買い物に役立つ日本語のフレーズを知っていれば、日本でのショッピングをより楽しむことができるでしょう。このコラムでは、買い物をする際に使える日本語の基礎的なフレーズをまとめています。また、店舗の場所を聞くフレーズや、売り場の場所を尋ねるフレーズについても紹介。コラムを読んで、日本語を使って買い物ができるようになりましょう。
目次
店舗への道のりを聞くフレーズ
まずは店舗への道のりを聞くフレーズについて紹介します。「欲しいものがあるけれど、お店の場所が分からない」という人はぜひ参考にしてください。
「△△はどこですか?」
△△はどこですか?
△△ wa doko desu ka ?
目的地がどこにあるのか聞くフレーズです。△△に店舗の名前や店舗の種類を入れて聞きます。
「△△に行きたいです」
△△にいきたいです
△△ni ikitai desu
目的地を伝えるフレーズです。△△に店舗の名前や店舗の種類を入れて伝えます。
「△△にはどうやったら行けますか?」
△△にはどうやったらいけますか?
△△niwa dou yattara ike masu ka ?
目的地に行く手段を聞くフレーズです。目的地まで遠い場合は、交通手段を教えてもらえるでしょう。
「△△まで遠いですか?」
△△までとおいですか?
△△made toi desu ka?
目的地まで遠いかどうか聞くフレーズです。歩いていけない距離なら電車やバスでの行き方も聞いてみましょう。
「これは△△に行きますか?」
これは△△にいきますか?
kore wa △△ ni iki masu ka ?
目の前の電車やバスが、目的地に停まるかどうか確認するフレーズです。△△には、駅やバス停、店舗の名前を入れて使います。
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店舗の中で売り場を探すフレーズ
店舗の中で、欲しい物がどこにあるのか分からない場合、店員に売り場を聞いてみましょう。以下では、売り場を探す際に使う日本語を紹介します。
「すみません」
すみません
sumimasen
店員に声をかけるフレーズです。より言いやすい表現として「すいません(suimasen)」という略語を使うこともあります。
「すみません」「すいません」は、謝罪するときや感謝するときなど、幅広く使えるフレーズなので覚えておきましょう。「sumimasen(すみません)の意味や正しい使い方を紹介!」で、より詳しく紹介しているのでぜひチェックしてください。
「△△はどこにありますか?」
△△はどこにありますか?
△△ wa doko ni arimasu ka ?
欲しい物の売り場を聞くフレーズです。欲しい物の名称が分からない場合、探している物が写っている写真を見せながら「これはどこにありますか?」と聞いても良いでしょう。
商品について質問するフレーズ
商品の色や大きさなどに関して日本語で詳しく質問できると、自分の希望により近い品物を探すことができるでしょう。ここでは商品の色や大きさ、価格について質問する際に使う日本語のフレーズを紹介します。
「これは何ですか?」
これはなんですか?
kore wa nan desu ka ?
見たことない商品や、商品の使い方について質問するフレーズです。目の前の商品を指さしながら聞いてみましょう。
「大きいサイズはありますか?」
おおきいさいずはありますか?
ōkii saizu wa arimasu ka ?
気に入った商品が見つかったとき、もっと大きいサイズがあるか確認するフレーズです。小さいサイズのものがほしいときは「小さいサイズはありますか?(chiisai saizu wa arimasu ka ?)」と聞きましょう。
「△△(色名)はありますか?」
△△はありますか?
△△ wa arimasu ka ?
気に入った商品が見つかったとき、ほかの色があるかどうか確認するフレーズです。△△には色を入れて聞きます。
「触ってもいいですか?」
さわってもいいですか?
sawattemo iidesu ka ?
商品に触れるか聞くフレーズです。日本は商品を手に取って見られる店舗が多いですが、割れ物や工芸品に触れる際は店員に一言聞いたほうが良いでしょう。
「試着してもいいですか?」
しちゃくしてもいいですか?
shichaku shitemo iidesu ka ?
服を買う前に試着できるか聞くフレーズです。欧米のサイズに比べると日本の服は小さいので、買う前に試着すると良いでしょう。
「おいくらですか?」
おいくらですか?
oikura desu ka ?
商品の値段を聞くフレーズです。日本の料金表示は、税込みと税抜きがあり、なかには料金表示がわかりにくい店舗もあります。「おいくらですか?」と聞いて、税金を含めていくら払うべきか確認しましょう。
会計で使えるフレーズ
会計する際に使う日本語を覚えておくと、スムーズに支払いができます。以下で紹介するのは、買う商品が決まったときやクレジットカードで支払いたいときに使う言い回しです。
「これをください」
これをください
kore wo kudasai
商品を買うときに使うフレーズです。目の前にある商品を指さしたり、レジに買いたい商品を持って行ったりして用います。
「△△(支払方法)は使えますか?」
△△はつかえますか?
△△ wa tsukaemasu ka?
クレジットカードやモバイル決済など、現金以外の支払方法ができるか確認するフレーズです。クレジットカードが使える店舗でも、カードのブランドによっては使えないこともあります。△△にカードのブランド名を入れて、支払いができるか確認しましょう。
「△△(支払方法)でお願いします」
△△(支払方法)でおねがいします
△△ de onegai shimasu
支払方法を伝えるフレーズです。現金支払い以外の決済方法を利用する場合は、店員に伝えましょう。
お会計の後に使えるフレーズ
商品を袋に入れてもらったりラッピングしてもらったりと、買った商品について何かしてもらいたいときには、以下のフレーズを使ってみましょう。
「袋をお願いします」
ふくろをおねがいします
fukurowonegaishimasu
日本では買ったものを入れる手提げのビニール袋は有料の場合がほとんどです。また、紙袋も有料の場合があります。レジ袋が必要か聞かれたときに必要な場合は、「袋をお願いします」と言いましょう。
「ラッピングはできますか?」
らっぴんぐはできますか?
rappingu wa dekimasu ka ?
買ったものを、リボンや包装紙でラッピングしてもらえるか確認するフレーズです。家族や友人などにお土産として購入する場合は、ラッピングできるか聞いてみましょう。
「配送できますか?」
はいそうできますか?
haiso dekimasu ka ?
買ったものを空港やホテルに配送できるか聞くフレーズです。荷物が多いと移動が大変なので、お土産をたくさん買ったときには店員に聞いてみましょう。
「ありがとうございました」
ありがとうございました
arigatogozaimashita
感謝を伝えるフレーズです。店員に商品の案内をしてもらったり、梱包をしてもらったりしたときには、お礼を言いましょう。「arigatouの意味や使い方を外国人に向けて紹介!」では、ありがとうの詳しい使い方について解説しているので、ぜひご覧ください。
「返品したいのですが…」
へんぴんしたいのですが…
hempin shitainodesuga…
買ったものを返品できるか確認するフレーズです。商品が不良品だった場合、返品できるかどうか商品を買った店で聞いてみましょう。なお、諸外国に比べて日本は返品のハードルが高め。基本的に自己都合による返品はできず、使用済みの商品も返品できません。返品できるのは、商品に不備や不具合があるなど、正当な理由がある場合に限ります。
返品をする際は、レシートが必須なので、持参しましょう。高額な買い物をする場合は、レシートを確認して保管しておくといいでしょう。
「交換したいのですが…」
こうかんしたいのですが…
kokan shitainodesuga…
買ったものを交換できるか確認するフレーズです。なお、返品や交換は対応してもらえる期間が決まっています。また、セール品は返品や交換ができない場合もあるので、買う際に確認しましょう。
買い物でよく使う・見かける単語
営業時間やセール、おつり、領収書などの単語は買い物でよく使ったり見かけたりする日本語です。以下では、売り場やカウンターで見聞きする単語をまとめています。知っておくと買い物の際に役立つでしょう。
店舗の入り口や売り場で見かける単語
店舗の入口や売り場でよく見かける単語を紹介します。該当する英語も載せているので、参考にしてください。
- 営業時間(えいぎょうじかん):business hours
- 値札(ねふだ):price tag
- 消費税(しょうひぜい):consumption tax
- セール(せーる):sale
- バーゲン(ばーげん):sale
- 値下げ(ねさげ):price reduction 、discount
- 値引き(ねびき):discount
セールや値引きなどの単語を知っておくと値段が下がっている商品が分かるため、普段より安い価格で買い物ができるでしょう。
会計時に使う単語
以下では、会計時に使う単語と該当する英語をまとめています。知っておくと会計をスムーズにできるでしょう。
- 現金(げんきん):cash
- 合計(ごうけい):total
- おつり:change
- レシート(れしーと):receipt
- 領収書(りょうしゅうしょ):receipt
- 保証書(ほしょうしょ):warranty
英語にするとレシートも領収書もreceiptですが、記入される内容が異なります。領収書には宛名がありますが、レシートにはありません。
まとめ
買い物をする際に店舗や売り場を尋ねる日本語を知っておくと、探す時間が短縮できます。また、商品について日本語で詳しく質問できれば、より納得のいく買い物ができるでしょう。ほかにも、試着や返品ができるか聞くときには、「△△したいのですが…」の言い回しを使って尋ねられます。買い物で使う日本語を覚えて、生活に必要な物や欲しい商品を手に入れられるようになりましょう。