2020/03/24

外国人留学生が面接で自己紹介を求められたら?回答例も

就職活動では、面接を何回か受けるのが通例です。面接では、ほとんどの場合、最初に自己紹介をすることになります。しかし、外国人留学生の中には、「何を話せば良いか分からない」「上手く話せないかも」と不安になる人もいるでしょう。
そこで、このコラムでは、面接の自己紹介で話す項目や例文、印象アップのコツなどを解説します。面接をクリアしたい外国人留学生の方は、ぜひ参考にしてみてください!

外国人留学生が面接で自己紹介を求められる理由

まずは、なぜ面接で自己紹介するかを確認してみましょう。特に、外国人留学生には以下のような理由が考えられます。

【日本語のレベルを知るため】

外国人留学生が自己紹介を求められた場合は、まず日本語のレベルを見極めようとしていると思われます。
自己紹介は面接の冒頭に聞かれる質問で、面接官に自分の言葉を伝える初めての機会。もし日本語能力試験などの資格を持っていれば、自己紹介で伝えても良いでしょう。
ただ、「日本語が上手に話せなければ絶対に合格できない」ということはありません。誠実に話し、日本語の上達のために努力していることが伝われば大丈夫です。

【人柄を知るため】

次にチェックされるのは、応募者の人柄です。
面接官は、面接の前にエントリーシートや履歴書を見ていますが、直接話せば応募者がどんな人かがよく分かります。明るくハキハキと話せば元気な印象になり、相手の顔を見ながら話せば誠実さが伝わるでしょう。
また、日本に対する思いを話すと、親近感を抱いてもらいやすくなります。人となりが伝わるような自己紹介を心がけてください。

【アイスブレイク】

自己紹介は、話しやすい雰囲気を作る「アイスブレイク」の意味合いも持っています。相手が「もっと知りたい」と思うような話題を盛り込み、自分に興味を抱いてもらえるように話しましょう。
少し珍しい趣味があれば、自己紹介で伝えてみると話が広がることも期待できます。

自己紹介で気をつけたいポイント

面接の自己紹介は、プライベートの自己紹介とは違います。以下のようなポイントに気をつけましょう。

【話す内容を考えておく】

面接の前には、自己紹介の内容を考えておきましょう。「自分のことを話すだけだからその場で考えれば良い」と思っていると、緊張して話せなくなったり、名前や出身地など大切な項目を抜かしてしまったりする恐れがあります。

【話す長さは1分程度に】

自己紹介は、ゆっくり話して30秒~1分程度が目安。簡潔にまとめることが大切です。「1分で自己紹介をしてください」などと時間を指定されるケースもあるので、内容を考えたら時間を計って練習しておくと良いでしょう。

【自己PRと混同しない】

自己紹介では、自己PRの部分が長くなりすぎないように気をつけてください。
自己PRは、自分の長所やスキルがどのように仕事に役立つかを話すもの。多くの場合、自己紹介とは別に時間が設けられます。
一方、自己紹介では、自分のプロフィールを短くまとめるのが基本です。

外国人留学生向け!面接の自己紹介で話す項目

自己紹介では、以下のような項目について話します。

・氏名、出身地、大学名、学部、学科
・留学理由
・言語スキル
・趣味、特技
・アルバイト

各項目のポイントを、例文とともに見ていきましょう。

【氏名、出身地、大学名、学部、学科】

一言目には、基本的な情報を伝えましょう。ほかの項目は自分の好みで選んで構いませんが、氏名と出身地、学校については必ず話すようにしてください。

例文:「○○大学○○学部○○学科4年の△△ △△(名前)です。□□国の××出身です。」

【留学理由】

留学理由は、人柄が分かるのでぜひ盛り込みたいポイントです。「日本が好きだから」というような曖昧な理由ではなく、「●歳の頃に日本の○○を知って興味を持った」というように、具体的に話しましょう。

例文:「伯母が日本に住んでおり、小さい頃から日本の伝統文化や日本製品の話を聞いて親しみを感じていました。進学時に、もっと日本について知りたいと考え、留学することにしました。」

【言語スキル】

日本語能力試験や、BJTビジネス日本語能力テストなどの日本語の資格を持っているなら、自己紹介で話してみましょう。
母国語と日本語のほかに得意な言語があれば、合わせて伝えておくとスキルのアピールに効果的です。

例文:「今年、日本語能力試験N2を取得しました。毎朝、テレビとニュースサイトで日本語でニュースをチェックしています。」

【趣味、特技】

自分の人間性を伝えたいなら、趣味や特技を盛り込むと良いでしょう。日本に関連する趣味や特技があれば、興味を持ってもらえる可能性も高まります。

例文:「ギターが趣味で、日本のアーティストではONE OK ROCKの曲をよく弾きます。」

【アルバイト】

アルバイト歴を話すと、仕事に対する姿勢や経験をアピールできます。日本でのアルバイトなら、ビジネスシーンでの日本語能力や、日本文化への理解度も示せるでしょう。

例文:「コンビニでアルバイトをしているため、敬語はひと通り身についていると思います。」

自己紹介の印象をさらにアップさせる方法

最後に、覚えておくと好印象に繋がるポイントを紹介します。

【最後は「本日は、よろしくお願いいたします」】

自己紹介の最後には、「本日は、よろしくお願いいたします」と言いましょう。ここで自己紹介が終わりだということを示すとともに、挨拶をすることで丁寧な印象になります。
話の終わりには、ほかに「以上です」「はい」などと言う人もいますが、丁寧さに欠け、いい加減なイメージを与える可能性もあるでしょう。
「よろしくお願いいたします」と言った後は、軽くお辞儀をすると、さらに礼儀正しさをアピールできます。

【ゆっくり話す】

面接では、面接官に話をしっかり聞き取ってもらうために、ゆっくり話すことを心がけてください。
特に、自己紹介は面接の最初に行うため、早口だと「せわしない人だ」という第一印象を与えてしまう恐れがあります。日本語を間違うことも増えてしまうでしょうから、自分の気持ちを落ち着けるためにも、慌てずに話すのがコツです。
もし、焦ってしまったら、一度深呼吸をしてみると良いでしょう。

【適度にアイコンタクトを取る】

自己紹介をするときは、ほど良く相手の目を見ながら話しましょう。
日本では、相手の目をじっと見つめ続けるのは失礼だと考える文化があります。ですから、自己紹介をする間、ずっと面接官の目を見ながら話すのは避けた方が無難です。
しかし、全く目を見ないと「誠実ではない」「消極的」という印象になってしまいます。適度にアイコンタクトを取るには、文の最初と最後で相手の目を見るようにすると良いでしょう。

【長く話しすぎない】

自己紹介は30秒~1分程度が適切です。自己紹介が長いと、面接の最初で「話の要点をまとめるのが苦手な人だ」と思われてしまうことも。
特に、複数の応募者が同時に面接を受ける「集団面接(グループ面接)」では、ほかの人が話す時間がなくなってしまう事態にもなりかねません。気づかいができることを示すためにも、自己紹介は短めに終わらせましょう。


自己紹介は冒頭で聞かれるため、その後の面接全体の印象に関わる質問です。
コラムで紹介した内容を参考に、外国人留学生として学んできた実績を簡潔にアピールしましょう!

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