日本で働きたい外国人留学生の方へ!就職のコツをご紹介

WeXpats
2020/03/17

日本で働きたいと考える外国人留学生のなかには、慣れない言葉や文化の壁などがあり、日本での就職はハードルが高い…と感じている方が多いのではないでしょうか。
こちらのページでは、日本の就職活動が分からない…日本での就職は外国人には難しそう…と、不安を感じ、行動を起こせずにいる外国人留学生の方に向け、就職のコツをご紹介。就活のスタート時期や身につけておきたいスキル、外国人の方が就職できる職種や業種などについても分かりやすくまとめています。
当コラムを読んで不安を解消し、日本での就活成功を引き寄せましょう。

目次

  1. 外国人留学生が日本で就職するためのコツは?
  2. 在留資格を取得できるか確認
  3. 外国人が就職できる職種
  4. 外国人ならではの強みをアピールしよう
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外国人留学生が日本で就職するためのコツは?

外国人留学生が日本で就職するためのコツは?の画像

日本で就職するために知っておきたいポイントを、以下で詳しくご紹介していきます。

就活のスタートは大学3年生から

日本では大学3年生から就活がスタートします。
外国人留学生が日本での就活に失敗する理由で特に多いのが、就活のスタート時期の遅れ。大学卒業後に就活が始まる国もありますが、日本では大学3年生から就活に関する情報収集や活動を開始します。
気付いたときには入りたいと思っていた企業の応募は締め切られていた…ということにならないよう、できるだけ早く活動を開始しましょう。

日本語能力を身につける

高い日本語能力を必要とされない職種であっても、日本語能力が高い人材を求める企業が多くあります。そのため、日本で就職するためには日本語能力を上げる努力を続けることが大切。
応募者が多い企業では、日本語能力試験の結果を見て書類選考通過者を決めることもあるようです。
書類選考を通過するためにも、漢字圏出身の方は日本語能力試験N1、非漢字圏出身の方は日本語能力試験N2以上を取得しておくと良いでしょう。

日本のビジネスマナーを身につける

日本語能力が高くても、日本のビジネスマナーが身についていない方を採用しようと思う企業は少ないでしょう。
面接でよくあるマナー違反を一部ご紹介します。

・足を組む、肘をつく
・露出度の高い服装で訪問する
・遅刻する際に事前連絡をしない
・相手の話を遮って話す

これらは全てマナー違反。
ビジネスマナーは、就活時だけではなく今後働くなかでも大いに役立ちます。しっかり身につけておきましょう。日本独自のマナーや母国と異なる文化は就職活動時に落とし穴となりかねません。「外国人留学生が日本で就職活動するときの問題点とは?解決策も紹介!」のコラムも読んで、ポイントをよく理解しておくことをおすすめします。

在留資格を取得できるか確認

在留資格を取得できるか確認の画像

日本で就職するためには、在留資格を「技術・人文知識・国際業務」「教育」「特定活動(46号)」のいずれかへ変更する必要があります。
在留資格の変更が可能かどうか、最終学位別に見ていきましょう。

大学卒業以上(学士・修士・博士)

就労可能な在留資格に変更することができます。「特定活動46号」への変更のみ、日本の大学の学位に限定されています。
卒業見込みであれば手続きが可能です。

短大卒業(短期大学士)

就労可能な在留資格に変更することができますが、「特定活動46号」の取得はできません。
4年制の大学と比較して、審査が厳しいと言われており、学校の勉強内容や成績などの提出が求められることもあります。
卒業見込みであれば手続きが可能です。

専門学校卒業(専門士)

就労可能な在留資格に変更することができますが、「特定活動46号」の取得はできません。
専攻した内容と就職先企業での仕事内容に強い関連性が求められ、厳密に審査されます。関連が強い業界や職種に絞って就活を進めましょう。
卒業見込みであれば手続きが可能です。

それ以外

日本語学校や高校が最終学歴の場合、就労可能な在留資格に変更することはできません。
仮に内定をもらったとしても、在留資格の変更ができないため就職は不可。日本での就職を希望する場合は、専門学校や大学への進学、もしくは技能実習や特定技能などの在留資格の取得を検討してみると良いでしょう。

在留資格変更の審査では、最終学歴だけではなく、納税歴や犯罪歴、学校の出席率、成績、語学力などが見られることもあります。また、外国人留学生が日本で働く場合は、就労ビザが必要です。「日本で就職する外国人留学生は留学ビザから就労ビザへ!必要書類を紹介」のコラムを参考に、就労ビザへの変更手続きを進めましょう。

外国人が就職できる職種

外国人が就職できる職種の画像

外国人が就労できる職種にはどのようなものがあるのでしょうか。以下で在留資格別にご紹介します。

技術、人文知識、国際業務

技術、人文知識、国際業務の在留資格は、幅広い職種に対応しています。

・システムエンジニア
・プログラマー
・総務
・企画
・翻訳
・民間の学校の語学講師

これらのように、語学力や技術力、外国人ならではの強みが活かせる職種であれば許可がおります。

教育

小学校や中学校、高等学校、中等教育学校、専門学校、特別支援学校での語学教育に携わる仕事、語学教師の仕事であれば許可がおります。
英語教育の早期開始やスピーキング力向上に力を入れたカリキュラムが導入されるなど、近年日本での英語教育の基盤が大きくシフトされつつあり、需要が高まっている仕事です。

特定活動

・飲食店での接客
・コンビニやスーパーなどでの接客
・製造業での現場業務
・運輸、倉庫業での現場業務
・ホテルや旅館での接客

日本語でコミュニケーションを取りながら進める職種であれば許可がおります。単純作業のみで従事することは認められていませんが、日本語でのコミュニケーションを取りながら、一部で単純作業を行うことは認められています。そのほか、外国人が日本で活躍できる職種は「外国人留学生が選べる職種とは?人気の仕事を紹介」のコラムでもご確認いただけます。

外国人ならではの強みをアピールしよう

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日本での就活に不安を感じる方が多くいますが、外国人ならではの強みをしっかりアピールすることができると、就活成功がぐっと近づくでしょう。

外国人ならではの強み

・日本語以外の語学力
・日本以外の国の慣習が理解できる
・母国の経済や流行に詳しい
・外国人ならではの感性や発想力がある
・母国での勤務経験

これらの強みを具体的なエピソードで伝えることができると、説得力のあるアピールができるでしょう。
また、外国人としての強みに加え、それ以外の自分のアピールポイントについて知っておくことも大切です。

自分自身の強み

・常に笑顔
・ポジティブ
・人とコミュニケーションを取ることが得意
・行動的
・好奇心がある
・学ぶことが好き

日本企業では、「笑顔で対応できる」「ポジティブな考え方ができる」「人とコミュニケーションを取りながら仕事を進められる」といった人材が好まれることが多いようです。それらの点を意識し、自分が持つどんな強みをアピールをすれば「一緒に働きたい」と思ってもらえるかを考えていきましょう。

就職のコツを知り日本のビジネスマナーを身につけることは就活成功に向けて大切ですが、外国人であることを引け目に感じることはありません。
外国人ならではの感性や特性は、アピール次第で大きな強みになります。自分の強みを発見し、自信をもって就活に取り組みましょう。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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