転職の志望動機とは?外国人向けに注意点や例文を解説

WeXpats
2023/02/02

転職を考えて始めた人の中には「志望動機の考え方が分からない…」と感じたことがある人がいるかもしれません。確実な自己分析やそれを補足する具体的な根拠がなければ、企業の担当者に響く志望動機を考えることはできません。この記事では、自分にとってベストな転職を叶えたい外国人に向けて、企業の担当者に伝わりやすい志望動機を作成する方法をご紹介します。

目次

  1. 転職でも志望動機は重要?
  2. 転職で志望動機を考えるポイント
  3. 転職で志望動機を考えるときの注意点
  4. 転職の志望動機の例文3つ
  5. まとめ
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転職でも志望動機は重要?

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新卒面接に限らず、転職の場合も志望動機は重要です。多くの企業が志望動機から「応募者が自社の採用ニーズに合っているか」「長期雇用が可能か」など、採用の決め手となる部分を確認しています。また、応募者も、志望動機を通じて、留学や社会経験、得意分野をアピールし、自分の考えをまっすぐに伝えることができるでしょう。自分のことを伝える際、入社後の目標や今までの経験の活かし方を盛り込むと、企業の担当者により入社後の働きぶりを具体的にイメージしてもらえます。志望動機は「企業と応募者」双方の考えがマッチしているかを確認するため、全ての企業が重視する項目といえます。

転職で志望動機を考えるポイント

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転職の際に志望動機を考えるには、明確な自己分析が必須です。分析の際は頭で考えるだけでなく、紙に書きだして可視化すると分かりやすくなります。具体的な根拠を示し、企業に伝わりやすい志望動機を考えましょう。

自己分析をして客観的に考える

自分を客観視し、これまでの経験や得意分野、苦手分野などを細かく把握しておきましょう。特に、転職者の場合は、前職の退職理由や留学・社会経験で培ったことを志望動機に盛り込む必要がああります。。自分がその経験を踏まえて感じたことや考えたことをまとめておきましょう。

自己分析の内容を紙やスマホに書きだして可視化する

頭で考えるだけでは、エピソード内容が整理されず時間がかかったり、どこか抜け漏れがあったりすることもあるでしょう。自己分析の内容を紙やスマホに書きだすと、可視化されてより分かりやすくなり、スムーズにまとめることができます。

詳しい自己分析の方法は、「転職に役立つ自己分析の進め方とは?外国人に向けて分かりやすく解説!」でも紹介しています。自己分析を行う際の注意点を解説していますので、転職を考える外国人の方は、チェックしてみましょう。

エピソードの根拠を盛り込む

志望動機は、根拠がなければ具体性に欠けてしまい、説得力が半減してしまいます。たとえば、企業の事業内容や扱う商材に興味がある場合、「なぜ興味を持ったのか」を掘り下げて伝える必要があるでしょう。過去の経験を思い出しながら根拠を見つけ、具体的に志望動機を書きだしてまとめると伝わりやすいです。

留学生が日本で就職するために!志望動機の書き方の定義や例文をご紹介!」でも、面接でよく聞かれる志望動機について詳しく解説しています。ぜひ、ご一読ください。

転職で志望動機を考えるときの注意点

転職で志望動機を考えるときの注意点の画像

志望動機を考えるときの注意点は、転職者としての社会経験や、前職の退職理由などを盛り込み、結論から先に伝えることです。企業に嘘はつかず、素直な気持ちで話すことが基本といえます。

明確な理由を示せない抽象的な理由はNG

前述のとおり、明確な理由がない場合は説得力が半減してしまいます。「この仕事に興味をもったから」だけではなく、5W1Hを使用して示しましょう。「いつ・だれが・なぜ・どこで」などを示すと

より面接官が想像しやすくなります。根拠をつけるには、過去の経験で感じたことや、得たものを思い返して言葉にすると志望動機を作りやすくなるでしょう。

結論ファーストを心がけ長々と説明しない

志望動機は必ず結論を先に話しましょう。「企業理念に共感した」「企業の商品を利用して感動した」など、その会社を志望したきっかけとなる部分を真っ先に伝えると、聞き手は根拠を探す必要がなくなり、スムーズに解釈することができます。しかし、きっかけを深く話しすぎて冗長的になってしまわないように、端的に伝えましょう。

企業に嘘をつかない

企業にアピールしたいあまり、嘘をついてしまいたくなることもある人もいるかもしれません。人は誰でも自分を良く見せようとするものですが、嘘を盛りこんでいくと、説明の前後で一貫性がない説明になり、自分の首をしめることになります。素直な気持ちで取り組み、企業が「戦力になりそう」と思うように、ポジティブな志望動機を伝えましょう。

転職の志望動機の例文3つ

転職の志望動機の例文3つの画像

前述のポイントをふまえ、実際に回答する例として、以下の3つを参考にしてみてください。

1.企業理念に共感した場合

私は、御社の理念である「人間として成長する」という内容に、強く共感致しました。組織の一員として戦力になるだけでなく、一人の人間として成長し、社会に貢献することは私自身の目標でもあるからです。そのために、強みである語学力を更に高め、前職で培ったコミュニケーション能力を活かしたいと感じ、御社を志望致しました。

2.実際に企業の商品を利用して価値を感じた場合

私は、御社の車を昔から愛用しており、とても重宝しています。利便性だけでなく、燃費の良さや品質の良さなど、細部までこだわりのある構造に惹かれました。私自身、大学時代に電気工学の研究に参加し、表彰された経験が強みです。その経験を活かして、御社での競合との差別化や設計に奥深く追求し、積極的に取り組めると考えております。戦力として会社に貢献し、より安全性にこだわった機能を開発していきたいと考え、志望致しました。

3.自分の経験やスキルを活かしたいと感じた場合

私は、これまでの経験でパソコンを使用したIT技術を高めて参りました。特にプログラミングやハードウェア開発に注力していたため、業務の効率化や管理業務に役立てると考えております。このような業務は個人プレーでこなすことが基本でしたが、今後はプロジェクトマネージャーとしてマネジメントスキルを高めることが目標です。御社での戦力として、会社だけでなく社会にも貢献したいと感じ、志望致しました。

このように、根拠だけでなく、企業に対して自分はどう貢献するのかを伝えると、より好印象です。

戦力として見てもらうには、転職先で活かせる得意分野をアピールすると良いでしょう。

まとめ

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転職活動の志望動機は根拠をもって話し、企業に対しどのように貢献できるのかを伝えましょう。また、就業後のビジョンを盛り込むと、より向上心をアピールできます。そのためには、自己分析をして自分の価値観や得意なこと、過去の経験を掘り下げることなどが大切です。

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