面接NGワードとは?避けた方が良い回答例をご紹介

WeXpats
2022/02/01

これから日本の就職面接を受ける外国人の方もいるでしょう。このコラムでは、面接での受け答えで注意すべき点や面接NGワードをご紹介しています。また、面接中に発言するとマイナス評価になってしまう内容や言葉も解説。質問内容別に使いがちな面接NGワードを記載していますので、これから面接に挑む外国人の方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. 面接NGワードとは?
  2. 面接NGワード:志望動機
  3. 面接NGワード:待遇
  4. 面接NGワード:仕事内容
  5. 面接NGワード:つい言ってしまう一言
  6. まとめ
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面接NGワードとは?

面接NGワードとは?の画像

面接NGワードとは、面接で発言すると評価が下がってしまう、回答や質問のことです。日本の就職面接では、受け答えの内容も大事ですが、話すときの言葉選びも慎重に行う必要があります。日本では能力やスキルのほかにも、応募者の人柄や面接の態度で採用を決めることも少なくありません。緊張や焦りから自分でも気付かないうちに、面接NGワードを使ってしまうこともあるでしょう。面接NGワードが原因で不採用とならないためにも、事前にNGな理由を理解して日本の就職面接を成功させましょう。

日本の面接の種類やポイントとは?外国人留学生に向けて紹介」では、面接でチェックされるポイントやよく聞かれる質問を紹介しています。日本の面接マナーも解説しているので、参考にして面接対策を行いましょう。

面接NGワード:志望動機

面接NGワード:志望動機の画像

志望動機は聞かれる可能性が高い質問です。前向きな内容の回答をしていても、面接NGワードが入っていると良い印象を与えません。事前に回答の準備ができる質問なので、面接NGワードを入れないように考えましょう。ここでは、よく言ってしまう志望動機の面接NGワードを紹介します。

【前から興味があったので】

「興味があった」「前から好きだった」という理由は、応募するきっかけであって志望動機ではありません。応募先企業に興味を持つことは大切ですが、入社してから会社にどのように貢献できるかを伝えた方が好印象になるでしょう。応募先企業の製品やサービスが好きであった場合、利用していた側から提供する立場に変わることを意識して、志望動機を回答すると好印象です。

【御社で仕事を学びたい】

「仕事を学びたい」「スキルをつけるために勉強したい」と、前向きに聞こえる志望動機ですが、採用側は、会社は勉強のために行くところではないと考えています。新しい仕事を始めると覚えることが多いですが、新しく学んだことを業務にどう活かすかを伝えると良いでしょう。受け身な印象を与えないためにも、会社にどのように貢献できるかを伝えます。

【成長させてくれる企業】

「成長させてくれる」という志望動機は、成長を会社任せにしている印象を受けます。成長は自らするもので、「成長させてくれる」「成長させてもらえる」という表現は、受け身な姿勢と捉えられるため面接NGワードです。成長意欲を見せるのはNGではないので、どのように成長したら会社に貢献できるか伝えましょう。

面接NGワード:待遇

面接NGワード:待遇の画像

面接で待遇に関して自ら質問する際は、聞き方やタイミングに注意しましょう。給与や休日、福利厚生など待遇面は、本当にわからないことだけを質問します。日本の面接で待遇面の質問が多いと、「仕事の内容や会社のビジョンには興味がない人」という印象になりかねません。待遇面の詳しい質問や確認は、面接が終わり内定が出た際に聞くこともできます。ここでは、待遇に関しての面接NGワードを2つ紹介しますので、見ていきましょう。

【賞与はどの程度もらえますか】

求人情報に賞与額が記載されていることはあまりありません。具体的な金額を知りたいからといって「賞与はいくらですか」と、ストレートに聞くことは避けましょう。給与のことばかり気にしているという印象を与えてしまいます。どうしても聞きたい場合は、「参考までにお聞きしたいのですが」と、一言添えてから質問するのが良いでしょう。

【転勤はしたくありません】

「転勤はしたくありません」とだけ伝えるのは避けましょう。正社員の求人は、転勤や異動が有りと記載されていることが多くあります。今すぐにはできなくても時間が経てば可能になる場合は、「〇〇な事情があり今すぐには難しいですが、1年後以降は可能になります」と、具体的に説明して理解してもらうことも大切です。どうしても転勤ができない場合は、不可能な理由とともに伝えるのが良いでしょう。転勤や異動せずに働きたいと考えているのであれば、転勤なしの仕事を探すことをおすすめします。

面接NGワード:仕事内容

面接NGワード:仕事内容の画像

仕事内容については面接のなかでも重要な質問です。面接官からの質問に面接NGワードを使わないことも大切ですが、自分が質問する際にも気を付けることを忘れてはいけません。面接では業務に対する姿勢や意欲が伝わるように回答しましょう。話し方次第で印象が変わりますので、低評価を受けないためのポイントを紹介します。

【〇〇の仕事はしたくありません】

「〇〇の仕事はやりたくありません」と断言するのはNGです。面接官からわがままで自分本位と捉えられてしまいます。やりたい仕事を聞かれたら、やりたくないことではなく「やりたい仕事」を素直に答えましょう。苦手な仕事があるのなら、やりたい仕事を答えた後に、不得意なことを伝えるようにします。そのあとに、「現在は不得意な部分を改善できるように努力しています」と、話せると好印象です。

【どんな仕事でもこなせます】

「どんな仕事でもこなせます」「なんでもやります」と答えた場合、面接官に上辺だけで大げさな人という印象を与える可能性があります。ポジティブで仕事に意欲があるように聞こえますが、根拠のない自信で発言するのは注意が必要です。質問の回答は、やりたい仕事を正直に答えて、理由を説明するのが良いでしょう。

【定時で帰りたいです】

仕事内容や待遇面の質問のなかで、「定時で帰れる仕事がしたいです」と発言するのは、避けましょう。普段は残業がなくても、繁忙期だけは残業や休日出勤があるという会社も少なくありません。伝え方によっては、仕事への意欲が低いと捉えられてしまうこともあります。残業時間を知りたい場合は、「前職では繁忙期に月〇時間残業しておりましたが、御社の平均的な残業時間を教えてください」と、質問すると良いでしょう。

面接NGワード:つい言ってしまう一言

面接NGワード:つい言ってしまう一言の画像

外国人でまだ日本語に慣れていない場合は、普段の口癖や相づちを面接でも使わないように注意しましょう。癖になっている言葉は無意識に出てしまい、気付かずに使っていることも多いようです。日常生活ではよく使われていて、面接NGワードとなっている言葉を紹介します。

【うんうん】

「うんうん」と相づちを打つのは、面接ではふさわしくありません。面接中は「はい」と言って相づちを打ちましょう。敬語に慣れていない外国人の方は、普段から「はい」と言う練習をするのがおすすめです。面接以外にもビジネスマナーとして、目上の方や仕事中の会話は「はい」を使います。

【なるほど】

「なるほど」「なるほどですね」は、面接中に使うべきではありません。面接の場では、「仰るとおりです」「はい、そうですね」などに変えて、理解を示しましょう。「なるほど」は目上の方に使うと失礼にあたる言葉です。面接が始まる前に意識しておきましょう。

【絶対や必ず】

質問に回答している場面で、「絶対やります」「必ずできます」と発言するのは、NGです。根拠のない発言は良い印象を与えません。絶対や必ずをつけるのが口癖になっていて、面接中に思わず使ってしまったら、「必ず貢献する、という気持ちで業務を行います」と、気持ちの表現に転換しましょう。

日本語に自信がない方には「面接前に正しい敬語を知りたい!外国人に向けてNG例や注意点を解説」のコラムもおすすめです。面接で正しい敬語を使用すると、好印象を与えやすく日本語スキルのアピールにも繋がるので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

まとめの画像

日本語や敬語にまだ慣れていない外国人の方は、想定できる質問の回答をあらかじめ用意しておくことがおすすめです。面接NGワードを理解するのは大変ですが、事前にしっかりと準備をして、面接を成功させましょう。

▼関連記事:就職活動(面接・履歴書・試験)

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