合同説明会では、ひとつの会場にさまざまな企業が集まり、多くの会社の話を一度に聞くことができます。合同説明会に参加することで、今まで知らなかった企業を知ることも可能です。
このコラムでは、合同説明会に参加するメリットや開催される時期ごとに分けてチェックするポイントをご紹介します。日本で働きたいと考えている外国人留学生の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
合同説明会とは
合同説明会とは、ひとつの会場にいくつもの企業が集まり、就活生に向けて会社についての説明を行うものです。就活生は自由に会場内を歩き回り、気になる企業の説明を聞くことができます。
入口で案内図を受け取ると、どこでどのような企業が説明会を開いているかが分かるようになっています。
日本で就職先を探している外国人留学生には「2022年卒の留学生が日本で就職先を探す方法を解説」のコラムもおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
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インターネット上で参加できる「Web合同説明会」も
近年では、インターネット上で参加が可能な「Web合同説明会」を開く大手就職サイトもあります。どこに住んでいても、インターネットが繋がるスマートフォンやパソコンなどの媒体を持っていれば参加が可能です。また、本来は遠方から東京の説明会に参加する場合のように、負担しなければならない交通費や宿泊費がかからないというメリットもあります。
合同説明会に行くメリットは?
合同説明会に参加すると、いくつもの企業の話を聞けたり、自分以外の就活生と話ができたりするメリットがあります。合同説明会に行くメリットを見てみましょう。
いくつもの企業の話を聞ける
合同説明会では、一度にいくつもの企業の話を聞くことができます。全く興味を持てずにいた業界や名前も知らなかった企業について知ることで、自分の視野を広げることができるでしょう。
また、いくつもの企業が参加していることで、企業を比べやすいというメリットがあります。自分で企業の情報を調べていて、どこも似たり寄ったりで何を決め手として選べば良いか分からないという場合もあるでしょう。その点、合同説明会ではさまざまな企業の話を直接聞けるため、比較しやすいといえます。また、実際に働いている社員を見ることもできるため、会社の雰囲気を比べやすいでしょう。そのため、自分が入社したときのイメージをしやすいという特徴があります。
自分以外の就活生と話ができる
合同説明会では多くの就活生と話ができます。今まで1人で就活を進めていた人は、他の就活生の就活の進め方や企業の選び方などを聞くことができ、お互いの情報交換ができる良い機会となります。また、ほかの就活生がどのように企業に質問を投げかけているのか聞くことができるというメリットもあります。自分にはなかった視点を発見でき、良い刺激にもなるはずです。
参加するタイミングでチェックポイントが変わる!
合同説明会は参加する時期によってチェックポイントが変わります。参加するタイミングごとにチェックポイントを見ていきましょう。
夏に開催される合同説明会に参加する場合
6月~8月の夏ごろ開かれる合同説明会では、夏から秋に行われるサマーインターンシップやオータムインターンシップについての話が聞ける可能性があります。合同説明会のなかでインターンシップの参加申し込みができる場合もあります。
インターンシップの情報以外にも、就活が始まった段階でいくつもの企業の話を聞けるのはとても意味があります。興味がある企業に限らず、さまざまな企業の話を聞くことで、就活の道が広がるきっかけとなるでしょう。
秋~冬に開催される合同説明会に参加する場合
10月~翌年2月の秋~冬ごろ開かれる合同説明会では、秋~冬に行われるオータム・ウィンターインターンシップについての話が聞ける場合があります。サマーインターンシップは夏休み中に行われることが基本ですが、オータム・ウィンターインターンシップは、学校の授業と並行して行われることがあります。自分の予定と照らし合わせてみて、無理のない範囲で参加を決めることをおすすめします。
また、10月~翌年2月は、企業へのエントリーが始まる前の大切な時期です。多くの企業の話を聞き、自分は何に興味があって何をやりたいのかを見極めると良いでしょう。
春に開催される合同説明会に参加する場合
3月~5月の春ごろ開かれる合同説明会では、実際にエントリーが始まる時期のため、応募についての情報や選考方法についての話を聞けます。また、すでに多くの人が興味のある業界や応募する企業がある状態で参加しているため、、より詳しく話を聞くことができるでしょう。
企業によっては面接対策やグループディスカッションについて学べるプログラムを用意しているところもあります。そのため、積極的に参加するのがおすすめです。
合同説明会のほかにも、就職活動の流れを把握するには「留学生必見!2022年卒の就活スケジュールと進め方を解説」のコラムが役立つでしょう。
合同説明会に参加する前に
合同説明会に参加する前に、気になる企業をチェックしたり、スーツやオフィスカジュアルな服装を用意しておいたりするなど、事前準備を怠らないようにしましょう。以下で詳しくご説明します。
必ず話を聞きたい企業をチェックしておく
合同説明会に参加する前に、必ず話を聞きたい企業をチェックしておくのはとても大切です。合同説明会には、数百の企業が集まっていることもあるので、自分がどの企業の話を聞きたいのかが分かっていないと、当日になって迷ってしまいます。合同説明会に参加する企業のなかで、自分はどこを見たいのかをはっきりさせておきましょう。また、事前にその企業について調べておくと、質問したいことが明確になるのでおすすめです。
回る順番を決めておく
合同説明会に参加する前に、回る順番を決めておきましょう。あらかじめ公表されているタイムテーブルをもとに、自分の気になる企業はいつ、どこで、何をしているのかを把握しておくのがおすすめです。興味のある企業の回る順番が決まったら、残りの時間であまり興味のなかった企業の話を聞くのも良いでしょう。新たに興味を持つ可能性があります。興味の対象が増えることで応募する企業の幅が広がり、合同説明会に参加して良かったと思えるでしょう。
体調管理をしっかりしておく
合同説明会は丸一日開催されていることが多いので、体調管理をしっかりしておくと良いでしょう。また、一日中企業の話を聞くため、睡眠時間が取れていないと眠くなってしまい話を聞き洩らしてしまうこともあるでしょう。そうならないように、前日までに体調管理をしっかりしておくことは大切です。
スーツかオフィスカジュアルな服を用意しておく
合同説明会は基本的にスーツかオフィスカジュアルな服装で参加します。どちらも持っていないという人は事前に用意しておきましょう。「服装自由」とされていても、ラフな格好は避け、オフィスカジュアルで参加することが望ましいです。前日になり「着ていく服がない」と焦ることがないようにしておきましょう。
説明会に参加する外国人留学生は、「留学生必見!日本の就活で行われる企業説明会とは?メリットとマナーを解説」もチェックしてみましょう。
まとめ
合同説明会のメリットが分かったら、開催される時期ごとのチェックポイントを確認し、積極的に参加しましょう。合同説明会に参加する前に、事前準備をしっかり行うのも大切です。
合同説明会に参加して企業について分かったら、就活が進めやすくなるでしょう。
合同説明会では、さまざまな企業の話を聞けることが最大のメリット。興味のある企業だけでなく気になっていなかった企業のことも知れるため、エントリーの範囲が広がり、内定獲得に繋がるでしょう。