外国人の転職活動における自己PRの書き方とは?例文やポイントを紹介!

WeXpats
2024/04/18

日本で転職を考えている外国人は、自己PRの書き方に悩むケースも少なくありません。転職活動をスムーズに進めるためには、採用試験での自己PRはとても重要です。企業が重視する項目を把握したうえで、自己PRを作成しましょう。この記事では、自己PRの書き方を詳しく解説します。転職を考えている外国人の方は、書き方のポイントや例文などを参考にしてみてください。

目次

  1. 外国人の転職活動で自己PRが重要な理由
  2. 外国人が自己PRに書く内容を見つける方法
  3. 転職時の自己PRは具体的に自分をアピールする
  4. 外国人が転職するときの自己PRの例文
  5. 外国人が転職時の面接で自己PRをするポイント
  6. まとめ
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外国人の転職活動で自己PRが重要な理由

外国人の転職活動における採用試験では、自己PRで自分の強みを十分にアピールできるかが重要です。企業がどのような外国人人材を求めているのか、企業分析を行ったうえで自己PRを作成しましょう。

自己PRから応募者の人間性がわかる

採用担当者は自己PRの内容から、応募者の人間性を見極めています。採用選考において、人間性を重視する採用担当者は少なくありません。スキルがあるかどうかだけではなく、職場で一緒に働く仲間とのチームワークを大切にできるか、コミュニケーション力があるかなども判断されます。自分の長所や短所を分析して、協調性や責任感など人間性をアピールできるポイントを考えてみましょう。

企業が求める経験やスキルをもっているか確認できる

自己PRでは、企業が求める経験やスキルをアピールすることが大切です。多くの企業は必要な外国人材の条件を明確に定めています。日本語能力や専門のスキル、知識などを必須条件としている場合もあるので、事前にリサーチして企業とマッチするスキルや資格をアピールできているか確認しましょう。

面接で質問される志望動機については、「外国人向けに志望動機の例文を紹介!NG例も知り就職や転職を成功させよう」の記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。

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外国人が自己PRに書く内容を見つける方法

ここでは、外国人向けの自己PRの見つけ方について解説します。

これまでの経験や職歴をまとめてみる

これまでの社会人経験で得た経験や職歴は、大きなアピールポイントになります。日本での生活を振り返り、整理してみましょう。勉強面では大学で学んだことや得た知識、取得した資格なども自己PRに繋がります。また、生活面やアルバイト経験などを通して感じたことや得られた成長を明確に書き出し、アピールポイントを見つけてみましょう。

周りの人に自分の長所を聞く

自分の長所が分からない人は、家族や普段から付き合いのある人に聞いてみましょう。他者から褒められた経験は長所にも結び付くため、周りの人から評価してもらうことは大切です。また、他の人から言われて初めて気付く、魅力的な一面もあるでしょう。過去に一緒に働いたことのある上司や同僚、友人など、さまざまな立場の人に聞いてみるのもおすすめです。

活かせるスキルや強みを考える

就職を希望する企業によって、活かせるスキルや強みは異なります。まずは企業分析を行い、求められるスキルや採用条件を確認することが大切です。そのうえで、自分が持っているスキルや資格、強みとマッチするものを見つけ、自己PRに書きましょう。

転職面接でよく聞かれる「日本に来た理由」の回答方法については、「転職の面接で外国人が聞かれる質問と回答例 「日本に来た理由」はどう答える?」の記事を参考にしてください。

転職時の自己PRは具体的に自分をアピールする

転職時の自己PRは、採用担当者が重視する項目の一つです。ここでは、自分のスキルやどのように応募先企業に貢献していきたいかなどを具体的にアピールする方法を紹介します。

これまでの実績や経験を伝える

自己PRでは、これまでの仕事の成果や実績、経験を分かりやすく伝えましょう。自分が主体的に取り組んだことであれば、どんなに小さな出来事でもかまいません。成果を出すために心掛けていたことや上司や先輩からの評価など、具体的なエピソードを添えて簡潔にまとめましょう。

仕事に活かせるスキルを伝える

転職の自己PRでは、今までの経験をもとに応募先企業で今後活かせるスキルや資格を記載します。多くのスキルや資格を持っている人は、入社後に活かせるスキルのみを選んでアピールしましょう。企業分析を行い、企業の求める人物像にマッチするスキルを積極的にアピールすることが大切です。

どのように応募先企業に貢献していきたいかを伝える

応募先企業にどのように貢献できるかを詳しく記載します。自分の長所やスキルをどのように仕事に活かせるのか、どういった貢献ができるのかを、採用担当者が具体的にイメージできるように書きましょう。

面接でよく聞かれる長所と短所の伝え方について知りたい方は、「転職の面接における長所と短所の伝え方は?例文や注意点を紹介」の記事を参考にしてください。

外国人が転職するときの自己PRの例文

ここでは、転職時の自己PRの例文を紹介します。シチュエーションごとにまとめていますので、例文を参考に自分の実際の経験やスキルを書きましょう。

未経験の職種に応募する場合

私は母国で日本語を勉強し、日本語能力試験2級を取得してから来日しました。飲食店で働きながら日本語の勉強を続け、積極的に日本人と会話する中で日常会話は問題なくできるようになりました。飲食店の接客業務では、お客さまに対する気配りや丁寧な応対を心掛けてまいりました。5年間の勤務のうち、後半の2年間は新人スタッフの指導やシフト管理を任され、業務でパソコンを使用する機会が増えたため、パソコンスクールに通いWordやExcelのスキルアップを図りました。入社後もスキルアップに励み、対人スキルを活かしてコミュニケーションをとりながら貴社に貢献したいと思います。

前職の経験を活かせる職種に応募する場合

前職では、ホームセンターで販売の仕事をしてまいりました。入社当初は、商品の陳列や品出しなどの業務からスタートしました。日頃から積極的に日本人のスタッフへ話しかけ、コミュニケーションを取ることを意識しました。その甲斐があって、日本語も上達し、売り場専属の担当を任されるようになりました。お客さまから自分の担当ではない商品について質問されたときは、事前に担当スタッフに内線を入れてから、お客さまを売り場までご案内しました。その結果、担当者にスムーズに引き継ぐことができ、お客さまにも喜ばれました。また、違う売り場のスタッフとコミュニケーションをとり、チームとしての連携を大切にすることを心がけてきました。貴社でもコミュニケーションを大切にし、業務に貢献したいと思います。

外国人が転職時の面接で自己PRをするポイント

自己PRは書面だけでなく、面接などの際は口頭で聞かれることも多い質問です。口頭で回答する場合は、書面の文章をそのまま読み上げているような話し方では不自然な印象を与えてしまう恐れもあります。ここでは、面接で自己PRを伝える際のポイントについて解説するので、参考にしてください。

結論を最初に伝える

自己PRを伝える際は、自分が一番アピールしたいポイントを最初に伝えましょう。その後、アピールポイントに関わるエピソードやこれまでの経験、実績を話します。最後に、転職後どのように活かしていくのかを話すようにすると、面接官にも分かりやすく伝わるでしょう。

仕事に活かせるポイントを意識する

企業側は、採用後活躍できる人材を求めています。そのため、自分の強みが応募先の企業や業務においてどのように貢献できるのかを意識して伝えることが大切です。たとえば、コミュニケーション能力が高いことをアピールする場合は「コミュニケーション能力を活かして御社の△△の営業に貢献したい」など、企業側が活躍している姿をイメージできるように、仕事に役立つポイントを意識して伝えましょう。

時間を意識し大事な内容だけを絞って伝える

面接時間には限りがあり、「1分程度で自己PRをお願いします」と指定される場合も少なくありません。1分間で話せる言葉は、約300文字です。そのため、伝えたいことを絞って300字程度で話せるよう事前に内容をまとめておきましょう。面接を受ける際は落ち着いて話せるように、練習しておくことが大切です。

履歴書や職務経歴書の内容からずれない

面接で自己PRを話す際は、履歴書や職務経歴書の内容に書かれていることを中心に伝えましょう。面接官は、履歴書や職務経歴書をもとに面接を進めるのが一般的です。履歴書や職務経歴書と話す内容があまりにもかけ離れている場合は、面接官に不信感や良くない印象を残してしまう恐れもあります。自己PRを話す際は、履歴書や職務経歴書に書かれている内容を中心に話すよう心がけましょう。

日本の面接では応募者の身だしなみも重視されます。転職面接を受ける際の服装について詳しく知りたい方は、「日本で転職面接を受ける際の服装は?好印象の着こなし方を男女別に解説」の記事を参考にしてください。

まとめ

日本の転職の採用選考では、自己PRが重視されます。自分の強みを十分にアピールできる内容を考えましょう。自己PRを書くときは、これまでの経験やスキルをエピソードを盛り込んで具体的にアピールすると、採用担当者の印象に残ります。

自己PRの作成後は正しい日本語で書けているか、間違いはないか応募前に日本人に確認してもらいましょう。また、面接での自己PRは、伝えたいポイントを絞ってアピールすることが大切です。時間内に伝えられるよう、練習しておきましょう。

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