2020/03/17

新卒就職を目指す外国人留学生へ贈る「履歴書の書き方」

日本では、アルバイトや就職を志望する際、企業や会社へ「履歴書」というものを提出します。
これは、海外で言うレジュメに当たるものですが、日本と海外では書き方が異なるため作成に難しさを感じる外国人留学生もいるでしょうでしょう。このコラムでは、履歴書の書き方を詳しく説明します。
新卒生として、日本の企業や外資系の日本支社への就職を希望している留学生の方は、当コラムを参考にされてください。適切で魅力ある「履歴書」をもとに、内定を勝ち取りましょう。

履歴書の基本項目の書き方のポイント

履歴書には、企業側が尋ねたいことが項目としてあらかじめ印刷されています。
項目の内容を確認しつつ、どのように書けばよいのかということを見ていきましょう。

【日付】

履歴書を提出する日、もしくは前日の日付を記入します。「年」は、西暦でも元号でもかまいませんが、既に「令和」と印刷してある場合は元号で書きましょう。
元号で書く際に注意が必要なのは「令和時代の1年目」についてです。履歴書には「令和1年」ではなく、「令和元年」と書くのが正解。
「元」という漢字には「始まる、最初の」といった意味があります。その意味を強調させるためにも「令和元年」と記入するのがビジネスマナーです。これは、「れいわがんねん」と読みます。

【氏名】

自分の名前を記入します。姓と名の間は、ひとマスほどあけてフルネームを記入。ミドルネームをお持ちの方も同様に、適宜、空白を挟みましょう。
草書体のような崩し文字、丸っこい「丸文字」で書くのは避けてください。他者が見たときに、読みやすい文字で書くのがマナーです。
ふりがなは、履歴書に「フリガナ」と書いてあればカタカナで、「ふりがな」とあるならば平仮名で書いてください。

【住所】

現在、住んでいる住所を都道府県から書きます。番地、マンションやアパートの部屋番号も忘れずに書いてください。
間借りをしている場合は、「◯◯方」と付け加えることも忘れないようにしましょう。

【学歴】

中学校を卒業した時点から記入します。基本は、1行に1校です。
中学卒業、高校入学、高校卒業、大学入学、大学修了(見込み含む)の順に書いていきます。選考学部や学科も詳しく書きましょう。

【職歴】

会社に勤務したことがある方は、企業名と部署、在職期間などを書きます。海外(母国等)企業での勤務やインターン経験がある方は、それも記入しましょう。グローバルな勤務経験は、新卒であっても大きな戦力としてアピールに繋がります。
基本的には、正社員やインターン、契約社員の履歴を記し、アルバイト歴は記入しません。しかし、志望する業種や職種に役立つアルバイトであれば、書いても良いでしょう。

【資格・免許】

母国や日本において、取得した資格や免許を正式名称で記入します。
TOEICやTOEFLは点数を書き、1級や2級といった「級」でランクが分けられている資格試験は、取得した「級」を記します。
資格や免許をたくさん取得している方は、志望する業種や職種に役立つものと運転免許証を優先的に書きましょう。なお、書く順番は、取得年月が古いものから書いていきます。

履歴書のアピール欄のポイント

自分が頑張って取り組んできたことを通して、自己アピールをします。取り組んだ内容も大切ですが、そこから得たものをアピールすることが就活では重要です。

【クラブやサークル活動欄】

クラブやサークルの活動内容を簡潔に書き、そこで何を得たのか、どのような社会貢献ができたのか、といったことをアピールします。
リーダーやマネジメントに類する役割を担っていた人は、ぜひ、その経験も記入してください。自己アピールに大きく役立つでしょう。

【学生時代に力を注いだこと】

留学期間中に頑張ったことと、その経験から学んだことや得たものを記入します。
なるべくならば日本での経験がベターですが、母国で頑張っていたことでも良いでしょう。
日本には、「人との和」を大切にする文化や雰囲気があります。スポーツや研究に打ち込むことで養った「コミュニケーション能力」や「チームワーク力」も、企業にとって魅力的です。

【志望動機欄】

志望企業に対して感銘を受けたことや貢献したい気持ち、魅力を感じたことなどを書きましょう。
「貴社の将来性に強く惹かれた」というような抽象的な表現ではなく、企業独自の事業をピックアップして、具体的に書くのがポイントです。

【自己PR欄】

自分が得意なこと、経験値が高いこと、知識が豊富なことを自慢にならない程度に書き、いかに企業へ貢献できるかといった内容を述べます。
新卒であればポテンシャル採用の可能性も大いにあるので、仕事に対する自分の意欲をアピールするもの良いでしょう。

履歴書を書くときの注意点

履歴書を書く際、気をつけなければいけないことがいくつかあります。
ビジネスマナーを守れる人か否かが、如実に分かるので、下記のことをしっかりと理解して対応してください。

【履歴書の種類】

履歴書には、アルバイト用や転職用、新卒用など多くの種類があります。購入する際は、自分の立場にあったものを選択してください。
企業によっては、大学や企業独自の履歴書での提出を求められることがあります。自分が志望している企業の応募規定をしっかりと確認して対応しましょう。
なお、一般的な履歴書はインターネットを通じてダウンロードすることも可能です。

【手書き・PC】

企業側が手書きと指定していなければ、PCを使用しても良いでしょう。手書きの際は、黒もしくは濃い青色のペンを使用します。
記入ミスを減らすため、まずは鉛筆で下書きをした後にペンで書いたほうが良いでしょう。鉛筆を消す際は、ペンのインクがしっかりと乾いているのを確認してから消しゴムをかけてください。
間違えた箇所を修正液や修正ペン、修正テープで書き直すのはマナー違反です。面倒くさがらず、新しい履歴書用紙に最初から書き直しましょう。

【履歴書の控え】

自分が書いた履歴書は提出前にコピーを取るか、携帯電話やPC等で画像保存しておきましょう。
面接まで進んだ場合、履歴書に書いた内容について質問をされることがあります。その際、何を書いたか覚えていないと返事に困るので、面接前に読み返しておくことが大切です。

履歴書は、自己紹介と自身のセールスを兼ねた大切な書類です。日本の多くの企業では、書類審査を通過しないと採用に繋がりませんので、上記を参考に魅力的な履歴書を作成してください。

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