外国人留学生に向けて履歴書の書き方を解説!注意点やマナーを紹介

WeXpats
2023/02/08

「履歴書の書き方が分からない」と悩む外国人留学生もいるでしょう。履歴書は企業の採用担当者が目を通す重要な選考書類です。就活をするうえで、一般的な書き方やマナーは把握しておく必要があります。履歴書の欄ごとに意味や書き方を理解し、分かりやすく作成しましょう。このコラムでは、履歴書の書き方や注意点を紹介しています。正確な情報や魅力的な内容を記入し、内定を得られるようにしましょう。

目次

  1. 就活に相応しい履歴書やペンの選び方
  2. 履歴書の主な項目
  3. 留学生が履歴書を書く際の注意点
  4. まとめ
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就活に相応しい履歴書やペンの選び方

就活に相応しい履歴書やペンの選び方の画像

就活に適した履歴書やペンを準備する際は、A4サイズの就活用のものを選びましょう。また、履歴書を入れる封筒の色や、記入時のペンにも決まりがあります。

A4サイズで就活用の履歴書を選ぶ

履歴書用紙は、A4サイズの就活専用用紙を選びましょう。百円ショップで販売されている市販の履歴書で構いません。B5のものやパート・アルバイト専用の種類は使わないように気を付けましょう。

封筒は白色が適切

履歴書を入れる封筒は、白色が適切です。茶封筒は、企業がほかの書類と勘違いしやすく、見落とされてしまう恐れがあるため使用を避けましょう。市販の履歴書には白い封筒が同封されているものがあり、履歴書とセットで使用できるようになっています。

黒ボールペンを使用する

履歴書を書く際に使用するペンは、必ず黒ボールペンを使用しましょう。色ペンやマーカーなどは使用できません。また、水性のインクは滲みやすく用紙が汚れやすいため、油性インクがおすすめです。0.5~0.7mmのペンを使用するときれいに書けます。

履歴書の主な項目

履歴書の主な項目の画像

履歴書に記載されている、主な項目を紹介します。どの項目も、自分をアピールするうえで重要な内容です。それぞれの項目に相応しい書き方を覚えましょう。

基本情報

基本情報は、氏名や年齢、住所などを記載する欄です。日付やフリガナの書き漏れが

ないようにしましょう。住所は建物名まで正しく記入し、電話番号は繋がりやすい番号を書きます。電話番号は企業が採否の結果を通知するのに用いるため、間違いのないように記載しましょう。

学歴・職歴

学歴は、中学卒業時から記入するのが一般的です。学校の正式名称を記入し、略称では書かないように注意しましょう。留学生の場合は、中学から大学までの学校がある国名も学校名の前に書きます。「◯◯国 ◯◯大学 ◯◯学科入学」と記入するのが正しい書き方です。また、新卒の場合は職歴がないため、「なし」と記載しましょう。なお、アルバイトは職歴に含まれないため、記入しません。誤ってアルバイトの職歴を書かないようにします。

免許・資格

免許や資格の欄には、正しい名称の資格名と取得国、取得年号を記載します。自動車免許や、企業に活かせそうなものなど所持している資格はすべて記入しましょう。ただし、誰でも取得できるような簡単な資格は記載しても効力が出づらいため、難易度の高い資格から順に書くのがおすすめです。

自己PRや志望動機

自己PRや志望動機の欄は、正しい敬語で、企業が魅力を感じられるように書きます。結論から先に書き、明確な根拠やエピソードを盛り込みましょう。イメージを膨らませやすく、企業が戦力になりそうと考えられる志望動機は印象アップに繋がります。また、将来のビジョンや自分が企業にどのように貢献していくのかを交えると具体的です。不安な場合は、日本語に長けた第三者に読んでもらいましょう。

本人希望記入欄

本人希望記入欄は、企業に対して労働時間や転勤不可などの希望を記載します。ただし、好き勝手に希望を書いていい訳ではありません。希望内容を記載するのは「やむを得ない場合のみ」です。「親族の介護が必要で転勤が不可」「持病があるため残業は不可」など、個人の意思では解決できない状況にある場合のみ記入しましょう。特に書くことがない場合は、空欄のままにせず「貴社の指示に従います」と記入します。

履歴書の主な項目の書き方は「外国人が日本の履歴書を書くコツとは?就職・転職で有利になる書き方を紹介」や「日本で転職するときの履歴書の書き方を外国人向けに解説!」でも詳しく取り上げています。ぜひ、ご参考ください。

留学生が履歴書を書く際の注意点

留学生が履歴書を書く際の注意点の画像

長期インターンの経験があれば職歴に記入する

応募する企業の長期インターンで実務経験を積んだ場合は、職歴に記入しましょう。記入の仕方は、職歴の一行に「長期インターンシップ ◯◯部◯◯課◯◯業務」と書きます。志望度の高さだけでなく、基礎的な能力を身に着けた経験値も企業にアピールでき、印象アップに繋がるでしょう。

誤字脱字があった場合の修正液の使用は不可

履歴書に誤字脱字があった場合、修正液の使用は不可です。二重線で訂正印を押すのも好ましくないため、履歴書を書き間違えてしまったときは、新しい用紙に書き直しましょう。一から書き直す必要があり手間になってしまうのでシャープペンで下書きをしてから書くのをおすすめします。

年号の和暦と西暦は揃える

年号の和暦と西暦は、必ずどちらかに統一して記入しましょう。「令和◯◯年」「2021年」など、

和暦と西暦が混在していると、企業が時系列を読み取りにくく、記入も雑な印象になってしまいます。和暦と西暦のどちらで書くかを決めたうえで、履歴書を書き始めると良いでしょう。

書き漏れがないか必ず見直す

履歴書を書き終えたら、書き漏れがないかチェックしましょう。特に、日付やふりがななどの細かい部分は書き漏れしやすい部分であるため、注意が必要です。また、万が一書き漏れがあった場合は「確認が甘い」と企業に思われてしまい、印象が下がりやすくなります。そうならないためにも、何度も確認しましょう。不安な場合は、第三者に見てもらうと自分では気付けなったミスが見つけやすくなります。

虚偽の内容は書かない

履歴書に虚偽の内容を書くのは辞めましょう。多くの就活生の履歴書に目を通している採用担当者からすれば、虚偽の内容はすぐに分かります。また、嘘がバレた場合、内定取り消しや解雇に繋がる可能性が高いでしょう。内定欲しさに自分をより良く見せようとせず、等身大の自分の魅力をアピールするべきです。

履歴書を提出する前には「履歴書の書き方を外国人向けに解説!提出前にチェックすべきポイントとは」もご確認ください。

まとめ

まとめの画像

履歴書は、企業が目を通す重要な書類です。用紙の選び方や書き方、注意点など、さまざまなポイントを押さえて、内定に繋がる履歴書を作成しましょう。また、誤字脱字や書き漏れの見直しが非常に重要であるため、焦らずに時間をかけて確認するのが大切です。書き方のマナーを把握し、留学経験もアピールしつつ魅力的な履歴書を完成させましょう。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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