外国人留学生のアルバイトは、資格外活動の許可が必要!

WeXpats
2021/11/25

外国人留学生がアルバイトを行う際は、必ず資格外活動許可を受けなければなりません。このコラムでは、アルバイトに資格外活動許可が必要な理由や、外国人留学生が申請を行う方法を解説します。ほかにも、外国人留学生のアルバイトに設けられている制限や、資格外活動許可を受けなかった場合の罰則もまとめているので参考にしてください。ルールを守ってアルバイトを行い、留学生活を充実させましょう。

目次

  1. 外国人留学生のアルバイトには「資格外活動許可」が必要
  2. 外国人留学生が資格外活動許可を申請する方法
  3. 資格外活動許可には制限がある
  4. 資格外活動許可を申請せずにアルバイトした場合
  5. まとめ
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外国人留学生のアルバイトには「資格外活動許可」が必要

外国人留学生のアルバイトには「資格外活動許可」が必要の画像
外国人留学生が日本でアルバイトをするには、「資格外活動許可」を申請する必要があります。外国人留学生が持つ「留学」の在留資格で許可されているのは学業のみなので、収入を得るためにアルバイトを行うには資格外活動許可が欠かせません。資格外活動許可を得ないままアルバイトを始めると、不法就労したとして在留資格を剥奪され、退去強制になる可能性があるので気を付けてください。
なお、大学の研究補助活動といった手伝いで臨時の報酬を受け取る際は、資格外活動許可がなくても問題ありません。

外国人留学生が資格外活動許可を申請する方法

外国人留学生が資格外活動許可を申請する方法の画像
資格外活動許可を申請するには、住居地を管轄する出入国在留管理庁で手続きを行います。外国人留学生本人が資格外活動許可を申請する方法と手続きに掛かる手数料、期間をまとめているので参考にしてください。

申請に必要な書類(本人が申請する場合)

外国人留学生が資格外活動許可を申請する際に必要な書類は、資格外活動許可申請書のみです。申請書は出入国在留管理庁の窓口でもらえるほか、Webサイトからもダウンロードできるので活用してください。記入する内容は在留カードや旅券に書いてあるので、手元に用意しておきましょう。資格外活動許可を申請する際、出入国在留管理庁の窓口で在留カードや旅券の提示を求められるので、忘れずに持参してください。

申請に掛かる手数料と期間

資格外活動許可の申請手数料は無料です。申請に掛かる期間は2週間から2カ月ほどなので、アルバイトを始めようと思ったら早めに申請を行いましょう。資格外活動の審査後に送付される通知書と旅券、在留カードを出入国在留管理庁に持参すると資格外活動許可証が交付されて、アルバイトが行えるようになります。
「留学」以外の在留資格の場合は勤務先の雇用契約書や採用証明書が必要ですが、外国人留学生の場合はアルバイト先が決まっていなくても、資格外活動許可の申請が可能です。

資格外活動許可の期限について

資格外活動許可の期限は在留資格と同じです。アルバイトを行う外国人留学生は、在留資格の期限が切れる前に資格外活動許可と一緒に更新しましょう。資格外活動許可の更新を忘れると再度申請が必要になるだけでなく、アルバイトが出来なくなるので忘れずに更新してください。

アルバイトを検討中の外国人留学生は、「外国人留学生のアルバイトに禁止事項はある?注意点や罰則を解説」や「資格外活動許可とは?アルバイトを始めたい外国人留学生に向けて解説」のコラムを参考にして、アルバイトのはじめ方を正しく理解しましょう。

資格外活動許可には制限がある

資格外活動許可には制限があるの画像
資格外活動許可を受けていても、外国人留学生のアルバイトにはさまざまな制限が設けられています。外国人留学生のアルバイトは、働いて良い時間と職種に制限があるので注意しましょう。

外国人留学生がアルバイトできる時間の制限

外国人留学生の場合、資格外活動は学業の妨げにならない範囲で認められるという条件があります。そのため、アルバイトできる時間には上限が設けられており、原則週28時間までしか働けません。ただし、例外として夏休みや冬休みといった学校が長期休暇に入る期間は1日8時間、週40時間まで働けます。働く時間はどの曜日から数えても週28時間、または週40時間にしなければならないので、長時間のシフトは連続させないのが無難です。
2つ以上のアルバイトを掛け持ちしている外国人留学生は、合計時間が制限のなかに収まるように注意しましょう。雇用主はほかのアルバイトでの労働状況を把握していないので、自分自身で時間を管理する必要があります。

外国人留学生が働ける仕事の制限

外国人留学生は、風営法で「風俗営業」に当てはまる職種や職場ではアルバイトできません。対象となる仕事は以下の通りです。

・スナック
・バー
・ナイトクラブ
・パブ
・パチンコ店
・麻雀店
・ゲームセンター

店内の清掃やキッチンでの調理・皿洗いといった直接風俗業務に関わらない仕事でも、風俗営業に当てはまる場所ではアルバイトが禁止されています。

資格外活動許可を申請せずにアルバイトした場合

資格外活動許可を申請せずにアルバイトした場合の画像
外国人留学生が資格外活動許可を申請しないままアルバイトを行うと、不法就労とみなされて退去強制や出国命令といった罰則を受けます。そのうえ、在留資格を取り消されて勉強を続けられなくなるだけでなく、出国命令なら1年以上、退去強制なら最低5年は日本に入国できません。出国命令や退去強制を受けると再入国が難しくなるので、日本での就職を考えている外国人留学生は特に注意しましょう。また、資格外活動許可を受けていてもアルバイトの制限を超えてしまった場合、不法就労とみなされて罰則が適用されます。アルバイトを行う際は資格外活動許可の期限と職種、働ける時間に気を付けましょう。

アルバイトの注意点に関しては、「外国人留学生がアルバイトで時間超過したらどうなる?罰則や対策を紹介」でも詳しく解説しています。

まとめ

まとめの画像
外国人留学生が日本でアルバイトを行うには、資格外活動許可が必要です。基本的なルールさえ守れば、日本でのアルバイトは貴重な経験になります。学校の勉強だけでは学べない日本のマナーや仕事のやり方が理解できるうえ、アルバイト先で交友関係を広げられるでしょう。
資格外活動について疑問があれば、学校や出入国在留管理局に相談することをおすすめします。アルバイトと勉強を両立し、充実した留学生活を送ってください。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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