フィリピン人の国民性とは?ともに仕事をする際に気をつける点を解説

2023年09月07日
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外国人を募集していると、フィリピン人が応募してくる場合もあるでしょう。採用するにあたって気になるのが、フィリピン人の国民性や特徴です。フィリピン人は陽気で親切な人が多く、家族をとても大切にするといわれています。
このコラムでは、フィリピン人と仕事をする際に気をつけるポイントを解説。内容を参考にして円滑な人間関係を築き、スムーズに業務を行えるようにしましょう。


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目次

  1. フィリピンの概要
  2. フィリピン人の国民性や特徴
  3. フィリピン人と仕事をする際のポイント
  4. まとめ

フィリピンの概要

フィリピンの概要の画像

フィリピンの正式名称は、フィリピン共和国(Republic of the Philippines)です。7千641個の島々から構成されており、複雑な地形をしています。外務省のデータによるフィリピンの概要は以下のとおりです。

  • 面積…29万8,170㎢
  • 人口…約1億904万人
  • 首都…マニラ
  • 民族…主にマレー系の人が多く、ほかには中国系やスペイン系の人、少数部族が存在する
  • 宗教…カトリックやその他のキリスト教、イスラム教など
  • 公用語…フィリピノ語および英語

フィリピンでは公用語の一つに英語が採用されており、多くの人が話せます。識字率が96.3%と高い点も特徴です。

ベトナム人労働者の特徴とは?日本で急増する理由やメリットを紹介」のコラムでは、フィリピンと同じ東南アジアのベトナムの人々の国民性を解説しているので、ぜひご覧ください。

参照元
外務省「フィリピン共和国

フィリピン人の国民性や特徴

フィリピン人の国民性や特徴の画像

フィリピン人の雇用をする前に、国民性や特徴について理解を深めておくことが重要です。事前に国民性や特徴を知っておくとコミュニケーションがとりやすくなり、良好な人間関係を築けるでしょう。

陽気で親切な人が多い

フィリピン人の国民性として、陽気さや親切さが挙げられます。初対面の人でも明るく気さくに接してすぐに打ち解けられる人が多く、コミュニケーション能力の高さが伺えるでしょう。
フィリピンでは、日本人と同じようなおもてなし精神を多くの人が持っているといわれています。フィリピン人のおもてなし精神は「フィリピーノ・ホスピタリティ」と呼ばれ、世界的に有名です。

家族をとても大切にする

フィリピン人は家族をとても大切にする国民性を持っています。仕事より家族で過ごす時間や一緒に行うイベントを優先するのが一般的です。
子どもは、親を養うために将来多くの金銭を稼ごうという強い意志を持っています。親戚同士の結びつきも強く、結婚する際は相手の親兄弟の生活を背負うほどの覚悟が必要です。親戚の誰かが病気になったら全員でお世話をしたり経済的に支援したりします。

キリスト教の信仰が根付いている

フィリピンはASEAN唯一のキリスト教国家であり、国民の83%がカトリックを信仰しています。ほかの宗派のキリスト教を信仰している人をあわせると、フィリピン人の93%がキリスト教徒です。

フィリピンにキリスト教の信仰が根付いていったきっかけは、スペインによる植民地化が影響しています。1565年から約300年にわたる植民地時代に、キリスト教徒の信仰が浸透したのです。
現代でも、フィリピンの街のあちらこちらに教会があり、日曜日には多くの人が礼拝のために訪れます。クリスマスやイースターなどの行事が盛んに行われ、キリスト教に関連した祝日が多いのも特徴です。

自分の考えを持っている

フィリピン人の国民性として、自分の考えをしっかりと持ち相手にダイレクトに伝える点が挙げられます。プライドが高く、自分の考えに自信を持っている現れでしょう。また、自分が良いと思う考えや好きな物を強く相手に薦めるのも、よくあることです。
自分の考えをしっかりと主張する一方で、相手から異なる意見を言われても受け入れるという国民性も持っています。

女性管理職が活躍している

フィリピンの特徴の一つに、女性管理職が活躍している点があります。男女共同参画局が発表した「男女共同参画白書 令和5年版」によると、「諸外国の就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合」で、フィリピンの女性管理職は全体の53.4%に上りました。

男女格差の少なさは、世界経済フォーラム(WORLD ECONOMIC FORUM)が公表している「Global Gender Gap Report 2023」の結果からも分かります。「Global Gender Gap Report 2023」のジェンダー・ギャップ指数(The Gender Gap Index)ランキングで、フィリピンは世界146ヶ国中16位でした。なお、16位はアジアで最高の順位です。

多くの人が海外へ仕事をしに行く

フィリピン人には海外で働き母国へ送金する人が多くおり、OFW(Overseas Filipino Workers)と呼ばれています。2018年ごろは、国民の10分の1にあたる約1,000万人もの人が海外で働いていました。
フィリピン統計局 (PHILIPPINE STATISTICS AUTHORITY)によると、2021年のOFWは約183万人です。新型コロナウイルスの流行による出入国の制限のため一時的に減少したものの、回復傾向にあります。

海外に働きに行くフィリピン人が多い理由の一つに、高い英語力が挙げられます。また、フィリピン政府が海外への出稼ぎを強く後押ししていることも挙げられるでしょう。政府のサポートを受けて、英語圏以外の国に働きに行くフィリピン人が多くいます。

参照元
男女共同参画局「特集編 新たな生活様式・働き方を全ての人の活躍につなげるために~職業観・家庭観が大きく変化する中、「令和モデル」の実現に向けて~」
WORLD ECONOMIC FORUM「Global Gender Gap Report 2023」
PHILIPPINE STATISTICS AUTHORITY「2021 Overseas Filipino Workers (Final Results)

フィリピン人と仕事をする際のポイント

フィリピン人と仕事をする際のポイントの画像

以下では、フィリピン人と仕事をする際のポイントを解説します。

指示は繰り返し行う

フィリピン人と仕事をする際の指示は繰り返し行いましょう。特に、週をまたいだ場合は指示を忘れることが多いため、月曜日に再度確認する必要があります。なるべく週をまたがないように指示を出すのも一つの手です。
フィリピン人の国民性として、指示を真面目に聞き実行する点が挙げられます。指示の出し方に気をつけて、スムーズに業務が行えるようにしましょう。

時間への感覚が異なることを知っておく

フィリピン人の時間感覚は「フィリピノタイム」と呼ばれ、日本人とは大きく異なることを知っておきましょう。フィリピン人は時間を気にしない人が多いといわれています。たとえば、始業時間が9時でも定刻通りに出社する人は半数以下ということも珍しくありません。
フィリピン人と仕事をする際は、まず時間厳守の大切さを伝えるのが大切です。そのうえで、時間管理を相手の裁量に任せるフレックスタイム制を取り入れるのも良いでしょう。

注意は人目のない場所でする

フィリピン人に注意をする場合は、必ず人前で行わないようにしましょう。フィリピン人は叱られることをとても嫌い、特に人前で注意を受けた場合は大変な屈辱を受けたと感じます。そのまま、翌日出社しなかったり離職したりする可能性もゼロではないでしょう。
注意をする場合は個室や1対1になれる場所に呼び、順序立てて話す必要があります。穏やかに説明すれば、相手も受け入れやすいでしょう。

家族を大切にする価値観を理解する

フィリピン人は家族をとても大切にし、仕事よりも優先する傾向があることを知っておきましょう。多くのフィリピン人が残業をせずにできるだけ早く家に帰り、家族とともに過ごします。家族が病気や怪我をした場合は、会社を休み付き添うことも少なくありません。
フィリピン人から家族の体調不良を理由に休みたいと言われた際は、理解を示しましょう。そのうえで、相手と話し合い、何日まで休めるかといった会社の規定を伝えることが大切です。

まとめ

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フィリピン人は一般的に陽気で親切な国民性で、家族を非常に大切にするといわれています。海外へ仕事をしに行く人が多いのも特徴です。
フィリピン人と仕事をする際は、指示を繰り返し行うことが重要です。また、日本人と異なる時間感覚を持っているため、時間厳守の重要性を伝えつつ、相手の価値観とすり合わせることが必要といえます。フィリピン人の国民性や特徴を把握していると、不要な衝突を防げてともに働きやすくなるでしょう。