間違えやすい日本語をクイズで覚えよう!【外国人向け】

WeXpats
2023/02/16

日本語には、読み方や意味を間違えやすい言葉がいくつもあります。「正しい意味を知って綺麗な日本語を使いたい」と考える人もいるでしょう。間違えやすい日本語は、クイズ形式で覚えていくとスムーズです。
このコラムでは、読み方や意味を間違えやすい日本語のクイズを出題します。また、使い分けが難しい日本語もクイズ形式で紹介。クイズを通して本来の意味を知り、正しい日本語を使えるようになりましょう。

目次

  1. 読み方を間違えやすい日本語クイズ
  2. 意味を間違えやすい日本語クイズ
  3. 使い分けが難しい日本語クイズ
  4. 時代を経て間違えが正しい意味になった日本語もある
  5. まとめ

読み方を間違えやすい日本語クイズ

読み方を間違えやすい日本語クイズの画像

日本語には、日本人でも誤った読み方をしてしまうほど、読み間違えやすい言葉があります。以下は、日本語を学んでいる人に向けた、読み方を間違えやすい漢字のクイズです。正しい読み方を、A~Cの選択肢から選んでください。

問1

「雰囲気」

A「ふんいき」 B「ふいんき」 C「ふういき」

答えはAの「ふんいき」です。漢字をそのまま読めば正しく発音できる熟語ですが、日本人でもBの「ふいんき」と発音している人がいます。「ん」のあとに母音の「い」を発音するのが日本人にとって難しいことから、位置が逆転した読み方が定着したと考えられているようです。「雰囲気」は間違えやすい日本語の代表格といえるでしょう。

実際に発音するときは「ふいんき」でも通じます。しかし、かしこまった場面やビジネスシーンで恥ずかしい思いをしないために、正しい読み方を身に付けておきましょう。

問2

「茨城県」

A「いばらしろけん」 B「いばらぎけん」 C「いばらきけん」

「茨城県」の正しい読み方は、Cの「いばらきけん」です。茨城県は関東地方にある県で、東京都の北東に位置しています。B「いばらぎけん」と発音している人が非常に多く、読み間違えやすい県名です。茨城県の人が話す茨城弁は、カ行やタ行を濁って発音することが多々あります。そのため、「いばらき」ではなく「いばらぎ」の読み方で伝わったようです。

なお、東北地方にある「宮城県」は同じ「城」の字を使っていますが、「みやぎけん」と読みます。同じ漢字でも言葉によって読み方が変わるのが、日本語の難しいところといえるでしょう。特に固有名詞は、普段あまり使わないような漢字の読み方をする場合が多々あります。

問3

「押印」

A「おしいん」 B「なついん」 C「おういん」

「押印」の正しい読み方は、Cの「おういん」です。漢字をそのまま読むとAの「おしいん」ですが、正しい読み方ではありません。また、Bの「なついん(捺印)」は、押印と同じ場面で使われる日本語で、混同しやすいといえます。押印は実印や認印などの印判を押すことです。一方、捺印は直筆の署名とともに、印判を押す行為を指します。
押印や捺印は、賃貸の契約や銀行口座の開設の際によく見聞きする言葉です。ビジネスシーンでもよく使われる日本語なので、間違えないように注意しましょう。

問4

「代替」

A「だいたい」 B「がいかえ」 C「だいだい」

「代替」の正しい読み方はAの「だいたい」で、「ほかの物に替えること」という意味の日本語です。「替」は「かえ」という読み方がよく使われるため、Bの「だいかえ」だと思っている人が多くいます。
なお、現在では「だいかえ」でも、間違いではないとする風潮もあるようです。しかし、ビジネスシーンで使った場合は、指摘される可能性もあります。そのため、正しく覚えた方が賢明でしょう。「代替」を使った例文として、「代替案を出す」「△を●で代替する」などがあります。

問5

「猛者」

A「もうじゃ」 B「もじゃ」 C「もさ」

「猛者」の正しい読み方は、Cの「もさ」です。強い人を指す日本語で、「歴戦の猛者(意味:数々の戦いを勝ち上がってきた強い人)」のように使われます。
似た雰囲気の言葉である「亡者(もうじゃ)」と混同してしまう方が多いようです。亡者は亡くなった人や何かに取り憑かれた人を指す日本語で、猛者とは意味が異なります。たとえば、「金の亡者」という言葉は、金銭に強い執着を示す人のことです。

問6

「汎用性」

A「ぼんようせい」 B「はんようせい」 C「ひょうようせい」

「汎用性」の正しい読み方はBの「はんようせい」で、意味は「さまざまなことに活用できる様子」です。平凡でありふれた様子を表す「凡庸性(ぼんようせい)」と混同する人が多く、誤った読み方が浸透してます。「汎」の一部に「凡(ぼん)」があることも、間違えやすい要因の一つでしょう。「汎用性」がよく使われるのは、商品や製品の特徴を説明するときです。「汎用性が高い」といったように用いられます。

問7

「疾病」

A「えきびょう」 B「しっぺい」 C「しつびょう」

「疾病」の正しい読み方は、Bの「しっぺい」です。病気や疾患を表し、医療現場でよく使われます。「病」は「びょう」と読みますが、「疾病」と書いて「しつびょう」と読むことはありません。「病」の読み方を「ぺい」とする日本語はあまりないため、なじみが薄く間違えやすいのでしょう。なお、伝染病を指す「疫病」と漢字がよく似ており、「えきびょう」と読み間違えてしまう人も多くいます。

問8

「遵守」

A「そんしゅ」 B「じゅんしゅ」 C「がんしゅ」

「遵守」の正しい読み方はBの「じゅんしゅ」で、意味は「法律や規則、ルールなどに背かず、しっかり守ること」です。「法律を遵守する」「規則を遵守する」といったように、ビジネスシーンでよく使われます。
多くの人が間違える読み方が、Aの「そんしゅ」です。「遵」の一部に「尊(そん)」が使われていているため、誤解しやすいのでしょう。

問9

「相殺」

A「あいさつ」 B「そうさつ」 C「そうさい」

「相殺」の正しい読み方は、Cの「そうさい」です。漢字をそのまま読むとAの「あいさつ」やBの「そうさつ」と間違えてしまうでしょう。特に「そうさつ」と間違える人が多いようです。
「殺」の字は、「さつ」と読む場合には「殺す」の意味があります。しかし、「さい」と読む場合は、「減らす」の意味になるのです。「相殺」という日本語は、「差し引いて、お互いに損や得がないようにすること」という意味を持ちます。

問10

「原因」

A「そういん」 B「げいいん」 C「げんいん」

「原因」の正しい読み方は、Cの「げんいん」です。問1の「雰囲気」と同じく、「ん」のあとに「い」がくると発音しにくいため、よく間違えてBの「げいいん」と読まれます。また、「げーいん」と伸ばして発音する人もおり、複数の間違った読み方が浸透している日本語といえるでしょう。

日本人でも間違えてしまうような難しい言葉は、「日本語のなかでも特に難しい言葉は?外国人が知っていたら驚かれるフレーズ」のコラムでも解説しています。ぜひチェックして、日本語の知識を深めてください。

意味を間違えやすい日本語クイズ

意味を間違えやすい日本語クイズの画像

日本語には、多くの人が意味を間違えて覚えている言葉があります。これらの言葉の正しい意味と使い方を覚えておくと、いざというときに役立つでしょう。
以下では、意味を間違えやすい日本語をクイズにしました。各問の日本語の正しい意味を、A~Cの選択肢から選んでください。

問1

「姑息な手を使う」

A:卑怯な手段を使う
B:素早くできる手段を使う
C:とりあえずの手段を使う

「姑息な手を使う」の正しい意味は、Cの「とりあえずの手段を使う」です。Aの「卑怯な手段を使う」との意味によく間違えられます。「姑息な奴だ」「姑息な考えだ」など、相手にネガティブなイメージがあるときに使われる日本語です。「その場しのぎの手段を使うことは卑怯」との考えから、間違った意味の解釈が定着したと考えられます。

問2

「100円弱だった」

A:100円より少し多い
B:100円より多いか少ないかその当たり
C:100円より少し少ない

「100円弱」の正しい意味は、Cの「100円より少し少ない」です。「弱」を▲▲円とプラス少しとの意味と考え「100円より少し多い」と間違えている人もいます。
100円より少し多いときの表現は「100円強」です。100円より多いか少ないかその当たりの金額を表すときは、「100円ぐらい」「100円前後」と言いましょう。

問3

「敷居が高い」

A:失礼なことをしたので、行きづらい
B:高級なイメージがあるので、行きづらい
C:高い場所にあるので、行きづらい

「敷居が高い」の正しい意味は、Aの「失礼なことをしたので、行きづらい」です。「叔母の家は敷居が高い」といったように使います。昨今、多くの人が間違えて浸透しているのが、Bの「高級なイメージがあるので、行きづらい」の意味です。「あのレストランは敷居が高い」のように使う人が多くなりました。

文化庁による2008年度の「国語に関する世論調査」では、「敷居が高い」の意味を「高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」と答えた人は45.6%にも上ります。多くの人が意味を間違えて使っている日本語といえるでしょう。

問4

「小春日和」

A:冬から春にかけての穏やかな天気の日
B:秋から冬にかけての穏やかな天気の日
C:春から夏にかけての穏やかな天気の日

「小春日和」の正しい意味は、Bの「秋から冬にかけての穏やかな天気の日」です。本来は、秋から冬の間にふと訪れる、まるで春のような暖かい日を指します。しかし、寒い冬を越え、少し暖かい春めいた日という意味に間違えられやすい日本語です。
なお、「日和」には、「晴れた良い天気」や「晴天」という意味があります。

問5

「破天荒(はてんこう)な人」

A:初めて達成する人
B:豪快な人
C:型破りな人

「破天荒(はてんこう)な人」の正しい意味は、Aの「初めて達成する人」です。しかし、昨今では、型破りで豪快な様子を表す日本語と間違えて使う人が多くなりました。初めて何かを達成できるような人は型にはまらない部分があることから、間違えた意味が広まったと考えられています。また、「破る」「荒れる」などの荒々しい漢字が使われているのも、豪快や型破りという意味に間違えやすい理由といえるでしょう。

問6

「したたか」

A:あざとい
B:しっかりしている
C:ずる賢い

「したたか」の正しい意味は、Bの「しっかりしている」です。漢字では「強か」と書き、もともと「意志が強く屈しない」との意味で、ポジティブな場面でも使われる日本語でした。しかし、昨今では「ずる賢い」という意味に間違えている人が多く、ネガティブな表現としてよく用いられます。相手を褒める際に「したたか」と言うと誤解を与える可能性もあるので、別の言葉に置き換えた方が無難でしょう。

問7

「情けは人の為ならず」

A:情けをかけて手助けしてもその人のためにならない
B:情けをかけて手助けすると誰かのためになる
C:情けをかけて手助けすることは自分のためにもなる


「情けは人の為ならず」の正しい意味は、Cの「情けをかけて手助けすることは自分のためにもなる」です。しかし、「情けをかけて手助けしても、その人の為にならない」という間違った意味が定着しています。正反対の意味になってしまうので、間違えて使わないように気を付けましょう。

問8

「憮然(ぶぜん)とした」

A:失望してぼんやりしている状態
B:怒りでむっとしている状態
C:恐れで何も手につかない状態

「憮然(ぶぜん)とした」の正しい意味は、Aの「失望してぼんやりしている状態」です。多くの人が、むっとしたり怒ったりする様子を表す言葉だと間違えて認識しています。

2007年度に文化庁が行った「国語に関する世論調査」で「憮然」の意味を尋ねた結果、「腹を立てている様子」と答えた人が70.8%もいました。非常に間違えやすい日本語といえるでしょう。

問9

「おもむろに」

A:急に
B:音を立てながら
C:ゆっくりと

「おもむろに」の正しい意味は、Cの「ゆっくりと」です。多くの人が「急に」や「突然」などの意味を持つ言葉と間違えて使っています。

文化庁が2014年度に行った「国語に関する世論調査」で「おもむろに」の意味を尋ねたところ、「ゆっくりと」と回答した人の割合は、 44.5%でした。間違った意味である「不意に」と答えた人の割合は40.8%で、差はわずかしかありません。

「おもむろに」は、漢字で「徐に」と書きます。「ゆっくり進む様子」を表す「徐々に(じょじょに)」という言葉と関連付けて、ゆっくりした動作を表す日本語と覚えましょう。

問10

「役不足」

A:役割が軽すぎること
B:役割が重すぎること
C:役割が丁度いいこと

「役不足」の正しい意味は、Aの「役割が軽すぎること」です。「役割が重すぎる」という謙遜の意味だと思っている人もいますが、実際には正反対の意味を持ちます。何か役職を与えられたときに間違えて「私では役不足です」と言ってしまうと、自己評価の高い人物だと思われるので注意しましょう。なお、「役割に対して自分が力不足であること」を意味する日本語は、「役者不足」です。

問11

「さわりだけ聞く」

A:最初だけ聞く
B:途中まで聞く
C:重要なところだけ聞く

「さわりだけ聞く」の正しい意味は、Cの「重要なところだけ聞く」です。しかし、多くの人がAの「最初だけ聞く」という間違えた意味で覚えています。「さわり」という言葉のニュアンスから、「最初だけさらっと触れる」という意味で捉えている人が多いのでしょう。

文化庁が2007年度に行った「国語に関する世論調査」でも、「さわり」を「話などの最初の部分のこと」と思っている人の割合は55.0%でした。正しい意味である「話などの要点のこと」と思っている人の割合は35.1%だったという結果からも、いかに間違えやすい日本語か分かるでしょう。

問12

「潮時」

A:新しいことを始めるタイミング
B:ちょうど良いタイミング
C:何かを辞めるタイミング

「潮時」の正しい意味は、Bの「ちょうど良いタイミング」です。「潮時」は、本来「潮の満ち引きが起こる時刻」や「ちょうど良いタイミング」を表す日本語で、ネガティブなニュアンスの言葉ではありませんでした。しかし、多くの人が間違えて、「何かを辞めるタイミング」や「物事の終わり」を意味すると思っている日本語です。

間違えられやすい理由としては、退職や引退といった場面で「潮時」がよく使われるからと考えられます。辞めるのに「良いタイミング」の意味で使われた「潮時」が、「何かを辞めるとき」の言葉として間違えて覚えられたのでしょう。

問13

「煮詰まっている」

A:物事が決まり始めている
B:物事が進まず止まっている
C:物事が変わろうとしている

「煮詰まっている」の正しい意味は、Aの「物事が決まり始めている」様子です。「行き詰っている」と意味を混同し、Bの「物事が進まず止まっている」だと間違えている人が多くいます。「進んでいない」という意味で「煮詰まっている」と言うと、相手は「進んでいる」という真逆の意味で捉える可能性があるので注意が必要です。

問14

「浮足立つ」

A:気分が上がっている
B:浮かれている
C:不安に感じている

「浮足立つ」の正しい意味は、Cの「不安に感じている」です。使われている漢字のイメージから「浮かれている」「テンションが上がっている」という意味だと思っている人が多くいます。正しくは、不安や恐怖により混乱している様子を表す日本語です。

文化庁が行った2019年度の「国語に関する世論調査」では、「浮足立つ」の意味を「恐れや不安を感じ、落ち着かずそわそわしている」と答えた人の割合は26.1%で、「喜びや期待を感じ、落ち着かずそわそわしている」と答えた人の割合は60.1%でした。この結果からも、間違えて使っている人が多いと分かるでしょう。

問15

「確信犯」

A:なりゆきで犯罪を犯した人
B:意図的に犯罪を犯した人
C:自分の信念に基づいて犯罪を犯した人

「確信犯」の正しい意味は、Cの「自分の信念に基づいて犯罪を犯した人」です。本来、「政治や宗教上の信念に基づき、正しいと確信して行われる犯罪。また、そのような犯罪をする人」を表す日本語でした。しかし、昨今では、「意図的に犯罪を犯した人」を意味する言葉と、多くの人が間違えて認識しています。

文化庁が2002年度に行った「国語に関する世論調査」では、正しい意味を知っていた人の割合は、16.4%でした。非常に間違えやすい日本語なので、正しい意味を覚えて適切な場面で使いましょう。

日本語をクイズで楽しく覚えよう!略語や誤用されやすい言葉を中心に出題」のコラムでも、間違えやすい日本語のクイズを紹介しています。ぜひ挑戦してみてください。

文化庁「『言葉のQ&A』(まとめ)

使い分けが難しい日本語クイズ

使い分けが難しい日本語クイズの画像

日本語には、一見すると同じようで実は異なる意味を持つ言葉があります。以下で紹介するのは、使い分けが難しい日本語のクイズです。「」に当てはまる適切な言葉は、AかBのどちらか選んでください。

問1

両親や親戚の「」に応える。

A:信頼
B:信用

答えはAの「信頼」です。「信頼」も「信用」もどちらも対象を信じるという意味で使われる日本語ですが、「何を評価して信じるのか」という点が異なります。
「信頼」は、相手の性格や人柄、普段の行動などから判断して、信じる際に使われる言葉です。一方、「信用」は、対象が過去に出した成果や実績を評価したうえで信じる際に用いられます。過去の成果や実績があるなしに関わらず相手を信じている場合は、「信頼」が使われると覚えておきましょう。

問2

彼は急いでいたので、「」に返答した。

A:なおざり
B:おざなり

答えはBの「おざなり」です。「おざなり」と「なおざり」は言葉の響きが似ており、2つとも「いい加減な様子」を表す日本語のため、間違えやすいといえます。
「おざなり」の意味は、「いい加減な対応をすること」です。一方、「なおざり」は「いい加減で、ほぼ行動を起こさないこと」を意味します。「なおざり」は行動していない場合には当てはまらないので、間違えて使わないようにしましょう。

問3

見ていた映画が面白かったので、1人で「」した。
A:爆笑
B:大笑い

答えは、「大きな声を挙げて笑うこと」を意味するBの「大笑い」です。「爆笑」も当てはまりそうですが、複数の人が大声で笑ったときにしか使えません。たとえば、「TVを見て、家族全員で爆笑した」「その場にいた人は、爆笑の渦に包まれた」というような使い方をします。「爆笑」は、間違えて1人で笑っている場合にも使いやすい日本語です。「大笑い」「爆笑」は、笑っている人数により使い分けましょう。

問4

誰に対しても丁寧な友人に「」。

A:頭が下がる
B:頭が上がらない

答えはAの「頭が下がる」です。「相手の振る舞いに感心し、尊敬したり敬ったりすること」を意味します。
一方の「頭が上がらない」は、「能力の差があったり引け目を感じたりしていて、相手に対して対等に振る舞えない様子」を表す日本語です。しかし、お辞儀で頭を下げている様子がイメージされるのか、感謝するという意味があるとよく間違えられます。
「頭が下がる」「頭が上がらない」には、感謝するという意味はないので使う際は注意しましょう。

日本語には、多くの人が間違えて使っている言葉がいくつもあります。「誤用が多い日本語をクイズ形式で出題!正しい使い方や意味を勉強しよう」のコラムでも紹介しているので、ぜひご覧ください。

時代を経て間違えが正しい意味になった日本語もある

時代を経て間違えが正しい意味になった日本語もあるの画像

間違えがやがて正しい意味に変わっていった日本語もあります。本来は別の意味があっても、大多数の人が間違えて使用し続けた結果、正しい意味として認められるようになったのです。たとえば、「課金する」という日本語の本来の意味は、「料金を徴収する」でした。しかし、現在では「料金を払う」が正しい意味として浸透しています。もし、正しい意味で使うと「使い方が間違っている」と指摘される可能性もあるでしょう。

このように、日本語は時代とともに変化していく言語です。正しい意味を理解したうえで、周囲の人の様子を伺いながら使い分けるのがおすすめです。

まとめ

まとめの画像

クイズで出題した日本語は、日本人でも多くの人が間違えてしまう言葉ばかりです。外国人が正しい意味を知っていると、一目置かれるでしょう。
日本語を効率よく学ぶには、クイズやゲームなど楽しんでできる方法を取り入れるのがおすすめです。インターネットや本に掲載された問題を数多くこなし、日本語への理解をさらに深めましょう。

ライター

WeXpats
生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

Special Features 特集

Top Articles 人気記事

Our Social Media ソーシャルメディア

日本の最新情報を9言語で定期更新しています。

  • English
  • 한국어
  • Tiếng Việt
  • မြန်မာဘာသာစကား
  • Bahasa Indonesia
  • 中文 (繁體)
  • Español
  • Português
  • ภาษาไทย
TOP/ 日本語を学ぶ/ 日本語を楽しむ/ 間違えやすい日本語をクイズで覚えよう!【外国人向け】

当社のウェブサイトは、利便性及び品質の維持・向上を目的に、Cookieを使用しております。Cookieの使用に同意頂ける場合は、「同意する」ボタンを押して下さい。
なお、当社のCookie使用について詳しくはこちらをご参照下さい。

Cookie利用ポリシー