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数多の有名企業が拠点を構え、“通勤ラッシュの観測スポット”という奇妙なインバウンド需要まで生まれつつある東京・品川駅。そんな日本有数のビジネス街において、忙しい日常を忘れられるほど優雅なサービスを提供するラグジュアリーホテルが「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」(以下、「ストリングスホテル東京」)です。
「インターコンチネンタル」といえば、世界初にして最大級のラグジュアリーホテルブランド。多様な文化圏から訪れるゲスト一人ひとりに最上のサービスを実現するためには、同じく多様な背景を持つ海外出身スタッフの活躍が欠かせません。
世界で有名なホテルブランドは、外国人従業員の働きやすさと、日本でもトップクラスの“おもてなし”をどのように両立させているのでしょうか? WeXpats Agentを利用してストリングスホテル東京に入社した2名のスタッフにインタビューしました。
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左:任さん(中国出身/2023年入社/マーケティングコミュニケーションズ部)
右:スマンさん(ネパール出身/2023年入社/ゲストエクスペリエンス部)
※以下、敬称略
英語版はこちら
――インターコンチネンタルといえば、世界中にファンが多いラグジュアリーホテルブランドです。それぞれのホテルにコンセプトがあると思いますが、「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」はどのようなコンセプトを掲げていますか?
任
コンセプトは「Tokyo, personally orchestrated. 一人ひとりのゲストに奏でる、東京という音色」です。従業員一人ひとりが弦(ストリングス)の演奏者となり、チームが一つになってオーケストラの美しい音色のようなサービスを奏でることを目指しています。
――よく見るとホテル内の様々なデザインにも音楽のモチーフが取り入れられていますね!
スマン
また、遠方からのゲストに「東京らしさ」を感じていただくために「多様性」という言葉を大切にしています。
――「東京らしさ」と「多様性」ですか?
スマン
はい。東京は世界有数の国際都市ですよね。さまざまな国から人が集まり、洗練された日本のカルチャーとハーモニーを奏でることで、東京でしか見られない独自の光景が作り出されています。
ストリングスホテル東京が考える「東京らしさ」も同じです。多様なバックグラウンドを持つ従業員が、優れた国際感覚を養いながら、日本文化を取り入れた“おもてなし”を提供する。そんなストリングスホテル東京ならではの「東京らしさ」をお客様には感じていただきたいと考えています。
――つまり、任さんやスマンさんのような海外出身者が自分らしく生き生きと活躍できる環境こそ、ストリングスホテル東京の「東京らしさ」というわけですね!
スマン
まさにそのようなことを日本人の社員にも言われました。うれしかったです。気恥ずかしいですが(笑)
――とても素敵な理念だと思います。お二人はどのようなお仕事をしているのですか?
任
私はマーケティングを担当しています。メディアやインフルエンサーの対応、フライヤーの作成、イベントの販促物のデザイン、SNSの運用、他ブランドとのコラボレーション企画など、PRとして幅広い業務に携わっています。
スマン
私は宿泊部に所属しており、お客様の体験の質を向上するための業務全般に携わっています。お客様ひとりひとりのご要望や特徴を把握し、最適なサービスをお届けできるよう手配しています。お客様の笑顔に直結する仕事です!
――実際に「働きやすさ」を感じるのはどのような点でしょうか?
スマン
何よりも職員間のコミュニケーションの取りやすさですね。職場には、日本語と英語の両方を使えるスタッフが多くて、私が聞き取れなかった内容は英語で説明してくれます。社内のメールも日本語と英語で併記されているので、英語圏の人はとても働きやすいのではないでしょうか。
任
私も同意見です。コンセプトである「Tokyo, personally orchestrated. 一人ひとりのゲストに奏でる、東京という音色」を達成するためには、部署の垣根を越えた従業員同士のチームワークや絆が必要になってきます。なので職員間のコミュニケーションはとても大事なんです。そのための施策も充実しているんですよ。
代表的な施策は外部講師を招いての語学研修です。週1回ほどの頻度で日本語と英語の研修が開かれます。お客様に適切な敬語を使えるようになるための研修ですが、従業員同士の会話を促進する狙いもあるんです。
――このインタビューは日本語で行っていますが、二人とも敬語がとてもお上手ですね。
スマン
ありがとうございます! まさに語学研修のおかげですね。ストリングスホテル東京では最上級の敬語が求められますから、独学では限界があったかもしれません。日本人スタッフとのコミュニケーションがますます楽しくなりましたし、心から感謝しています。
任
私は英語の研修がうれしかったです。実践的なビジネス英語を学ぶことができて、お仕事はもちろん今後の人生の役に立つような内容でした。
――他にも何か取り組みを行っていますか。
任
スポーツイベントや新年会など、スタッフ全体で参加できる社内イベントでコミュニケーションの機会があります。企業ボランティア活動のコミッティーもありまして、私も運営メンバーの一人なんです(笑)
スマン
そもそも会話が好きなスタッフばかりなので、普段のお仕事をしている中でいつの間にか仲良くなっていることも多いです(笑)
例えば従業員同士でエレベーターに乗っていると、誰一人スマホを触らず、和やかに談笑が始まります! 名前も知らない別の部署の人同士で天気の話をしたりと、みんなで働いているという意識がとても居心地がよいです。
任
日本で暮らしているとカルチャーショックを受けることが沢山ありますが、ストリングスホテル東京のスタッフとのやり取りで不快な思いをした記憶はないんです。相手を想いやれる人が集まっているから、もっと話したい、仲良くなりたいと心から思えます。
――バックグラウンドやカルチャーを尊重しあっているんですね。
任
そうです!コミュニケーション以外でもそれは感じますね。例えば中国では1月1日よりも旧暦の正月(春節)を大々的に祝いますから、休暇も後者に合わせて取るのが一般的です。そんな文化の違いを尊重して「春節に休みを取ってもいいよ」と言ってもらえるのはストリングスホテル東京ならではだと思います。
スマン
もちろん業務に支障が出ない範囲に限りますが、宿泊業界の中ではかなり休みが取りやすい職場だと思います。私もネパールに帰省するために1カ月間の休みを取りました。帰国するとなるとできるだけ長い休みがほしくなりますが、シフトや担当業務さえ調整できれば長期休暇の取得も可能です。おかげで5年ぶりの帰国を満喫できました!
――なるほど。最高級のおもてなしの裏には、従業員の皆さんの働きやすさやプライベートの充実があったんですね。
――ここからは人事の方も交えてキャリアのお話を聞かせてください。ストリングスでは従業員のキャリアをどのように支援しているのですか?
人事部 採用担当者
国家資格を持ったキャリアコンサルタントも在籍しておりますし、1on1を行って、定期的に従業員一人ひとりが希望するキャリアパスを常に把握できるようにしています。業種を超えた社内公募も行っているので、例えばフロントから秘書やセールスになるようなキャリアチェンジも可能です。
――お二人はどのようなキャリアを作っていきたいとお考えなのでしょうか?
任
短期的な目標は、語学を活かしたマーケティングでさまざまな国籍の方に影響を与えられるようになることです。そのために、先ほどお話した語学研修制度を利用して、英語のスキルを高めています。近々、TOEICにも挑戦します。
また、5年後、10年後にはマーケティング部の中で、マネージャーやディレクターとしても活躍していきたいです。現在は企画の一部だけを任されている状態なので、私も先輩方のように企画案を書いたり、企画の全体を見れるようになりたいです。
――スマンさんはいかがですか?
スマン
私は東京のホテルで働くことがネパールにいた頃からの目標だったので、ストリングスホテル東京で働けている現在が、いわば夢が叶った状態なんです(笑)
ですが、現状に満足せず、更なるサービスの質を追求していきます。お客様の笑顔を見ることが何よりのやりがいですから、これからもお客様と直接関われるポジションでキャリアを積んでいきたいですね。
人事部 採用担当者
スマンさんはこのインタビューの一カ月前にキャリアアップしたばかりなんです。
――それはおめでとうございます!
スマン
ありがとうございます。もっともっと日本語を勉強して、心を込めて仕事をしていきます!
任
私、スマンさんの仕事ぶりに感動したエピソードがあるんです。広報用の動画撮影の際に、スマンさんに手伝ってもらったことがありました。ベッドに並べる白鳥の形にこだわり、感情を込めて丁寧にセッティングしているのを見て、お客様や仲間のために普段から一生懸命な人なんだろうなー、と。
――素敵なお話ですね。インタビューを読んでストリングスホテル東京の求人に興味を持った方もいると思います。どのような点を重視して採用を行っているのでしょうか?
人事部 採用担当者
スマンと任のやりとりにも現れていますが、何よりも人柄ですね。お仕事に対する姿勢に加えて、チームワークを大切にできるか、国際感覚を持って多様性を尊重できるかを重視しています。それだけに、海外出身の方も働きやすい環境です。
スマン
私も任さんもストリングス東京に入社するまでホテルでのお仕事は未経験だったんです。挑戦の機会を与えてくれる職場ですので、興味をお持ちいただいた方は、ぜひご応募ください。
※本稿は弊社の人材紹介サービス「WeXpats Agent」の求職者向けインタビュー記事を再編集したものです。
執筆:WeXpats
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