大幅に進化し、生演奏の音源が収録されていたりライブ映像とあわせて歌えたりと、楽しく歌える工夫が施されています。

カラオケ以外の略語が知りたい方は、「日本語の略語クイズ!正式名称や若者言葉を答えられるか試してみよう!」をチェックしてみましょう。日常的に使われている日本語の略語をクイズ形式で出題しているので、語学力アップにも役立ちます。

日本と海外ではカラオケの意味が異なる

日本と海外ではカラオケの意味が異なるの画像

日本発祥のカラオケは海外にもありますが、それぞれスタイルが異なります。ここでは日本のカラオケを中心に海外との違いを紹介するので、参考にしてください。

カラオケボックスで歌う日本式

日本では、カラオケボックスと呼ばれる個室に入って、カラオケを楽しむスタイルが一般的です。カラオケボックスは繁華街や駅前、飲み屋街など人通りが多い場所にあります。カラオケボックス内は防音になっているので、音漏れが少なく思う存分歌唱を楽しめるのが魅力です。1人、もしくは少人数で楽しむスタイルが一般的ですが、大人数でカラオケを楽しめるパーティールームを設けている店舗もあります。カラオケを楽しむ小道具としてタンバリンやマラカス、コスプレ衣装を貸し出しているカラオケボックスもあるので、訪れた際はぜひ活用してみましょう。なお、カラオケボックスでは飲食店のようにお酒や食事を提供しているので、長時間カラオケを楽しめます。

バーやクラブで人前で歌うアメリカ式

アメリカで知られているカラオケは、バーやクラブ、レストランなど人前で歌う方式です。ヨーロッパでも同じスタイルのカラオケが広まっているので、見たことがある方もいるでしょう。日本にも人前でカラオケを歌うバーやスナックはありますが、メインはキャストとの交流や飲酒です。そのため、アメリカのカラオケとはスタイルがやや異なるといえます。アメリカのカラオケは人前で歌うということもあり、歌唱力が低いとブーイングを受けることもあるようです。メンタルが強い人でなければ、アメリカ式のカラオケを楽しむのは難しいでしょう。

1人で気軽に利用できる中国式

中国のカラオケは、1人、もしくは少人数で利用するスタイルが一般的です。日本のように、ビル一棟がカラオケの店舗になっていたりショッピングモールに併設されていたりします。利用人数ではなく部屋ごとに料金が設定されているので、1人でも気軽に利用できるのが魅力です。また、近年顧客のニーズにあわせて完全セルフサービスのカラオケボックスも登場しました。その名のとおりボックス型のカラオケルームで、1〜2人で利用可能です。1曲から歌えるので、気軽にカラオケを楽しみたい人を中心に人気があります。

カラオケ用語の意味

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カラオケには独特の専門用語があり、知らないと利用するときに戸惑うことがあります。ここでは、カラオケ用語の意味や使い方を解説するので、カラオケに行く予定がある方はチェックしておきましょう。

ヒトカラ

ヒトカラとは、1人カラオケの略称です。利用人数に応じて料金を設定しているカラオケ店では、1人での利用の場合、割増料金が発生することがあります。1人でカラオケに行く際は、あらかじめ料金表を確認しておきましょう。また、近年では主要都市を中心にヒトカラ専門店が増えつつあります。1人で楽しくカラオケを楽しみたい方は、ヒトカラ専門店の利用を検討してみましょう。「好きなだけ歌いたい」「難しい曲の練習がしたい」という方にも、ヒトカラはおすすめです。

フリータイム

フリータイムとは、カラオケ店が決めた一定の時間内であれば、何時に入退室しても利用料金が変わらないシステムのことです。主に午前11時から午後19時、午後19時から翌朝の午前5時がフリータイムとして設定されています。最長8時間利用できるので、長くカラオケを利用したい方はフリータイムを活用しましょう。ただし、店舗によってはフリータイム制がない場合もあります。

原キー

原キーとは、原曲キーの略称です。もともとの楽曲を歌っている歌手と同じキーで歌いたいときは、原キーを選択します。基本的には原キーに設定されていますが、楽曲によってはカラオケで歌いやすいようにあらかじめキー変更されている場合もあるので、歌う前に確認しておきましょう。なお、原キーで歌いにくい場合はキーを上げたり下げたりすることをおすすめします。

ビブラート

ビブラートとは、歌唱テクニックの一つで音程や音量を上下させて声を震わせる技法です。カラオケには採点機能があり、原曲と音程が合っていたり歌唱テクニックが優れていたりすると、高得点を得られます。きれいにビブラートができると歌の表現力が上がるので、上手に歌えるようになりたい方は練習してみましょう。

こぶし

こぶしも歌唱テクニックの一つで、一瞬だけ音をうならせたり素早く上下させたりする技法です。ビブラートに似ていますが、こぶしのほうが短く音を揺らします。主に演歌を歌う際に使われる歌唱テクニックで、インパクトのある歌い方になるのが特徴です。ポップスやロックでもこぶしを活かせば独特な歌い方ができるので、歌がうまくなりたい方は覚えておきましょう。

しゃくり

しゃくりは、低い音から高い音に一瞬で切り替える歌唱テクニックです。滑らかに声を出せるようになると歌唱力がアップするので、上手に歌えるようになりたい方は練習してみましょう。なお、しゃくりもカラオケの採点で点数がアップするコツの一つです。

フォール

フォールは、高音を滑らかに下げて低音に切り替える歌唱テクニックです。上手にフォールを行うには、低音から高音に移り変わるしゃくりと反対の技術を求められます。ほかの歌唱テクニックと同じく、上手にフォールができるようになるとカラオケの採点での点数が上がるので、歌がうまくなりたい方は練習してみましょう。

歌の練習に使う曲に迷ったときには「J-POPの特徴は?K-POPとの違いとはも外国人に向けて解説」や「日本の人気のアニメソングや有名なアーティストを紹介」をご覧になってみてください。日本だけではなく海外でも人気の音楽をご紹介しているコラムなので、きっと歌の練習にも最適な曲が見つかるはずです。

まとめ

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日本発祥のカラオケは世界各国にも広まり、人気を博している娯楽です。日本にはたくさんのカラオケ店があるので、観光の際はぜひ一度足を運んでみてください。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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