転職に役立つ資格って?日本で転職を考える外国人にむけて

WeXpats
2023/02/01

「日本で転職するのに役立つ資格は?」と考えている外国人にむけて、業界別の資格をご紹介します。職場で活躍しやすい資格を選び、時間を有効に使って勉強しましょう。効率よく資格を取得するには、勉強する期間を決めることが基本です。試験日程を確認し、月ごとに進めるペースを決めて勉強するのもひとつの方法といえるでしょう。自分の得意分野を活かしやすい資格であれば、転職先でより戦力となりやすいといえます。

目次

  1. そもそも転職活動に資格は役立つのか
  2. 転職に役立つ資格(業界別)
  3. 転職活動で資格を取得するコツ
  4. 転職活動で資格を活かすには
  5. まとめ
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そもそも転職活動に資格は役立つのか

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転職活動に資格は役立つといえます。専門知識があれば応募できる企業の幅も広がり、企業側の採用ニーズにマッチする可能性も高まるでしょう。採用を有資格者に限定している場合も多いため、資格がある人は求人が見つかりやすくなるという利点もあります。

転職に役立つ資格(業界別)

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転職に役立つ資格は、業界ごとに異なります。自分が希望する職種の資格を見つけ、将来のビジョンに繋げることが大切です。以下で業界別にご紹介します。

飲食業界

飲食業界の資格として、「調理師・管理栄養士・製菓衛生士」などがあります。外国人の在留資格には飲食店でのホール業務を許可されていないため、調理や製造をする立場としての資格は有効です。特に、調理師免許は飲食業界でオールマイティーに活かすことができ、調理の経験や知識の証明になるため、有資格者は社会的にも評価が高くなるといえます。

IT業界

外国人就労者が多数在籍するIT業界には、「基本情報技術者・情報セキュリティスペシャリスト・システムアーキテクト」などがあります。エンジニアや企業のマネジメントに活かせる資格が多く、企業戦略やシステム開発など幅広い分野で活躍できるでしょう。IT業界は国家資格が多く、資格によって難易度に大きな差があることが特徴です。

自動車業界

自動車業界で外国人の転職に役立つ資格には、「技術士・電気主任技術者」などがあります。また、ほかにも「自動車整備士・フォークリフト運転者・危険物取扱者」などがあり、車に深く興味のある人におすすめの資格です。

医療福祉業界

医療福祉では、「医療事務・看護師・理学療法士」などがあります。また、介護現場で活かせる資格は「介護福祉士」です。ただし、外国人は日本に留学後、日本の介護福祉士養成施設(2年以上)を卒業し、資格を取得しなければなりません。

サービス業界

サービス業界では、「日本語能力試験(JRPT)・実用日本語運用能力試験(TOPJ)」などの資格が有効でしょう。特に、日本語能力試験は、日本語能力を示す代表的な資格であり、N1レベルを取得すると高度な日本語能力が認められ、転職に有利です。接客や顧客商売がおもなサービス業では、語学力は非常に重要な知識といえます。

このように、業界ごとに資格の種類は幅広くあります。まずは、自分が希望する職種で在留資格の更新・変更ができるか確認しましょう。その確認をしたうえで、転職先で活かせる資格を見つけ、取得条件や受験時期を調べるとスムーズです。資格取得のための下調べが終わったら、時間を有意義に使って学んでいきましょう。

転職活動で資格を取得するコツ

転職活動で資格を取得するコツの画像

転職活動で資格を取得するコツは、取得時期を決めて効率よく学ぶことです。また、自分が希望する職種で本当に活かせるのかを考えましょう。以下で具体的に説明します。

資格取得時期を明確に決める

資格を取得すると決めたら、明確な取得時期を決めて勉強しましょう。ゴールの時期が決まっていれば、「▲月までにはここまでマスターする」など月ごとに目標を決められます。計画的なスケジュールを立て、着実に知識を増やしましょう。

隙間時間を使って効率よく勉強する

隙間時間を使うことは、資格を取得するうえで非常に重要です。仕事をしながらでは、勉強の時間が取れないときもあるでしょう。休憩中や就寝前、通勤中など、隙間時間を有効に活用するよう意識します。

自分が希望している職種で活かせるかを判断する

自分が希望している職種で、取得した能力を発揮できると、資格取得のモチベーションを保つことができます。時間や受験費用をかけて取得しても、仕事や収入に繋がらなければ転職に役立つとはいえません。資格を選ぶ段階で、しっかり判断しましょう。また、前述のとおり、職務によっては在留資格の変更・更新ができない場合もあります。希望する職務で変更・更新が可能であることを、しっかりと確認しておきましょう。

転職活動で資格を活かすには

転職活動で資格を活かすにはの画像

転職活動で資格を活かすには、企業側に積極的にアピールすると良いでしょう。履歴書や面接など、伝えられる場面を有効に使うと効果的です。以下で具体的に解説します。

履歴書に記入してアピールする

履歴書には持っている資格や特技を記入する欄がありますので、そこに資格について記入すると、書類選考や面接の場などで自分をアピールできるでしょう。希望の職種で活かせる資格は、面接官の目に止まりやすいです。ライバルとの差をつけるためにも記載しておくことは重要です。

転職活動をする際の履歴書の書き方については、「日本で転職するときの履歴書の書き方を外国人向けに解説!」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

面接で企業側に伝えてアピールする

面接中、自分が取得した資格について、口頭で企業側へ伝えることも効果的でしょう。資格は立派な自己PRになりますし、その資格を取得したという自分の自信にもなります。志望動機の中にも資格の話を組み込むことができるでしょう。資格は、自分の「学ぶ姿勢」をアピールできるものとして、有効に活用できます。

面接で資格を活かせる部署を聞く

面接で、資格を活かせる部署について質問するのもひとつのアピール手段です。自分が携わる仕事に直接資格を活かすことができれば、会社の戦力となりやすいでしょう。また、面接官に「向上心や挑戦心がある」という印象づけができ、自分の評価を上げるきっかけになります。

資格手当が出る求人を探す

企業にもよりますが、資格手当が出る求人を探せば、入社後のやる気ややりがいもひとしおです。取得した成果を収入に反映させることができ、モチベーションアップに繋がります。

資格を活かして年収アップを目指したい方には「外国人が日本で年収アップを目指して転職するには?コツや交渉方法を解説」のコラムもおすすめです。

まとめ

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転職活動において資格取得は、非常に有効なブランディングの手段です。また、選べる職種の幅が広がったり、自分に自信をつけたりすることにも役立つでしょう。採用面接時にも大きなアピールポイントとなりますので、自分に合った資格を見つけ、期間を決めて取得に向け取り組みましょう。

ライター

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