外国人向けに面接時のNGワードを紹介!してはいけない質問とは?

WeXpats
2024/05/21

面接で発言すると評価が下がってしまう言葉をNGワードといいます。普段、何気なく使用している言葉が、面接では評価を下げてしまう言葉になっていることもあるのです。
この記事では、面接での受け答えで注意すべき点や面接NGワードを紹介。質問内容別に使いがちな言葉や言い回しなどの具体例を記載しているので、これから面接に挑む外国人の方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. 面接NGワードとは?
  2. 面接NGワード:志望動機
  3. 面接NGワード:待遇
  4. 面接NGワード:仕事内容
  5. 面接NGワード:つい言ってしまう一言
  6. 逆質問で避けたほうが良い内容
  7. まとめ
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面接NGワードとは?

面接NGワードとは?の画像

面接NGワードとは、面接で発言すると評価が下がってしまう回答や質問のことです。
日本の就職・転職面接では、応募者の人柄や面接の態度で採用を決めることも少なくありません。細かいところまで見られているため、受け答えの内容はもちろん、話すときの言葉選びも慎重に行う必要があります。
NGワードが原因で不採用とならないためにも、事前にNGである理由を理解して、就職・転職面接を成功させましょう。

日本の面接のマナーについては「日本の面接を受ける際のマナーとは?服装や到着時間について外国人向けに解説」でも紹介しています。

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面接NGワード:志望動機

面接NGワード:志望動機の画像

志望動機は、ほとんどの面接で聞かれる質問です。前向きな内容の回答をしていても、面接NGワードが入っているとマイナスイメージを与える可能性があるので注意しましょう。

ここでは、よく言ってしまう志望動機の面接NGワードを紹介します。

【前から興味があったので】

「興味があった」「前から好きだった」という理由は、応募のきっかけであり、志望動機ではありません。応募先企業に興味を持つことは大切ですが、入社してからどのように会社に貢献できるかを伝えた方が好印象を与えられます。

応募先企業の製品やサービスが好きであった場合、利用していた側から提供する立場に変わることを意識して、志望動機を伝えると好印象です。

【御社で仕事を学びたい】

「仕事を学びたい」「スキルをつけて成長したい」といった言葉は前向きに聞こえますが、志望動機としては適切ではありません。企業の目的は利益を生むことです。そのため、学ぶことや自身のスキルアップのみを目的としている人は、歓迎されない可能性があります。

「学びたい」ことを伝える場合は、「仕事を通してスキルアップし、御社の◯◯事業に貢献したい」というように言い換えましょう。

【成長させてくれる企業】

「成長させてくれる」という言葉は、成長を会社任せにしている印象を与えます。成長は自らするものなので、受け身な姿勢と捉えられる表現は避けましょう。

志望動機では、「どのように成長したら会社に貢献できるか」を具体的に伝えるのがおすすめです。

志望動機の内容や例文については「外国人向けに志望動機の例文を紹介!NG例も知り就職や転職を成功させよう」にもまとめています。

面接NGワード:待遇

面接NGワード:待遇の画像

面接で待遇に関して自ら質問する際は、聞き方やタイミングに注意しましょう。
面接で待遇面の質問ばかりすると、「仕事内容や会社のビジョンには興味がない人」という印象を与えかねません。たとえ、給与・休日・福利厚生などが気になっても、本当にわからないことだけを質問しましょう。
ここでは、待遇に関しての面接NGワードを紹介します。

【給与は今より下げたくないです】

給与は働くうえで大切なポイントです。しかし、「給与は今より下げたくない」と発言すると、給料が低くなればすぐに辞めて別の企業に移る可能性があると捉えられてしまいます。

給与については、面接官から希望年収について聞かれたときに話すのが良いでしょう。また、年収アップを希望する場合は、根拠のある明確な理由を添えることが大切です。

【賞与はどの程度もらえますか】

求人情報に賞与額が記載されていることはあまりありません。とはいえ、面接官に「賞与はいくらですか」とストレートに聞くことは避けましょう。

どうしても聞きたい場合は、「参考までにお聞きしたいのですが」と一言添えてから質問するのがマナーです。

【転勤はしたくありません】

理由を述べず、「転勤はしたくありません」とだけ伝えるのは控えましょう。正社員の求人は、転勤や異動が有りと記載されていることが多くあります。

今すぐにはできなくても時間が経てば可能な場合は、「▲▲な事情があり今すぐには難しいですが、1年後以降は可能です」と、具体的に説明します。どうしても転勤ができない場合は、不可能な理由を伝えましょう。

転勤や異動をせずに働きたいと考えているのであれば、転勤なしの仕事を探すことをおすすめします。

転勤の面接でよく訊かれる「日本に来た理由」の回答については「転職の面接で外国人が聞かれる質問と回答例 「日本に来た理由」はどう答える?」で紹介しています。

面接NGワード:仕事内容

面接NGワード:仕事内容の画像

面接で仕事内容に関して聞く際は、聞き方に注意しましょう。NGワードを使うとマイナスイメージを与える可能性があります。また、面接官からの質問に対する回答でも同様です。業務に対する姿勢や意欲が伝わるような言い回しを意識しましょう。

【〇〇の仕事はしたくありません】

「〇〇の仕事はしたくありません」と、特定の仕事を避ける言い方はNGです。面接官から、わがままで自分本位と捉えられてしまいます。

面接では「やりたくない仕事」ではなく、希望する部署や職種を伝えましょう。やりたい仕事内容のほか、役立つスキルや貢献できることを合わせて伝えられると、より好印象を与えられます。
苦手な仕事がある場合は、不得意なこととして伝えたうえで、「現在は◯◯を改善できるように努力しています」と伝えると良いでしょう。

【どんな仕事でもこなせます】

「どんな仕事でもこなせます」「なんでもやります」と、根拠のない自信を振りかざすのはNGです。一見ポジティブで意欲があるように聞こえますが、上辺だけで大げさな人という印象を与える可能性があります。

面接では、得意なことやスキルを伝えたうえで、具体的にやりたい仕事内容を伝えましょう。

【定時で帰りたいです】

普段は残業がなくても、繁忙期だけは残業や休日出勤があるという会社も少なくありません。「定時で帰りたいです」という言葉は、仕事への意欲が低いと捉えられてしまうこともあります。

残業時間を知りたい場合は、「前職では繁忙期に月〇時間残業しておりましたが、御社の平均的な残業時間を教えてください」と、質問すると良いでしょう。

日本の企業での働き方や特徴については「日本の企業文化の特徴を解説!組織内での働き方や仕事の慣習を理解しよう」でも紹介しています。

面接NGワード:つい言ってしまう一言

面接NGワード:つい言ってしまう一言の画像

癖になっている言動は、無意識に出てしまいがちです。普段の口癖や相づちを、面接で使わないように注意しましょう。
ここでは、日常生活でよく使われている面接NGワードを紹介します。

【うんうん】

「うんうん」と相づちを打つのは、面接ではふさわしくありません。面接中は「はい」と言って相づちを打ちます。敬語に慣れていない外国人の方は、普段から「はい」と言う練習をするのがおすすめです。面接以外にもビジネスマナーとして、目上の方や仕事中の会話は「はい」を使います。

【なるほど】

「なるほど」「なるほどですね」「たしかに」は、面接中に使うべきではありません。面接の場では、「仰るとおりです」「はい、そうですね」などに変えて、理解を示します。「なるほど」は相手の言葉を評価している意味もあり、目上の方に使うと失礼にあたる言葉です。そのため、面接では言わないようにしましょう。

【絶対・必ず】

質問に回答している場面で、「絶対やります」「必ずできます」と発言するのはNGです。根拠のない発言は良い印象を与えません。「絶対」や「必ず」をつけるのが口癖になっている方は、日頃から注意しておきましょう。面接中に思わず使ってしまった場合は、「必ず貢献する、という気持ちで業務を行います」と、気持ちの表現に転換するのがおすすめです。

ほかにも面接で使う敬語については「面接で使う敬語表現を一覧で紹介!正しい言葉遣いを知って就活に役立てよう」、ビジネスで使う日本語については「ビジネスで使う基本的な日本語の例文を場面ごとに紹介!」でまとめています。

逆質問で避けたほうが良い内容

逆質問で避けたほうが良い内容の画像

面接の最後に、応募者が面接官に質問をする「逆質問」。面接官に自由に質問できるため、情報収集やアピールのチャンスとなります。しかし、逆質問でもNGワードは存在するため注意が必要です。

特に外国人が日本で面接を受ける際、逆質問で失敗するパターンが多いです。

「パワハラはありますか?」「残業はありますか?」「賞与はどのくらいですか?」など、聞きたいことを素直に聞いてしまい、印象を落としてしまう人がいます。こうしたデリケートな疑問は、失礼だと受け取られないように表現に気をつかう必要があるため、日本語が完ぺきでない場合は避けた方が無難です。

WeXpats Agentを活用してもらえば、聞きにくい質問はキャリアアドバイザーが面接前に企業に問い合わせることも可能です。ぜひご活用ください。

まとめ

まとめの画像

普段何気なく使用している言葉が、面接NGワードということもあります。そのため、事前に面接NGワードを把握しておくことが重要です。日本語や敬語にまだ慣れていない外国人の方は、想定できる質問の回答をあらかじめ用意し、面接の成功につなげましょう。

ライター

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