外国人留学生に送る就活知識!適性検査に適した服装とは

WeXpats
2020/03/19

適性検査は、就職活動における選考方法の1つです。入社後のミスマッチを防いで採用の質を高めると言われており、多くの日本企業で取り入れられています。
しかし、海外では実施している国が少ないことから適性検査についてよく分からないという外国人留学生は意外と多いものです。そこで当コラムでは、適性検査の特徴や受検時に適した服装などについてまとめてみました。
知識を深めておき、当日安心して受検できるように準備しておきましょう。

目次

  1. 適性検査とは
  2. 適性検査を受検するときの服装は?
  3. 就活中の服装のポイント
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適性検査とは

適性検査とはの画像

適性検査とは、活躍できそうな人材か、求めている人材かどうかを判断するために企業側が行う検査です。適性検査というと学力テストをイメージする人もいますが、それだけではなく応募者の性格的な特徴についても確認することができます。
適性検査は、大きく分けて「能力検査」と「性格検査」の2つ。それぞれの特徴について見ていきましょう。

能力検査

能力検査では、一般常識問題や計算問題、時事問題などが出題され、基礎的な学力が問われます。この検査で分かる能力は、知識や計算力、論理的思考能力、空間把握能力などです。
能力検査には、言語分野と非言語分野の2種類があります。言語分野では文章を使った問題が出題され、非言語分野で出されるのは計算といった数学問題です。
言葉や文章の意味を的確に理解しなければ正しく回答できないため、日本語スキルに不安のある人は練習問題をたくさん解いておくことをおすすめします。
また、企業によっては英語の問題が出題されることもあるようです。

性格検査

性格検査は、文字どおり考え方や個性など応募者の人となりについてのチェックで、学力は関係ありません。
設問数が多いため、直感でスピーディーに回答することが大切です。また、ストレスへの耐性を測る指針としても用いられています。回答の際は、偽りなく本来の自分の性格を正直に答えましょう。

この2つを組み合わせた検査から、仕事をするために必要な知識や技術を身につける能力があるかの「基礎能力」、仕事や企業風土に順応できる能力があるかの「性格的な特性」、キャリアプランやビジョンの有無をチェックする「将来への展望、価値観」などを評価ポイントとして企業との相性が測られています。

適性検査は、Webと紙(マークシート)の2つがあり、受検方法についても、自宅のパソコンまたはスマホから受けるものや、企業が指定した会場のパソコンで受けるものなどさまざまです。
また、適性検査の種類についても、玉手箱やSPI、CABなど多種多様。自分が志望する企業が、どの種類・方式の適性検査を導入しているのか、「企業名・職種名・適性検査」などのキーワードで事前に検索し対策しておくことをおすすめします。適性検査の1つである「SPI」については、「適性検査「SPI」って何をするの?外国人留学生の対策方法を紹介」で詳しく紹介しているので参考にしてください。

また、「外国人留学生の関門?!就職試験(筆記試験、面接試験)の対策方法を解説」のコラムでは、筆記試験や面接試験の対策をまとめています。適性検査を受ける前には、一度確認しておくと安心です。

適性検査を受検するときの服装は?

適性検査を受検するときの服装は?の画像

適性検査の受検において、服装に関する規定はありません。受検は選考の場ではなく、単にテストを受けるための場です。企業の人事担当者が、応募者の受検態度や服装をチェックし、選考の判断材料にするということはありません。
企業側から服装の指定がある場合も、「私服可」「服装自由」と記載されていることがほとんどです。そのため、スーツでも私服でもオフィスカジュアルでも、自分がリラックスして受検できる服装を選ぶと良いでしょう。
ほとんどの応募者は私服を着用し受検しています。しかし、人事担当者がいないからと何も気にせず自由な服装を選ぶのは避けたほうが良いでしょう。
私服で受検する場合、以下のポイントは最低限守っておくことをおすすめします。

清潔感を意識する

寝癖がついたまま、ヒゲが剃られていない、ノーメイク、寝間着、サンダルなど、だらしない印象を与えないようにしましょう。また、肩や胸元、太ももなどが大きく露出したような服装も避けてください。
ちなみに、靴についても歩き慣れたものを選びましょう。
会場には多くの受検者がいます。ヒールが高すぎるものや、つま先が極端に尖ったものなどでほかの人を傷つけることがないよう注意してください。

シンプルで落ち着いた印象を目指す

メッセージ性の強いロゴの入ったデザインや、大きくダメージの入ったジーンズ、派手な色のものなどもTPOにマッチしているとは言えません。
黒や白、グレーなどの落ち着いた色で臨みましょう。

アクセサリーはなるべく外す

受検前に本人確認があります。サングラスや帽子など、本人確認の妨げになるようなものは避けましょう。また、ブレスレットやネックレスなど、受検中や移動の際に音が出そうなものも不向きです。
ほかの受検者に迷惑にならず、かつ自分がリラックスできる服装を目指しましょう。

ポケットには何も入れない

不正を防ぐためにポケットを調べられることがあります。当日はポケットに何も入れずに空にしておくことを頭にいれておきましょう。なるべくポケットの少ない服を選ぶのも1つの方法です。

上記に挙げたような注意点を守ることが、TPOをわきまえた服装と言えます。ほかの受検者と比べたときに極端に浮かないよう、節度ある服装を目指しましょう。

ただし、試験会場が志望企業である場合には注意が必要です。その場合は企業の人間の目に入る可能性があるため、服装や受検態度についてチェックされることもあります。
このようなケースの場合では、念のためにスーツを着用しておくと安心でしょう。

就活中の服装のポイント

就活中の服装のポイントの画像

適性検査のほか、企業説明会やインターンシップ、面接など、就活中は身だしなみに配慮する必要があります。外見の良し悪しだけで採用が決まるわけではないものの、企業に失礼のない、状況に合った服装で参加できているかどうかは大切なチェックポイントの1つです。
就活期間中は特に、いつ面接が決まってもいいように、自分の体型に合ったスーツを準備する、髪型を整えておくなど事前の準備を万全にしておくことをおすすめします。「留学生必見!就職面接での服装マナーを解説」のコラムも参考に、就活用の服装を準備しておきましょう。
服装面で意識してほしいのは、前項でもお伝えしたとおり清潔感です。人事スタッフや面接官など、就活中にコミュニケーションを取る相手に不快な思いをさせないような服装を心がけることが、志望企業で働くための第一歩と言えるでしょう。

ライター

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生活・仕事・留学に関するお役立ち情報から、日本のディープな魅力を紹介するコラムまで、バラエティ豊かな記事をお届けします。

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