外国人が難しいと感じる日本語の例文を紹介!理解できるか挑戦してみよう!

WeXpats
2021/12/13

「なぜ日本語はこんなに難しいの?」と感じる外国人も多いのではないでしょうか。また、現在自分がどの程度の日本語を理解できているかを知りたい人もいるでしょう。このコラムでは、外国人が日本語を難しいと感じる理由について解説します。漢字の読み方を試す文章や、主語や目的語がなく意味が分かりづらい例文も紹介するので、日本語の勉強に役立ててください。

目次

  1. 外国人が日本語を難しいと感じる理由
  2. 外国人が難しいと感じる日本語の例文
  3. 日本語を難しいと感じる外国人におすすめの勉強法
  4. まとめ

外国人が日本語を難しいと感じる理由

外国人が日本語を難しいと感じるのは、「漢字に音読みと訓読みがある」「主語や目的語を省略する」「日常生活に必要な語彙の種類が多い」などが主な理由といわれています。また、方言の種類の多さや、オノマトペ(擬音語、擬態語、擬声語)を多用する点も難しいと感じる理由の一つです。

外国人が難しいと感じる日本語の例文

外国人が難しいと感じる日本語の例文を以下に紹介します。読み方や意味をいくつ理解できるか、挑戦してみてください。

漢字の読み方の使い分けが難しい文章

日本語の漢字には音読みと訓読みがあり、一つの文字に対して読み方が複数あります。以下の例文の漢字を読んでみましょう。
 

【例文】

(1)1月1日は日本の祝日です

(2)その日は日曜日で、5日ぶりに雨が降りました

(3)来週の月曜日にお月見をしましょう

(4)3月に月食が見られるらしい

(5)先生の話を一生懸命に聞く

(6)父は、生の魚を売ることを生業にしている

(7)音楽を聞いて踊るのは楽しい
 

【例文の読み方】

(1)いちがつついたちはにほんのしゅくじつです

(2)そのひはにちようびで、いつかぶりにあめがふりました

(3)らいしゅうのげつようびにおつきみをしましょう

(4)さんがつにげっしょくがみらられるらしい

(5)せんせいのはなしをいっしょうけんめいにきく

(6)ちちは、なまのさかなをうることをなりわいにしている

(7)おんがくをきいておどるのはたのしい
 

漢字は、前後にある文字の組み合わせによって読み方を変える必要があります。

複数の使い方があり意味が分かりづらい文章

日本語には一つの言葉に対し複数の使い方があり、どのような意味で言っているのかが分かりづらい言葉があります。代表的なのが「すみません」「やばい」「かわいい」の3つです。以下の文章はどのような意味を持つかを考えてみましょう。
 

【「すみません」の例文】

(1)ミスをしてしまい、すみませんでした

(2)すみません、コーヒーをください
 

上記の(1)は謝罪の意思を伝えていて、(2)は誰かに話しかけるときの声掛けとして使用しています。本心ではさほど謝罪の意思がない場合でも、他者との摩擦を避けるために、「すみません」を使う日本人は多くいます。
 

【「やばい」の例文】

(1)やばい!憧れのアイドルに会えた!

(2)やばい!寝坊した!
 

「やばい」は嬉しいときと、困ったときの両方で使われる若者言葉です。(1)は憧れのアイドルに会えて「とても嬉しい」という感情を表現していて、(2)は寝坊してしまったので「どうしよう…困った…」といった気持ちを表しています。ほかにも、「やばい」という一言で驚きを表現するなど、特殊な使い方をされている言葉です。今では若者だけでなく、幅広い年齢の日本人が日常的にさまざまな場面で使用しています。
 

【「かわいい」の例文】

(1)このネコ、ふわふわでかわいい

(2)あの工場、キラキラしていてかわいい
 

「かわいい」は感じ方が人によって異なるため、そもそも理解が難しい言葉です。(1)のように本来の意味である「愛らしいもの」に対して使うのがほとんどですが、(2)のような無機質なものに対して使う人もいます。また、一見「かわいい」とは掛け離れたものに対して使う人がいるので、外国人の混乱を招くようです。

一文字の違いで意味が異なる文章

日本語には一文字の違いで意味が異なる言葉があります。また、長音と短音、濁点の有無によって全く違う意味に変化することもあるのです。以下に例文を紹介します。
 

【「は」と「が」の例文】

・父は、医者です

・父が、医者です
 

「●●は」は、ほかに比べるものがない場合に使い、「●●が」は複数のなかの一人(一つ)を指すときに使用するのが一般的です。
 

【「に」と「へ」の例文】

・明日、どこに行きますか?

・明日、どこへ行きますか?
 

「●●に」は特定の場所を指すときに使い、「●●へ」は広い範囲を示すときに使います。しかし、「に」と「へ」の使い方を間違えても、大きく意味が異なるわけではありません。また、日常会話のなかでは、どちらも入れずに「明日、どこ行く?」と言う日本人もいます。
 

【「すわる」と「さわる」の例文】

・すみません、少しすわっても良いですか?

・すみません、少しさわっても良いですか?
 

一文字の違いですが意味が全く異なるので、「すわる」と「さわる」は言い間違えないよう注意が必要です。ほかにも、音の響きが似ている「かわいい」と「こわい」も、真逆の意味なので発音に気を付けましょう。
 

【長音かどうかで意味が異なる例文】

・私には、2才年上のおにいさんがいます

・私には、2才年上のおにさんがいます
 

「おにいさん=兄」「おにさん=鬼」と捉えられるので、兄のことを伝えたい場合は正確に「に」の音を伸ばすことが大切です。ほかにも、「おばあさん」と「おばさん」、「きいて」と「きて」、「ビール」と「ビル」など、音を伸ばすかどうかで意味が異なる日本語は数多くあります。
 

【濁点があるかどうかで意味が異なる例文】

・ガラスをきれいに磨きます

・カラスをきれいに磨きます
 

「ガラス」と「カラス」は全く違うものです。言い間違えに注意しましょう。

主語や目的語が省略されている文章

主語や目的語が省略されている会話の例文は以下のとおりです。
 

【会話の例文】

(1)

A.昨日、テレビ番組の●●を見ましたか?

B.見ました
 

(1)の会話に英語の文法のような主語と目的語を追加すると、「A.あなたは昨日、テレビ番組の●●を見ましたか?」「B.私は昨日、●●(それ)を見ました」となります。
 

(2)

A.先週借りた、あのマンガを読みました

B.面白かったですか?
 

外国人にとって(2)は非常に難しい会話です。「誰の」「何について」話しているのかが分かりづらいでしょう。ところが、日本人は「先週私が貸したあのマンガ…あーあれね」とイメージして、相手が何を言いたいのかを想像しながら会話を進めることができるのです。(2)の例文に主語と目的語を追加すると、「A.私はあなたから先週借りた、●●(マンガ)を読みました」「B.あなたは、それ(●●)を読んで面白かったですか?」となります。このような会話は、文脈を読むことに慣れていない外国人にとっては、理解するのがなかなか難しいでしょう。

日本語の難しさについては「日本語が難しい理由って?ほかの言語と比較してみよう」や「日本人でも日本語を難しいと思う理由とは?外国人が習得する方法も解説!」のコラムでも紹介しています。ぜひ参考にして日本語習得にお役立てください。

日本語を難しいと感じる外国人におすすめの勉強法

日本語を難しいと感じる外国人には、マンガや映画、日本食、神社仏閣など興味のあるものから学ぶことをおすすめします。

日本語の歌や映画、マンガ、ゲームから学ぶ

日本語の歌や映画、あるいはマンガやゲームが好きな外国人は多くいるでしょう。これらを用いての勉強は、教科書には載っていない、今の日本人が日常的に使う日本語に触れることができるのでおすすめです。たとえば、好きな日本語の歌を繰り返し歌ったり、マンガで使われている単語を調べたりするうちに、いつの間にか理解できる日本語が増えていきます。ただし、アニメやマンガ、映画などで出てくる言葉を日常会話で使うと、相手に失礼な印象を与える場合もあるため注意が必要です。

歌舞伎や神社仏閣、日本食など伝統的なもので学ぶ

歌舞伎や神社仏閣、武道や茶道といった日本の伝統的なものから日本語を学ぶのもおすすめです。伝統的なものからは歴史的背景や文化、作法、そして日本人の心を知ることができます。また、料理好きな人は日本食を作るテレビ番組や動画を見るのも良いでしょう。食材の名前や手順の言い方、あるいは日本人が好む味付けなどの知識を身に付けながら日本語を学べます。

子ども向けの絵本や日本史の本を読む

日本語の子ども向け絵本は、絵からある程度内容を想像できるので理解しやすいでしょう。また、「ふわふわ」「ザーザー」「バタン」などのオノマトペが多く使われているのも特徴の一つです。短い文章やオノマトペを学びたい外国人には、絵本を活用することをおすすめします。

日本史に興味がある場合は、歴史の本を読むのも良いでしょう。日本の歴史に詳しい外国人は日本人に好感を持たれる傾向にあるため、コミュニケーションを図るのに役立ちます。さらに、日本の歴史を知ると、今の日本人の気質や言葉遣い、あるいは他者との関わり方などについても理解を深められるでしょう。日本語と同じタイトルの本が母国語で出版されている場合は、まずは母国語で読んでから日本語で読む方法もあります。ただし、古い時代に書かれた日本史の本は、現代の本と比べて難しい日本語が使われている場合も多く、今の日本人では通常使用しない言い回しをしていることもあるので注意が必要です。

日本語を楽しく勉強する方法については「日本語の勉強方法を外国人に向けて解説!覚えるのが難しい内容も紹介」のコラムでも解説しています。併せてご覧ください。

まとめ

日本語の文章では漢字の読み方が複数あったり、主語や目的語が省略されたりするので難しいと感じる外国人が多いようです。また、日本語には一文字の違いや、音を伸ばすかどうかで意味が異なる言葉も多数あります。教科書での勉強に加え、日本の文化や歴史、あるいは日本語のアニメやゲームといった自分の好きなものも取り入れて楽しみながら学びましょう。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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