バイリンガル人材の採用にエージェントが役立つ!雇用のメリットや注意点

2023年05月26日
WeXpats Bizは外国人採用に特化した求人サイトWeXpatsJobsの関連サイトです。行政書士監修の下、外国人採用・雇用に関する「採用ノウハウ」「市場動向」「在留資格管理」などの情報を発信。外国人採用・雇用にお悩みのある企業様に向けて、"現場で役立つ情報"を提供いたします。
WeXpats (執筆)
WeXpats専属ライターが執筆しています。WeXpatsは「海外へ挑戦する人々を後押しし世界中の就労に関わる問題を解決する」をミッションに掲げてメディア運営をしています。実際に、株式会社レバレジーズとして外国人労働者を雇用する実績のある企業からためになる情報をお届けします。 https://we-xpats.com/ja/destination/as/jp/

インバウンド向けの事業や海外進出プロジェクトがある企業は、語学が堪能な人材を採用したいと考えているのではないでしょうか。即戦力となる人材を探しているときは、2ヶ国語を操るバイリンガル人材を採用するのがおすすめです。海外と日本をつなぐグローバル人材として活躍してくれるでしょう。このコラムでは、企業がバイリンガル人材を雇用するメリットや採用の注意点を解説します。


WeXpatsJobsは、外国人採用に特化した求人サイトです。
外国人に分かりやすい求人情報を提供すべく11の言語に対応しており、求める人材を効果的に募集できます。求人掲載にあたっては、「1.掲載課金」「2.採用課金」「3.応募課金」と企業様のニーズに合わせた採用方法のご提案が可能です。

「条件と合わない求職者の応募対応に時間がかかっている」「媒体に求人を掲載しているのに費用に合った求職者の応募数がこない」など、外国人採用においてさまざまなお悩みを抱える企業様に、弊社のサービスや機能を調整してご提供いたします。
外国人雇用・採用を考えている企業様は、ぜひ一度WeXpatsJobsまでお問い合わせください。

WeXpatsJobsを活用するメリットとは?こちらから


目次

  1. バイリンガル人材とは
  2. 企業がバイリンガル人材を雇用するメリット
  3. バイリンガル人材を採用する際の注意点
  4. バイリンガル人材を効率的に探す方法
  5. まとめ

バイリンガル人材とは

バイリンガル人材とはの画像

バイリンガル人材とは、「英語と日本語」「中国語とフランス語」といったように、2つの言語でコミュニケーションを取れる人のことです。単純にそれぞれの言語を履修しているだけではなく、きちんと会話やメールでやり取りできるだけの言語能力を備えています。なお、3ヶ国語以上話せる人の呼び方は「マルチリンガル」です。より多くの言語を話せる人材を採用したい企業は、マルチリンガルの募集も視野に入れましょう。

企業がバイリンガル人材を雇用するメリット

企業がバイリンガル人材を雇用するメリットの画像

バイリンガル人材は2つの言語を話せるため、通訳・翻訳業務や同じ言語を話す外国人と直接商談を行うことが可能です。海外に支社を出したい企業や事業拡大を考えている会社にとって、必要な人材といえるでしょう。

外国語を使用する業務全般を任せられる

バイリンガル人材が習得している言語に関わる業務を一任できるのは、企業にとって魅力といえます。たとえば、英語と日本語を話せるバイリンガル人材の場合、アメリカの企業との商談を通訳を挟まずに行えるうえ、相手の言語に合わせた資料作りもスムーズです。通訳を雇ったり外部に資料作成を依頼したりしなくて良いので、コスト削減にもなります。また、業務の依頼先を集約することで担当者が分からなくなるのを防げるのもメリットです。

バイリンガル人材が外国人の場合、雇用すると斬新なアイデアの誕生やダイバーシティの促進といったメリットもあります。くわしくは「外国人採用のメリットとは?日本企業が人材を雇用する際の注意点も解説」のコラムをチェックしてみましょう。

事業の海外進出の足掛かりになる

バイリンガル人材が話せる言語と海外支社を設置する国の公用語が一致していれば、事業拡大のチャンスにつながります。海外に支店を出す場合も、従業員は現地の人々より日本人が多い企業は珍しくありません。支店にグローバル人材がいると、現地の人々と日本人をつなぐ架け橋になってもらえるでしょう。異なる言語や文化のもとで育ってきた人同士の交流を促進してくれる可能性があります。

バイリンガル人材を採用する際の注意点

バイリンガル人材を採用する際の注意点の画像

バイリンガル人材の選考では語学面にばかり目が行きがちですが、社員として雇用するからにはほかのスキルもチェックしておく必要があります。また、外国人のバイリンガル人材を採用する場合、社内の受け入れ体制を整えなければならないでしょう。

言語能力以外のスキルを精査する必要がある

一口にバイリンガル人材といっても、人それぞれ育ってきた環境や身につけたスキルが異なります。経歴によって会社にどのような利益をもたらすかも変わるので、選考の際によく確認しましょう。たとえば、企業が求める人物像が「事業の海外進出のため現地への理解があるバイリンガル人材」の場合、留学によって言語能力を身につけた応募者はミスマッチといえます。進出先の国・地域の出身者や移住して長期間生活している人材のほうが、求める人物像にマッチしているでしょう。

通訳・翻訳といった業務がメインで日本人とのコミュニケーションが多い場合、ネイティブ並みに日本語のやり取りができる人材が適しています。留学で言語能力を身につけた日本人や帰国子女が適任といえるでしょう。バイリンガル人材を募集するときは、背景にも注目し個人の資質を活かした採用を行うことが大切です。

受け入れ体制の構築に時間が掛かる

外国人のバイリンガル人材を採用する場合、働きやすいように職場環境を整える必要性があります。海外と日本では労働環境や仕事の進め方が大きく異なることも。聞き方に注意しつつ、今まで働いていた環境について質問したり日本での業務に不安がないか聞いたりしてみましょう。PCの設定変更や業務マニュアルの多言語化、人事評価制度のチェック項目の修正など、外国人の受け入れにはやるべきことがたくさんあります。バイリンガル人材の採用を検討している企業は、国籍に関わらず働きやすい労働環境の整備に注力しましょう。

外国人雇用における課題は「外国人採用の課題とは?受け入れの懸念を払拭して雇用に踏み切ろう」で解説しています。採用課題の解決方法や受け入れのメリット・デメリットを知りたい方は、参考にご覧ください。

将来のキャリアや業務への希望をヒアリングする

バイリンガル人材のなかには、自分自身の強みを自覚し、キャリアアップのために転職を決める人もいます。そのため、自分が考える働き方を実現できない企業だった場合、選考を辞退したり早期離職したりすることも。双方が納得したうえで雇用契約を結べるように、理想のキャリアプランや業務の希望を面接の時点で確認することが大切です。

バイリンガル人材を効率的に探す方法

バイリンガル人材を効率的に探す方法の画像

バイリンガル人材を採用したい企業には、人材紹介サービスを通じて条件に見合う求職者を探してもらう方法がおすすめです。人材派遣・人材紹介といったサービスは、特定の条件を満たした人材を探す際に役立ちます。担当エージェントが企業に登録されている利用者のデータベースから紹介可能な人材をピックアップしてくれるので、採用コストをカットできるのが魅力です。ただし、紹介を受けたり雇用契約が成立したりするたびに、報酬の支払いが発生します。バイリンガル人材を効率的に探すには、転職サイトへの求人掲載やリファラル採用も並行して行いつつ、人材紹介サービスにも登録しておくのがおすすめです。

まとめ

まとめの画像

バイリンガル人材は2ヶ国語を話せるため、海外進出や企業のダイバーシティ化に大きく貢献します。外国人や帰国子女、留学経験者などがバイリンガル人材に含まれるので採用の際は資格や経歴のチェックも必要です。本人の資質と求める人物像が一致しているか確認し、採用活動を進めましょう。