アルバイトの面接にどのような服装で行けばいいのか分からないと悩む人は少なくありません。スーツを着用する就職面接とは異なり、アルバイト面接の服装は一般的にオフィスカジュアルが好ましいとされています。
この記事では、アルバイトの面接を受ける際に好印象を与える服装のポイントを紹介。職種や季節によっても服装の注意点が違うため、面接前に確認しておきましょう。
目次
- アルバイトの面接で見られるポイント
- スーツを着たほうが良いの?
- アルバイトの面接の服装【男性】
- アルバイトの面接の服装【女性】
- 季節で異なる面接の服装の注意点
- アルバイトの面接でNGとされる服装
- まとめ
アルバイトの面接で見られるポイント
アルバイトの面接では、身だしなみや言葉遣いのマナーが見られています。だらしない服装で面接に行ったり雑な言葉遣いで話したりしてしまうと、「入社しても同じようなふるまいなのか」と思われ、採用されない可能性があるでしょう。
特に、飲食店やホテルなどの接客業では働く人の印象がそのままお店の印象になります。店員の印象でお店の評判が左右されるため、面接時に「挨拶をしない」「態度が悪い」という人は歓迎されません。
その分、服装や言葉遣いに注意すると面接中の印象はかなり良くなるでしょう。日本語が苦手でも、「挨拶がしっかりできれば採用」「真面目に働いてくれれば問題ない」という方針の職場はあります。まずは、服装やマナーで第一印象を良くすることを心掛けて面接に臨みましょう。
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スーツを着たほうが良いの?
アルバイトの面接の際は、スーツを着なくても問題ありません。ただし、私服は清潔感の感じられる服装を心掛けましょう。「指定の制服がある職場だから面接時の服装は何でも良い」というわけではありません。TPOをわきまえた真面目な人物であることをアピールするためにも、面接時はオフィスカジュアルなどの落ち着いた色や柄の服装を選ぶのがおすすめです。
アルバイトの面接の流れについては、「アルバイトの面接の流れやよくある質問を紹介!【留学生向け】」の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
アルバイトの面接の服装【男性】
ここでは、アルバイトの面接にふさわしいとされる男性の服装について紹介します。
シャツ
アルバイトの面接の際は、襟付きシャツやポロシャツを着用するようにしましょう。Tシャツやトレーナーなどは避けるのが無難です。また、襟付きシャツは無地や淡い柄を選びましょう。オフィスワークを行う職場の場合は、ジャケットなどを羽織るのがおすすめです。
パンツ
ボトムスは、なるべくコットン素材のパンツを選びましょう。ジャージやスウェット、デニムはカジュアルな印象が強いため、面接の場にはふさわしくありません。また、ベルトを着用する場合はシンプルなものを選びましょう。
髪型
髪型は、前髪が目にかからない長さに整えておきましょう。職種によっては、明るい髪色や長髪をNGとする職場もあります。面接前に、求人情報や応募条件を確認しておきましょう。
靴下・靴
靴下は、黒などの濃い色が基本です。基本は無地で、柄物の靴下は履かないほうが良いでしょう。
靴は、上品で落ち着いた印象の革靴がおすすめです。スニーカーを履いていく場合は、汚れの無いシンプルなものを選びましょう。夏であっても、サンダルはNGです。
バッグ
履歴書や筆記用具などが入る大きさのバッグを持参しましょう。A4サイズの書類が入る大きさのものが便利です。派手な柄や色のバッグは避け、シンプルなデザインでダークカラーのものが良いでしょう。
時計
腕時計は、ベルトや文字盤がシンプルな種類を選びます。面接中は手元が見えることもあるため、スマートウォッチを使用している人は画面や着信音の設定を忘れずにしておきましょう。
アルバイト先によっては、交通費が支給される場合があります。交通費の支給条件については、「アルバイトをするときの交通費の支給条件について理解しよう【留学生向け】 」の記事で解説しているので、チェックしてみてください。
アルバイトの面接の服装【女性】
ここでは、アルバイトの面接にふさわしいとされる女性の服装について紹介します。
シャツ
女性のシャツは、無地や目立たない柄のブラウスがおすすめです。ジャケットを着用しない場合は、長袖や七分丈の襟付きのトップスを選びましょう。ブラウスやシャツにカーディガンを重ねるなど、露出を控えた上品な服装が好印象です。
パンツ・スカート
パンツは、黒・グレー・ベージュなど控えめな色を選び、派手な色や柄は避けたほうが無難です。男性と同様、デニムやジャージ、スウェット素材は控えましょう。また、スカートはひざが隠れる丈を選びましょう。
髪型
髪が長い人は、顔にかからないようにゴムでまとめるなど清潔感のあるヘアスタイルを心掛けましょう。金髪などの極端に明るい髪色は、良い印象を持たれない職場もあります。また、応募条件に派手な髪色はNGと記載している場合もあるため、必ず求人情報を確認しておきましょう。
靴下・靴
パンツスタイルであれば、靴下あるいはストッキングを着用しましょう。スカートの場合は、ストッキングを着用したほうが上品に見えるのでおすすめです。
靴は、高すぎず安定感のあるパンプスが好ましいでしょう。暑い時期でもオープントゥのサンダルやかかとの無いミュール、厚底サンダルは避けます。ブーツも、カジュアルな印象を与えるため避けるのが無難です。
バッグ
バッグは、ブランドロゴや柄が目立たないシンプルなデザインのものを選びましょう。A4サイズの書類が収まるバッグがおすすめです。
アクセサリー
アクセサリーは、面接官や職場によって感じる印象が異なるため、腕時計以外は控えましょう。腕時計は、革ベルトのシンプルなデザインのものが派手過ぎず、上品に見えます。
アルバイトに応募した後の返信メールの書き方や応募先とのやりとりについて詳しく知りたい方は、「面接のメールはどう返信する?マナーや返信例文を外国人向けに紹介!」の記事を参考にしてください。
季節で異なる面接の服装の注意点
面接に行く際は、季節や場面に合った服装を心掛けましょう。ここでは、季節の服装の注意点について解説するので、参考にしてください。
夏
夏の暑い時期であっても、面接の場では露出の多い格好は不適切です。だらしなく見えるうえ、印象が悪くなります。短パンやタンクトップ、シャツの胸元を開けすぎるスタイルは好ましくありません。また、膝上のスカートや透け感のあるシャツといった露出の多い格好は避けましょう。
冬
冬の面接ではコートやマフラー、手袋を着用しても問題ありません。しかし、ブーツはカジュアルな印象を与えるため避けましょう。また、ニットやハイネックもカジュアルな印象を与えるため避けたほうが無難です。面接会場に入る前は防寒具を全て脱ぎ、コートは腕にかけて入るのがマナーです。雪や雨で濡れないためにも、事前に天気予報を確認して必要に応じて雨具の準備もしておきましょう。
アルバイトに応募する際の履歴書の書き方について詳しく知りたい方は、「 【外国人向け】アルバイトの履歴書の書き方ガイド」の記事を参考にしてください。
アルバイトの面接を受ける際の業種別の服装
業種や職種によっては、ふさわしいとされる服装が異なる場合もあります。ここでは、業種別の服装を紹介するので、参考にしてください。
飲食店
飲食店の面接の際は、清潔感のある服装を選ぶのがおすすめです。面接前にシャツにアイロンをかけ、汚れがないか確認しましょう。食べ物を提供する店としてお客様に不快感を与えないためにも、面接では応募者の清潔感を重視する傾向があります。爪の長さや髪型には、特に気を付けておきましょう。
スーパー・コンビニ
スーパーやコンビニは勤務時に着用する制服がある店が多く、服装に関しては寛容な雰囲気のある職場といえます。しかし、面接では「真面目に働いてくれる人を採用したい」と思っているため、印象を良くするためにもカジュアルな服装は避けたほうが無難です。襟付きのシャツなど上品な服装を心掛けましょう。
オフィスワーク
スーツを着用して働く職場の場合は、面接時にスーツを着用して行っても問題ありません。求人情報にスーツの指定がない場合は、オフィスカジュアルが基本です。また、オフィスワークの場合は会社ビルで面接を行う場合が多く、カジュアルな服装だと悪い意味で目立ってしまう場合もあります。そのため、ジャケットを着用するなど、ビジネスシーンにふさわしい落ち着いた印象の服を選びましょう。
コンビニでのアルバイトについては、「外国人留学生がコンビニでアルバイトをする際の注意点や仕事内容を解説!」の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
アルバイトの面接でNGとされる服装
アルバイトの面接には、ふさわしくないとされる服装もあります。面接でNGとされる服装を確認し、不適切な服装は控えるようにしましょう。
肌の露出が多い服
肌の露出が多い服は、面接の場やビジネスシーンにおいてふさわしくありません。また、体のラインが強調される服装も控えましょう。胸元の開き具合やスカートの丈にも注意して、品のある服装を心掛けることが大切です。
派手な柄や色の服
面接では、派手な柄や色の服は選ばないのがマナーです。面接は、個性的なファッションをアピールする場ではありません。派手で奇抜なファッションは、「TPOをわきまえていない」と評価される恐れもあるため、面接時は控えましょう。
オーバーサイズの服
通常のサイズよりも大きいオーバーサイズの服は、面接にはふさわしくありません。自分の身体のサイズに合った服を選びましょう。ワイドパンツも幅が太すぎる場合は、オーバーサイズでカジュアルに見えるため避けます。
ダメージ加工された生地の服
デニムなどダメージ加工された服は、カジュアルでだらしない印象を与える恐れもあるため、避けましょう。黒や紺色などのダークカラーのデニムであっても、見る人によってはカジュアルな服装と捉えられる場合もあります。
華美なアクセサリー
食べ物を提供する飲食店では、異物混入を防ぐためにアクセサリーの着用を禁止している職場も少なくありません。面接時に華美なアクセサリーを付けていると、お客様の前や勤務中も付けるのではないかと心配される場合もあります。そのため、面接時はアクセサリーの着用を控えましょう。
長い爪や派手なネイル
手入れのされていない長い爪は、不潔な印象を与えます。また、派手なデコレーションネイルも、ビジネスシーンにはふさわしくありません。面接の際は爪をカットし、ネイルをする場合も薄いピンクなどシンプルな色を選びましょう。
外国人が日本でアルバイトを行う際は、さまざまなルールや制限があります。アルバイトに応募する前には、「外国人がアルバイトする際の制限とは?在留資格やルールについて理解しよう」の記事をチェックしてみてください。
まとめ
面接時の服装は、応募者の印象を左右する大切なものです。そのため、男女とも、面接の場に適した清潔感や品のある服装がふさわしいとされています。アルバイトの面接ではスーツの着用は不要で、オフィスカジュアルが基本です。オーバーサイズや露出の多い服など、ビジネスシーンにおいてNGとされる服装は避けましょう。
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