外国人留学生の履歴書入門!インターン経験の書き方も

WeXpats
2020/03/19

これから就活をはじめる外国人留学生の中には、履歴書の書き方でお困りの方もいるのではないでしょうか。
履歴書は選考の第一歩です。ここを通過しなければ、面接にも進むこともできません。
また、履歴書は企業に自分自身をアピールする大切な書類ですので、心して書く必要があります。
本記事では、履歴書の基本的な書き方を紹介していきます。ぜひ、ご参考にしてください。

目次

  1. 外国人留学生向け!履歴書の基本的な書き方
  2. 外国人留学生の自己PRのつくり方
  3. 外国人留学生はインターン経験もアピールできる!
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外国人留学生向け!履歴書の基本的な書き方

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それではまず、履歴の基本項目を書き方を確認しましょう。

日付

日付は、郵送の場合は投函日を、手渡しの場合は提出日を書きましょう。
また、例えば「2019年」と書く場合は西暦、「令和元年」と書く場合は和暦です。
企業からの指定が無い場合、基本的に西暦表記でも和暦表記でもかまいませんが、履歴書全体を通して、どちらかに統一することを忘れないよう注意しましょう。

氏名

自分の名前は、特に覚えてもらいたい項目なので、大きくはっきりと書きましょう。
また、振り仮名も忘れずに書いてください。
「ふりがな」と書かれている場合はひらがなで、「フリガナ」と書かれている場合はカタカナで書きましょう。

証明写真

履歴書に貼る証明写真は、縦4cm×横3cmのものが一般的です。各履歴書指定のサイズに準じましょう。
また、写真が剥がれたときのために「氏名 大学名 日付」を裏に書いておきます。
写真は、証明写真機やコンビニのネットプリント機能でも用意することができますが、重要な第一印象を左右するものですので、できればスタジオでプロのカメラマンに撮ってもらいましょう。

住所

住所は、都道府県から記入しましょう。
マンション名や部屋番号など、省略せずに全て記載します。

学歴・職歴

学歴は、1行目の真ん中に「学歴」と記入し、2行目から学歴の詳細を記入しましょう。
中学校の卒業から記載するのが一般的です。
大学の卒業が、卒業予定の年月を記入し「卒業見込み」と書きましょう。
職歴を書く場合、アルバイト経験は含まれませんが、インターン経験は記載可能です。
インターンの経歴を書く場合、学歴の最後の行から一文字空け、真ん中に「職歴及びインターンシップ歴」と書き、次の行から詳細を書きましょう。
インターン経験を自己PRに書く方法は、後述します。

資格

資格欄は、取得日の古い順に書いていきます。
資格は必ず正式名称で書き、名称が変更になったものは取得時の名称を記載してください。
志望企業のニーズに合わない資格は、なるべくなら記載しない方が良いでしょう。
趣味色の強いユニークな資格を書きたい場合は、趣味の欄に書くことをおすすめします。

自己PR

自分の強みや長所を書く欄です。
自分の人柄や魅力を企業に伝える項目ですので、しっかりと自己分析をおこない、誰にも負けない自分の強みを理解したうえで書きましょう。
学生時代の経験や、インターンでの体験をエピソードとして織り交ぜて書くと、内容に深みが出て効果的です。
自己PRに最適なアピールポイントは後述します。

志望動機

自分がなぜ「この業種」の「この企業」を選んだのか、という熱意を伝える項目です。
業界研究・企業研究を徹底し、この企業ならではの魅力について自分が感じたことや惹かれた点を具体的に述べましょう。

履歴書の書き方やマナーが不安な方は、「外国人留学生に向けて履歴書の書き方を解説!注意点やマナーを紹介」のコラムも確認すると良いでしょう。

外国人留学生の自己PRのつくり方

外国人留学生の自己PRのつくり方の画像

それでは、次に、自己PRの内容を考えていきましょう。
自己PR欄は、あなたの人柄や魅力を企業にアピールできる欄です。
あなたにしか書けないエピソードで、採用担当者の心を掴みましょう。
それでは、外国人留学生ならではの自己PRの例をみていきます。

留学理由

あなたが母国を離れ日本での留学を決めた理由を書くことで、目的のために自分で考え実行した主体性をアピールすることができます。
また、どうして留学先が「日本」だったのかを強調して述べることで、日本への強い思いを伝えることができるでしょう。

語学力

日本の企業が外国人留学生を採用するにあたり、重要視するポイントが日本語力です。
また、グローバル化が進む昨今、海外の言葉を話せる人材は戦力となるので、自分の母国語や、他に話せる言語があれば、全て書いておくと良いでしょう。
中国語など、住んでいる地域によって方言がある場合は、自分の話せる方言を明確に記載してください。

奨学金

外国人留学生が大学から奨学金をもらうには、優秀な成績と教授からの推薦状が必要となる場合が多いです。
つまり、奨学金をもらっているということは、学力が高く優秀な人材であることの証になるので、存分にアピールしておきましょう。

大学生活・アルバイト

学生生活での体験やアルバイト経験も、大きなアピールポイントとなります。
日々の生活を通し、自分の価値観を大きく変えたできごとや、「日本で働きたい」と思ったきっかけのエピソードがあれば、自己PRに盛り込みましょう。

自己PRの書き方が分からない方、例文を見てみたいという方は、「転職活動における自己PRの書き方とは?外国人に向けて例文を紹介」のコラムをご覧ください。

外国人留学生はインターン経験もアピールできる!

外国人留学生はインターン経験もアピールできる!の画像

履歴書では、自身のインターンシップでの経験をアピールすることもできます。
企業で仕事を経験したことにより身についた社会人としてのマナーやスキルが、選考においての判断基準となる場合もあるので、インターン経験を語って損はないでしょう。
それでは、自己PR欄でインターン経験をアピールする方法を、順を追ってご説明します。

1.具体的な業務内容

まず、インターンで自分が務めた業務内容を書きます。
この時、なるべく具体的に、相手があなたが働いている様子を思い浮かべることができるような説明を意識しましょう。
業務内容が、志望企業の仕事内容に関連していると、なお良いです。

2.成果

インターンで自分が獲得した成果や実績があれば記載しましょう。
なるべく数字やデータを使い、それがどの程度の成果なのか分かりやすいように示してください。
そして、成果までの過程をしっかり書きましょう。
「どのような挫折を経たのか」「どのような工夫をしたのか」という成功までのプロセスは、結果そのものよりも大切なことです。

3.何を得たか

インターンの経験で何を得たかを述べます。
ですから、もしインターンで特別な成果を得られなくても、自分の中で大きな学びがあったなら、胸を張って書きましょう。

4.学んだことを今後どう活かすか

最後に、インターン経験で学んだことを、志望企業での仕事にどう活かすかを書きましょう。
ここでは、企業の採用ニーズに合った人材であることをアピールするよう意識します。
文章を読んだ企業の採用担当者が、「この人を採用したら、きっとこんな活躍をしてくれる」と想起してもらえるような、具体的な内容を述べましょう。

また、履歴書の書き方や就職活動に関して直接相談をしたい方は対面で相談できるサービスを活用することも可能です。
留学生でも利用可能な相談所に就職支援プラットフォームなどがあります。
直接相談したい方はご利用を検討してみてください!

以上、履歴書の基本的な書き方をご紹介しました。
履歴書を書くうえで重要なのが、それが自分にしか書けない履歴書になっているかどうかということです。
外国人留学生のあなただからこそできた経験がたくさんあるはずです。
ぜひ、唯一無二のエピソードで、自分の魅力をアピールしましょう。

ライター

WeXpats
生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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