ホテル業界の面接で聞かれる質問とは?回答の例文も紹介

WeXpats
2023/09/04

就職面接では、事前にどのような点がチェックされているか知っておくのが重要です。ホテル業界の面接では、接客業への適性や清潔感、言葉遣いなどをチェックされます。
このコラムでは、ホテル業界の面接でよくある質問を紹介。留学生や来日してホテル業界で働きたい方を想定した回答例もまとめています。自信を持って面接に挑むために、事前に志望動機をまとめてしっかりと練習を行いましょう。

目次

  1. ホテル業界の仕事とは?
  2. ホテル業界の面接でチェックされるポイント
  3. ホテル業界の面接でよくある質問と回答例
  4. ホテル業界の面接で逆質問を促されたら
  5. 日本のホテル業界で働くメリット
  6. まとめ
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ホテル業界の仕事とは?

ホテルの仕事はフロント対応やレストランの給仕、ハウスキーピングなど、さまざまです。大きなホテルの場合は、結婚式や宴会などのイベントの準備や進行などもあります。駐車場やプール、ジムなどがあるホテルの場合、施設の維持も重要な仕事です。
ホテルには、宿泊プランを考える企画や旅行会社に商品を売り込む営業など、直接利用客に接しない仕事もあります。ほかにも、ホテルで働く人を採用する人事や各部門を管理するマネージャーの仕事も、運営を円滑に行うために必要です。

ホテルの仕事の多くはシフト制で、週末や祝日にも勤務があります。フロント係やマネージャーは、夜勤もあるのが、一般的です。

どのような職種の募集があるかは、ホテルの種類によって異なります。日本にあるホテルの種類については、「日本のホテルの種類まとめ!ビジネスホテルとシティホテルの違いとは」のコラムで詳しく解説しているので、ご覧ください。

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ホテル業界の面接でチェックされるポイント

ホテル業界の面接では、「接客業への適性があるか」がチェックされます。また「清潔感があるか」「正しい言葉遣いやマナーが身に付いているか」というのも、重要なポイントです。

ホテル業界への適性があるか

ホテル業界の面接では、接客業の適性があるかを見られます。具体的にチェックされるポイントは、「人当たりは良いか」「人と接するのが好きか」などです。接客はホテルの最も重要な仕事の一つであるため、応募者の人柄やコミュニケーション能力が重要視されます。
また、ホテル業界では、重い荷物を持ったり長時間立ったりする仕事もあるので、体力も必要です。職種によっては、夜勤もあるのでシフトに柔軟に対応できる能力も求められます。そのため、体力や夜勤を行える柔軟性があるかも、面接でチェックされるポイントです。

清潔感があるか

ホテル業界の面接では、身だしなみの清潔感がチェックされます。服装は、黒のリクルートスーツと白いシャツを選びましょう。スーツやシャツはしわがないようにアイロンがけし、靴は汚れがないようによく磨くのを忘れてはいけません。髪の毛が長い方は後ろで一つに結び、派手な化粧は避けたほうが無難です。
ホテルでそのまま働いても利用客に不快感を与えないような、清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。

正しい言葉遣いやマナーが身に付いているか

ホテルの面接では、接客に必要な正しい言葉遣いやマナーが身に付いているかも確認されます。敬語は急に身に付けるのは難しいため、時間を掛けて勉強することが必要です。謙譲語や尊敬語は難しくても、丁寧語は話せるようにしておきましょう。
「入室時はドアをゆっくりノックする」「椅子は勧められてから座る」といったマナーもチェックされます。一つひとつの動作を丁寧に行い、面接官に良い印象を与えましょう。

面接でチェックされるマナーには、日本独特のビジネスマナーが含まれています。「日本のビジネスマナーを解説!服装から人への接し方まで紹介!」や「日本特有のマナーとは?食事や日常生活、ビジネスシーンの礼儀・作法を紹介」のコラムでは、日本のビジネスマナーを紹介しているのでぜひご一読ください。

ホテル業界の面接でよくある質問と回答例

面接でよく聞かれる質問を、以下で解説します。自分の経歴や志望動機をまとめて、簡潔に答えられるように準備しておきましょう。

氏名・出身地・学歴・職歴

面接では、はじめに氏名や出身地、学歴、職歴などの基本的な情報を伝えます。

【例文】

  • 「(名前を伝えたあとに)中国の北京出身で、△△大学△△学部△△学科を卒業しました」
  • 「(名前を伝えたあとに)母国のホテルでフロント業務を10年間担当してまいりました」

大学・専門学校で、ホテルや観光について学んだ方は、その旨を伝えると強いアピールになります。母国でホテル業界や接客業で働いていた経験がある方も、伝えるようにしましょう。

長所・スキル

長所やスキルの質問は、「応募者がどのような性格か」「ホテル業界への適性はあるか」などを判断するために行われます。

【例文】

  • 「私の長所は、相手が何をしてほしいかを察する能力が高いことです」
  • 「私の長所は新しいスキルを学ぼうとする向上心が強い点です」

英語や日本語などの語学力の高さを伝えるのも良いでしょう。たとえば、ホテルでフロント係として働くには、日本語能力試験(JLPT)のN2レベル以上の語学力が必要といわれています。英語・日本語以外にも中国語や韓国語などを話せると、採用に有利になるでしょう。

来日した理由

面接では、日本に留学した理由や来日した理由をよく聞かれます。

【例文】

  • 「大学の世界各国の文化を学ぶ授業がきっかけで日本に興味を持ち、留学を決めました」
  • 「日本で働いている親戚から治安の良さや街の清潔さを聞き、自分も日本で暮らしたいと思うようになりました」

「日本のサブカルチャーに興味を持ったのがきっかけで留学した」「日本食が好きだから」など、具体的なエピソードを言うのが重要です。「日本が好きだから」という曖昧な理由では、面接官の印象に残りません。

学校や前職での経験

留学生は学校での、社会人経験がある人は前職での経験が質問されます。留学生の場合は、大学での勉強内容やアルバイト、ボランティアでの経験などを話しましょう。社会人経験のある人は前職で身に付けたスキルや成果を中心に話すのがポイントです。

【例文】

  • 「大学では観光学科に籍を置き、ホテル経営について研究しております」
  • 「前職ではレストランのWebサイトのデザインの変更を担当し、オンラインからの予約を1.5倍増加させました」

今までの経験で学んだ内容とホテル業界の仕事との繋がりを感じさせる回答を心掛けましょう。

志望動機

志望動機を答える際は、ホテル業界で働きたい理由はもちろん、「なぜ面接中のホテルで仕事をしたいのか」を伝えることが重要です。日本全国に数あるホテルのなかから、面接中のホテルを選んだ理由を明確に述べましょう。

【例文】

  • 「以前御社のホテルを利用して素晴らしいサービスに感動し、今度は自分がスタッフとなりお客様に同じ経験をしてほしいと思い応募しました」
  • 「御社のホテルの土地柄を活かしたコンセプトや落ち着いた雰囲気に魅力を感じ、志望させていただきました」

事前にホテルのコンセプトや客層を調べ、魅力に感じた点やほかの宿泊施設とは異なると感じた点をまとめておきましょう。

入社後の目標

入社後の目標を聞かれた際は、具体的な将来像を伝えましょう。面接官は、向上心を持ち入社後も長く働いてくれる人材を採用したいと考えています。ホテル業界に就職したら身に付けたいスキルやどのようなことに気をつけて働くかを、明確にしておきましょう。

【例文】

  • 「入社後はフロント係になり、お客様からのどのような質問にも答えられるように学んでいきたいです」
  • 「常に学ぶ姿勢を大事にして、ゆくゆくはマネージャーになりたいと考えております」

「スキルを身に付けて転職したい」「1年後には帰国する予定」など、採用前から離職に関する発言をするのは好ましくありません。給料に関する志望動機も避けた方が賢明です。

日本の就職面接の対策を外国人に向けて解説!質問例も紹介」のコラムでも、面接時の質問例を紹介しています。

ホテル業界の面接で逆質問を促されたら

面接で逆質問を促された場合は、必ず自分の疑問点を聞くようにしましょう。逆質問とは応募者が面接官に企業について尋ねることで、その会社にどれだけ興味があるかを示す機会といえます。応募者から面接官への質問がないと、企業への関心や就職の意欲が低いと受け取られかねないので注意しましょう。

【例文】

  • 「ホテルの仕事をしていて一番やりがいを感じたのはどのようなときでしたか?」
  • 「採用していただけた場合に備えて、どのような勉強をしておくと良いでしょうか?」

逆質問は2〜3つ程度、用意しておくと良いでしょう。ただし、ホテルのWebサイトやパンフレットで調べたら答えがすぐに分かる質問はしてはいけません。

外国人が日本の面接で聞かれる質問とは?採用につながる回答を考えよう!」のコラムでも、質問の例を紹介しているので、ぜひご一読ください。

日本のホテル業界で働くメリット

ホテル業界で働くと、丁寧で正しい日本語が身に付きます。利用客と直接接する職種では会話能力の、バックオフィスで働く場合は読み書き能力の向上が可能です。ホテル業界で働いて身に付いた敬語や丁寧な表現は、どのような仕事でも役に立つでしょう。

日本のホテル業界の仕事は、フロントの対応やハウスキーピングなど、すべてにおいて細やかな気配りがなされています。そのため、ハイレベルなおもてなしのスキルと精神を学べるでしょう。相手のニーズに応える能力は、さまざまな職業で活かせます。

まとめ

ホテル業界の面接では、「長所・スキル」「学校や前職での経験」「志望動機」などが質問されます。また、質問を通して、「応募者に仕事への適性があるか」「正しい言葉遣いやマナーが身に付いているか」などがチェックされているのです。
事前に応募するホテルについてよく調べ、経歴や志望動機を述べる練習をし、面接に挑みましょう。

ライター

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