土用の丑の日は7月30日!食べると良い食材とは?【2023年】

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2023/07/14

土用の丑の日は、年に4回ある「土用」の期間と、十二支の「丑」の日が重なった日を指します。2023年夏の土用の丑の日は、7月30日(日)です。土用の時期には「う」のつく食べ物が良しとされ、うなぎや、瓜科の食べ物なども好まれてきました。土用の時期には、良い過ごし方や、しないほうが良い行為もあります。このコラムを参考に、土用の丑の日の意味や由来を理解してみてください。

目次

  1. 土用の丑の日とは?
  2. 2023年の土用の丑の日はいつになる?
  3. 土用の丑の日に食べられる食材について
  4. 土用の丑の日の過ごし方
  5. まとめ

土用の丑の日とは? 

土用の丑の日とは?の画像

土用の丑の日(どようのうしのひ)とは、「土用」の期間にある「丑の日」のことを指します。

土用は中国の五行思想に由来する暦の区分です。五行思想は万物を「火・水・木・金・土」の5元素で説明しようとする思想で、春と木、夏と火、秋と金、冬と水がそれぞれ対応しています。残った土の元素は季節の変わり目を司るとされ、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を「土用」と呼びます。したがって曜日の土曜(どよう)とは関係がありません。

丑の日は、十二支の丑(うし)にあたる日のことで、土用の期間中にある丑の日が「土用の丑の日」になりました。土用の期間が18日間であるのに対して十二支は12日間なので、丑の日が2回訪れる月もあります。

このように、土用の丑の日は年に4回以上ありますが、日本では一般的に夏の行事として定着しています。夏のみうなぎを食べるようになった経緯には諸説あり、「食欲不振や体力低下を起こしやすい季節だから」「江戸時代の発明家である平賀源内(ひらがげんない)が売れ残ったうなぎをPRしたから」などと言われています。

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2023年の土用の丑の日はいつになる?

2023年の土用の丑の日はいつになる?の画像

2023年夏の土用の丑の日は、7月30日(日)です。そのほかの季節の土用の丑の日が知りたい方は以下の表を参考にしてください。
【2023年土用の丑の日】

4月25日(火)

7月30日(日)

10月22日(日)・11月3日(金)

1月19日(木)・1月31日(火)

土用の丑の日は立春、立夏、立秋、立冬を基準に決まるため、毎年変わります。

土用の丑の日に食べられる食材について 

土用の丑の日に食べられる食材についての画像

土用の丑の日の風習は、江戸時代から続いてきたといわれています。丑の日にちなんで「う」のつく食べ物を食べると健康で過ごせるという言い伝えもあり、土用の丑の日に食べられる食材が注目されるようになりました。ここでは、うなぎのほかにも土用の丑の日に好まれる食べ物を紹介します。

土用の丑の日にうなぎを食べる意味

土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのは、江戸時代の蘭学者、平賀源内がうなぎ屋から「夏にもうなぎを売りたい」と相談を受けたことがきっかけだといわれています。うなぎ屋に土用の丑の日と貼り紙をすることで、土用の丑の日はうなぎを食べる日であるという認知度が広まりました。今日においても、土用の丑の日にはスーパーやデパート、飲食店の店先などでうなぎの広告がたくさんでます。夏の風習として根付いていることがうかがえるでしょう。

かつては冬に旬を迎えるうなぎでしたが、現在は養殖うなぎが流通しどの季節でも食べられるようになりました。また、うなぎは生命力の強い生き物であることから、昔からうなぎを食べると精がつくといわれています。夏バテ防止にも効果のある栄養豊富な食材であることも、土用の丑の日にうなぎが食べられる理由だといえるでしょう。

土用の丑の日に食べられるうなぎ以外の食べ物 

土用の丑の日には、うなぎのほか、丑の日にちなんで「う」のつく食べ物が好まれます。ここでは、土用の丑の日によく食べられるうなぎ以外の食べ物を紹介。土用の丑の日の食事メニューの参考にしてください。

うどん

夏の暑い日は、冷やしうどん、冷やしぶっかけうどんなどが好まれます。冷やし中華のように夏野菜をトッピングすると、彩りも豊かになり栄養バランスもとれて良いでしょう。うどんは消化に良く、食欲がない夏の日でもツルツルとのど越し良く食べられます。

梅干し

梅干しは、6月から7月にかけて収穫されるため、夏の土用の丑の日には旬でおいしい梅干しが食べられます。梅干しにはクエン酸が多く含まれており、食欲不振や疲労回復などの効果が期待できます。また、梅おにぎりのほか、副菜で梅干しを使ったメニューも多く、気軽に食べられる「う」のつく食べ物です。

瓜(きゅうり・スイカ)

きゅうりやスイカなど瓜科の野菜も「う」のつく食べ物として土用の丑の日に食べられます。真言宗の開祖である、弘法大師空海が広めたきゅうりで体を擦る行事「きゅうり加持(きゅうりかじ)」は、土用の丑の日に健康や平穏を祈願する行事です。現在も神社やお寺などで行われています。

瓜科の食べ物は、きゅうりやスイカのほかにゴーヤやメロンなどもあるので、土用の丑の日に食べてみてください。

土用餅 

土用餅の画像

土用餅とは、土用に食べるあんころ餅のことです。あんころ餅とは、餅をあんこで包んだお餅で、無病息災を願い土用の丑の日に食べられるようになりました。あんこの原料となる小豆は、ビタミンが豊富で厄除けの効果もあるといわれています。土用の丑の日の「う」のつくおやつとして、あんころ餅を食べてみるのも良いでしょう。

土用シジミ 

土用シジミは夏が旬のシジミといわれ、土用の丑の日に食べられています。夏に産卵期を迎えるシジミは、身も大きく栄養も豊富です。昔から土用シジミは「腹薬」といわれるほど、お腹に良いといわれています。肝機能を高めるオルニチンが多く含まれていることから、二日酔いにも効果的です。みそ汁や、炊き込みご飯に混ぜてもおいしく食べられるでしょう。

土用卵

土用卵とは、土用の時期に産み落とされた卵のことです。この時期の卵は栄養価も高いといわれています。卵は一年を通して馴染みのある食材で、レシピも豊富であるため気軽に食べられる「う」のつく食べ物であるといえます。土用の丑の日には、うなぎを卵で巻いた「う巻き」に挑戦してみるなど、いつもとは違ったメニューを楽しんでみてください。
日本の食についてさらに詳しく知りたい方は「日本の食文化「和食」とは?特徴や文化の違いについても紹介」を読んでみてください。

土用の丑の日の過ごし方  

土用の丑の日の過ごし方の画像

土用の丑の日は、江戸時代から続く日本の伝統的な風習です。季節の変わり目である土用の時期には、すると良いことや避けるべきことなどもあります。
ここでは、土用の丑の日をどのように過ごしたらいいのか紹介します。土用の丑の日の過ごし方の参考にしてください。

土用の丑の日にすると良いこと

土用の期間は、四季の変わり目であることから、体調を崩しやすい時期です。そのため、土用の丑の日には、薬草を入れた温泉に入ると良いといわれています。また、幸運を呼び込む方位である恵方に位置する神社にお参りするのも良いでしょう。土用の期間に恵方などの吉方位で飲食すると、厄除け効果もあるので試してみてください。

夏の土用の時期は梅雨明けに訪れることから、「土用の虫干し」をするのも良いでしょう。「土用の虫干し」とは害虫やカビを防ぐため、天気の良い日に風通しの良い場所に衣類や座布団、本などを並べ、陰干しすることです。ほかにも、梅干しを土用の期間に干す「土用干し」や、田んぼの水を抜いて乾かす「田の土用干し」などをするのも良いとされています。

土用の丑の日に避けるべきこと

土用の丑の日に避けるべきことの画像

土用の期間は、土の神様である土公神が地上に降りてくるといわれています。そのため、土用の期間中に土を動かすような行為は控えるべきと言い伝えられてきました。土に触れたり土を掘ったりする作業は控えましょう。また、土用の期間に新しいことを始めたり場所を移動するのも、避けるべきです。引っ越しや旅行なども、場所の移動ににあたるので気をつけましょう。

土用の期間中には、凶方位と呼ばれる良くない方角があります。春土用は「南東」、夏土用は「南西」、秋土用は「北西」、冬土用は「北東」といわれ、避けるべき方位です。土用の期間であっても土公神が離れるとされる「間日(まび)」と呼ばれる日は、土を動かしても問題ありません。

2023年の間日は以下のとおりです。

【2023年土用期間の間日】 

  • 夏土用の間日:7月20日(卯の日)、7月21日(辰の日)、7月25日(申の日)、8月1日(卯の日)、8月2日(辰の日)、8月6日(申の日)
  • 秋土用の間日:10月28日(未の日)、10月30日(酉の日)、11月1日(亥の日)

上記の日にちをよく確認して、日々の行動を決めましょう。

日本の文化について詳しく知りたい方は、「日本の文化をまとめて一覧で紹介!独自の価値観や海外との違いも解説」のコラムも参考にしてください。

まとめ

まとめの画像

土用の丑の日は、江戸時代から続く日本の伝統的な風習の一つです。年に4回、季節の変わり目にある土用の期間を指しますが、日本では夏の土用の丑の日が一般的に根付いています。
土用の丑の日にうなぎを食べることは、今では日本の夏の風物詩となりました。土用の丑の日は毎年変わりますので、カレンダーで確認し、土用の時期を楽しく過ごしてください。

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