マナーに気をつけよう!外国人留学生のアルバイト

WeXpats
2019/12/11

「アルバイトがしたい」と考えている留学生の方は多いのではないでしょうか?
日本で外国人留学生がアルバイトをするには、気をつけたいマナーがいくつかあります。
当ページで日本のマナーをチェックして、スムーズにアルバイトを始めましょう!

目次

  1. 留学生がアルバイトをするには
  2. アルバイトをする上での注意点
  3. 電話応募する時のマナー
  4. 面接のマナー
  5. 面接で質問されること
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留学生がアルバイトをするには

留学生がアルバイトをするにはの画像

外国人留学生が日本でアルバイトをするためには、「資格外活動の許可」が必須です。
許可を得ないまま働くのは不法就労となり法律で禁止されています。「留学ビザ」を持っているだけではアルバイトはできないので注意しましょう。

資格外活動の許可とは?

資格外活動の許可は、外国人の方が在留資格以外で働くのに必要な手続きです。
外国人留学生は、入管法で定められた「留学」という在留資格をもって日本に在留することができます。そしてこの在留資格に含まれない収益活動(アルバイト)を行うことは基本的に認められていません。
アルバイトをする場合は「資格外活動の許可」の取得によって一定の条件下で働くことが認められます。

取得方法

資格外活動の許可は入国管理局で受けられます。最寄りの入国管理局で資格外活動の申請を行いましょう。
申請に必要なものは以下のとおりです。

・資格外活動申請書
・パスポート
・在留カード
・学生証

資格外活動申請書は入国管理局で取得するか、法務省のWebサイトからダウンロードして用意します。
申請費用はかかりませんが、申し込みから3週間~8週間程度かかることもあるので余裕を持って申請してください。申請後は、証印シール(旅券に貼付)または、資格外活動許可書の交付によって資格外活動が認められます。

アルバイトをする上での注意点

アルバイトをする上での注意点の画像

資格外活動の許可を受けたからといって、自由にアルバイトをして良いという訳ではありません。
アルバイトをするには以下のようなルールを守る必要があります。

就業時間は週28時間まで

入管法では、学校のある時期のアルバイト時間を1週間に28時間以内と制定。夏休み中などの長期休暇中はこの限りではなく、1日8時間、1週間40時間が上限になります。これは、あくまで本来の在留目的(留学など)の妨げにならないよう配慮したもの。制限を超えて働いたり休学中にアルバイトをしたりすることは認められていないので気をつけてください。

風俗業や風俗関係業は不可

外国人留学生が風俗業や風俗関係業で働くのは禁止されています。バーやクラブ、キャバクラ、スナック、ゲームセンター、パチンコ店などで働くことはできません。皿洗いや清掃といった一見関係のない仕事であっても、このようなお店で働くのは禁止されています。

違反すると資格外活動許可違反(不法就労)になります。発覚すれば、在留の取り消し(強制退去)の可能性があるばかりでなく、卒業後の就職活動に悪影響を及ぼす恐れも。アルバイト先を決めるときは、そこがどのような商品・サービスを提供するところなのかを良く調べましょう。

電話応募する時のマナー

電話応募する時のマナーの画像

アルバイト情報誌や求人サイトで気になる仕事が見つかったら、応募方法を確認してみてください。「電話連絡」「電話応募」と書いてあれば、記載された電話番号に電話を掛けましょう。
Webサイトから応募する場合や友人からの紹介を受ける場合でも、面接の日程調整等でアルバイト先と電話のやり取りを行うケースがあります。母国と違う点があるかもしれませんので、電話マナーはしっかりチェックしておいてください。

電話マナー

・電話をする前にメモとペンを用意しておく
・営業時間内に電話する(営業開始直後、お昼時、終業間近は避ける)
・電波の良い、静かな場所からかける
・明るく聞き取りやすい声で話す
・最初に自分の名前、電話の目的を話す
・電話を切るのは相手が切ってから

電話の会話例

相手:はい、◯◯(会社や店舗名)です。
自分:お忙しいところ失礼します。私、◯◯と申します。
   アルバイトの募集を見てお電話したのですが、採用担当の方はいらっしゃいますか?
相手:はい、私です。アルバイトの応募ですか?
自分:はい、まだ募集はしていますか?
相手:まだ募集中ですよ。◯月◯日に面接したいのですがご都合はいかがですか?
自分:◯月◯日の午後なら何時でも大丈夫です。
相手:◯月◯日の◯時からはいかがでしょうか?
自分:◯月◯日の◯時からですね。大丈夫です。
相手:では、◯月◯日の◯時に、履歴書を持って来てください。
自分:承知しました。お忙しいところありがとうございました。失礼いたします。

最後は「失礼いたします」と言って電話を切ります。電話を切るときは、相手が切るのを確認してから切るのがマナー。すぐに切ってしまうと失礼な印象になるので気をつけてください。

面接のマナー

面接のマナーの画像

面接にも日本ならではのマナーがあります。

面接マナー
・清潔感のある服装を心がける(派手で露出が多い服、サンダルは避ける)
・面接のはじめは「よろしくお願いいたします」、終わりは「ありがとうございました」とあいさつする
・ゆっくり、聞き取りやすい声で話す
・笑顔と適度なアイコンタクトを忘れない
・質問を聞き逃したら「申し訳ございませんがもう一度お願いします」と聞き返す

母国と異なる点に戸惑い上手くいかなかったとしても、「ここで働きたい」という気持ちをしっかり伝えることが肝心。言葉づかいなどに不安があるときは、あいさつやお礼といった基本マナーから繰り返し練習しておきましょう。

面接のマナーについては「外国人留学生向け!必ず押さえておきたいアルバイト面接のマナーとは?」でも詳しく解説しています。併せてご覧ください。

面接で質問されること

面接を成功させるには、質問パターンを押さえておくことが大切。あらかじめ質問に対する回答を準備しておくと慌てずスムーズに答えられます。

志望動機に関する質問

「どうして応募したの?」「応募した理由をきかせてください」などと聞かれたときは、できるだけポジティブな理由を答えるのがポイント。アルバイト先は「なぜバイトがしたいのか」「どうしてそのアルバイトを選んだのか」を知ることで、応募者の意欲を判断したいと思っています。答えるときは、日本語を上達させたい、将来のため勉強したい、留学費用を自分で稼ぎたいなど、働きたいと考える根拠を前向きに伝えましょう。

勤務可能日数・時間帯に関する質問

週にどれくらい勤務できるのか、勤務できるのは何時からか等を聞くのは、募集内容とマッチしているかどうかを判断するためです。募集要項にあらかじめ「週◯日、◯時から働ける人募集」などと記載がある場合、ニーズと合わなければ採用に繋がりません。また、スケジュールの把握ができていないと「雇っても来てくれないのではないか」という印象になるので、勤務可能日数や時間帯は明確にしておきましょう。

なぜ日本に留学したのか

この質問からは応募者の人物像が分かります。アルバイトの採用担当者が知りたいのは「真面目に働いてくれそうか」「仕事を任せられそうか」という点。留学理由によって不採用になるという訳ではないので、不自然に取り繕ったりせず正直に伝えましょう。

その他、趣味や気になるニュースなど、日常的な質問をされることが多いようです。質問の意味がわからず答えられない場合は「勉強不足ですみません」と正直に答えましょう。
笑って誤魔化したり、知ったかぶりをするのはかえって悪印象になります。自分の分かる範囲で誠実に伝えることが大切です。

面接でよくある質問についてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「外国人留学生必見!アルバイト面接でよくある質問を紹介」もご覧ください。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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